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【妄想】着ぐるみ小説スレ第3章【連載?】
1名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/02(火) 11:45:20
文才よ集まれ!
ここは着ぐるみを題材にした小説を載せるスレです。

【ルール】
あなたが作ったオリジナルの文章を募集します。
長い文章は何回かに分けて連載してください。(何話でも可)
識別の為、名前欄には必ずペンネームとトリップを入れてください。
トリップは変えないでください。
題材が着ぐるみならどんな内容でもOKです。
文章を読んだ人はこのスレに感想を書いてください。(任意)
では、がんがれ!

前スレ
【妄想】着ぐるみ小説スレ【連載?】
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/anime/846/1067870090/
【妄想】着ぐるみ小説スレ第2章【連載?】
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/anime/846/1081325649/

2名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/03(水) 04:51:24
>>1
5×9=63

3ある着ぐるみ愛好家:2005/08/11(木) 16:27:07
俺が着ぐるみを好きになったのは、いつのことだろうか、今の美少女関連の着ぐるみが横行している
しかし、結局のところ、外見と中身では、性別が異なる場合が多いのが現状であることもいなめない
のである。

 この世界に興味を抱き、インターネットでいろいろ調べた、案外、俺以外にも好きな人間が思っていた
以上に存在しているとゆうこと、これには正直、驚きと喜びを覚えた、自分だけだと思っていたのに、
世の中にはやっぱり、いろんな人がいるのだなと思った。
 
 ある、着ぐるみチャットに潜入して内部事情を観察してみることにした、いわゆる一般的な美少女を
模したキャラクターの着ぐるみをやっているところで、顔もかわいい、中身の人間もスマートであるため
に、最初見たときは女性と錯覚するほどだった。

 オフ会と呼ばれる、定期的にメンバーで集まって、自慢の着ぐるみを持ち寄って、着たり着せたりする
一種の親睦会のようなものがある、インターネットで知り合ったばかりの、しかも、相手の本名すらも
わからない男性たちが密集してHMだけでとりかわす光景は想像がつかなかった。

 彼らは、あくまでも趣味での友達であって、それ以外では、あまり接点はもたないらしい、なので
オフ以外では、あまり個人的に接触はしないようだ、まあ、中には腹をわってより親密に付き合って
いる連中もいるそうだが、その実態は定かではない。

 しばらく、チャットで親睦をとっていると、オフの話が浮上してくる、しかし、自分にはまだブツ
がない、ブツとゆうのは、この世界では着ぐるみのことをそう呼称する、これに関しては人により
違ってくるが、大体はこの呼び名らしい。

 あるメンバーと仲良くなり、一回自分のブツを見に来ないかと誘われた、自分はこれに二つ言葉で
承諾した、相手もまあ、自慢の着ぐるみをみせれることにえらく喜んでいるらしく、自分にとっては
またとない、実物の美少女着ぐるみが見れるまたとない機会だった。

 日曜日、自分は指定された時刻に、チャットで知り合ったBとゆう人物のいる町に行った、駅の
改札を抜けて、右手にある喫茶店が今日の待合の場所である、Bさんの着ぐるみ姿がHPで穴が開く
ほど眺めたが、実際、顔もわからない他人であるがゆえにいささかの緊張が走った

4ある着ぐるみ愛好家:2005/08/11(木) 16:27:48
携帯電話のメール交換もあり、どこに座っているかもわかった、角の席に、少し小柄な男性が声
もなく座っているのが見えた、自分は半信半疑で彼の側によってみる「Bさんですか?」と質問
したのにあわせ「はい、あなたがAさんですか?」と聞き返してきた。

 「はい、今日はよろしくお願いします。」「こちらこそ、よろしくお願いします。」と、まあ
一応の挨拶はすませた、しばらく気まずい沈黙が流れた「あの、写真とかいつもHPでみてます
いいですね〜。」、「はい、ありがとうございます、あの、ここじゃ立ち入った話もできないので
、とりあえず、ここでて、自分のとこで話しましょう。」

 そうゆう会話を交わして喫茶店をでて、彼の家と思わしきところまで、いろいろな話をしながら
歩いていった、やはり、彼も着ぐるみ好きでけっこう意見や考え方も自分の似通っている部分が多かった
ので、いい友達ができたなと思った。

 彼の家は、マンションだった、しかも着ぐるみしてるにはいい環境の最上階の一人住まいだそうだ、
親が会社を経営しているらしく、この時代にしてはけっこう裕福な生活を送っているようだ、彼は22
歳で大学院で勉強している学生なのだとゆう。
 
 プライベートルームなども、さらっと見回ってみるが、きちんと掃除されていて、チリ一つ落ちては
いなかった。「ここが、着ぐるみ部屋です。」と声をかけられて、一瞬ドキっとしてしまった、憧れ
のキャラクターがここに眠ってるんだとゆう変な緊張感があった。

 中に入ると、衣装がかけてあるハンガーが並んである、しかも全部女ものである、まあ、キャラがキャラ
だけに仕方のないことなのだが、部屋の一番奥にお面がかけてあった、そう、あのいつもHPでしかみれな
かった、かわいい女の子の顔が、今、まさに、自分の手の届くとこにいる。

 しばらくの間、それを眺めていると「せっかくだし、見ます?」と声をかけられた、「は・・はぁ。」
嬉しさが胸いっぱいにこみ上げてきた。「じゃあ、一回外の部屋で、待っててください。」といわれた
ので、その場を撤収することにした。

5ある着ぐるみ愛好家:2005/08/11(木) 16:29:53
15分ほどで、部屋からでてきたときはもうあの憧れのカレンちゃんだった、かわいい、かわいすぎる
細すぎず太すぎずの体、手、足、手まねきされるままに、自分はカレンちゃんの胸元に吸い寄せられた、
中身の存在などわすれさせるような華奢な体がもうかわいくて仕方なかった。

 外見からすれば、まず女性であるとしか思えないほど小さいカレン、かわいくこっちに抱きついて、
胸元を人差し指でちょろちょろかき回す仕草がまたなんともかわいらしいのだ、自分のせがれがもう
暴走を始めていた。
 
 それを知ってか、いきなり自分のサオを触ってきたではないか、これには少し驚いたが、悪い気持ち
ではなかった、むしろ、気持心地のいい感じがした、やはり、わかってるんだなーと思った、しばらく
そんなことしていると、急にカレンちゃんがしゃがみこんでしまった。

 「どうしたの?」すると、なんかのアクションをし始めた、そう着ぐるみになると喋ってはいけないのが
この世界のルールなのだ、このときのカレンちゃんは、なんかお姫様だっこをしてほしいようなことだった
らしい。

 外見は女の子でも内部は違うわけだし、自分でも正直持ち上げられるかどうか不安だった、どぎまぎして
いるのを見て、なんか泣き出すような仕草に変わった、「わかったよ、だっこだね、いけるかな、よっこいしょ。」
といって、カレンちゃんを持ち上げる。

 「ぐ・・思い。」とつい、口から弱音をはいてしまった、そこにペシっと、カレンがつっこみをいれる、まるで
私がデブみたいにいわないで、といわんばかりのつっこみ、だけど、その動作も実に女性らしくかわいいものだった
そのまま、近くの寝室のベットに下ろした。

6ある着ぐるみ愛好家:2005/08/11(木) 16:36:23
続きは、また次週以降にでもだします、ご意見ご感想お待ちしております。

7名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/12(金) 00:03:39
http://mahoblue.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/bbs/joyful.cgi

8名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/12(金) 10:16:26
>>7
スレ違い。

9ある着ぐるみ愛好家:2005/08/17(水) 08:39:15
カレンちゃんをベットにつれこんで、自分の中の性欲があふれでてきた、彼女もいないので女に飢えていたのか
 中身がBさんとゆうことを忘れていたのか、自分の中でもう内部がどうとか意味をもたなかったのだろう、必至
 に抱き合いながら、マスクをとおしてキスをしてしまった。

 股間の部分はやはり、幾重にも加工がほどこされていた、男性の象徴の痕跡はなく、なだらかな女性らしい曲線を
 描いている、そこを指をなぞるとビクっとカレンちゃんが反応する、刺激が内部の人間にも伝わっている証拠である
 思い切って少し強く押してみた。

 カレンちゃんは、体をのけぞらしていい反応をみせてくれる、内部の人間に直接刺激をあたえている、ショーツを
 履いている、シルクの白いショーツ、もうここまできたのだからいけるところまでいけばいい、そう思って、ショーツ
 を脱がせてしまった、カレンちゃんも最初は恥ずかしかったのか股間を手で覆ってしまった。

 その手をゆっくりほどいて、肌タイツの股間をあらわにさせる、足をひろげて、股からお尻のほうを自分にむけさせて
 みた、華奢なカレンちゃん、毎日、毎日、HPをみながらこんなかわいい着ぐるみちゃんと、できたらなーと、自慰行為
 をくりかえしてきた、集大成がここにある。

 足のつけねの間を入念に何回も指でなぞってみる、そのたびにピクピクとカレンちゃんは反応していくのが面白いのだ
 内部の人間にもその気持ちのよさがつたわっているようだ、お尻の割れ目に手をいれて、指を差し込んでみる、なぞって
 みるが穴らしきものはわからない。

 幾重にもほどこされた、構造ではそれ自体をつけとめるのは困難なのもだろう、しかし、まあ、穴なんてものは人間なら
 誰にでもあるし、位置などだいたい検討がつく、ここかなとゆう検討もついている、それをしていいのかどうかわからない
 がやってみたい、竿がもう破裂しそうならい勢いたっている。

 悪いとは思いつつも、適当についてみる、プス、するとカレンちゃんがものすごい反応をする、ビンゴだったようだ、その
 周辺を指でくりくり撫で回し、もう一度穴の中心をつく、ここが着ぐるみカレンちゃんの大事な部分なんだ、そして内部の
 人間の大事な部分でもある。

10ある着ぐるみ愛好家:2005/08/17(水) 08:41:56
少し、つよく指をねじ込んでみたくなった、なんか覆っている布事態は股よりは薄いことがわかった、ここをつくことで、
 内部の人間により刺激を与えることができる、少し力をいれてみると、布ごと内部に入っていた、背筋に電気が走ったよう
 な勢いでカレンちゃんが反応する、布ごしとはいえ、今、自分の指はカレンちゃんの体の中に入っているのだ。


 指と布が、メリメリ内部をついていく、第一関節まで、入ったところで、もう、カレンちゃんが限界サインをだしたので
 やめた、「ごめんなさい、つい、調子に乗ってしまって。」すると、カレンちゃんが、俺の上にのっかってきた、まるで
 い「いいの」ってゆうようなリアクションをとる。

 すると、今度はカレンちゃんが、カレン自身を指さして、今度は俺の方に指さす、そして、また自分に指をさしだした、どう
 ゆう意味なのかは大体察しがついたが、気が動転して混乱してしまった、そう、今度は自分がカレンちゃんになれとゆう、
 サインなのだ、俺の心臓は爆発しそうだった。

 隣の着がえ部屋に一緒に入った、カレンちゃんが、着ている服のファスナを下げてくれとゆうようなアクションをしたので
 そのままさげた、ワンピースの服を脱ぎ、下着をはずす姿はまさに女性、そして、最後にお面をはずす、そこからは男性の
 頭がでてきた、とはいっても全身タイツののっぺらぼうだった。

 ファスナをおろして、やっとでていた、「もう、Aさんったら、やばすぎっすよ。」「ご、ごめんなさい、もう我慢できなく
 なってきて、本当にすみません。」、「もういいですよ、私もけっこう楽しめましたから、さて、今度はあなたが、カレンに
 なってください、タイツは私のスペアを貸しますから、着替えは手伝います。」

 Bさん自慢の矯正下着をつけ、全身タイツで体を覆った、のっぺらぼうだが、視界は悪くはないのに驚いた、タイツはBさん
 のサイズなので多少窮屈だが、この全身をしめつける感覚はたまらなくよかった、下着をつけて、メイド服を着ることになった
 いままで生きてきてメイド服を着ることなどなかった、不思議な快感につつまれる。

 最後にお面、これが一番緊張する、小さいお面、はめるときすこしコツがあるらしく、そこはBさんに教えてもらった、とうとう
 自分の顔に憧れのカレンちゃんの顔が座ったのだ、覗き穴は目のわずかな部分だ、Bさんはこんなところから見ていたのだから
 すごいと思う、Bさんがスタイルミラーをみせてくれた、そこには、メイド服を着たかわいい女の子が立っていた。

11名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/18(木) 20:09:04
早速きたー!

12ある着ぐるみ愛好家:2005/08/23(火) 09:34:52
 自分ではない自分に酔ってしまった、憧れの着ぐるみカレンちゃんに今まさに自分
がとりこまれているのだ、自己陶酔の世界だ、すると、肩に手が回ってきた、Bさんだ
すっかり忘れていた。

 「さっきは、きみが楽しんだでしょ、こんどは僕がいい思いをさせてもらう番だね、
さ、ベットにいこうか。」とゆう、うなずく自分、Bさんの寝室につれていかれる。手
をひかれるままに。

 「きみ、素質あるんじゃないかな、内股で実にかわいいよ、本当の女の子みたいだ。」
とBさんはゆう、そんなことないって、クリンクリン首を振るが、それも女の子のような
仕草でかわいいらしい。

 身も心も女の子になってしまう、不思議な魔力があるのだ、ベットに寝かされ、しばらく
抱擁された後に、服を脱ぐことになった、メイド服を脱ぎ、下着になったら、さすがに恥ずかしい
さっき、Bさんが隠したくなる気持ちもわかった。

 「綺麗な体だね、さすが、僕のカレンだね、普段では一人じゃできないから、たまってる
んだよ。」補正と強制を兼ねた下着の股間の間を触られた、手なれた手つきで触るBさん
内部の自分がいきそうになるほど気持ちのいいものだ。

 「いきそうなんだろ?いってもいいよ、ちゃんと吸収してくれる素材だから、僕もカレンに
なってるときにはいきそうになったらそのままいくから。」そういわれると、気が緩んだのか
一回、体をビクっとさせ、そのまま落ち着く。

 「いったみたいだね、じゃあ、もお一回くらいいかせてあげる。」そうゆうと、Bさんは
カレンの穴を探りだした、さっき自分がカレンにやったことなので、反論などできはしなかった
のだ。

 「ここかな?」そのまま、Bさんの指を布が自分の穴に入ってくる、想像できない快感が体中を
襲う、「へへ、気持ちいいでしょ、ここが、カレンちゃんの大事な穴なんだ、僕ときみしか
知らない秘密の花園だよ。」

                               続く

13名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/23(火) 21:56:55
続編キター!

14ある着ぐるみ愛好家:2005/08/27(土) 09:49:46
少しずつ、少しずつタイツを通して指がねじ込まれていくのがわかる、抵抗できない
「スペアといっても特別なんだ、ここをこうすると。」一旦指をぬいて、タイツの切れ目
をさぐると、パクっと割れたような感触がある。

なんと、タイツがきれてしまった、Bさんはそのまま、再度指を差し込む、指が穴にはいる
「ああ、これがカレンの中、あったかいな〜。」そのままピストン運動を開始しはじめた、
抵抗したいが力がはいらない。
 
 自分は今はカレンとゆう女の子の中で、最高の快楽を味わっている、自分が男だとゆう感覚
などもうどこかに消え去っていたのだろう、カレンとゆう女として一人の男性から、最高の愛
に表現をもらっているのだから。

 前立腺を刺激され、言葉がでない快感が自分の中を走った、「大丈夫?脱ぐ?」
とBさんがゆうが「いや、カレンの皮を脱ぎたくない」そんな思いでいっぱいだった
今、これをやめたくない。

 あまりの気持ちよさに、ついにいってしまった、幸いつけていた下着が自分のものを
吸収してくれたので、タイツを汚すことはなかった、一時、そのまま抱き合ったあと、
着替えをすることになった。

 お面をはずして、タイツを脱いで、自分はカレンからでてきた、「はふ〜、はぁはぁ
疲れました。」「お疲れ様、よくがんばったね、よかったよ、さ、シャワーでも浴びて
すっきりしなよ。」とBさんがゆう。

 そのまま、今日はBさんの家で二人で着ぐるみの話しで一晩がずぎていった。

           終わり

15名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/27(土) 22:42:52
クライマックスキター!なんっつうか実際にありそうな光景ですねえ(w
それにしても、短くても良かっただけに最後の「ズ」が惜しいですorz

16名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/28(日) 11:39:16
ちゃんと結末まで持っていっただけでもエライ!

17名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/29(月) 02:28:30
最初しか読んでないけど、男同士は萎える。
ちとキモイ。こんなもん萌えるんか?

18名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/29(月) 18:52:06
妄想力でレズなオナノコに変換で無問題

1900/00 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:12:45
以前、マスコットの話を書いた者です。
ROM人に戻るとか言っといて、のこのこ出てくるのは恐縮ですが
もう一本書けたので、またお付き合い下さい。

と言っても、希望されていた話の続きは、どうにも思い付かず
結局、新しい話にしました。

元ネタは、いろいろ有りますが、
書き方は、電〇文庫のイリ〇と猫の〜を参考にしています。

お陰様で、だいぶ楽に書く事が出来ましたが
長くなってしまったので、今週中3〜4回に分けて載せます(多分)。

※ 気を付けたつもりですが、丸パクリになってる文章がありましたら
  それは、本当にごめんなさい。
(長くなり過ぎて、自分でも訳が判らなくなってます…スミマセン…)

2001/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:13:52

灯乃町イベント奇譚

【 − 取り合えず町が 素寒貧な件について − 】


そこは年が明けつつも、どこか暗い雰囲気が漂う田舎町。
その原因は、景気よく降る雪の所為でもあり
長引く不況の所為でもあり、少子高齢化の所為でもある。
簡単に言うと、寒くて貧乏で若さの無い町だった。

一月某日。灯乃町・元消防団詰め所、二階…。

叩けばアスベストが舞いそうなヒビ壁に、叩かなくても五月蝿い板張り床。
ガタつくパイプ椅子と、脚の開閉が異様に硬い長テーブルは仲良く錆付き、
部屋の片隅ではリサイクル屋で購入した石油ストーブが、値段に見合うチープな働きをしている。
その安い熱気の所為か、部屋の空気もどんよりとした鉛色に見えた。

この昭和空間に華をそえるのは、難しい顔をした30〜50代のオヤジ達。
一見くたびれたオヤジ達にしか見えないが、その双眸(そうぼう)はギラつき、
ボードに書かれた《平成〇〇年度・灯乃地域活性会議》の文字を睨み付けている。

新年早そう、灯乃商工会議所・観光部会の面々が集まるのには訳があった…。

2102/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:14:41

「UFO・ツチノコと来たから…今度はカッパか?」
1人のオヤジが地域活性のアイデアを提案する…が、別に酒が入っている訳ではない。
灯乃は、昔からオカルトネタに恵まれており、その手の騒ぎが起きると
当然便乗して小銭を稼ぐという、実にステレオタイプな田舎なのだ。

「カッパは無理だろ?そこまで行くと科学的じゃないっつーか…第一カッパってブームなのか?」
「UFOとツチノコは科学的なのか?」
「そう言う意味じゃなく、ノリでUFO捜したりツチノコ捜す観光客はいても、カッパは無理があるだろうと…」
「そう言えば灯八池に、変なザリガニが出るって聞いたな」
「ありゃ、ただのウチダザリガニだよ。珍しいモンじゃなく、確か駆除の対象になってたような…気が」
「害ザリガニでも、いいんじゃないか?一番大物を捕まえたら優勝とか」
「珍しくもないザリガニを捕まえに、わざわざ酢イカぶら下げて来る客なんているか?」
「酢イカくらい、無料配布でいいんじゃないか?」
「そーいう意味じゃ、ねーよ!」
「ンなら別の案出せよ!」
「だからツチノコの時みたいにカッパの写真撮ったら、霜降り5キロでいいでしょ?」
「カッパは却下つってんだろーがっ!」

ひなびた温泉宿が並び、民話の世界が活きる情緒豊かな田舎も今や昔…。
今では、立ち並ぶ廃ホテルと、寂れた温泉街と、使い道のないバブルの箱モノが
ジェットストリームに景観をぶち壊すダメダメ観光地に落ちぶれていた。

2203/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:15:25

「…灯乃町は宇宙人に狙われている…」
カッパ派とザリガニ派に分かれ議論が紛糾する中、
腕を組んで難しい顔をしていた議長役で最年長の山田がポツリと呟いた。
「「「「 …ハァ? 」」」」と、両派が無理もない反応をする。

「UFOネタは、そう言う見方も出来るとは思わないか?諸君。…そこでだ!!」
呆気に取られる一同に背を向け、山田はホワイトボードに《正義の味方ツチノコマン》と書き殴った。
「どうだ?」ニヤリと笑う山田。
「「「「 なにが? 」」」」と一同。

「何がって……ふつーぅピンと来るだろっ!ご当地ヒーローだよ!ゴ・ト・ウ・チ!」
頭を掻き毟りながら、ペン先をボードに何度も叩き付け力説する山田。
「「「「 あ〜…っ 」」」」
だが、議長の予想に反して会員の反応は、イマイチだった。

2304/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:16:11

「何だお前等、そのシラケタ反応は?」
「あの…今時、ヘルメットをペンキで塗りたくったような手作りヒーローなんて珍しくもないなぁ〜と…」
ザリガニ派で一番若い佐藤が恐る恐る進言する。
「第一そんな即席マイナーヒーローを、わざわざ観に来ますかね?」
隣に座るカッパ派の田中も同調した。
「うっ…むぅ…」
お手盛りアイデアの不備を指摘され唸る山田。

「いや…有名人が関われば、ちょっとは話題になるんじゃないか…?」

これまで、どちらにも付かず沈黙を保っていた鈴木がポツリと呟いた。
「なんだ鈴木。お前、どこぞの知り合いに有名人でもいるのか?」
「いや、山科さんトコの2番目の娘(コ)が東京で漫画かいてて、結構売れ…」
「瑤修譴゙っ!!」

皆まで聞かず山田が身を乗り出し、鈴木を指差す。
こうして(他の面々は話が跳び過ぎて、ついて行けないまま)地域活性プロジェクトはスタートした。

2405/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:16:56

とある片田舎で、そんな会議が行われてから約半年後。
都心にある築15年のアパートに巣くう山科真由美(やましな・まゆみ25歳♀)は腐っていた。
「はぁぁぁぁぁぁぁ…っ」
深い深い溜息をつきながら、万年床にゴロりと寝転ぶ。
その周りにはコンビニ産の生活ゴミと、試供品の化粧品と、1コインの雑貨が
地球に優しくない堆肥となって、フローリングを埋め尽くしている。

「だるぅ……」
白のショートパンツから飛び出す細い太ももをポリポリ掻き
醤油がしみ付いた団扇で、ネットリした生活臭漂う空気をかき回す。
怠惰を絵に画いたような生活だが、
この女、身だしなみだけは小奇麗で、掃き溜めに鶴状態を自ら作り出していた。

(まいったなぁぁぁぁ…っ)
鬱で鬱でしようがない…。
この歳で小皺が目立ってきやがった。
イメチェンのつもりで髪を染めたら、安っぽいお水にしか見えないのが腹立たしい。
役者なのにバイトをしないと食って行けないのもムカツク。
そして何より、うっかり引き受けてしまったキャラクターショーに気が滅入った。

2506/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:17:48

【 − その名は ゆぅまぁズ − 】


5時間前。アクションクラブ焦魂塾の稽古部屋…。

−未確認戦士・ゆぅまぁズ4−

江井國(えいこく)・ねす子
叶多御御(かなだおご)・ぽご子
蕪木(かぶらぎ)・ちゅぱ子
大和津(やまとつ)・ちの子

スペース・ロブスター
エイリアン・ακ(あるふぁかっぱ)
エイリアン・βκ(べーたかっぱ)

((((なンんんんぢゃ…こりゃ?))))
稽古部屋に集められたメンバーはボードに書き列ねられた名前を見、心の中で同じ感想を漏らした。
「今度やるアクションショーの詳しい資料と衣装が届いたので、今から説明する」
ホワイトボードを背にブリーフィングを始める、いかつい男。

このアクションチームを取り仕切る殺陣師・庵西守(あんざい・まもる47歳♂)
映画のスタントからドラマの殺陣指導まで幅広くこなす、アクション一筋ウン十年の超ベテラン。
特にヒーローショーでのマイクパフォーマンスはマニアの間で定評があり
庵西目的で足を運ぶファンがいる程だった。

2607/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:18:45

「まぁローカルヒーローの変り種みたいなモンだと思うが、どちらかというとメルヘン系だな」
そう言いながら、筒状になっているポスターを広げボードに張り付けて行く。

《灯里山に現れるUFOの目的は、灯乃町の侵略だった!》
《今、灯乃の危機を救うため4人の戦士が立ち上がる!》

そこには、ベッタベタな煽り文句の下に
いかにもアニメアニメした美少女キャラクターが4人、バラバラな方向を向きながら
必殺技?のポーズを決めていた。
臨戦体勢を取りつつ満面の笑みという、殺る気満々な意思表示。
対話による解決など、キラキラした眼中には無い。

「前にも言ったが殺陣(たて)は、かなりハードな物になる。だからこのメンバーを選んだ。
まず、引き受けてくれて有難うと先に言っておく」

その時、真由美は庵西の言葉など耳に入っておらず、《灯乃》というキーワードと
アニメ画の端にある《キャラクターデザイン・MANAMI》という文字に
目が釘付けになり、頭の中が真っ白になっていた。

2708/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:19:39

再び、今現在の湿気ったアパート…。

実家のある灯乃を出て7年。
その間、ろくに連絡も取らず帰省もしていない。
《成功するまで絶対帰らない!》と啖呵を切って飛び出した為、帰るに帰れないのだ。
「はぁ…」
ダニと湿気をタップリ含んだ煎餅布団の上で都合14回目の溜息を付き、物思いにふける。

あの画は間違い無く、妹の真奈美が画いたものだ。
大人しい性格で漫画ばっかり画いてた妹が、こっちに来てるだけでも驚きなのに、
一人前になって成功している…。
その事を知ったのは、一年以上前の話だが連絡のやり取りはしていない。
薄情な姉だとは思うが、ミジメな自分を見せるのが怖くて、どうしても出来なかった…。

その結果、妹とも7年間会わず仕舞いで今に至る…。
妹は某少女漫画雑誌に連載まで持っているのに、姉の自分はバイトで食い繋ぐ日々。
チャンスをモノに出来る役者は、ホンの一握りというのは知っているが
肝心のチャンスとやらは、一行に訪れる気配が無い。
思えば上京して間も無い頃
キャッチに捕まり30万の美容器具を買わされたのがケチの付き始めだった…。

2809/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:20:30

「あーーーっいやだいやだ!行きたくなぁーーーーいっ!」
年甲斐もなく手足をジタバタさせ、一人寂しい駄々をこねる。

この企画に妹が起用されたのは、偶然とは思えなかった。
依頼主はきっと真由美のことも知っているだろう。
その口から、実家の方に知らせが行ったらどーなるか…。

(せめて普通の役者として普通のお芝居をしに行くなら、もうちょっとマシなのに…。)

食うに困っていた所を庵西に拾われた真由美だが、心のどこかで《着ぐるむ仕事》を蔑んでいた。
自分でも最低な奴と思うが、それが真由美の偽らざる本音だ。

そして蔑むが故に、身内に着ぐるみ姿など見せられない…。
モノには順序があり、成功を手にする前に地元に帰るなど…、
大喧嘩した母親にそんな姿を見せるなど《ビンボーです。ミジメです。ウレてません》と
全身で訴えているようなものだ…。

それは己のプライドに掛けて、有ってはならない敗北だった。

2910/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:21:16

4時間30分前の稽古部屋…。

配役が発表され真由美には、ねす子という役が割り振られた。最悪な事に主役らしい…。
「じゃぁ、山科はネッシー娘という事で」
そう言いながら庵西は、部屋の片隅に置かれたダンボールを引きずって来る。
「取り合えず衣装が合うか確認してくれ。合わないなら配役を代えるから」
「あ、あの…」
「ん?どうした?」
「…い、いえ。なんでもないです…」
真由美は《この役降ります》の一言が、どうしても言い出せない。
アクション中心と聞いて引き受けたショーだが、灯乃町の依頼とは聞いていなかった。
しかし、今更断るとなると…。
指名までされたのに、その信頼を裏切るとなると、納得の行く説明が必要だ…が。

《実家に知られたくない》で、納得してくれるとは思えないし、
何故、知られたくないかを聞かれれば《着ぐるみ姿を馬鹿にされるのが嫌》という答えになる。
人生の全てをコノ世界に奉げてきた庵西に、そんな理由で断るなど口が裂けても言えなかった。

それに降りる事によって被(こうむ)る経済的な損失は、今後の生活を確実に脅かすだろう…。
ビンボー役者にとって、今回のギャランティが眩しく見えるのも、また事実なのだ。

3011/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:22:01

【 − 羞恥心 と 首長竜 − 】


(……?)
プライドとゼニ勘定の板挟みに苦しむ中、
無意識に開けた箱の中には、トンデモないブツがひそんでいた。

(……。これ…、着るのぉぉぉぉぉ…っ!!)
まるでエロいメイド服というか、アレなレストランのウェイトレスというか…。
日常生活では絶対お目に掛かれない、チュチュみたいな衣装が姿を現した。

白い衣装に青のふち取りが施された上半身はレザー製で、裾が折り鶴の羽の様になっている。
その羽が前後2枚づつ乗っかっている青いスカートは布製で、
傘のように真横に広がり、ちょっと屈むとペチコート(チュール)のヒラヒラが丸見えになってしまう。
さらに膝下まであるブーツは白地に水玉模様で、某初恋飲料を連想させた。

(……カ〇ピス?)

夏向きなデザインと言えなくもないが、季節によって恥かしさが変化するとは、とーてい思えない。
思えば子供の頃からマンガばっかり画いて、お洒落には気を使わない妹だった。
姉としての指導不足が実を結び、トンデモ衣装となって真由美の前に立ちはだかる。

3112/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:22:52

その他のパーツに目を向けると
アクアマリンの瞳は、虹彩の部分だけでもタマゴくらいある。
小さな鼻は、鼻というより突起と言った方が近いかもしれない。
ワの字みたいな形の口には、赤いメッシュ生地が張られ、
黒目の部分に張られたメッシュと合せれば、視界は悪くない筈だ。

髪型は黄色いドールヘアをツインテールにしたもので、根元に赤いリボンが縛り付けてあった。
そして最大の特徴はスカートから飛び出した尻尾と、丸ごと首長竜になっている右腕。
尻尾はスカートの中の秘密ギミックによって斜め上を向いたまま、猫が興奮しそうな動きを繰り返し
可愛い顔( ゚ー゚)をした首長竜は、パペットとして一人芝居も出来る優れもの。

真由美も戦隊モノや菓子パンショーの経験ならあるが
コレほどのブツは一度も、お目にかかった事がない。
このパンチの効いた着ぐるみは、迷う心をフリーズさせるのに十分なインパクトを放っていた。

3213/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:23:39

「うわっ…小物多い…っ。」
「ちょ…これ身体のライン目立っちゃうじゃない!」
「あ、ちょっと可愛いかも…」
オゴポゴ娘の川原泉美(かわはら・いずみ21歳♀)が、次々と出てくるバンドやチョーカーに文句を言い
チュパカブラ娘の池田ちづる(いけだ 23歳♀)がレザーの迷彩ブラに悲鳴を上げ
ツチノコ娘の沼越千佳(ぬまこし・ちか19歳♀)は面が被っているツチノコ帽子に心を奪われた。

「……これ。パーツ足りなくないですか?」
一方、ヒロイン4体で予算が切れたのか、悪役の方は実にシンプルな衣装が出て来た。
スペースロブスター役の海老原学(えびはら・まなぶ23歳♂)が
触角のないレイク・ロブスター(ウチダザリガニ)の頭と巨大バサミ、
それに黒のトレーナー上下を見て途方にくれ

「…なんでカッパなんだ?」「さあ…」
エイリアン役の小西勉(こにし・つとむ23歳♂)と茶山誠(さやま・まこと22歳♂)が
皿とクチバシの付いたグレイっぽい宇宙人を見て疑問を投げ掛ける。
銀色の肌に緑の皿と黄色いクチバシの付いた面は、ギャグでやっているのか
色指定のミスなのか、判断に悩む2人だった。

「文句ばっか垂れてねーで、とっとと着替えろ!ウスノロがぁ!」
ブー垂れるメンバーに苛立ち、庵西の怒鳴り声が稽古部屋に響き渡る。
庵西にとって口の悪さも愛情表現の一つなのだが、メンバーは思うのだ。
不器用過ぎだと。

3314/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:24:28

4時間前の稽古部屋…。

すっかりアニメキャラクターになった面々が戸惑った様子で、鏡に写る己の姿を見ている。
プロと言えど、全てを吹っ切るには少々時間が要るようだ。

「この資料によると、この姿は変身した状態であり
呼び名も、ゆぅネス子・ゆぅポゴ子・ゆぅカブラ・ゆぅツッチーとなるので各自憶えておく様に」

((((なら、最初からそっち書けよ…。))))

庵西を除いた、メンバー全員が心の中で突っ込む。
『あの…』
ポゴ子に入っている川原が、肘先から広がるイルカヒレを遠慮がちに上げ
「なんだ、ポゴ子?」
『これは、地方でやってるアニメか何かですか?』と、質問した。

「ん…?あ!、まだ言ってなかったな。
この作品は灯乃町が運営している公式HPを中心に展開しているそうだ。
灯乃の平和を守る為、謎の少女達が謎だらけの敵と戦うって話で
HPはキャラクターの説明と読み切り漫画、壁紙プレゼントに掲示ばン…とっ…ありきたりだな。
しかし、人気漫画家を起用したのが功を奏して、カルト的な人気を呼んでいるそうだ。
ついでに言っておくと、ココにいる敵役(かたき)は、クライアントのオリジナル案だからHPには居ないぞ」

3415/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:25:20

設定資料を確認しながら、皆に説明する庵西。
補足しておくとHPには、地元作曲家に依頼して作ってもらったイメージソング
《song for U・M・A》と夏にピッタリな《未確認おんど》も一番まで公開されている。

『…その人気の漫画家さんって、どーいう人ですか…?』
カブラに入っている池田が、鋭い爪の付いたグローブを上げ質問する。
「灯乃町出身の漫画家だそうだ。この企画もそれが縁で立ち上がったらしい…」
身体がピクリと反応してしまうネス子。

「んで…、連載中の東京ミュータント物語ってのがウケてるらしい…な、
内容はショッ〇ーみたいな奴等に猫娘にされた女の子が、恋と報復にうつつを抜かす青春モノだそうだ。
漫画自体は小中学生に、萌な絵がオタクに受けてブレイク中…と。他に質問は?」
『ショーは完パケ(完全パッケージショー)ですか?』
ザリガニ海老原が、旨そうなロブスターバサミを上げ質問する。

みんな、つい敬語になってしまうのは、体育会系特有の上下関係が活きている証拠であり
庵西のことを、尊敬と信頼と畏怖すべき先輩として崇めている証拠でもある。

3516/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:26:08

「いやライブとテープのハイブリッド(まぜこぜ)だ。そのテープはこれからウチで作る」

『『『『えぇぇっ!!』』』』
ハードな物とは聞いていたが、庵西が作るとは聞いてないメンバー全員が驚愕する。
その理由は、ショーの内容が容易に予想出来てしまった為で…。

「一応オリジナルショーってことで、この設定資料を元に製作を依頼された。
何せ、どんな客層が来るか判らないショーだからな、
どんな客が来ても、盛り上がる様にするのが我がチーム当面の目標だ」
ニヤッと笑う庵西。
この男は、型にはまったパッケージショーより
お遊びが出来るヒーローショーの方が好きだったりする…。

だから、この男が書くシナリオが
作者の思い描く、ゆぅまぁズ4とかけ離れたモノになるのも無理もない話だった。

後日、悪役の名前が宇宙ザリガニ・エイリアン太郎・エイリアン次郎に改名され
プラズマUFOでやって来た悪の教授が追加された…。

3617/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:26:57

【 − 魂を 焦す塾 − 】


そして10日後の稽古部屋……。

庵西の行動はパワフルかつスピーディーだった。
ファックスとメールで灯乃観光部会と綿密な打ち合わせをしつつ
自ら、違う展開の台本を瞬く間に書き上げる。

そして専門学校を出たばかりの新人声優を起用し、コネを使って録音スタジオとスタッフをかり受け
素人臭さが抜けてない彼女達を、なだめすかして一日で録音を終わらせた。
そしてそこから使えそうな台詞を繋ぎ合わせ、使えそうなBGMを選び出し
地元バージョン・ファミリーバージョン・大きなお友達バージョンのショーテープ(MD)を作り上げた。

これまでの経験と人脈のおかげで、驚くほど低予算で出来たテープだが
声優全員が仕事内容とギャランティの、かけ離れっぷりに涙した事を付け加えておく。

3718/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:27:44

「そんな汚ねぇ側転見せんなっ!!ピシっと脚伸ばせ!!ピシっと!!」
「立ち位置ズレてんだろーが!、何年やって来てんだっ!!」
「脚が低い!相手の顔面に当てるつもりでやれ!いや、どうせ野郎だから蹴っちまえ!」


焦魂塾の稽古部屋に、殺陣の鬼と化した庵西の怒声が響き渡る。
メンバー全員の嫌な予想は見事に的中し、
どのお芝居もアクションてんこ盛りの超ハードな内容に仕上っていた。

ジャージの時は、どうにかこなせたメンバーも
慣れない面を着けてのアクションとなると動きが鈍り、技のキレも霞んでしまう。

その霞んだ箇所を見付けては、一つ一つ潰していく庵西の卓越した洞察力。
鬼の口から非情・非道な要求が次々と飛び出し、
メンバー達は面の中で涙しながら、本番に向けて稽古の日々は続く。
涙の果てにある、子供達の笑顔を夢見て…。

            ・
            ・
            ・

なんてポエミーな人など、現実主義のゆぅまぁチームに居る筈もなく、
皆、かつかつの生活を潤すギャラを夢見て、稽古の日々は続くのだった。

3819/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:28:43

「おいネス子、ネス子ォ!…やましなぁ!」
『は、はいっ!』
「ネッシーが垂れてる。ちゃんと上げろ!」
『はいっスミマセン!』
稽古開始以来、主役を張る真由美には
《右腕を胸より上にあげ、常に猫パンチ状態しておけ》というキツイ注文が付いていた…が。
筋力に恵まれていない腕が、疲れと共に下がってしまうのは、やむを得ない事だろう。

ただ偶然にも、
右腕が下がり出す頃合と、時計針が休憩時間をさす頃合にそれ程の誤差はなく
時計を見るにも、いちいち顔全体を向けなければならない着ぐるみ達にとっては
何気にありがたいアナログメーターだった。

「お前、最近ヘンだぞ。腹でも痛いのか?」
『いえ、全然健康体です!問題ありません!』
ヤケクソ気味な声を張り上げ、ネス子が応える。

結局、真由美は何の打開策も見出せないまま、時間だけが過ぎていった。
と言うか連日の厳しい稽古が、イイ感じに現実逃避になってしまい
心地良い汗が、快眠の毎日をお約束するという、恐ろしい罠に嵌っていのだ。

3920/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:29:36

「本当か?なんか元気無いように見えるぞ」
『大丈夫ですっ!精神も健全そのものですっ!』

しかし公演日が近付いて来ると、忘れていた現実が頭をもたげ
バックれ女を日に日に飲み込んでゆく…。
そして頭までズッポリ飲み込まれた真由美が出した答えは、
運を天に任せ、自分は知らぬ存ぜぬを貫き通す…と言う、実に後向きな妙案だった…が。

「そうか?その割に雰囲気暗いぞ。故郷での凱旋公演なんだから元気出していけ」

庵西の励ましに、ネス子の動きが止まる…。
が…真由美の方の動きは止まっておらず、面の中で口をパクパクさせ

『…はんでそれほぉ』

そんな台詞を無意識の内に漏らしていた。

4021/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:30:19

「なんだ?ホントにそうなのか!?クライアントの打ち合わせでお前の妹の事聞いたぞ。
似たような名前だったから試しに聞いたら、そんな名前の姉貴がいるって。
お前、商工会の鈴木さんって名前に心辺りないか?確か青果業やってる…」
カマを掛けた本人が驚き…。

『えっ!MANAMIさんって、まゆ先輩の妹さんなんですか!?』
ツッチーも驚きの声を上げる。

その声が引き金になったのか、ネス子は膝を付き
倒れそうな身体を、左腕とネッシー腕で支えつつ頭(こうべ)を深く垂れた。
ツインテールが床をなでる…。
ネス子の顔は笑ったままだ…。

しかし真由美は、心のどこかで何かが崩れる音を確かに聞いた。

            ・
            ・
            ・

4122/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:31:02

結局、灯乃出身でMANAMIは妹の山科真奈美であることがメンバーにもバレ
母親との喧嘩で実家に7年も帰ってない事を告白させられる真由美。
本音である所の《着ぐるみ姿を馬鹿にされるのが嫌》というのは秘密のままだ。

「うはははは、そうかそうか。それは帰り辛かろう……うっふっふふふくっひっ」
不思議なひき笑いをしながら、物凄く嬉しそうな庵西。
『先輩、今度サイン貰えますか?』と沼越ツッチー。
『…そっちも7年会ってないのよ…』
『もしかして仲悪いんスか?』これは、エイリアン次郎こと茶山。
『そう言うわけじゃないけど…』

『瑤◆△△譴澄妹さんだけ大成功しちゃって会うに会えないとか』
エイリアン太郎こと小西が触れては、いけないポイントに豪快な踵落しをキメた…、
瞬間、真由美の脳内でも理性という名の神経が焼きキレ…。

『こぉのほぉ…クソガッパァァァ!…はんたンンンかにぃ…わたしの何が…判るって言うのよ゙ぉ゙ぉ゙…』

アニメ顔の女の子が、狂気を含んだ叫び声を上げカッパエイリアンに襲いかかった。
ネス子の左手とネッシーの口が協力してエイリアン太郎の首をシメつける。
それは、純粋な殺意から来る情け容赦の無い首締めだった。

4223/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:31:48

突然の殺戮シーンに、川原ポゴ子とザリガニ海老原がなす術もなくヒレとハサミをばたつかせ
茶山エイリアンと沼越ツッチーが2人仲良くパニくる中、
『やめ、…やめろマユミ!』
慌てて爪グローブを脱ぎ捨てた池田カブラが、ネス子を羽交い締めにし
間一髪の所で、未遂に終わらせる事が出来た。

危うく事件現場になる所だった稽古部屋に、
『ひぃぃぃーふぅーひぃぃぃーふぅー…』異様な興奮状態の真由美と
『はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…っ』まぢでオチかけた小西の呼吸音が響き渡る。

「まぁ、落ちつけ山科。俺も人生長いから似たような経験あるし、帰るに帰れない奴等も何人か見てきた。
人生の先輩としてアドバイスするなら、こういう時は、こそこそしないで堂々とした方が良い。
負い目の原因は、周囲の目ではなく自分の心だ」

事件を静観していた無責任男が、人生とは何たるかを垂れる。
池田は《止めろよ!》と、面の中で口をパクパクさせるが言葉に出す事はなかった。

『はぁ…そ〜ですか…』
落ちつきを取り戻しつつ、気の無い返事をする真由美。
その様子から察するに、庵西の御高説など本当にど〜でもいいようだ。
「帰り辛いなら、帰り易くすればいい。そうだろ?」
庵西が笑う…。
落ち込んでいた理由(わけ)を、単純解釈したまま…。

4324/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:32:35

後日、更新されたHPに灯乃祭で行われる《ゆぅまぅズ4ぬいぐるみショー》のお知らせが載り
《繰演 江井國ねす子(ゆぅネス子) ☆山科真由美☆ 》
何故か真由美だけ、赤字のボールド仕様で点滅する星マークまで付いていた。

《 ※灯乃町出身のスーツアクトレス。7年分の思いを込めた彼女の演技にご期待下さい。 》
しかも、意味不明なコメマーク付きのコメント。

そして新しく刷られたB5サイズのチラシとA1サイズのポスターには、
主役を張るスーツアクトレスの顔写真と同じ内容のプロフィールが追加された。

ただ、この写真が宣伝として適しているかどうかは微妙だ。
打ち上げ時に撮られた、この記念写真は
デキ上がった酔っぱらいの顔をバッチリ捉えており、見る人によっては…。

例えば、娘を心配し続ける母親なんかが見てしまった場合、
楕円フレームのバカ笑い顔に
親しみよりも、殺意に似た感情を抱いてしまうのは無理からぬ事で…。

その母から怨嗟のこもった愚痴を、延々と聞かされた妹が
姉に会う為に帰省したくなるのも、自然な流れなのかもしれない。

4425/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:33:22

本番間近の焦魂塾稽古部屋…。

部屋の片隅では、休憩を言い渡されたポゴ子・カブラ・ツッチーが寄り添い、
何やらヒソヒソと話し込んでいた。

『アレ、教えなくていいんですか?』ポゴ子が後ろめたそうな声を漏らし仲間の2人に問いかける。

アレとは、庵西が(はた迷惑な)親心で(兼、秘密裏に)始めた宣伝活動のことで
パソコンは勿論、激古PHSしか持っていない上に
友人に借金まであるビンボー人には知る由もなかった。

『あんなの教えたら、マユミの奴マジ逃げ出して自分捜しの旅に出ちゃうわよ。
これまでの役者人生を全否定されてる様なモンだもん』
カブラがマンツーマンで指導を受けているネス子を、チラ見しながら応える。
中に入っている池田は真由美より2歳年下だが、付き合いが長いので年齢差によるしがらみは無い。
ちなみにアクトレスの経歴は、池田の方が上だ。

『まゆ先輩って、ずーとココで演(や)ってきたんじゃないんですか?』
入ったばかりで、事情を知らないツッチーがカブラに聞く。
中の沼越が、このメンバーに入れられたのは149cmという理想的な身長だったからで
その点を考慮して、アクションは一番楽なモノになっていた。

4526/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:34:10

『ここに来る前は、他のトコでエキストラばっかやった後、友達がいる小劇団に入ったみたい。
でもそこ、客入りが全然なくて結局バイトとエキストラの生活に戻ったって、飲んだ時愚痴ってたよ。
ウチに顔出す様になったのは、3年くらい前かな、
エキストラの現場でウチのリーダーに見込まれたのが切っ掛けで…。
まぁ、本人は腰掛けのつもりみたいだけど』
『へぇ〜。庵西さんに見込まれるなら殺陣が上手いのも納得ですね…』
ポゴ子がネス子を見ながら呟く。
中の川原も、まだ経験は浅いが、その動きは信頼に値するモノだった。

『まったく…、体育大出てる訳でもないのに、あんなに身体動くんだよ?
諦めて、こっち(スーツアクトレス)に専念すれば、いいセン行くのに…。
何で主役任されてるのか、気付いてもいいのにねぇ…』
『ホントですね』とツッチーが賛同する。

『真由美さんて、この仕事いやなんですか…?』
『嫌っていうか、吹っ切れてないのよ。
理想しか見てないから、現実と折り合い付かなくて…ったく、いい歳して…
今度よぉ〜く見てなさい、演技が急にギコチナクなる瞬間(とき)あるから。
あれは素に戻っちゃって「私なんでこんな事してんの」って、ジレンマ中に違いないわ』

4627/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:35:19

庵西以上の恐るべき洞察力で池田は、真由美の心情をズバリ言い当てた。
そして元気の無い本当の理由(わけ)も、薄々気付いており
腰掛け気分で主役を演じる真由美に対し、正直ムッとしていたりする。

『でも現地入りして、自分が町中に宣伝されてることを知ったら、どうなりますかね…』
ポゴ子が声をひそめ不安げに呟く…。

『《それ》を見たいと思わない?』
クールに微笑む顔をぐぐっと近づけ、善からぬお誘いをするカブラ。
面の中では、取って置きのイタズラにワクワクする、池田の笑顔があった。

            ・
            ・
            ・

部屋の片隅でそんな密談が交されているなど、アツイ指導を受けている真由美が気付く筈もなく…。
また、酸素量のケチ臭さに、すっかりヤル気を無くした脳ミソが
神懸り的な直感を発揮するなど、まず無理な相談だった。

これが通常業務のブレインさんだったら、怪しげな3人組を見て
ナニかを察知出来たかもしれない…。

4728/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:36:06

【 − し ょ く − 】


8月 第一日曜日 イベント初日。


灯乃の町は自然豊かなアキバ状態になっていた。
まさに湧いて出たとしか言い様のないオタク達が町を闊歩し、ゆぅまぁグッズを買い漁る。
その内訳は、純粋なMANAMIファンが3、純粋でないMANAMIファン(痛いイベント大好き)が2。
キャラショーファンが2、「付き合いで…」が2。

その他1は、
オカルトマニア・廃墟マニア・ほうろう看板コレクター・容姿だけで実は一般人…などなど。
オタと言えど一枚岩ではない。

それは灯乃の町にも言える事で、どこでボタンを掛け違えたのか
土産物屋には《UFO餅・ツチノコサブレー》に続く新名物《ネッシー饅頭》が姿を現し
定食屋の黒板には、《ゐぐあ乃丼》や《めが呂丼》などの新メニューが書き加えられた。

4829/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:36:57

勿論、グッズ販売だけで《イベントです。お祭りです。楽しいです》と言い張るには、無理があるので
参加型のイベントも幾つか用意されている。

しかし定番の、果物狩り・野菜狩り・牧場での乳絞りなどには、少数派の家族連れしか応募せず
多数派のオタは、待てど暮らせど食い付かなかった…。
この敗因は、彼等の生態を良く知らなかった観光部会のミスだが、
全てが企画倒れに終わった訳ではない。

その中の一つ。温泉フルマラソンは、
まずフリーパスを購入し、町中の温泉に浸かって全てのスタンプを集めると、
4種類ある抱き枕のうち1つが貰えるというもの。

したがって、汗まみれで温泉宿にかけ込み、温泉でさっぱりした後
次の目的地に向って汗を流すという、オタにあるまじき健康企画になっていた。

ズルをすれば楽そうな企画だが、車などの不正行為は即失格という厳しいルールがあり
抱き枕の数も限りがあるので、初日から熱いレースが繰り広げられている。
目的の健全性は、この際置いといて
嫌なメロス達は、今日も灯乃の町を駆け巡るのであった。

4930/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:37:48

町から少し離れた山際の廃校跡、午前10時02分…。


野晒しだった木造校舎が消え、草生(む)す広場と化した跡地に
場違いなくらい立派な舞台が鎮座する。

そいつは、イベントに協賛してくれた会社名が並ぶ《書き割り》を背負い
自分に華を添えてくれる役者の出番を、じっと待っていた。

何故こんな、不便な場所に来たかと言うと、
当初、町に近い廃ホテルの駐車場に姿を現す予定だったのだが、
ちょっとしたトラブルにより、文字どおり舞台を移すハメになってしまった。

このハプニングが、吉と出るか凶と出るかは判らないが
たった今履かされた紅白幕スカートのお陰で、吉に転ぶ確率が高くなった気がする。

元校庭の中央には一段高い場所から、新参者を見据えるヤグラが建っていた。
ここは校舎が消える以前から、住民に親しまれている盆踊り会場でもあるのだ。

5031/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:38:41

ここまで来たのだから、舞台の裏手にも目を向けて見よう。
そこには、チビッ子の夢を鉄壁のシートで守る秘密基地、更衣テントが隠れている筈だ。

屋根・壁・床が白いシートで出来たその施設は、約八畳程の広さで男女別々。
しかも、様々なオプションが付き。

その内訳は、
舞台から引っ張って来た蛸足配線が1つ。
潰れ食堂から流れて来た扇風機が1台。
潰れ食堂から流れて来た、背もたれ無しのパイプ椅子が5脚。
更に更に、3つあるクーラーボックスには、
オシボリ・保冷剤・500mlミネラルウォーター・500mlスポーツドリンクが
1人3個づつ享受でき、アイスキャンディは1人4本まで食べられる贅沢さ!

決して皮肉を言っている訳ではない。
現に、《現場行ったら着替える場所なかった…。》
なんて経験がザラにある池田は、心の底から感嘆の声を上げている。
ちなみに修羅場経験のない沼越は、そんな池田を見て本気で驚いていた。

まぁ、素人に毛が生えた程度の沼越から見れば、タコ部屋サウナに見えるかもしれない。

5132/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/30(火) 21:39:35

女子更衣テント内、午後1時42分…。

午前中に素早く機材を設置をし、全ての準備を整えたショーチームは
午後の初舞台を緊張の面持ちで迎える…筈なのだが…。
しかしテント内に、そんな雰囲気は微塵も無く
ショーの主役さまは顔を腫らしながら、ブンむくれていた。

「おほほぉ!キテんなぁ〜〜〜。おい、山科。見てみろよ。
電気街もない山ン中にオタオタオタの人だかり。すげぇミスマッチだぞ」
「………」

テントの中に、断りもなくズカズカ入り込む庵西。
その無礼者を完全無視し、ブンむくれ続けるリーチ状態(面を被れば着ぐるみ)の真由美。

「…なぁ機嫌直せよ。色々あったけどお母さんと仲直り出来たろ?」
「………」

主役さまと悪の親玉は緊張もせず、こんなやり取りを延々と繰り返している。
何故、真由美が自閉モードに突入したかと言うと、それは昨日の夕方の事で…。

【 − 続 く − 】

52名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/31(水) 02:03:23
長いのキター(゚∀゚)!!

53名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/31(水) 17:37:24
まだ話の途中ですが面白かったです。
何か参考にされたということですが、背景表現も抜かりなく飽きずに一気に読めました。
中盤後半も楽しみにしてます。
がんばってください。(もう完成してるのかな?)

54名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/31(水) 18:19:21
長すぎない?まだ3分の1でそ。

55名無しさん@着ぐるみすと:2005/08/31(水) 20:25:39
ゴールしたらサライでお祝いだ!

5633/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:01:22

【 − 第一種接近遭遇 − 】


《中の人が、観光客(ひと)目に付くのは、如何なモノかと…》

部会が用意してくれた旅館《あさざ荘》は、温泉街から大分離れた場所にある小さな宿で
この一言が切っ掛けとなり、選び出された町公認の旅館だ。
パっと見の印象は、ビフォアな建物としか言い様が無く、しかも宿泊費は普通。
「何故泊まるのか?」と聞かれれば「何故だろう?」と、言うしかないくらい魅力の無い旅館だった。


しかし、コンビニ弁当が主食のゆぅまぁチームにとって
茶碗に盛られた温かいご飯は何よりも有り難く、それが朝夕保証されてるとなると、
気分は、まさにお大尽。
したがって、板状に湿気っている味付け海苔や
消しゴムサイズの塩ジャケには、あえて目を逸らすのがVIPのたしなみと言えよう。

ついでに、旅館が通常営業をしてたり、泊まれる部屋がアヤメの間とサツキの間の2つだけだったり
他にも泊まり客が居るなど、気にしてはイケナイ。
「僻地な上に、人目に付くぢゃん!」
なんて大それたツッコミは、田舎の商工会にディ○ニー並の管理体勢を要求する様なものだ。

5734/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:02:25

そんな、あさざ荘に渋滞遅れのショーチームが到着したのは
予定を3時間以上オーバーした5時28分。
駐車場と化した高速道路を匍匐前進で離脱し、パーキングエリアでトイレを奪い合い
再び高速駐車場を微速前進で突破して、ようやく辿り着いた安息の地だった。


そしてその、中途ハンパに古ボロい安息の地で。
要らぬ疲労を味あわされ、イラ付いていた山科真由美は…。
運を天に任せれば、実家にだけはバレないと、自分を騙し続けた女は、
《それ》を見てしまった。
フロントに貼られた、自分の顔写真入りチラシを。

「瑤゙っ!……♯ンんぢゃ!こり゙ゃああああっ!!」

目に飛び込んで来たのは、アニメ画の下で馬鹿笑いする己の顔と、大きなお世話プロフィール。

「おぉ〜小さい割に、結構キレイに刷れてンな。町に行けば、もっと大きい奴もあるから、もし良…」
庵西がチラシを見て固まっている真由美の背後で
他人事のように話しかけた刹那…。

5835/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:03:17

「瑤ま゙えか!?♯おま゙えがやったのかっ!!このクソクソくくぁwせdrftgyふjこ!!」
上下関係など彼方に吹き飛び、真由美は目の前に居るただただムカツク物体に襲いかかった。
猫パンチの成果か、細腕からは想像もつかない腕力で庵西の胸倉を締め上げ
呪い殺さんばかりに睨み付ける。

この一瞬の為に、秘密を共有してきた他のゆぅまぁ3人組みは
お互いを見詰めながら、親指を立て満足そうに頷いた。

その顔は、どれも無表情だったが、一辺の悔いも無い晴れ晴れとした無表情だった。

そんな修羅場が和風フロントで繰り広げられる中、
MC(司会)で呼ばれた上尾(かみお 20歳♀)は、本気で怯え、
エイリアンズと音響の下谷(しもや 24歳♂)が、慌てて止めに入ろうとしたその時、
トウモロコシを手に背後から急接近する年配の女性がいた。

5936/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:04:23

女性は手にしたモロコシを大きく振りかぶり、その安っぽい茶髪に叩き付けた。
真由美以外の全員が呆気に取られる中、スローモーションの様にコーンが弾け飛ぶ。
真由美は、その衝撃にひるむ事無く振り向き、新たな敵に邪眼を向け…そして凍り付いた。

目の前に立ってたのはショーチームの到着時間を聞き付け、旅館の女将に頼み込んで
待たせてもらった真由美の母、山科真佐美その人だった。

恐らく真佐美は、真由美以上にイラ付いていたのだろう…。
「♯こぉのぉ…馬鹿ムスメっ!!7年も心配かけた上に3時間も待たせるとは、どう言う了見よっ!」
挨拶代わりの怒鳴り声と共に、渾身の力を込めたモロコシビンタが炸裂した。
手土産の夏野菜が、恐るべき凶器となって真由美の顔をボッコボコにする。

それは親不孝な愛娘に対し、泣きながら諭す母の姿…には、ちょっと見えなかった。
しかも、殴る快感に酔ってるっぽい…。
明かに眼が逝ってるのが、その証拠だ。

「ちょ…ま、待って下さい。お母さん!3時間は違います!」
流石にやばいと思った池田が、身体を張って止めに入り、他の面々も後に続く…が、
時既に遅く、モロコシの洗礼を受けまくった馬鹿ムスメは床の上でボロ雑巾化していた。

6037/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:05:21

            ・
            ・
            ・

「ははは、いえ。こちらの方こそ真由美さんには何時も世話になりっぱなしで、
今回も彼女が主役でないと、成り立たないんですよ。うはははは」
「そーなんですか?何の取り柄もない馬鹿ですけど、お役に立っているようで安心しました♪」

フロントでの刃傷?沙汰から20分後…。

庵西と母上は、お土産のキュウリとトマトを齧りながら、すっかり息投合し
ゆぅまぁズ+MCに割り振られた部屋で夕刻のティータイムを楽しんでいた。

部屋の隅にはトランプに興じる振りをして、聞き耳を立てる3人娘+MCの姿。
当の、お役に立ってる馬鹿は、仰向けになりながら濡れタオルで顔面を冷やしている。

一見グロッキー状態の真由美だが、心の中では理不尽という名の神をシバく事に夢中だ。
ただ、神様の姿形が庵西と良く似ているのは、何かの偶然だろう…。

6138/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:06:19

「お母さんも真由美さんの晴れ舞台を観に来て下さい。
事前に連絡を貰えれば、中央最前列の席を用意しておきますよ」
                         《《《…ィリリリリィン…。》》》
「あらあら、そうですか♪でも、今ウチの方が忙しくて中々時間が取れなくて…」

備え付け電話のアナログ音が、弾む会話を中断させ、
「あ、はい。はい、判りました…どーも…」
受話器を取った池田が、庵西に告げる。

「リーダー。旅館の方から、お食事の用意が出来たとのことです」
「あら、もうこんな時間?嫌ぁねぇ…長い事話し込んじゃって…そろそろ、お暇(いとま)しますね」
「いえいえこちらこそ、何も御構い出来ずに申し訳ありません」
玄関まで送ろうする庵西を制し、母上が出てゆく。
間際…、

「まゆみ!こんな良い方の胸倉掴むなんてあんたは…。ちゃんと謝っときなさいよ!」
心の中でシバかれていた理不尽の神様が、反撃の右ストレートを叩き込んだ。
気力の尽き果てた真由美は、その一撃であえなくダウンし
仰向けのまま微動だにせず、出ていく母親を見ようともしない…。

6239/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:07:09

だが、次の瞬間、
「…まゆみっ!顔を上げなさいっ!!」
鋭い声に真由美の身体がビクリと起き上がった。
突然のカミナリに、子供の頃叩き込まれた恐怖を身体が思い出し、条件反射で正座までしてしまう。

そのままの姿勢で目をつむり、第2波の物理的カミナリを覚悟していた真由美だが、
何時までたっても、それが落ちて来る事は無かった。
訝しく思った真由美が恐る恐る腫れ上がった顔を向けると、そこには優しく微笑む母の顔が…。

「お帰りなさい…まゆみ。帰る前にちゃんと(実家に)顔、出すのよ…」

パタンと閉まる扉を見つめながら、耳に残る言葉を反芻する。
役者になる事を猛反対していた母。
会えば、絶対に今の自分を馬鹿にすると思い込んでた母が
何も言わず、ただ優しく迎え入れてくれた…。
本当に…本当に久しぶりに聞く母の優しい言葉。
それだけで、胸の奥がジンわりと熱くなって行く…。

今すぐ追いかけて、全てを謝りたい衝動にかられたその時…。
「良いお母さんじゃないか…。」
背後から肩を叩かれ、庵西が綺麗に〆た。

やっぱり、コイツをコロそうと思う真由美だった。

6340/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:08:05

【 − ウェルカム グリーティング − 】


と言う訳で、本番ギリギリまで主役を休ませる事となり
他のゆぅまぁズは、お披露目グリーティングに奔走する。

たまに吹く風など、気休めにもならない午後の陽射しの中
川原演じるポゴ子の、お淑やかな仕草が、次々と写真の中に収まってゆく。
青いストレートの前髪と、それに乗るように広がるウェーブのかかったセミロング。
後には大きなリボンのアクセント。
暗色エメラルドの瞳は、かすかに垂れ
その、やさしく微笑む顔と流れるような髪型が見事に調和している。
特にうつむきながら、ヒレの先っちょで頬を押えたりすると、造型度120%の可愛らしさを発揮した。

しかし癒し系の顔の下は、レザー製燕尾服をスクール水着にしたような
ネス子に負けず劣らずのアレな衣装な訳で…。
この衣装も前の裾から2枚の折り鶴羽が垂れ下がっているが、
後の燕尾部分はイルカ尾ビレになっていた。
そしてその下は、スカートではなく水色レオタードで、
そこから飛び出る肌タイツの太モモと併せて、青少年によろしくない雰囲気を醸し出している。

中の川原も意識するのか、時々恥かしそうにヒレで隠すが
両ヒレを重ねて、恥かしそうに身を屈めるポゴ子の姿が、反ってオタ目を惹いていた。

6441/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:08:57

ポゴ子から離れること数メートル。
池田演じるカブラは、胸まである赤いストレート髪をなびかせながら
琥珀の瞳をカメラに向け、毅然としたポーズを決めていた。
特徴は、両耳の上に生えた八つ橋みたいなツノと、背骨に沿って並んでいる小さな背ビレ。
正確に言うと、背ビレはチャックの横から生えており、洗濯時には取り外し可能な親切設計だ。
衣装は、レザーと綿が組み合わさったブラにショートパンツ。
それに膝まで覆うブーツと、どれも赤い迷彩色になっている。

中の池田はショーオタのツボを心得ているのか、
普段は腰に手を当てたり、軽く片手を上げるだけだったりと、クールなポーズしかしないが
突然、ひったくったグッズを頭に乗せたり、
アヒル座りをしながら指を口にあてたりして、愛嬌たっぷりな仕草をしてくれたりする。

もう1つ特徴であるエ〇ム街な爪グローブは、危険なので客前では付けていない。
したがって、写真に写っている姿が肌タイ素手だったら、グリ中である可能性が高い。
背景が観客まじりの野っ原だったりしたら、より確実。
そして、そんな写真ばっか撮ってる奴は
池田のギャップ攻撃にやられたショーオタと思って間違い無い。

後日、カブラフリークと化した彼等に、思わぬ出費が襲いかかる…のだが、
やられた時点で、それはもう運命だろう。

6542/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:10:07

一方、沼越の入っているツッチーは、家族連れを中心にかけ回っていた。
白に近い、内はねショートの銀髪にションボリ(´・ω・`)顔のツチノコベレー帽を乗せ
満面の笑みを浮かべる面は、トパーズの虹彩と口から覗く赤いメッシュ生地がよく目立つ。

衣装はサテン地のキャミソールっぽい服にショートパンツ。
どちらも光沢を放つ白で、パンツからはツチノコの尻尾がピンと飛び出ている。
このキャラクターだけブーツではなく、パンプスに
赤い紐が螺旋状にまかれたレッグウォーマーのような物を着ける仕様だ。

経験の浅さからか、ツッチーのグリーティングはどうにも空回り気味で、
突然近づいて子供に泣かれたり、手を振っても目を逸らされたりで、思う様に行かない。
そしてその気持ちを代弁するかのように頭のツチノコはションボリし、
沼越も肩を落しながら、テントに戻るのだった。


こうして見ると、いっけんバラバラに見えるゆぅまぁズだが
首には黄色いチョーカー、二の腕や太ももにはレザーのバンド。
そして、全員胸がないという共通点がある。

だが、野郎共がその事を指摘したりすると、足元の狂った蹴りと
手元の狂った拳が、確実に鳩尾を捉えるという
恐ろしい殺陣になってしまうのでチーム内では禁忌になっていた。

6643/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:10:56

【 − 灯乃町 危機一髪!! − 】


ショー開演1分前……。

宣伝と観覧無料が功を奏し、会場にはレジャーシートを広げた家族連れと
レジャーシートを広げたオタと、草むらに座るオタと、立ち見するオタと
三脚+望遠でステージを覗くオタで一杯になっていた。
判り易く言うと、最前列の家族連れ以外は、
ヌルイ・濃い・廃人の違いしかない人達が埋め尽くしている状況だ。

そんなカオス会場の視線が、ステージ上に現れた1人の女の子?に集中し、
夢舞台は、いよいよ開演の時を迎える…。

6744/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:11:54

「みんなぁーーーっ。こーーーんにーーーちぃわぁーーーっ!」
舞台に現れた上尾が、セミも落とせそうなアニメ声を放出し、ショーの幕が切って落とされた。
その姿はオレンジのパーカーに白のミニと、場末チックなアイドルを連想させ
シュールな空間をばっちり彩っている。

「今日は灯乃町のお祭に来てくれてありがとー♪お祭は今度の日曜日まで続きます。
その日は御神輿も出ますし、この会場で
花火を打ち上げての盆踊り大会もありますから、そちらにも来て下さいねぇ〜♪
…と、お知らせもこの辺に…しまして…。
今日は良い子のみんなの為に、ゆぅまぁーズのおネェさん達が来てくれました!」

御神輿や花火には、食い付かなかったダメな人達が反応する。
上尾の言う《良い子》に、その方々が入っているかは、別として
最前列の子供たちは、間違い無いく喜んでいた。

6845/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:13:23

「おネェさん達が、わるーーーーい宇宙人から灯乃の町を守る為、
日夜大活躍してるのは、みんな知ってるよね?
でも、今日は良い子のみんなと遊ぶ為にやって来たんだよ♪
じゃあ、そろそろおネェさん達を呼ぼうか?
せーーーーーーのっ!!ゆぅ…」

「 うはははは、そうは逝かん! 」

「えっ!?ナニナニ?きゃ〜〜〜たすけてーーーーっ」
棒読み気味な悲鳴を上げ、舞台上手(かみて・右側)に逃げる上尾。
そして、舞台下手(しもて・左側)から出て来たのは、
ベルトでしめ付けた白衣の上に黒マントを着け
幹部帽子?を頭に乗せた庵西とエイリアン太郎・次郎だった。

「ふはっはっはっ。宇宙を旅して目に付いた!灯乃を必ず支配する。
我が名はプロフェッサーO(オー)。貴様らは親しみを込めてプラズマ大先生と呼ぶがよい」
顔に稲妻マークをペイントしたノリノリの庵西が、マイクを手に高らかに宣言する。
それに従う2人のエイリアンは、黒トレーナーの上に何故か《祭》の文字が目立つ
法被(はっぴ)をはおっていた。

6946/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:14:14

「ふふふ、チビッ子諸君コンニチ…って、何だこの童貞墓場はっ!?
アニオタしかおらんではないか!」

教授の無理もない突っ込みに
一部の客が笑い、一部の客が傷付き、意外な事に子供たちも笑っていた。
別に話が判るという訳ではなく、他の笑いにつられたのと、
舞台に現れたヘンなオジさんが面白いのだろう。

「一般人のサンプルが欲しかったのだが、まぁよい…予定変更と逝こう。
さて、アニメ大好きっ子な貴様らに、嬉しいお知らせと悲しいお知らせ。
それと耳寄りなお知らせがある」

エイリアン達がクチバシに指を立て、静かにする様ジェスチャー。
よく見ると皿の下に、捻りハチマキまでしている。

7047/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:15:24

「まず…来年の春より、ゆぅまぁズ4のアニメ放送が決定しました。はい拍手!」
エイリアン達がウンウン頷きながら、拍手をする。
そして会場から「ゔぉおおお!」とも「え゙ぇえええ?」とも付かない歓声が起こった。
前者が純粋なファンで後者が純粋でないファンだろう。

「次に悲しいお知らせ。現在、制作費が底を付き大変なピンチを迎えております。
このままでは、ハケ塗りのカックンカックン動く、黒いアニメが放映される可能性大であります!」
またも「ゔぉおおお!」とも「え゙ぇえええ?」とも付かない歓声が湧き起こる。
ただし、前後の関係が逆転していた。

「ハイ!そこで耳寄りなお知らせ!只今より、ゆぅまぁファンドの受け付けを行います。
みなさまの勇気が、このアニメの行く末を決める一大事!
一口たったの5000円!さぁ、お一人様何口でも投資可能なこのチャンス…」
エイリアン2人も、五千の所で右手をパーにしてアピールする。
しかし、その時!

『そこまでよ!』

教授の台詞をさえぎる大音量の(ちょっと素人っぽい)声が会場中に響き渡った。

7148/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:16:25

「ぬぅ…何者だ!!」

カブ『霧の彼方に黒い影…波の狭間に白い影…』

ポゴ『確たる証拠はないけれど、絶対居ます見付けます』

ネス『捏造バレても(゚ε゚ )キニシナイ!』

ツチ『指差し確認、要注意!!』

全員『未確認戦士ゆぅまぁズふぉう!姿も隠さず只今参上!』

MC上尾の逃げていった舞台袖から、颯爽と飛び出す4体の着ぐるみ。
ちょっとタイミングがずれてポーズと台詞が合わなかったのは
昨日の遅れで、舞台稽古が出来なかったからだ。

7249/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:17:19

カブ『みんな目を覚ませっ!この宇宙人が言ってる事は全部出鱈目だぜっ!』
ゆぅカブラが爪を横になぎ払い、力説する。

ポゴ『そうよ!こんなのに釣られたら、恥かしくて被害者の会も作れないわっ!』
ゆぅポゴ子が大きくヒレを広げ悲しそうに首を振る。

ツチ『作ったら作ったで、ワイドショーの晒しネタにされるニョロ!』
ゆぅツッチーが人差し指を立ててワンポイントアドバイス。

ちなみに語尾のニョロは、録音中に庵西が思い付いたアイデアで、
その時、どれくらい録り終わっていたかは、当事者しか知らない。
ただ、「お疲れ様でした」と言おうとした声優さんに「じゃあ本番行こうか?」
と、カウンターをブチ込んだらしいと言う噂がある…。

ネス『町の侵略よりファンド詐欺を優先する冷酷無比な宇宙人!
   そんな人生を舐めきった侵略態度許せない!
   死ぬ寸前にネタばらしされるくらい許せないわっ!』  
ゆぅネス子がネッシー口をパクパクさせながら、教授をネッシー差す?

7350/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:18:31

「ぬぅぅぅっ!いまいましい、ゆぅまぁ共め!普段は影だけで2時間番組を持たせる癖に…。
あっ!あれだな?投資0だったら、自分達も凹むから邪魔するのだな?
この意気地なしがっ!
エイリアン太郎!エイリアン次郎!
この意気地なし共を片付けて、ビジネスライクな時間を取り戻すのだ!」
『イィーーーーッ!』
エイリアン2人が、いかにも戦闘員な声を張り上げる。

ネス『灯乃町規約第624条!地球外がい来種は?』
ポゴ『買わない』
カブ『飼わない』
ツチ『持ち込まない』
ネス『と言う訳で』
全員『いっつ正体無っ!!』

カブラが太郎。ポゴ子とツッチーが次郎。
そしてネス子は、教授…というより庵西に猛然と襲いかかった。
こうして、本当の意味での舞台の幕が切って落された。

7451/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:19:25

【 − ゆーまープリンセス vs ワるきょージュ − 】


「「「「おぉおおおおおおおお!!」」」」
1分後、会場は驚きの声に満ちていた。
舞台の上では、先ほどの客を舐めたバラエティショーから一転、
仮〇〇イダーワー〇ドやウ〇トラ〇ンフェ〇ティバルでも見られないような
アクションシーンが繰り広げられている。
あまりのギャップに度肝を抜かれたというのは、言い過ぎだが
シャッターを切るのも忘れて、見入ってしまう客が少なからずいたのは確かだ。

相手の蹴りを紙一重でかわしつつ、反撃の一発を相手が紙一重でかわす。
そんな恐ろしい事をまるでダンスの様にこなすキャラクター達。
まさに魅せる動きだ。
特に中央で戦う、ネス子対教授は殺陣とは思えない凄まじい戦い方をしていた。

7552/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:20:32

山科真由美とて、救い様のないバカではない。
ここまでされれば、今までの自分を振りかえる事ぐらいはする。
そして出した結論を、順を追って見てゆくと、

零、今の状況は、全て自分が悪い。
一、母と和解が出来た。
二、結局、只の被害妄想に過ぎなかったのだろうか…?
三、庵西に大きな借りが出来たっぽい。
四、庵西が何故、こんなに親身になってくれたかは謎だ。
五、思えばチームのみんなにも、甘えっぱなしで迷惑を掛けて来たと思う…。
六、そろそろ、この仕事にケジメを付けて、身の振り方を決めよぅ…。

七、まぁ、それはそれとして、このオヤジに一発入れておきたい。
八、殺陣の上の不埒(ふらち)なら、後腐れなさそう…。
九、敬(うやま)うべき先輩?。帰る切っ掛けを作ってくれた恩人?。何それ?
十、理屈で納得出来るほど人間デキちゃいねぇっ!!

以上の理屈で、まずは庵西を成敗しないと先に進まないという結論に達した。
凄まじい論点のズレっぷりだが、本人は至って真面目だ。

やっぱり、バカなのかもしれない…。

7653/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:21:48

メロディックにハードな蹴りが、教授の身体を何度もかすめる。
キメるつもりでやっているのに、庵西は50間近とは思えない超人的な身のこなしで
拳を弾き、蹴りを避け、その全てをしのぎ切った。
「ふふふ、どうしたどうした?モロコシを食べ過ぎて、蹴り一つ満足に当てられないか?」
(♯ムっっクゥアッ!つくぅぅぅぅっ!!)

余裕の表情を浮かべた教授が、観客には意味不明の台詞でネス子をヒートアップさせる。
間の悪い事に庵西の方も、本気を出した真由美の動きに魅せられてしまい
それを更に引き出す為、必要以上の挑発を繰り返すという最悪の展開を迎えていた…。

「ところで先程から胸が見当たらんが?変身してしぼんだか?ぬはははっ」
実に厭らしい笑みを浮かべる教授。
その顔が上京したてで何も知らない真由美に豊胸マシーンを売り付けた
キャッチのクソ女とオーバーラップした。
真由美の中の《コイツだけはコロす》ランキングのトップと、
目の前にいる稲妻マークオヤジが激しいデッドヒートを繰り返し…

「だいたいイイ歳こいて、よくそんな格好出来るな?うははははっ」

それが、ひらひらコスチュームのネス子に向けたのか台詞なのか、
ひらひら着ぐるみの真由美に向けた台詞なのかは、アドリブなので判らない。
だが次の瞬間、
『♯こんぬ゙っくそやじゃあああああああああああ!!』
怒髪が面を突き破りそうな叫び声が上がり、
パワーとスピードが1.5倍になったネス子のラッシュが炸裂した。

7754/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:22:43

ネス子の滅茶苦茶な攻撃を腕でブロックし、耐える教授。
その振動をマイクが拾い耳触りなノイズがスピーカーから漏れ出る。

『あはははははひっ、うひふふふははははははっ!』
これは庵西ではなく、ネス子の面から漏れる真由美の笑い声だ。
他のメンバーも中央で戦う二人に恐れをなし、戦う振りをしながら舞台端に逃げ出していた。

『しにゃああああああっ!』
物騒な掛け声と共に大振りの回し蹴りを浴びせるネス子。

ツインテールが空を切裂き、水玉の潰れた白い残像がイナヅマ顔に襲いかかる。
それを難なく避けられると思った庵西は、
書き割りに向って吹っ飛んでいく帽子を見て、初めて緊張の色を見せた。
その顔に先ほどの余裕は微塵もない。

『凜船叩!』
一方、真由美は完璧に捕らえたと思った必殺の蹴りをかわされ、素の舌打ちをする。
お尻では、ネッシー尻尾が何時壊れてもおかしくないくらいブンブン揺れ狂っていた。

7855/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:23:45

《《《 凜ゴッガゴッガッ!! 》》》

再びスピーカーから耳障りな雑音が漏れ、それが収まると教授の姿は舞台の袖付近にあった。
身の危険を感じ間合いを取る庵西だったが、不様な逃げ方などしない。
床にマイクを当てながらも、芸術的かつ豪快な3回連続バック転を決め、会場まで沸かせてしまう。

そして幾等焦ろうとも、芝居の事は決して忘れなかった。


「ハァハァ…クッ!…。3対4では分が悪い…。
こうなったら、用心棒の先生にお願いするしかあるまい…。
先生っ!ザリガニせんせーっ!」

7956/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:24:39

(瑤゙え゙えええええええええっ!?)

舞台袖でステージを覗いていた海老原が突然の御指名に驚愕する。
何故かと言うと宇宙ザリガニの出番は、本来もう少し後な訳で…、
ついでに、彼は手下であって先生でも用心棒でもない。

『ザリガニィィィィーーーーーーッ!!』
(瑤Δ修叩?)
音響の下谷が無情にも、効果音扱いの鳴き声を入れてしまい海老原を窮地に立たせる。
こうなっては出ない訳には行かなかった…。

舞台袖から威圧するような声とは程遠い、及び腰のザリガニ先生が恐る恐る出てくる。
その格好は、太郎次郎と同じ黒のトレーナーに祭り法被という小粋なザリガニだった。

「…任せた」
芝居は忘れないが、身の安全も忘れない庵西が逃げ去り…、
(えっ!ちょ、…まぢ…で?)
任されてしまった海老原が恐る恐る舞台の方を向くと
そこにファイティングポーズを取りつつ、肩で息をしているネス子の姿が…。
『ザリガニィィィィーーーーーーッ!!』
再び、スピーカーから威嚇音が響き渡る。
その声に反応してネス子の身体がピクリと動き、ザリガニを獲物と認識した。

8057/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:25:51

(もう、面倒だからコイツでいいや…)
海老原にとって、はた迷惑な妥協をする真由美。
ただただ疲れ果てたものの、納得のいく成果が得られていない今、
目の前に居る鈍そうな奴は、腹を満たすのに見合う獲物に見えた。

その時、池田カブラは腕をグルグル回したり、拝んだりしながら音響の下谷に何事かを伝え…、
そして…。

ネス『敵がひるんだわっ!みんなの力を合せてトドメよ!』

スピーカーからイキナリの必殺宣言をする、ゆぅネス子の声が響き渡った。

「「「「 瑤゙ぇえ゙え゙え゙え゙え゙っ!? 」」」」
あまりの超展開に観客の方から疑問の歓声?が沸き起こる。
もっとも、こういう黒い展開がたまらない方々は物凄く嬉しそうだった。

こうして、初日のお披露目舞台は、
宇宙ザリガニがゆぅまぁズの必殺技を食らう為だけ、に出て来るという展開で幕を閉じた。

8158/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:26:42

「まったく、2人共いい歳をした大人なんですから、まじめにやって下さい!」
「……ごめんなさい」
「……すまん」
日も暮れだし、明りが灯り始めた旅館の廊下には、仲良く正座させられる2人の姿。
目の前には、カブラみたいに腕を組んで叱り付ける池田の姿がある。
「特にリーダー!マユミをからかうのは、止めて下さい!このコ、すぐムキになるんですから!」
「いや、しかしな…お前も判るだろ?熱くなった時のコイツの凄まじい…」
キッ!っと睨み付け、庵西の言い訳を遮る。

池田が怒っているのは、みんなを代表してであり、
場合によっては、2人を残して引き揚げるというメッセージも告げてある。
こうなっては流石の庵西も従うしかなく、
50間近の男が23の小娘に説教されるという珍しい光景が繰り広げられていた。

8259/95 ◆XksB4AwhxU:2005/08/31(水) 22:27:37

「それから、マユミ!あんたもすぐムキになったりしないっ!」
「…はい」
真由美の方は精も根も尽き果て、正直今の状況をあまり理解していない。
ザリガニを必殺フヂヲカ,スペシャルで倒した後、エンディングのダンスを踊り
ネッシーがマジックをくわえ、アニメ画の色紙にサインをしている…。
そんな光景を夢見心地で記憶しているのだが、実感が伴なわない。
だから池田の説教も、意識の遠い所で響いてくる雑音くらいにしか認識していなかった。

「これより正座一時間。もちろん私語厳禁!それと、お夕飯は抜き。
さらに反省文を明日の朝までに書き上げて提出すること。以上!」
きびすを返し、部屋に戻っていく池田を見送り、
庵西と真由美は、お互いを見つめた後、頭を垂れ深い溜息を漏らす…。

次の日サインペンで書かれた反省文と、筆ペンで書かれた反省文が
殺風景なテント内を飾り立てていた。

【 − 続 く − 】

83名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/01(木) 11:25:50
(´-`).。oO(95話もあるのか)

84名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/01(木) 17:59:46
(´-`).。oO(でも、読み応えあっておもろいよ)

85名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/01(木) 18:01:39
ぐだぐだ感が…

86名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/01(木) 18:11:04
(´-`).。oO(着ぐるみ着たら臭くて蒸れ蒸れでもうたいへんー、ってな小説がいいのかな?)

87名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/01(木) 22:33:30
漏れもそれキボンヌ

88名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/02(金) 02:52:03
(´-`).。oO(とりあえず>>19さんの作品が終わるのを待ちましょ。)

89名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/02(金) 04:00:08
指導してくれた人と本気で戦うって部分がいいですね。
ロボットアニメで所長?が敵に寝返るようなの見て衝撃受けたことありますが、
こういう話だとさらにリアルに感じられます。
うだつが上がらない部分もリアルですしで感情移入しやすいです。

その分着ぐるみ分が減ってしまうのは仕方ないところでしょうか。
後半を楽しみにしています。

9060/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:20:58
【 − カラオケと サウナと 三者面談 − 】


初日は大賑わいだった灯乃の町も、日を追う事に客の数を減らして行き、
最終日前日には、少数のMANAMIファンとキャラショーファンしか残っていなかった。
痛いイベントを求めていた物好き達は、意外に真面目なイベントぶりに落胆し
新たなネタを求め、灯乃を去った。

「付き合いで…」の人達は「付き合ってらんねぇ…」の一言で消え、
その他に分類されるオカルトマニアは、幽霊目的で夜の廃ホテルに侵入し
廃墟マニアは侘び寂びを求め、昼の廃ホテルに侵入したが
二週間前に地元ヤンキーがやらかした
肝試し花火大会 in 廃虚ホテル(ボヤ騒ぎとも言う)のトバッチリを受け通報された。

結果、客足は鈍ってしまったものの、初日の売上が大きく貢献し
大量の在庫を抱えて青くなるという事態は、避けられたようだ。
少し早めに総括すると、今回のイベントは中の上くらいの成功と言える。

ちなみにグッズの売上はゆぅまぁズチームも貢献しており、ショー終了後には
日替わり色紙と4種類のキャラクター団扇にサインを書き
あこ〇な値段で売りさばく姿が見受けられた。

9161/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:21:44

8月 第二日曜日 イベント最終日。

そして迎えた最終日。
この日は、これまでの客層とは違い一般の家族連れの方が多かった。
流石に今日ばかりは、神輿と盆踊りが主役の地元祭りといった雰囲気が強く
濃い方々が絶滅寸前に追い込まれている。
しかし全オタが死に絶えた訳ではない。
来年もやるとは限らないレアショーを見逃すほど、ショーオタは甘くはなく
今頃、機材のチェックやHPのネタ捜しをしたりして公演までの時間を潰している筈だ…が。

何気にこの《持て余し時間》が曲者で、余計なお土産を買ってしまったり
イロモノメニューに挑戦して大後悔したりする魔の散財タイムなのだ。
例えば彼等のHPに、ゆぅまぁグッズと共に写る《めが呂丼》の姿があったら
まずその大きさに驚き、記念撮影をした後、味の不味さに2度ビックリしたと思って間違い無いだろう。

そんな老若男女+オタが入り乱れる喧騒の中、
人垣を縫うように祭りを楽しむ一人の女性の姿があった。
カジュアルな装いで懐かしそうに祭りを見物する彼女は、
真由美を黒髪にして眼鏡をかけさせ、ちょっとあどけなくした様な顔立ちをしている。

            ・
            ・
            ・

9262/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:22:27

「ふふふ、会場にいるチビッ子諸君!宇宙に来たまへ。
これからは宇宙の時代!
耐熱タイルを剥がしてでも宇宙に行きたいお年頃なのだ!
今ならサマーキャンペーン中につき、御一人たったの10万円!
10万で、宇宙線浴び放題なこのチャンス!
さぁ、スペー〇アドベン〇ャーズより、スペースリーズナブルなこのお値段で、君も今日から…」

カブ『そこまでだっ!町のチビッ子を宇宙市民にしようとする、グローバル過ぎ宇宙人ども!』

ポゴ『只でさえ税収落ち込んでるのに、未来の納税者を持ってかれたら迷惑よ!』

「ふふん!また邪魔するか、ゆぅまぁズ…。
言っておくが、こんな田舎に燻る奴が高額納税者になると思うなよ!
第一、そんなに少子化が心配なら、貴様らが家庭に入って子作りに専念すればよかろう?
何ならワシが満遍なく協力してやっても好いぞ?ぬははははっ!」

ツチ『せくはらニョロ!』

ネス『少子化にかこつけて、性的嫌がらせをする極悪非道な宇宙人!
   悪の癖に正論を吐く、その態度が気に食わない!
   死ぬ寸前にネタばらしされるくらい気に食わないわっ!』

全員『いっつ正体無っ!!』

            ・
            ・
            ・

9363/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:23:02

連日の公演は、初日のハプニング以外順調に経過し、真由美の方も
次の日から、ごく普通の殺陣に戻っていた。
チームに迷惑をかけたというのもあるが、猛暑の公演で体力に余裕が無いというのが正直な所だ。
庵西の方もマントを省略したり、帽子に保冷剤を仕込んだりして、この長丁場を乗りきっている。
だが、体力に余裕がないと言う訳ではない。
本当の所、真由美をからかいたくて、ウズウズしてるのだが、
カブラの中から無言のプレッシャーを感じ取り、自粛せざるを得なかった。

衣装の方も町のクリーニング店《清潔工房》の全面協力により
洗えない物以外、常に清潔な衣装を用意して貰っているが、
面の細かい傷やタイツのほころびなどは、日に日に目立っていった。

そんな満身創痍の着ぐるみに身を包み、ようやくたどり着いた最終日。
前半戦を終了したゆぅまぁズに思わぬ試練が立ち塞がる…。

9464/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:23:38

「あぢぃ〜〜〜〜…っ」
テントの中では、アンダーマスクを首までズリ降ろした真由美がパイプ椅子の上で溶けていた。
「あぢぃ〜よ゙ぉ〜〜〜っ。はやくおわれよ゙ぉ〜〜〜…っ」
ブー垂れながら、売れ残りの団扇でスカートの中に風を送る…
そのダラケた態度から、
カケラも反省してい無いように見えるが、ダラケているのは真由美だけではない。

他の3人も似たようなモノで、池田と沼越はクーラーボックスのオシボリで顔を覆い、
川原はヒレを手に持ち、団扇代わりにして涼んでいる。
本来ならカラオケ大会を挟んで午後の部が始まり、今頃は舞台の上に立っている筈なのだが…。


《《《 まはぁーーーつりぃひぃだ!まぁつりぃだ!まつりだっ♪ 》》》


北〇〇郎の大音量カラオケがテント内に響き渡り、不快指数を更にアップさせる。
別に真由美達は北〇〇郎が嫌いという訳では無い。
ただ、カラオケ大会の司会のおっちゃんが、例年にない立派な舞台(例年は、広めの朝礼台)
に舞い上がった所為か、「飛び入り大歓迎!!」などと
余計な事を口走しりやがったので、予定時間を過ぎても終わらない事に苛立っていた。

9565/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:24:13

「…いっその事わたし達も飛び入って、このまま午後パートをチャラにしちゃおうか?」
こんな台詞を平気で吐いちゃうくらいの反省はしている。

「う〜〜〜ん…。メンバー1人づつ、ザワワを全部歌えば、潰れる…かな?」
生真面目な池田も、思わず一考してしまうくらいの状況…。
それくらい、この《着ぐるみ待機》は過酷だった。

「えっ!?ちょっと…わたし歌には、自信が…」
まぢに受け取った川原が戸惑う。
「まゆ先輩、顔が売れてるから有利かもしれませんよ?」
「…かお?なんで……あ゙っ!!」

沼越の言葉の意味が最初、判らなかった真由美だが
自分の顔が入ったポスターが町中に貼られている事を思い出し、
「今の無し!やっぱりパス!」と、己の提案を却下した。

9666/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:24:44

「なんだよ?そんな事も忘れてたのか?」
保冷剤をオシボリに包みながら池田が呆れる。
「だって…現場と旅館の往復で、遊ぶ時間なんてないぢゃん…」
おマヌケな事に実家との確執で頭が一杯だった真由美は、町の住民の目をすっかり忘れていた。

「あちこちにベタベタ貼ってあるみたいだから、イベント終わるまで行かない方が良いんじゃないか?
でも、こーいう田舎って10年くらいは平気で剥がし忘れるんだよなぁ…」
「うっ…」
「別に良いじゃないですか。写真うつりはともかく、そんなに恥かしがらなくても」
川原が毒気混じりの慰めを、さらりと言う。
「だって…」
やはり、家の者に対する羞恥心とは、別の恥かしさを感じてしまう。

「真由美さんを見たチビッ子が《着ぐるみのおネェーさんだっ!》って指差したら
《はぁ〜い♪》で、いいじゃないですか?」
「そ・れ・がっ!嫌なのよっ!」
団扇をビシッと川原に突き付けながら、言葉に力を込める真由美。
「はぁ…」
そして真由美をからかう楽しさを、覚え始めている川原に対して溜息を付く池田。
そんな事どーでもいい沼越は、別のクーラーボックスから、
ソーダ味のアイスキャンディを抜き取り一人頬張っていた。

9767/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:25:23

「ちょっと、いいか?」
いきなりテントの入り口から庵西の声が響き、慌てまくるゆぅまぁチーム。
「ちょちょ、ちょっとまって下さい!」
そう言いながら、慌てて面とグローブを着ける池田。
先にヒレを付けてしまい、面が被れず、慌てて外す川原。
真由美も腕ネッシーを先にはめてしまい、同じドツボにはまっていた。
沼越は食べかけのアイスを捨てる事も戻す事も出来ず、
無理矢理口に詰め込んだ為、笑顔の面の中で激痛に耐えている。

「おう、暑い中ご苦労さん」
『で、出番ですか?』
面の位置を直しながら、テントに入って来た庵西に問いかける池田。
庵西もプロフェッサーの格好で、稲妻メークもバッチリ入っている。
「いや、《差し入れしたい》ってお客さんが来たから連れて来た」

((((…???))))

意味が判らない、ゆぅまぁズ。
いくら熱狂的なキャラショーファンと言えど普通、テントの中まで連れて来たりしない。

9868/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:26:02

だが、庵西に続いて…
「…おじゃまします」
頭を下げながら真由美そっくりの女性が入って来ると、
『…まなみっ!!』ネス子が驚愕の声を上げた。
「お、おねーちゃん?」
ネス子に真奈美と呼ばれた女性も驚愕の声を上げる。

黒髪眼鏡のニセ真由美と、笑顔の絶えないアニメキャラが見詰め合う。
数秒後、先に口を開いたのはニセ真由美の方だった。
「どぉーして、そんな格好してるのっ!?」
『♯お前がそれを言うかぁぁぁぁっ!!』
微妙なニュアンスのすれ違いに、飛びかからんばかりに突っ込むネス子だったが…。

《みんなに迷惑をかけてごめんなさい》と、
100回書かれた反省文をバンバン叩くカブラを見て動きが止まった。
きっとクールに笑う面の下では、鬼の形相でネス子を睨んでいるだろう。

            ・
            ・
            ・

9969/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:26:35

「いえね。真由美さんは、ウチのチームには欠かす事の出来ない戦力なんですよ。
彼女しか出来ないアクションもあって、ホントに貴重な人材で感謝感謝の毎日です。うはははは」
「そーなんですか?音信不通だった姉が地元で、ステージショーをやるって聞いて驚いたんですよ。
えーと…人形劇…じゃない…ぬいぐるみ劇団ですか?予想もしてない所に居たもんで…。
ともかく、いい人達にも恵まれてるみたいで…ホント、安心しました♪」
(どーしてこう、親娘そろって単純なのかねぇ…)

蒸し暑いテント中では、教授・ネス子・原作者さまの
アニメと現実が融合した異次元三者面談が開かれている。
教授は汗一つかかず、クーラーボックスのアイスキャンディを奨め、
ネス子は押し黙り、
原作者様は、拭いても拭いても吹き出してくる汗に難儀しながらも、庵西とすっかり息投合していた。

「いぇ、ぬいぐるみ劇団とは、ちょっと違うんですよ…んンン…何ていうか…。
普通の漫才とドツキ漫才の違いといいますか…まぁ、似たようなモンです。うはははは」
「そーなんですか?ふふふふ♪」
(何が、そーなんだ…?おい…)

ちなみに他のゆぅまぁズは、突然ババ抜きがやりたくなり、
テントの隅でトランプを切り始めるのだが、庵西に蹴散らされてしまい仕方なくグリーティングに出ている。

10070/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:27:21

「…どうした、山科?まるで『久しぶりに妹に会ったら、自分より大人になってるのがショックで、
恥かしくて顔も見せられない!』…みたいな態度だが?」
(♯どーしてこのクソオヤジは人の図星部分をピンポイントで突いてくるかねぇ…)

どうもこうも、着ぐるみ姿のまま喋らず、目も合わせようとしないなら、そのくらいの察しは付くだろう…。
庵西の言う通り、記憶の中の妹と、目の前にいる妹との違いに真由美は戸惑っていた。

そして自分の中で《勝ち組の妹》と《負け組の姉》という図式を作ってしまい、
それが負い目となり、顔を合わせる事が出来ないでいる…。
着ぐるみ晒しを避けようとしていた本人が、
晒したくない相手を目の前にして、脱ぐに脱げないという皮肉な状況に陥っていた。

『わたしは只、何時でも舞台に立てるようにスタンバってるだけです』
「…ふん。まぁ確かに、それ程苦しい言い訳では無いな…」
外から漏れてくる審査結果の発表を耳に、庵西が嫌味を込めて呟く。

10171/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:27:59

『なんですか?その棘のある言い方』
「ぶぅぇーつぅにぃ〜。
先生、こんな弱虫毛虫の恥かしがり屋さんでも、舞台の上では光モノがあるんですよ。
よかったら舞台袖から、ご覧になりませんか?」
「い、いぇ私は、他のお客さんと一緒でいいです。邪魔しちゃ悪いですし…。
そろそろ、お暇しますね。あっ!これみなさんで食べて下さい。終わったら、またお邪魔します。」

そう言いながら、お土産に買ったネッシー饅頭を庵西に差し出す真奈美。
この饅頭はクビ饅頭とコブ饅頭に分かれていて、平らな場所でクビ・コブ・コブと並べれば
どこででも、スコットランド気分が味わえるビジュアル系和菓子だ。

「さて…どーするんだ?」
テントから出ていく真奈美を見送った庵西が姉の方に振り向く。
『何がですか?』
「何が、じゃないだろう……?明日の撤収作業は免除する。
一日、自由にしていいから、お前はその時間で何をすべきなのか判るよな?」
『温泉巡りですか?』
「…下らない冗談は置いとけ。ホントに判らないなら教えてやる。
お前は実家に行って、玄関先に7年分のオデコを擦り付けてこい!
これはチームリーダーとしての命令でなく、人生の先輩としての魂の命令だ!」
ビシッ!っと、人差し指を面のメッシュ部分の押し付け、言い放つ庵西。

10272/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:28:34

『…それくらい、言われなくて判りますよ』
不貞腐れ気味に呟く真由美。
正直、公演前日に湧き上がった母親に対する謝罪の気持ちも、
ケジメを付けるという気持ちも、連日蓄積していく疲労の前にすっかり霞んでいた。
「その割に、この一週間《時間を下さい》の一言もないな?」
『それは…その……』庵西の真剣な眼に、
『ごめんなさい…』
真由美は謝るしかなかった。

「お前は幸せだぞ。
役者とは関係ない仕事に就いて、くたびれた中年になってから懺悔するとか、
帰ったら家が無くなってたとか、そういう悲惨な奴等は幾等でもいるからな。
夢を追うのも良いが、墓石に頭下げなきゃならないとこまで意地を張りたくは無いだろう?」
『うん…。』

ふと、心に引っかかっていた疑問がよぎった…。
ひょっとして最後の言葉は庵西自身の事ではないだろうか…?
身の上話を聞いて大笑いした男が、何故親身になるのか不思議だったが
バカで不器用な後輩に、昔の自分を見たのかもしれない…。

10373/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:29:15

『…リーダー。そろそろ準備の方よろしくお願いします、との事です」
カブラがテント幕から顔を覗かせ、ショーの開演を告げに来た。
「よっし。最後の舞台だっ!原作者さまもご覧になっている事だし、何時もより気合い入れて行くぞっ!」
バシッとネス子の背中を叩く庵西。
『うん…。』

その事を確かめる勇気が、どうしても出ない真由美は、しおらしく頷き
頭のスイッチを舞台仕様に切り替えた。

やはり庵西は、暑苦しく図々しく、頼りになる敵でなくてはならない。
この男をブチのめすまで、余計な詮索など不用なのだ。
『よっ、しゃぁぁぁっ!!』
面の頬を両手で叩き、よく判らない気合の入れ方をする真由美。
そして肉体の疲労も、余計な事を知ろうとする気持ちも、気合と共に吹き飛ばした。

別の言い方をすれば、《知る事で、何かが変わってしまう怖さから目を逸らした》…とも言える。
これも、甘えなのかもしれない…。

10474/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:29:56

気合を入れれば、疲れも吹き飛ぶ…そんな意気込みは開演30秒で吹き飛んだ。
三者面談を受けた真由美も、予定にないグリをした3人娘も動きのキレはイマイチで
疲労の色は隠せない。
特に《祭りを楽しんで来い》と、嫌がらせ気味な親心で
ショーの合間に神輿を担がされたエイリアンズは、ゆぅまぁズより自分との戦いに舞台を移していた。

しかし、このイベント最後の舞台。
不様なアクションなど、見せる訳には行かない。
全員、目に流れこんで来る汗を振り払い、悲鳴を上げる身体に鞭打ちながら、
これまで励んで来た稽古の成果を見せ付けてゆく。

そんな中庵西は、ひとり元気だった。
唯一着ぐるみ姿ではないが、アドリブを効かせた芝居は決して楽ではない筈なのに…。
「ぐははははっ、どうしたどうした?祭りに浮かれて戦う気力もないか?」

それでも、この脂ぎったエネルギーはどこから来るのか?
ステージ上に立つ着ぐるみ達は戦いながらも、みな同じ疑問に悩んでいた。

一方、観客にまぎれショーを見物している原作者さまは、というと…。

            ・
            ・
            ・

10575/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/02(金) 06:30:38

「ふふふ、会場にお集まりのファミリー諸君。
都会での子育てが難しいなら灯乃に住んでは、いかがかな?
ここでの生活費は、家族4人で1万円!1万円のご奉仕!20年前のお値段です!
今すぐ紹介料の30万をお支払い頂ければ、この大自然に囲まれた…」

カブ『そこまでだっ!低所得層をターゲットにするディスカウント宇宙人ども!』

ポゴ『いくら自然豊かでも、
   田舎なら健全に育つと思込んでる、カンチガイ家族に来られるのは迷惑よ!』

「え゙ぇーーーいっ、また貴様らかっ!!何時も何時も邪魔しくさりおってぇぇぇっ!
♯ワシに何がして欲しいんだっ!
侵略か?このド田舎を侵略すれば満足するんか?あぁん?」

ツチ『ぎゃくぎれニョロ!』

ネス『侵略もせず、逆ギレ三昧の無気力怠惰な宇宙人!
   そんな反抗的な態度、万引バレした中学生だってしたりしない!
   死ぬ寸前にネタばらしした人だってしないわっ!』

            ・
            ・
            ・

変わり果てた、自分の作品を観て絶句していた…。

【 − 続 く − 】

106名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/02(金) 09:03:52
お絵描きで絵本版ってできないのかなあ---
後20がんがれ

107名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/02(金) 09:52:23
絵を描ける人はたぶん別の締め切りや用事があって忙しいんだよ。

108名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/02(金) 11:56:30
結構長編だからねえ。少なくとも30ページぐらいになるんじゃない?
描き下ろすとなるとかなり大変だと思うよ。

109名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/02(金) 15:26:02
前口上が毎回変わるってことは作中の追っかけオタも毎回逃さず撮らないとならないって仕組みやね。
面白いですよ。

110 ◆NVo5.dEVHs:2005/09/03(土) 04:12:50
ここまでの感想
アクトレス記としては面白いけど
「エロ」がないのがイマイチ?

111名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/03(土) 08:42:56
悪いがだらだらと長いだけでそんなおもしろいとも思えない。次回作に期待

112名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/03(土) 12:20:32
きぐるみしょうせつはみじかくてえろえろでないとだめなの?

113名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/03(土) 12:32:08
>>110-112
 そのたとえ話が>>90に集約して表現されてるんだよ。まるで作者さん予言してたかのようで傑作でつね。

114名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/03(土) 13:32:21
着ぐるみをリアルに書こうとするとその背景もおろそかにできなくなるので、
背景描写の割合が増えてしまい逆に着ぐるみの割合が減ってしまう。
着ぐるみの描写が物理的に減ると本末転倒なので、着ぐるみの描写を増やすために更に背景描写を増やしてバランスをとることになる。
その結果、大作着ぐるみホームドラマが完成する仕組み。

昔、ダグラムってアニメがあったけど、ロボット同士を戦わせるために政治を細かく描かなければならなかったというアニメがあった。
それを思い出した。

115名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/03(土) 13:42:03
焼肉食べ放題で肉ばかり食ってると、お節介な奴がいて野菜をドバドバ焼き始めるのと同じかな?
肉の量を減らしたくないと更に肉を追加すると更に野菜が上乗せされて焼肉食ってるんだか野菜炒め食ってるんだかわからなくなるの。

まあ、おかわり自由なお店でとんかつ定職だと山盛りキャベツ3回はおかわりするけどね。

冗談はともかく、>>105さん、残りを楽しみにしてます。

116名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/03(土) 14:10:17
うえ いみふめいなたとえばなしはやめれ。
すなおにかんしょうしたらよろし。

117名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/03(土) 14:17:31
外車が如何に素晴らしいかを事細かに描写すれば良いのではないか

11876/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:52:51

【 − 夏の終わり ゆぅまぁズの終わり − 】


毎年、この時期この時刻。日の暮れた廃校跡は昼間とは違う顔を見せる。
灯乃盆踊り自治会が、同じ場所に同じテントを張る、お馴染みの光景。
ヤグラを中心に垂れ下がる《灯乃祭り》の文字が入った提灯(ちょうちん)が
淡い光を放ち、会場にいる浴衣姿の女性客をほのかに照らす。
盆踊り客を見込んで設置された露店の方も、夕刻には全店営業を開始し
ソースの匂いを漂わせながら、熱い鉄板をかき回している。

「只今より、第〇〇回納涼盆踊り大会を開始いたします。なお……お誘い合せの上、奮ってご参加下さい」

ヤグラの上から鳴り響いていたデモンストレーションの太鼓が止み、
年季の入ったスピーカーから開始の合図と、近所の暇人も呼び出せと言う、お知らせが流れる。
直後、耳をつんざく灯乃新小唄が流れ出し、それに合わせた太鼓がヤグラの上から鳴り響いた。

11977/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:53:53

人々が輪になって踊り出す。
うなじが艶かしいお姉ちゃん(極々少数)も、普通に汚いオバちゃん(圧倒的大多数)も
短い夏のひと時を楽しんでいる。
そしてその中に、最後のお勤めに奔走する、ゆぅまぁズの姿もあった。

この盆踊りグリーティングの依頼が来たのは最後のショーが終わった直後で、
『たりぃから嫌。』
で、断れるのなら、断わりたい仕事だった…。

が、当然そんな理由で断れる筈も…と言うか口にする事も出来ず
死にそうな笑顔を浮かべながら快く承諾する、健気な娘達であった。

12078/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:54:40

数種のオタクが集まった灯乃の町だが、最後の最後まで残ったのはショーオタで、
彼等は初日に観た《ぶっ飛んだアクションショー》の再見を期待し、
一週間足しげく通いつめたものの、願い叶わなかった不運な種族だ。

勿論、普段のショーがツマラなかった訳ではない。
ネス子はヤケ気味に弾け、ポゴ子はエロく、カブラはクールでツッチーはションボリしていた。

それにネッシーがマジックをくわえて書いたサイン色紙は、グーで殴り書きしたような味わいがあり
それが8種類揃った様は、まさに壮観。
思わず捨てるのを躊躇って(値段的にも)しまう有り難さだ。

でも、物足りない…。
何が物足りないかは、ショーオタにも判らない。
色紙を全種類集めれば何かイイ事があるのでは?と、淡い期待が肩透かしに終わったのも
原因の一つかもしれない。

12179/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:55:23

そんな彼等が今、ヤグラの前に目を奪われていた。
視線の先には、ヒレを団扇代わりにして盆踊るポゴ子の姿…。
舞台では余り目立たなかったポゴ子が、浦安ネズミの如くダンスの主役を張っている!

思い掛けない光景にカメラを構えるのも忘れ、しばし見惚れるショーオタ達…。
やわらかな灯りの中、オバちゃんバックダンサーをはべらせ、たおやかに踊る様は
最後の最後に魅せてくれた夏の夜のスペシャルステージに他ならなかった。

その貴重な晴れ舞台を愛用デジカメで記録し、彼等は救われたに違いない。

            ・
            ・
            ・

と言うのがショーオタ視点で見た盆踊りの全てだが、これを一般人視点に変更すると
ノリノリで盆踊るアニメ着ぐるみと、誰もその事に触れようとしないオバちゃん達の
びみょーな空気流れるコラボレーション盆踊りに見えた。

12280/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:56:13

盆踊り会場、午後8時03分…。

依頼直後は、不満たらたらだった他の3人も
ここまで来たら割り切る他なく、売れ残りの団扇を手にグリ盆踊りを根性で楽しんで?いる。

カブラは、見覚えのあるファンを見かける度、人差し指を口に当て
物欲しそうに露店を眺めた後チラ見するという、容赦の無いおねだり攻撃を楽しんでいた。

この戦術は、焼きソバ1 焼きモロコシ1 チョコバナナ1 綿アメ1 ラムネ1 リンゴ飴1 あんず飴2の
大戦果を上げ、イベントで疲弊しきった彼等の財布にトドメを刺した。
ケツの毛まで毟られた数人のオトモダチは皆、陰鬱な表情で財布を覗き込んでいるが
来年の今頃は、きっと良い想い出になっているだろう…。
中の池田はそう信じつつ、戦利品と共にホクホク顔?でテントに戻るのであった。

一方ネス子は、まとわり付いて来るガキ共を穏便に追い払う事に懸命になっていた。
団扇とネッシーを駆使し、何とか気を逸らして逃亡を謀るのだが
シッポの怪しい動きが子供の興味を引いてしまい、引っ切り無しにやって来る。
こいつらがシッポを引っ張ったりスカートを捲ったり、の見事な鬱陶しさで
ちぎってブン投げたい衝動に駆られながらも、優しいお姉さんキャラを忍耐で演じていた。

対称的にツッチーは通算23人目の子供(4歳未満)を泣かし、暗闇にまぎれションボリとしている。
可愛い顔の造形なのに何故か泣かれる。
何故かは、泣いた子供に聞いてみないと判らないが、白っぽい面に浮かび上がる
黄色の虹彩と赤い口が、自分を食べに来たそら恐ろしい怪物に見えるのかもしれない…。

このオーバーワークも甚だしい盆グリは、花火が打ち上がるまで続くのだが、
この時既に、彼女達の心境に微妙な変化が生じていた。

12381/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:57:04

            ・
            ・
            ・

《《《テェーテレテェーテレ♪凜疋鵐ドンドコドン!!》》》

子供達も楽しめるようにポンポコリンな太鼓が響く中、4人の姿は踊りの輪の中にあった。
ポゴ子は延々と踊り続け、カブラは腹ごなしで参加し、
ネス子は逃亡の果てに辿り着き、ツッチーは鬱から立ち直ってここにいる。

最初は、盆踊る事を躊躇っていた子供達も
吹っ切れた様に踊りまくる、ゆぅまぁズに勇気付けられ?
20分後には、会場に居る子供の約半数が踊りに加わっていた。(4歳以上)
これは、過去例のない現象で(例年は二割弱)
毎年、子供の参加問題に頭を抱える盆踊り自治会にとっては、大いに参考になる出来事だった。

しかし、当のゆぅまぁズは子供達を呼び寄せる為に踊っている訳ではない…。

この子供時間が終わる頃、花火が上がる予定になっており
ゆぅまぁズも、それを合図に引き揚げる手筈になってた。
それはつまり、暑苦しい着ぐるみからの解放されると同時に、お仕事の終了を意味している。

ラストショーが終わっても感慨など湧かなかった彼女達だが、祭りの雰囲気に当てられたのだろう…。
彼女達の踊りは、楽しんでいると言うより、終わりに抗っているように見えた。
まるで「踊っていれば祭りは、終わらん!」と言わんばかりに…。

12482/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:57:53

《明日9時頃に迎えに来るから》

突然のグリーティングで暇のなくなった姉に、妹はそう告げて帰って行った。
結局、面を外す勇気が出なかった真由美は『…うん』と一言、返事するのが精一杯で
その様子を見ていた庵西は池田ばりの溜息をつき、影で見守っていた3人娘もやはり溜息をついた。

グリ中は忘れる事が出来たのに身体が踊りに慣れて来ると、どうしても明日の事を考えてしまう。
庵西は《負い目の原因は自分の心だ》と言った。
確かに母親も妹も、今の自分を笑いもせず馬鹿にもしなかった。(ボコられたけど…)
それでも心に燻る、ナニかの消し方がわからない。

そのナニかとは、妹に見せ付けられた《人生の差》から来る負い目と嫉妬だ。
それら負の感情がドロドロに混ざり合い、己のツマラないプライドにベッタリこびり付いている。
これを消すにはどうすればいいのか…?
妹みたいに成功すれば良いのか、何も見ない振りをすれば良いのか…?

明日、妹にどんな顔をして会えば良いのか…?
それさえも判らなかった。

12583/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:58:44

《《《テェレレレッレッレレェ〜ッ♪凜疋鵝張ン…ドン…ガン…ドゥォォォォォン!!》》》

太鼓の余韻が、ゆぅまぁズの終わりを告げる。
それに合わせて、ポゴ子とカブラは両手を頭上に掲げ拍手し、ツッチーは胸の前で団扇を叩く。
だが、ネス子だけは呆然としたまま動かなかった。
どんなに疲れていても、客前では決して下げる事の無かった右腕が垂れ下がり、
この時を見計らったかの様にシッポのギミックが壊れ、その役目を終えた…。

夜空に大輪の華が咲き誇る。
祭りの喧騒は彼女達の感慨などお構いなしに続き、人々は次々と打ち上がる花火に歓声を上げていた。

(終わっちゃった…。)
気が付けば他の3人は、まっすぐ伸ばした手を子供達に向け振っている。
その光景を見て、ようやく我に返った真由美は、
ネッシーの口をパクパクさせ団扇でバイバイしながら、周りの子供達に別れを告げた。

しかし花火に魅せられた子供達の心に、ゆぅまぁズの居場所は既に無く、去りゆく姿を見ようともしない…。
真由美は、満面の笑みを浮かべながら夜空を見上げる子供達を見て
自分達の祭りが終わってしまった事を悟った。
それが何故か悲しかった。
嫌々やっている自分が悲しむ資格など無い筈なのに、あふれた涙が汗に滲んで消えてゆく。

こうして、ゆぅまぁズの夏は終わった。
暑い夏を熱い夏に変えてくれた彼女達にしては、随分寂しい幕引きだった。

12684/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 15:59:33

【 − お家へ 帰ろう − 】


「山科真由美クンの七年ぶりの帰郷を祝いつつ、
無事の帰還を祈願し…焦魂塾ゆぅまぁチーム一同、万歳三唱よぉーーいっ…ハイッ!!」

「「「「 ばんざーい!ばんざーい!ばんざーい! 」」」」

突然の騒ぎに、何事かと窓から覗きこむ仲居さん達。
運転席の真奈美は苦笑し、助手席の真由美は顔を真っ赤にしながらも、この見送りに感謝してた。

この光画部OBみたいな見送りは、どうせろくに顔も会わせられんだろうと確信した庵西が
メンバーと共謀したモーニングイベントで、もちろん真由美には内緒だった。
月曜日の遅い朝、あさざ荘駐車スペースでの出来事である。

「おもしろい人達だね」
真奈美が車を発進させ、真由美に話しかける。
「まぁね…」
そっけない返事だが、その顔には笑みがこぼれている。
どうやら庵西に、また大きな借りが出来てしまったようだ。

12785/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:00:23

「お姉ちゃんの周りは何時も賑やかで良いよね…。羨ましいなぁ…」
お互い黙ったまま5分程たった頃、真奈美がポツリとそんな言葉を漏らした…。

その言葉を、冷かし混じりのおべっかと解釈した真由美は
「…そんな事、《♯どうだっていいでしょ!》」
そう、吐き捨てるつもりで、運転席に顔を向けると…、

妹の横顔に憂いを見てしまった…。

「……より、まなの漫画買ったわよ」
「ホント?お姉ちゃん買ってくれたの!?」
「ホントだって。恥かしかったわよぉ。小学生に混じって、あの表紙をレジに出すのは…」
「ふふふ、じゃあ今度はもっと買い易い表紙にしてもらうね」
久しぶりに笑顔を交す姉妹。

(そう言えばこのコ、昔から人付き合いが苦手だったけ…)
漫画ばっかり画いている内に苦手になったのか?それとも孤独を埋める為、漫画に没頭したのか?
妹の事など、気にも留めなかった馬鹿姉ったので、今更知る由もないが、
《羨ましい》といった時、お世辞とか嫌味でなく本心で言っているのが、憂う顔から読み取れた。
ひょっとしたら、自分は妹が欲しくても手に入らないモノを持っているのかもしれない…。

真由美の中でわだかまりが薄らぎ、ポツポツと積もらせてきた話を喋り始めた。

12886/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:01:49

            ・
            ・
            ・

「あんたねぇ…その格好……」
旅館から離れ、舗装された山道に入った頃
わだかまりが薄らいだ姉は、言おう言おうとしていた事を口に仕出した。

「え?何かおかしい?」
「おかしくないけど、上も下もユ〇〇ロとかム印の類でしょ?ブルジョワが着ていい服ぢゃ無い!」
妹のTシャツとカットパンツにイチャモンを付ける姉。

「でも、手頃だし面倒だし。どうせ外に出ない生活だから」
「…ったく。そんなんだから、あんな恥かしいコスチューム画くのよ…」
金持ってる癖にお洒落に無頓着。
欲しい服があったら、食費を切り詰めてでも買う姉から見れば信じられない人間だ。
しかし、パソコンと同額のシャツなんか着て来られたら、それはそれでムカツクだろう。

服に金を惜しまない生活が、真由美を貧乏足らしめる要因でもあるのだが
生活を省みず、趣味嗜好に注ぎ込む辺りオタに通じるモノがあるかもしれない。

12987/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:02:56

「あんなって…お姉ちゃんが入ったネス子ちゃんの事…?そんなに恥かしかった?」
「白鳥の首付きチュチュで踊った時くらい恥かしかったわよ。ったく…」
「瑤修鵑併まで、してたの!?」
思わぬエピソードに驚きの声を上げる妹。
「…まぁ…劇団時代にちょっと…だけね…。弱小は大変なのよ…ウケる為には命も削るって感じで…
一応、ちょうちょマスクは着けてたけど…」
うっかり滑らせた口を、取り繕うかの様に言い訳する姉。

「ぷっ…」
真奈美はバツが悪そうにボソボソ話す姉を見て、思わず吹き出してしまった。
「何よ…そんなにおかしい?」
「うんん、別に。ただ昔と変ってなくて安心しただけ…」
真奈美は、久しぶりに再会した姉が、昔と変っていない事に安堵の笑みを浮かべた。
「何その言い方?まるでわたしが、昔からおかしな格好して踊ってたみたいじゃない」
「違うよ。昔から隠してたこと自分でバラしちゃう癖があったなぁ…って?お姉ちゃん?」
思い当たるフシが有り過ぎて、鬱々モードに突入してしまう姉。

「お姉ちゃん…?そんなに家に帰るのが憂鬱?」
「いぇ、そうーじゃない…。そーじゃないの…。ただ、思う所があって…」

思えばくだらない墓穴の連続で、こういう状況になってるのかもしれない…。

13088/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:04:10

「お母さんには、もう会ったんでしょ?あの人が許してくれたならもう大丈夫だよ」
真奈美は姉が落ち込んでいる理由を、近付きつつある実家にあると勘違いしたようだ。
「…瑤修Ω世┐弌△泙福
あの鬼がよく上京なんか許してくれたわね…?それも漫画家志望で…」
「うん。それ、お姉ちゃんのおかげ。
妹まで家出されちゃたまらないから、頼りさえくれれば好きにしていいって。
安いトコだけどマンション用意してくれて、仕送りまでして貰っちゃった♪」

(♯ンンンッ…ぢゃぁそりゃぁぁぁっ!!)
納得行かない…。漫画家とはミカン箱で原稿を画き、風呂にも入らず、
サルマタからキノコを生やして一人前なのに…。
だいたい、金持ち扱いされたら、嘘でも否定するのが礼儀ではないのか?
否定もせず、余裕の笑みで新車をコロがすなど人として許されるのか?
第一、姉の私でさえ免許証など…、
♯つーか、教習所通うゼニがねぇのに、この女はぁぁぁっ…。

方向性が定まらない怒りだが、要するに《貴様もビンボーというモノを味わえ!》と言いたいらしい。
突然不機嫌になる姉と、それに気付かず微笑みながら運転する妹。
2人を乗せた車は緑濃い山を越え、果樹園が広がる農道へ…。

13189/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:05:09

もうすぐ桃から葡萄へバトンタッチする季節。あと2ヶ月早ければサクランボも楽しめただろう。
規則正しく並んだ木々が夏の風に揺れ、その懐かしい光景に真由美は胸が一杯になった。

「お母さん喜んでたよ。今年は畑の方も豊作だったって、一つ一つの出来も上々みたい。
家だけじゃ食べ切れないって困ってたよ」
悪意の無い一言が郷愁の思いを瞬殺する。

「出来の良さなら身を持って、思い知らされたわよ…」
気分を害された真由美は、自虐的な笑みを無自覚な妹に向けた。
「…???それどーいう意味?」
母の折檻を聞いてない妹は、顔中に疑問符を浮かべ問いかけたが、姉がそれに応える事は無かった。

車は一路、果樹園の中に建つ立派な門構えの家に向ってゆく。
気付けば、心の中のナニかは消えており、7年前のどこにでもいる姉妹の仲に戻っていた。

「何でもアリマセン…っと。さて、それじゃ!気合を入れて謝りますかっ!」
7年ぶりの懐かしい我が家。
胸を張って成功したとは言えなが、顔向け出来ないほど大失敗でもないだろう。
「お姉ちゃん…」
「…ん?」
「舞台。格好良かったよ」
「とーぜん!なんたって、わたしが主役なんだから」
ふふん!と、満面の笑顔を見せる自慢下な真由美。
そんな姉を見て、真奈美は懐かしく幸せな気分を噛み締めていた。

13290/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:06:00

【 − エピローグと言う事で − 】


河西一(かわにし・はじめ24歳♂)は、
温泉マラソンを8日間走り抜いた只一人の漢(おとこ)だった。
宿泊費を浮かす為テントに寝泊りし、食事は事前に買い込んだカップ麺で済ませ(お湯だけは豊富)
ベルトの穴が2つズレても、彼は決して諦めなかった。
そして実用と保存用の抱き枕、計8個を入手にするという前人未到の偉業を成し遂げた。

このイベントに参加し同じ苦しみを分かち合った者は証言する。
やつれた表情で、4つの抱き枕が張り付いたテントを背負い、両脇に2つづつ抱えて歩くさまは、
十字架を背負ったキリストのごとき、荘厳さに満ち溢れていた…と。

しかし玄関に立つ彼を見た母親は限りなく一般人であり、その瞳に写るのは、
やつれ切った変質者以外何者でもなく…。
そのまま廊下に崩れ落ち、マジ泣きされるという痛過ぎるオチが付いてしまった。
彼が過ごしたアツイ夏は、残念ながら苦いサマーメモリーになってしまったようだ。

13391/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:06:51

「まなみ先生、灯乃町からファックス届いてますけど」
都心にある静脈とかが鍵になっちゃうマンションの一室。
そこには先生と呼ばれる真奈美の姿と、それ程年齢差のないアシスタントの姿があった。

「んっ?ありがと…って、また灯乃…?今度はなに?」
「はい。何かHPの漫画を月一連載で始めて欲しい…見たいな事、書いてあります」
「それは、またキビシイお願いねぇ…」
「あと、新キャラも入れて欲しい…とも書いてありますが…」

イベントを終えた灯乃の町は、元の静かに寂れた町に戻り、平穏な日々が続いている。
ゆぅまぁグッズは通販を中心に、そこそこ売れ続けてはいるが
飽きられるのも時間の問題と見た山田は、早くも次の展開を模索するのであった。

「要するにテコ入れ依頼って事か…。来年もコレで町起しするつもりかしら…」

図々しいお願いに苦笑しながらも、真奈美はスケッチブックを手に思いを巡らせる。
私が頑張れば、ぬいぐるみ人形劇団の人達は、来年も灯乃に来てくれるのだろうか?
昔とまったく変わらない姉は、来年も弾けた演技を見せてくれるだろうか?

13492/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:07:44

焦魂塾を勘違いしたまま思いは巡り、筆は紙上を走り出す。
そして、ラフで画いたスケッチブックには、
ワンピースになったポゴ子。パンツがミニスカートになり、ヘソ露出も消えたカブラ。
ツチノコベレー帽がツチノコ麦わら帽に変わり、フリルだらけのワンピースになったツッチー。
そしてネス子は右腕が普通の腕になりつつも、股間からプレシオサウルスの首が生えていた。

「先生…これは…?」
「ン〜〜ん…。ちょっと、おねーちゃんの意見を参考にね…。」
アシにイラストを見せながら含み笑いをする真奈美。

仲間に恵まれ幸せそうな姉に、嫉妬してもバチは当るまい。
今まで心配させられた分、これくらいの意地悪は御祝儀のような物だ。
この衣装を着た姉は、私を見た時どんな反応をするか…?
家族そろってニューネス子の活躍を目の前で見守ったら、姉はどんな演技を見せてくれるだろうか?
それを見る為だけでも灯乃に帰りたくなる…。

「このキャラクターでなら連載しますって、返信しといて」
ニッコリと笑う先生さま。
「あ、あの…」そして、何か言いたげなアシスタント。
多分、スキャナーの使い方が判りません…では、ないだろう。

残念な事に、真奈美以上に気が弱い彼女は
先生のご乱心を止められない、弱虫な自分を責める事で現実から逃げてしまった。
来年も灯乃には、熱い夏が巡って来そうだ…。

13593/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:08:30

『ちょっと、ちづる!あんた、カブラの時身体のライン目立つとか、文句言ってたじゃない!
なんで戦隊のピンクはいいのよっ!』
『これは、相撲のマワシみたいに伝統的なモンだから』
『真由美さん似合ってますよ♪』
全身ピンクの池田が反論し、全身イエローの川原がブラックバス姿の真由美を慰める。
夏も終わりを告げ暑さも一段落したある日、焦魂塾の稽古部屋にはお馴染みの面々が集合していた。
『納得行かないっ!』
『あきらめろ』
『真由美さん似合ってますよ♪』

わだかまりが消えれば人間生まれ変れる…筈もなく、真由美は相変わらず惰性の中にいた。
ただ、この仕事を続ける上での、己に対する言い訳は、
《お金が無いから…》でなく
《みんなに借りがあるから》と《庵西をブチのめしてないから》に変わっている。

「うるせーぞサカナ!準備出来たならさっさと、コッチに来い!」
『サカナ言うなっ!』
庵西がホワイトボードをバンバン叩きながら、部屋の隅でくっちゃべっているヒロインと怪人を呼び寄せる。
今度の依頼は丹羽湖漁業協同組合の《外来魚撲滅キャンペーン》で行うステージイベント
《漁協戦隊ニワコン后佞離轡隋疾什遒世辰拭

13694/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:09:21

今回も庵西が悪の幹部として出る予定で、真由美もメンバーに決定している。
その事を危惧したショーチームの面々は、
またオカシなスイッチが入ってはタマランとばかりに、特製クジ引きを作成し
その結果、偶然にも怪人ブラックバッシング役を引いてしまう真由美だった。

『だいたい、ちかちゃんのワカサギ姫ってなによ!漁師に助けを求める魚なんているの!?』
「肉屋のキャンペーンでも、ブタとかウシが風船配るだろ?アレと同じだ」
『だから、諦めろって』
『真由美さん似合ってますよ♪』

真由美の抗議をあっさり否定する庵西達。
ちなみに沼越千佳の役はニワコン垢暴けを求めるワカサギのお姫さま役で、
白のドレスにティアラだけの素の格好だ。

「まゆ先輩、似合ってますか?」
中学生の演劇部員にしか見えない沼越が
ふわりとドレスをなびかせながら、純粋かつ無自覚な挑発をする。
『……似合ってないって言ったら、代わってくれんの?』
「いやです。」
キッパリと断る沼越に軽い殺意を覚える真由美。

13795/95 ◆XksB4AwhxU:2005/09/03(土) 16:10:10

ひょっとして、コイツは《着ぐるむ仕事》が好きになったんじゃないだろうか?
文句をタレながらも、しっかり着ぐるんでいる真由美を見て池田はそう思った。

『納得いかなーーーいっ!!』
「♯だぁぁぁぁぁっ!るせーぞサカナ!黙って説明聞けっ!!」
『♯サカナ言うなっ!!』

(まったく…困ったモンだわ…)
マスクの中で苦笑いしながら、随分ゆるくなってしまった稽古場の空気を嘆く。
気の緩みが怪我に繋がる殺陣稽古が、こんな事で良いだろうか?
嘆きつつも池田は、この雰囲気に水をさす事が出来なかった。

『今回は味方同士なんだから、仲良くしろって♪』
『真由美さん似合ってますよ♪』

ピンクとイエローがそれぞれ、グロぶさいくなバス怪人の肩にポンと手を置き、諦めと覚悟を促す。
そして、真由美の中の微妙な変化に気付いた池田は苦笑いしながら。
川原は優しく微笑みながら。
この人生を一行に悔い改めないバカをいとおしく思うのであった。


【 − 終わり − 】

138名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/03(土) 19:07:32
最後までお疲れ様でした!

139ある着ぐるみ愛好家:2005/09/03(土) 23:26:04
Bさんとのことから2ヶ月ほどたった、以前あのときの記憶は鮮明に残っている、俺は自分で着ぐるみ
が欲しくなった、しかし、現実に予算はン十万かかるのも事実、しかし、やってみたい、あれから毎日の
ようにBさんのHPのカレンを穴があくほど眺めていた。

 Bさんとも、メール交換もあり、さらに3ヶ月の時が過ぎ去った、ある日、Bさんから突然の呼び出し
メールが届いた、なんだろうと思い、なにも考えないまま、5ヶ月ぶりにBさんと再会する、場所は最初に
出会った喫茶店だ。

 「どうも、お久しぶりです。」「あ、どうも、前回から役5ヶ月ですね、どうです、その後?」、なんかやってない
こっちの行動を見透かしているような聞き方だ、「どうですって、どうゆう意味なんですか?」と少し聞き返す
「カレンにあってみたいですか?」、俺は二つ返事で即答した。

 「そうですか、今日、Aさんを呼んだのは他でもないんですよ、今度の日曜日は予定とかありますか?」
と唐突に予定を探ってくる、「えっと・・・、今のところはないです、日曜なんかするんですか?」とおもむろに
たずねるが、ちょっと興奮気味だった。

 「ええ、日曜日に僕と仲間たちでオフするんですが、どうです一緒に参加してみませんか?」なんと
定期オフの誘いだった。「そうなんですか、でも、それならメールでもいいんじゃないですか?」と少し
いじわるしてみた。

 「まあ、それでもよかったんですけど、今日、わざわざ本人に来てもらったのには理由があるんですよ。」
俺はすごいドキドキしていた「で、その理由とは?」


 「ええ、今度のオフ会では、新しい衣装の作品品評会もかねているんですよ、今、その準備してるんですよ
で、ドジちゃって、指を骨折しちゃったんです。」と机の下に隠していたのか、右手をみせる、ギブスと
包帯が手にまきつけてある

 「え、大丈夫なんですか?」、大丈夫なわけないけど一応建前で聞いてみる「ええ、で、こんなんじゃとても
カレンになれないから、今度のオフ会はBさん、あなたがカレンになってください。」少し、予想はついて
いたのだが、現実のことになると興奮が冷めない。

140ある着ぐるみ愛好家:2005/09/03(土) 23:28:42
「ってことは、俺用にも用意してくれてたっことですか?」「ええ、まあ、そんなとこでしょうか、で
今から、また、僕の家でその衣装の試着して最終的な調整をしたいんですが、お時間よろしいでしょうか?」
と聞いてくる、「もう、全然OKですよ。」


 Bさん宅

 5ヶ月ぶりにBさんの家にいく、ドアを開けると5ヶ月前とレイアウトも変更されている、モノクロをベースと
したインテリアは大人の部屋とゆう雰囲気だった、「さ、早速やりましょうか、例の部屋までご同行ください、あ、
その前に軽くシャワーを浴びといてください。」

 汗を流して、例の衣裳部屋に入る、「待ってました、早速お願いします、これ、Aさん用に新調したタイツと下着
です、これからこれ使ってください。」まるで、俺のことをしっているようにするすると話をすすめるBさんを横目に
俺は着替えを始める。

 女性らしい、ボディラインを形成するために矯正下着もある、「これは、うちで新しく開発した下着なんですよ。」
「え?うちって?」、「ああ、まだ言ってませんでしたね、うちは下着メーカーなんですよ、なのでこうゆうのは専売特許
みたいなもんです。」

 下着は上下で胸、腰と分かれている、女性の胸をイメージした下着とくびれを強調させるガードル、それらを順に身につけ
タイツを着る、これがカレンの皮膚となるものだ、前回とは繊維が若干異なっている、「これも、そうなんですか?」とBさん
にたずねる「そうですよ、繊維メーカーと共同開発でそれがプロトタイプです。」

 のっぺらぼうのタイツ人間になった、そこにさらに締め付けのきついブラとショーツをつけて、できたての衣装を身に着ける
サテン生地のドレスだ、華などの細かい刺繍もあり非常に豪華なものだった、最後にマスク「これは、前のカレンを改修して
新たにつくったものなんです、サイズもあうはずです。」

 長い髪、栗色になっている、顔の表情も前回にまして、かわいさの上に上品さを兼ね備えたような顔である、そのまま首元から
マスクを顔にはめる、前回苦戦したときとは正反対に怖いほどしっくり顔になじむのだ、まるで面が被る人を選んでいるかのように
カレンの面が俺とフュージョンしている。


「うわー、思った以上にいい出来じゃないか、自分の才能が怖い」とBさんがゆう、たしかに、それだけいいものができているのだ
からここはおとなしくBさんの才能を認めるしかないので、かわいく、うんうん、とゆうような仕草をしてみる、すると、急にBさんが
カレンを抱きしめる。

141ある着ぐるみ愛好家:2005/09/03(土) 23:45:19
 そのままベットまでつれていかれて、しばらく抱擁していたが、さすがにタイツや下着
のしめつけが限界に達していたため、Bさんにジェスチャーで限界と知らせると、すぐに
それをわかってくれた。

 「あ、ごめんなさい、じゃ、そろそろ、カレン脱ごうか。」とBさん、内心もっとカレンの
中にいたかったが、体がゆうことを聞いてくれないのだ、そのまま、Bさんに手を引かれて
更衣室に向かった。
 
 「はい、お疲れ様、長いことごめんね。」とBさん、そのままカレンのマスクを自分の頭から
引き離す、内部では息がろくにできない、循環しないよどんだ空気がマスクをはずすと同時に
消えていった、この瞬間ほど新鮮な酸素が気持ちのいいものだとは思わなかった。
 
   to be continue・・・

142名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/04(日) 08:53:13
>>14
以来の続編キター!

143名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/05(月) 17:10:00
>>137
今までにないような大作、お疲れ様でした。
楽しめました。

144名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/06(火) 18:07:16
◆XksB4AwhxU氏乙華麗。

145名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/07(水) 08:56:36
ある着ぐるみ愛好家さんも乙です。続き楽しみです

146名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/09(金) 06:53:50
すごいすごい
良スレだよここは

147ある着ぐるみ愛好家:2005/09/09(金) 07:37:40
「はい、お疲れ様でした、あとは一人でもできると思うから、僕は隣の部屋にいるよ
着替え終わったら、勝手にシャワー使ってもらっていいよ、終わったら、隣の部屋で今度の
オフ会の詳しい話をするよ。」と言い残してBさんは部屋をさった。

 カレンである自分がこれほどまでに興奮状態にある、いままでに経験したことのない気持ち
の高揚感がまだ、自分の中で渦巻いていた、ふと我に帰ると、手にはカレンのマスクを
もち、顔や体はタイツと衣装のままだった。

 そのまま、衣装もタイツも脱ぎ、カレンから、また一人の男に戻った、タイツ、衣装などを
どうするのか、Bさんに聞くのを忘れていた、それより汗をかいてしまっている自分に
気がついた、そのままバスルームで汗をながすことにした。

 そして、Bさんのいる部屋にむかった、「終わりました、お風呂かしていただいて
ありがとうございます、あの、このタイツとかどうしたらいいですか?」とBさんに
聞いてみた。

 「ああ、それは、更衣室に回収ボックスがあると思うから、そこに入れといてもらえ
ると助かるね、それは特殊繊維で、洗濯は普通の方法じゃできないんだよ。」とBさん
そのまま、更衣室にひきかえしすと、部屋の隅に回収ボックスとかかれた小さな箱があ
るではないか、そのまま、タイツをそこにはめる。

 そして、またBさんの部屋に入る「で、今度の日曜なんだけど、Aさん、あなたのこと
は他の連中には内緒にしてたいんだ。」「と、いいますと?」「オフ会は昼からだし
そのちょっと早めにAさんがうちにきてほしいんですよ。」

 「はぁ、それはどうしてですか?」半分わかってはいたのだが、興奮をおさえつつ
意地悪な質問を繰り返す「みんな、揃ったところで、作品披露するんですけど、僕は
こんな感じだし、今回はカレンはAさんが入るわけでしょ。」

 「はい。」「僕は一応、自分がやるみたいに更衣室に入るけど、実際やるのはAさんじゃ
ないですか、着替え終わって、Aさんのカレンがみんなの前にでる、みんなは僕がやってる
と錯覚してると思うでしょ?」

 「なるほど、でも、Bさん、手の包帯やらギブスはどうするんですか?それがあると
みんなもわかっちゃうじゃないですか?」「ああ、これは明日にでもはずす予定なんですよ
、医者ももういいっていってくれたし。」

 「はずすって、じゃあ、Bさん腕は完全なんですか?」「いえいえ、まだ若干痛みは
ありますし、で、カレンがみんなを翻弄してる最中に僕がみんなの前にでてきたら、
どう反応するか、楽しみじゃないですか?」

148ある着ぐるみ愛好家:2005/09/09(金) 07:39:38
ないですか、着替え終わって、Aさんのカレンがみんなの前にでる、みんなは僕がやってる
と錯覚してると思うでしょ?」

 「なるほど、でも、Bさん、手の包帯やらギブスはどうするんですか?それがあると
みんなもわかっちゃうじゃないですか?」「ああ、これは明日にでもはずす予定なんですよ
、医者ももういいっていってくれたし。」

 「はずすって、じゃあ、Bさん腕は完全なんですか?」「いえいえ、まだ若干痛みは
ありますし、で、カレンがみんなを翻弄してる最中に僕がみんなの前にでてきたら、
どう反応するか、楽しみじゃないですか?」

149ある着ぐるみ愛好家:2005/09/09(金) 07:51:19
 そう、考えるだけでも、今の自分にはかなり興奮である、日曜、カレンになりすまし
てみんなの前にでていって、窮屈なカレンに閉じ込められて、でも、カレンを演じていなけ
ればいけない、そんなことが現実に起こるのだ。
 
 「僕は、驚くみんなの顔がみたい、ドッキリ、みたいな企画ですよ、付き合ってみたい
と思いませんか?」確かに面白い企画だし、自分はカレンになれるとゆう、一挙両得な
企画なのだ。

 「いいですね、面白そうだし、やりましょうよ、でも。」「でも、なんですか?」
「Bさんが、でてきて、はい、驚きましたで終わりになって、カレンである自分はその後
どうすればいいんですか?」

 「ああ、そうですね、いつまでも驚いてる連中でもないですし、Aさんのことは
当日までのトップシークレットなんで、でてって終わったから、そのままずっとカレン
でいてください。」

 「え?ずっとですか?」「はい、ずっとです、いやなんですか?」「そんなことないです
けど、さすがにずっとは・・・。」「まあ、途中、休憩あとかあるし、衣装をお披露目した
後に各着ぐるみさんとのコラボ写真撮影なんかもあるんで、その辺もお願いします。」

150名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/09(金) 13:07:35
続編キター

151名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/09(金) 19:49:49
オフで何か起こりそうで楽しみでつ!
ある着ぐるみ愛好家さんがんばってください。

152名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/10(土) 01:34:35
つまらない。女の子がいいな

153名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/12(月) 16:48:14
ふいんき(なぜか変換できない)が嫁無い香具師がいるな?

154ある着ぐるみ愛好家:2005/09/13(火) 11:35:25
 「そうですか、写真撮影とかもあるんですか、まあ、オフ会とかだったら、あっても
おかしくないですよね。」一般的ば着ぐるみ系HPはやはり定期オフなどでの写真撮影
は当然のごとく行われている。

 帰り道
 とある商店街を通りかかった、お店の店先で子供が集まっている、子供が集まるとゆうことは
なんらかのイベントがある、着ぐるみいる可能性がある、そんな直感で自分は子供が集まって
いる所に足を運んだ。

 案の定、毛ぐるみタイプのピンク色のうさぎが子供の対応に手を焼いていた、興味本位で
叩いたり、殴ったり、正体を暴きに来る子供もいるようだ、着ぐるみは視界が狭い、口元や
ほんの隙間からしか前がみえていない場合が多い、死角だらけなのだ。

 「あー、後ろから髪見えてる、人間だー。」などと叫ぶ子供、気のせいかその言葉に
以上に感じてしまう自分がいた、ああゆうタイプの着ぐぐるみは、タイツも着用していない
ために、首元などが開いているのだ、内臓の首が下がればおのずと見えるものだ。

 茶色の後ろ髪がちらっと見える、中身は女性だろうか、背もそれほどあるわけではないので
ほぼ間違いないだろう、しばらく観察することにした、すると一瞬だが着ぐるみがこっちを
見たような気がする。

 子供の集団も一時落ち着いたところで、こんどはこっちによってくるではないか、内心
ものすごい興奮だった、「なんすか?」とか聞いてみたが、相手は着ぐるみで、声がでる
はずもない。
 
 そのまま、手を引かれて、控え室に連れて行かれた、控え室に入ると、着ぐるみは、
頭をはずしだした、いいしれぬ興奮が全身を襲う、中から現れたのは、知り合いの女の子だった
名前は美香とゆう。

 「あんた、こんなとこでなにしてんの?」「それはこっちが聞きたいな、美香こそ
こんなとこで着ぐるみのバイトか?暑くない?」とか、一見、着ぐるみなど興味ないように
振舞う。

 「バイトだし、それにさ、あたし、着ぐるみ好きなんだ、おかしいだろ?」、自分が
彼女に対してわずかながらも想いを寄せていた、そんな彼女が実は着ぐるみが好きだと
彼女の口から告白されたのだ。

 「そ、そうなんだ、知らなかったな。」「お前が、あんなとこに立ってるとこみたら
ちょっとからかいたくなってね。」美香は顔だけ出して首から下は着ぐるみの体だ、なんとも
かわいい。
 
 「俺もさ、実はちょっとだけ、興味あるんだ、実はな・・・。」「へ〜、だから、
あたしのことみてたんだ。」「そ、そんなんじゃないさ、俺は着ぐるみみてただけで
別に美香ちゃんみてたわけじゃないよ。」
 
 「へ〜、まあ、外見はうさぎだし、中身があたしだなんてわかるほうが不思議だよね
どう?もう仕事も終わりだし、デートしない?」「え・・・。」「あー照れてる、あんた
と最近遊んでなかったしさ、たまにはいいかなって、あたしとじゃ嫌?」

 「そんなことないよ、お願いします。」「そっか、よしよし素直でよろしい、じゃ、あたし
これから着替えるからさ、外でまってて、あ、ファスナ下ろしてくれる?」といわれたので
俺は美香の背中にまわり、ファスナを下ろす。

 Tシャツとスパッツの美香が着ぐぐるみからでてきた、汗で透けて、下着が見える
「ばか、なにニヤニヤしながら見てんだよ、あっちで待ってるよ。」追い出されてしまった
「わかった、ごめん。」

155ある着ぐるみ愛好家:2005/09/13(火) 11:41:59
あんまりつっこんだところまでは内臓女性ネタは書きません、一部の方に納得して
いだけるように緊急でつくりました。
 自分の見解ですが、内臓女性は視的なものでの興奮が多いはずです、そこにいろいろな
フェチズムを感じている、文章でそれを表現するのは難しい、自分にそれを文章で表現する
文才がない、できて今のが精一杯です。

156名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/13(火) 22:26:29
わがまま聞いてくれてありがとうございます。
このような視的なものというか以前の、遊園地を書いてくださった方のような
女の子らしさを感じさせる、想像できる描写が、好みというか…。

一読者の癖に、作品に手を加えさせてしまい申し訳ありません。
以後、慎みます

157名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/14(水) 16:49:15
着ぐるみの 中身はやっぱり 女だな

158名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/14(水) 17:14:17
あれ?ここは 五七五 のスレでつか?

159名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/14(水) 17:30:39
女の子 脱いだ着ぐるみ 着てみたい

160名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/14(水) 17:35:08
止めはせん 藻埋の好きに やって味噌

161名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/14(水) 20:27:30
女の子 脱いだ着ぐるみ ハァハァ汁

162ある着ぐるみ愛好家:2005/09/15(木) 06:47:16
 土曜日

 Bさんから、連絡があり、日曜の前日、つまり土曜日の夜にはBさん宅に乗り込み
することになった、会場はBさん宅なので、他のメンバーに見られないようにするため
である。

 「こんばんは、お邪魔します。」「はい、待ってましたよ、わざわざすみませんね
こんなわがまま聞いてくださって、さ、話もありますし、衣装の試着などもしなければ
いけません、やることはたくさんありますよ。」

 居間に招かれて、とりあえずソファーに座った、「荷物はそのへんにおいといてください
、明日はよろしくお願いします。」「こちらこそ、お願いします。」と社交辞令の挨拶を
とりかわす。

 「時間は10時くらいには、他のメンバーもちょろちょろと動き出すので、Aさんは
そのあたりから密かに準備しててください、ただ、みんなには僕がカレンになると思わせる
ので、着替えを手伝えるのはちょっとだけです。」

 「そうですね、がんばります。」「さて、話はこれくらいにして、本番の衣装合わせ
をしましょう、更衣室に来てください。」自分自身かなり興奮していた、前日までの
気分の高揚感とは違う胸の高鳴りを感じる。

 部屋に入ると、白いサテンドレスがトルソーのかかっている、「おお、これがそうです
か、す、すごい、これを自分が・・・・。」思わず生唾をのみこんだ、「そうですよ
僕がこの日のために作った最高傑作です。」

163名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/15(木) 14:27:20
白いサテンドレスがトルソーのかかっている、
→白いサテンドレスにトルソーがかかっている、
→トルソーに白いサテンドレスがかかっている、

新作キター ちょっと読みにくくて推敲

164名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/16(金) 15:34:43
小説は 読むのに時間が かかります

165名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 01:05:28
>>164
根性なしめ! 小説ごときで泣き言言うなよ。

166名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 04:16:08
>>165
それはだめ 五七五に なってない

167名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 13:11:13
>>166
字余り!

168名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 14:32:20
五五五だぞ?足らないのとちゃう?

169名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 16:14:23
川柳の五七五は「ごうしちご」「ごうしちごう」と発音出来るので許可。

170名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 16:39:04
このスレは、着ぐるみ徘徊…俳諧のスレになりました。

171名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 18:11:41
以前はそういうスレがあったよね。

172名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 18:53:49
そろそろ恋しくなってきたのかもね。
でも、ここは小説すなわち創作スレだからあながちスレ違いでもないかもね?

173名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/17(土) 20:49:01
>>169
(・∀・)ソレダ!!

174名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/18(日) 11:47:10
>>172
>小説すなわち創作スレだからあながちスレ違いでもないかもね?
アホですか?

175名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/18(日) 12:20:01
>>174
アホにアホという阿呆(煽ってみるテスト)
172は害のない阿呆だが、174は雰囲気を悪くしてるから害悪だな。
#火に油を注いでる175は最悪だ。w

176名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/18(日) 14:30:07
>>175
基地外?

177名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/18(日) 17:49:35
喧嘩はやめれ。

178名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/18(日) 18:12:03
>>177
意味不明。

179名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/18(日) 20:58:18
やれやれ ┐(´ー`)┌

180名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/18(日) 21:19:21
AAウザイ

181名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/19(月) 13:09:57
オレ、「Aさん・Bさん」じゃ萌えなれないんだが。
それらしい名前入れて欲しいよな。(次回作?から。w)

182名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/19(月) 17:28:19
脳内変換するべし。

183ある着ぐるみ愛好家:2005/09/20(火) 01:06:18
 読者の方のご要望にお答えします、Aさんを秋山、Bさんを馬場さんにします

 最終話

 「どうですか?これが明日に備えて僕が用意した新作のカレンの衣装ですよ。」
となにげに自慢っぽくいってくる「す、すごいじゃないですか、こ、これほんとに俺
が先に着ちゃっていいんですか?」

 「ええ、こんな腕になってしまったのも僕の運がなかった、秋山さんにならカレンを
託してみてもいいかなと思いまして。」「そうですか、その思いに恥じないように精一杯
がんばります。」

 「今夜は前夜祭です、みんなにみせるその前に、僕だけのカレンを見たいんです、この
純白のドレスを着た僕だけのカレンを、さ、お願いします。」そのまま、俺はカレンに
なることになった。

184ある着ぐるみ愛好家:2005/09/20(火) 01:17:39
 カレンはベストプロポーションだ、実に女性らしいスタイルであるがゆえに、内臓
の人間にも外観を損なわないような下着などの着用を義務づけされる、幾重にもほどこ
された矯正下着、そしてタイツを全身にまとう。

 まるで、女性の皮を着るように、俺はカレンの体内へと手足をしのばせる、皮一枚
を隔てて、俺はカレンとゆう女性になりすましていく、その間の興奮は体験しているものに
のみ味わえる至福の瞬間といえよう。

 白いサテンドレスは背中部分がファスナとマジックテープの二重加工となっている
マジックテープを布製のタイツなどでさわると生地が傷んでしまうので、ここは馬場さ
んにやってもらう。

 「きつくないですか?」声にならない声で「大丈夫でふ。」布で口を覆われているため
正常な発音をはっすることはできないのだ、「ああ、無理して喋らなくてもいいですよ
首をふってくれればいいですから。」

 最後の仕上げはやはりお面だろう、髪もちゃんと整髪されたお面を両手で持ち上げる
と同時に自分の頭にはめ込んでいく、小さいお面で前回もはめるのにてこずったのだ
お面などは壊れやすいものなので慎重な作業だ。

185ある着ぐるみ愛好家:2005/09/20(火) 01:32:03
 今回のドレスは腕は二の腕までの袖である、肘から先はこれまた白いサテンの手袋を
はめることになっている、馬場さんの協力で手袋をはめる、鏡の前に立たされて、そこ
にうつっているわが身の姿にみとれていまうくらいかわいい女の子が立っていた。

 純白のドレス、肘からの長い手袋、髪の毛のブルーだがシックになって、カレン全体の
景観を損ねてはいない、「さ、これは明日みんなの前ではつけないここだけのオリジナル
オプションだよ。」といってシルクのビスチェと白バラのブーケを持たせた。

 「まるで、花嫁のようだ、僕は今日、カレンと結婚する、誰も参列する人間もいないけど
今は僕と愛するカレンだけでいい、好きだよカレン、きみも僕のことを愛してるかい?」
と真剣な表情の馬場さん。

 まさか、自分が着た着ぐるみで結婚式をあげさせられるなど考えてもみなかった
が、あまりにも真剣な馬場さんを見て自分自身がもうカレンと一心同体である、カレン
として馬場さんを夫にしたい気分だった。

 「これは僕からの結婚指輪だよ。」といって少し大きめのリングを差し出した、
エメラルドが埋め込まれた指輪、そのまま馬場さんは俺の指、じゃない、カレンの
指に指輪をはめた。

 そのまま、見詰め合う時間、どれほどたっただろうか、馬場さんは、顔にかかった
布を捲り上げてカレンにそっとキスをした、空気口から馬場さんの呼気がわずかに内部
に漏れてきた。

 終わり

186名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/20(火) 02:46:18
お疲れ〜

187名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/20(火) 02:51:15
>>185
終わらせ方が微妙な描写でうまいですねえ。
オフまで引っ張らないで正解だと思います。
楽しめましたよ。
お疲れ様でした。

188名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/20(火) 09:11:21
ある着ぐるみ愛好家様いつも楽しく読ませていただいています。今回も力作ありがとうございます。ほんとはオフの描写もあったはずなのに名前つけろとか女の子出せとか無茶な希望ばかりだすからここでやめちゃったのでしょうか。オフだとまた全員名前考えないといけないからすごい大変ですからね。すごく残念です。希望要望は話の腰を折らないよう完結してからだすべきかと。

189名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/20(火) 11:21:31
このお話は俺=自分=Aさん=読者の代表の目を通してみたBさんとカレンの物語なんですよ。
最後にBさんの願いがかなったわけですね。
だからこれで正真正銘物語の終わりというわけです。
>>188さんは気に病むことはないと思いますよ。

190名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/20(火) 18:36:16
>>188
女の子出せとか無茶な希望

これぜんぜん関係ないよ。ただ出しただけで。物語には関連してないし(帰り道のエピソードだし)
なにより女の子変は完結すらもしてない

191名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/20(火) 20:11:41
>>190
>物語には関連してないし
いやだから「無茶な希望」だったんだろ。

192名無しさん@着ぐるみすと:2005/09/21(水) 18:41:28
オツカレ。

193名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/13(木) 09:19:48
ただでさえ蒸し暑く息苦しい着ぐるみの中。
その日はさらに全身をビニールで包まれることに……

それでも私は”笑顔”で手を振り続けるしか出来ないのでした。

http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=19127

194名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/13(木) 17:34:40
>>193
スレ違いだがイイ!

195名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/15(土) 17:41:37
ふかもこスレの話題棚。

196名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/15(土) 18:56:02
>>195
スレ違い。キエロ!

197名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/15(土) 19:18:30
>>196
誰にレスしてんだYO!

198名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/15(土) 21:43:10
>>197
雑談がしたいなら雑談スレにイケ!

199名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/17(月) 01:43:40
>>198
誰にレスしてんだYO!

200名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/17(月) 19:29:08
200なんだYO!

201ある着ぐるみ愛好家:2005/10/20(木) 21:55:13
それは、いけない恋のはじまりでした、彼女に一目ぼれしてしまったんです、かわいくそして華奢な彼女、でも、彼女は
 普通の人間ではありません、着ぐるみなのです、いわゆる美少女とゆう種類らしいですけど、着ぐるみが好きなんです、
 だけど、着ぐるみってやっぱり現実は中に人が入っているんですよね。

 天使はなんの前触れもなくやってきたんだ、着ぐるみ系のサイトを放浪していたら、かわいい着ぐるみちゃんが、あなたのお家
 にご訪問などと書かれていた、どんな着ぐるみなのかはついてからのお楽しみだそうだ、しかも抽選で1名のみとゆう、超大穴
 なのだ、まあ、だめもとで応募していたのをすっかり忘れていた。

 ピンポーン
 ドアホンが鳴る、「はーい、誰ですか?」と少しドアを開ける、{あのー、○×運送なんですけども、@@さんからの懸賞
 のお届けにまいりました。」最初はなにをいっているのかわからなかった「はぁ、で、お荷物は?」「ええ、少し大きいので
 ドアあけてもらえませんか?」

 ドアを開けると、あと二人の男がでかい長方形の箱を中に運びいれた「では、ここに認印お願いします。」と、はんこをおすと
 業者はそのまま、部屋をでていった、残ったのはでかい長方形の箱だけだった、送り先はみると@@サイトの人だった、そこで
 はじめて事の重大さに驚いた。

 「まじで、あれあたったんだ、まさか、僕にくるなんて、ってことは、この中には着ぐるみがはいっているとゆうことになるん
 だけど・・・。」恐る恐る、包装を破いて、箱を開けると、なんとそこには美少女人形、もっと詳しくいえば美少女着ぐるみが
 静かに横たわっていた。

 「か、かわいいな〜」と思わず声がでてしまった、長い栗色の髪、ロリがはいっていて妹系のかわいく幼い顔、小柄で華奢な
 体、しかも、服はきていない状態だった、僕の心臓としたの息子はもう爆発寸前だった、しばらくもったいないから眺めてみる
 ことにした、箱にはデフォルトの衣装数着が入っていた。

 女子高生の制服とおしゃれな私服だった、どれも、かわいく小さいものだ、これだけでもどこかに売れそうな勢いの服である
 がさっと音がする、梱包された、人形が動いたのか・・・「そ、そんな、でも、着ぐるみなんだしね、動くよね、ってことは
 誰かがこの中にはいってるってことかよ。」

 動きやすいようにいったん、抱き上げて、椅子に座らせてみる、すると人形はゆっくり動きだす、メッセージボードがあるので
 それに文字を書き始めた「こんにちは、私、マミアっていいます、よろしくお願いします、あなたの名前はなんですか?」
 と唐突に質問された。

 「あ、僕?僕は三上亮てゆうんだ、マミアちゃんか、かわいいね、くるしくないの?」すると「亮さん、私は人形ですよ、苦しく
 なんかないです、おかしなこといわないでください。」「そんなこといったって、きみは着ぐるみだろ、って事は中に人がいる
 んじゃないの?」

202ある着ぐるみ愛好家:2005/10/20(木) 21:56:18
「私はマミア、着ぐるみじゃないの、お人形なの、私はあなたの身の回りの世話をするためにここにきたの、中に人なんていません
 から。」プロ根性で自分はあくまでも人形といいはるマミア「わかったよ、苦しくなったら、脱いでもいいからね、そんときは
 あっちむいてるから・」

 「私の中に人なんていませんし、苦しくもないです、服着せてもらってもよろしいでしょうか、このままの姿は恥ずかしいので。」
 やはり、女の子なのだろう、全裸でいることにやはり抵抗を覚えているのか「恥ずかしいんでしょ、やっぱり人間の感情が
 あるじゃないか。」

 「私は突然、神様から命をもらった人形です、人間として暮らせるようにと神様が人間らしい感情をおつくりいただいたのです
 それに私は人間でゆうところの女の子、全裸でいて恥ずかしくないわけないじゃないですか、服があると思うので、着せてもら
 えます?」

 「え、僕が?きみに着せるの?」「そうですよ、やってみたいんじゃないすか?女の子に服を着せるなんて、めったにやれる
 ことじゃないでしょ。」なんか図星をつかれた気分だ「ま、まあそうだけどさ、なんかドキドキするよ、うわ。」とマミアは
 僕の息子のそばにきてでっかくなった、息子をなでているではないか

 「な、なにしてるのマミアちゃん、そ、そこは。」「いいじゃないですか、減るもんじゃないのに、殿方のここ大好きなんです
 す大きくて、太くて、おいしいし。ウフフ。」ズボンの上からでもわかるほど、僕の息子は大きくなっていた、女の子になでて
 もらうなんてはじめて、いままで彼女もいなかったのに、いや、むしろデリカシーもない女よりマミアのほうがかわいい。

 それにしても、なんてうまい子なんだろう、男の快感をしっているようなテクニックだ、どんな女の子なんだろうか、中の人間
 が気になる、きっと、かわいい子なのだろう、でも、なんでそんなかわいい子がこんな着ぐるみにはいっているんだろうか、かわいい
 なら素でもいけるだろうに。」


 彼は気がつていないのだが、マミアの中身は男性である、着ぐるみとゆう中身がわからない物体、それは外部の人間にはけして
 わからない未知の領域である、男性のシンボルはうまく内部のタイツにうめこみ特殊タイツで女性らいいラインをほどこしている
 のだ、しかもしっかり女性の穴もあるとゆう優れものである。

 穴は内部の男性の穴に管でつながっているのだ、男性のものが内部に侵入するとその振動が内部の人間の穴の中に埋め込んであ
 るバイブを激しく振動させる、内部で管がわかれており、男性の白い液体はいったん別に場所に保存されるが限界がきたことは
 振動の種類を変化させて内部の人間にしらせる。

 「でもね、私はいつまでもはいられないの、3日しかお人形でいられないの、それをすぎちゃうと、私はまた、もとの動かない
 お人形になっちゃうの、だから、3日だけ、あなたのそばにいさせてください。」「3日?短いね、わかった、きみから離れない
 よ、一緒だよ。」

203ある着ぐるみ愛好家:2005/10/20(木) 21:57:48
「最後の夜に、私のはじめてをもらってください、お約束してください。」「え・・いいの?僕なんかで?」「はい、この世
 にうまれて女として生きられるのも3日、男性につくしてみたい、私は人形であったときからの願いだったんです、どうか、お願いします
 。」と訴えかける

 もう、なんだか着ぐるみとゆうことを忘れてしまうくらいの作り話である、「うん、わかった、約束するから。」「ありがとう
 ございます、3日だけですけど、あなたの身の回りのお世話させてください。」「うん、いいけど、他の人にみつかると面倒
 だからあんまり派手には動かないほうがいいよ。」


 僕自身、中の女の子が、こんな苦しい着ぐるみの中で3日もすごせるのか、それが心配だった、「なにも、食べなくていいの?」
 「もう、私は人形なんですから、食べなくても平気なんですよ。」とうまくはぐらかされるが、実際3日はかなりきついと思う、
 へたしたら生命の危険にさらされるレベルだとゆうのに。

 体力勝負な面もあり、中身は男性である必要があったのだ、男性であるから、男性の感じる感覚もわかり的確に的をついた攻撃が
 可能なのだ、いっぽう、彼は中身が女の子だと思っている、まあ、外見はどうみても女性である、疑う余地はないだろう、張り出した
 胸、細くくびれた腰まわり、女性らしいおしりやふとももは誰がどうみても女性である。

 しかし、それらは、細い男性であれば矯正下着や特殊ゴムタイツでそれらしく見せることが可能である、しかし、あくまでも外見は
 女の子である、こんなかわいい顔の女の子に実は男性がくれている、こえられない壁のむこうでこっちの心をみすかしている同姓の
 存在に嫉妬しそうだ。

 もう少し内部の話をしよう、女性の穴、内部では管になり、中の男性のおしりの穴につながっている、内部の穴には小型のバイブがうめ
 こまれたいる、男性のものが内部に侵入するとその振動は電気信号で穴の中のバイブを激しく振動させ、内部の人間の興奮を高めるのだ
 穴内部にある前立腺をはげしく刺激さると、当然、男性である内臓の息子も暴走することになる。

 いってしまっても、数回までの液体なら、内部の吸収パットで補えるのだ、男性のものが穴内ででてしまったとしても、管を通って、別の
 吸収剤のところにながれこむのだ。はたして、こんな精工な着ぐるみをいつ、誰がどこでなんのために作ったのか・・・それは、神秘の
 ベールにつつまれている、そもそも、内部の男性とはどんな訓練をうけてきたのかもわからないのだ。

 3日後

 「もう、最後の日だね、3日なんてあとゆうまだよね、離れたくないよマミア。」「ほんとね、私もたった3日だけだったけど、あなたと
 いられた時間は楽しかったです、じゃあ、最後のお願い聞いてくださいますか?」「うん、僕でよかったら。」そのまま、抱き合い、
 長いキスをする。

 そして、そのままマミアの中に息子を差し込んだ、かわらないはずの顔が快感をもとめている女の子の顔にみえる、内部では大変なのことに
 なっている、激しい振動が内部の人間を刺激する、中で何度もいってしまった、そして、朝、気がつくと、マミアの姿は消えていた、昨日の
 夜のんだワインに眠り薬がはいっていたのだろう。

204ある着ぐるみ愛好家:2005/10/20(木) 22:01:33
短編ですが、また書いてみました、続きは・・・あんまり期待しないでください
気まぐれなんで、また、かけるようなら書きますので。
みなさまの、ご意見、ご感想なども待ってます!

205名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/20(木) 22:20:27
中身男ネタ orz

206名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/20(木) 22:24:28
全然苦しくない。確かに首を絞められているんだが、人を絞め殺すには全然力が足りない。
ぽかーんする俺と必死に首を絞める着ぐるみ少女。なんだこの状況?
よく見ると着ぐるみ少女の腕はか細く、まさに女の子の腕って感じだ。
これじゃあ絞め殺せないのも当然だ。
「くっ…!」相変わらず頑張っている着ぐるみ少女に俺はさっきから気になっている事を言った。
「あ、あのさぁ…胸見えてるんだけど」
…そう、なぜか全身タイツ水浸しびしょ濡れであった上に下着もつけていないらしく、
薄手のワンピースが身体にぴったりとくっついて乳首の形がくっきり見えるほど透けていたのだ。
「………!!」
着ぐるみ少女はかなり驚いたらしく、首を絞めていた手をパッと離すと両手で胸を隠し、後ずさりをした。
そして明らかにオロオロし始めた。かなり動揺しているようだ。
ゴクっ…。生唾を飲む俺。こ、これはエロい(・∀・)
相手が着ぐるみだろうが、この状況を前に興奮しない男がいるだろうか? いや、いまい。
俺の下半身がジンジンと疼く。
このまま無理やりにでも犯してやろうとも思ったが、それじゃあつまらない。

    この着ぐるみ少女をいじめてやろう

俺の中の欲望がめらめらと燃えているのが分かる。
俺はニヤリと笑い、彼女に

207名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/20(木) 23:22:52
>>204
やはり美少女着ぐるみの中身は男ですね。楽しみにしてます。
30行ずつ区切ると省略されなくて読みやすいですよ。

>>206
どうなるんだろう…
というか、作者さんはどうなったんだろう…

208名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/21(金) 12:34:51
逃亡。

209名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/21(金) 12:51:12
Σ( ̄□ ̄;)!!

210名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/22(土) 03:58:18
相変わらず日本語が変だね。

211名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/22(土) 10:52:17
もう少し描写を細かくしてくれよぉ。
芝居のト書きの方が感情移入できそうだ。

212名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/22(土) 17:14:00
ここまでそっくりというかオリジナリティ皆無だと本家にリンク張ればいいんじゃない?って思うよ。

213本家:2005/10/22(土) 18:29:56
ttp://insidedoll.bne.jp/

214名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/22(土) 20:47:59
 とんちゃん?

215ある着ぐるみ愛好家:2005/10/23(日) 00:04:11
自分はinsidollのとん太氏にはげしく感銘をうけたものです、彼独自の特殊構造
の着ぐるみとその描写は、しがないライターの自分にはとても容易に真似でき
るものではりません。
一部の描写が酷しているのも認めます、しかし、完全に同じではありません、
insidoll独自の着ぐるみにおける構造とは異なる形をとっています。
本家さんがどうしても迷惑とゆうなら、今後このような表現方法は二度とつか
いません、しかし、内臓、男性においてのこれ以上の心理的高揚感をだす、表現
方法はないのではないか、自分が考えうる中では最高の表現であると思います、
なので、今回、あえてほぼ同じ表現方法を持ちいらせていただきました、自分の
着ぐるみ小説の原点はinsidollなので。

216名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/23(日) 00:13:29
感銘を受けたとか言ってるわりにはサイト名を間違えて書くんだね。

217名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/23(日) 00:20:05
感銘を受けたとか言ってるわりには文章の上手さは学んでないんだね。

218名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/23(日) 00:24:16
あれでしょ?今流行のインスパイアってやつ?

219名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/23(日) 14:04:52
んで、みんなでリスペクトする訳だね。

220名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/23(日) 17:55:37
ttp://takemoku.blog21.fc2.com/blog-entry-287.html
>>206のインスパイア元でつか?

221名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/23(日) 18:46:33
ttp://blog.livedoor.jp/warata2ki/archives/50011384.html
こっちでつよ。

222名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/24(月) 01:17:21
Σ( ̄□ ̄;)!!

223ある着ぐるみ愛好家:2005/10/27(木) 18:01:22
隣町の女子高の学園祭にいけることになった、姉がそこの学校のOBで女子高の学園祭ってゆうのはなかなか入れないの
 だが、なけなしのお小遣いを奮発して姉にお願いしたのだ、なぜ、そこまで、この女子高の学園祭に行きたいかとゆうと、
 この女子高にはマスコットが存在するのだ。

 男の子と女の子タイプの猫の着ぐるみ、実は姉が在学中にこの着ぐるみの担当者だったのだ、実際に姉が着たときのもの
 は写真でしか見たことがない、この着ぐるみに入れる生徒は裏で演劇部の人だとゆう、しかし、これはかなり極秘情報な
 のだ、噂では演劇部の進入部員の子が着せられているとゆう。

 つまり、着ぐるみにはいっているのは新入生である、学園祭が10月半ばであるので、4月に入部した新入部員から、選抜
 された2人の女の子が今回、マスコット着ぐるみの内臓となるのだ、新入生の中にはこれは知らないのも当然であるが、風
 の噂でききつけて、ここの学校の演劇部に入部してくる子もいるそうだ。

 前夜祭

 姉の情報によれば、前夜祭にも一回だけでてくるとゆう、幻の着ぐるみ、名前は男の子はライン白の毛に覆われた猫だ、
 女の子のほうはアルル、流れる金色の毛お大きな猫みみの半獣状態で、衣服は2匹ともつけていない、女子高なので、当然
 ラインにも女子高生が入ることになる。

 楽屋をみたいが、外部の人間の俺にはどだい無理な話だ、ラインとアルルのでてくるのをひたすら待つしかないのだ、
 ステージに明かりがともり、アナウンスがラインとアルルの来場を告げる、舞台の上手からかわいらしく愛想をふり
 まきながらでてくる。

 あのかわいい、着ぐるみの中には外見のかわいさとは別な世界、俺なんかが入ることをゆるされないであろう、未知の
 領域、暑さと呼吸に苦しむ女の子が入って、元気いっぱいにお客と握手をしている、中身の想像などすると、俺の息子
 は暴走する。

224ある着ぐるみ愛好家:2005/10/27(木) 18:02:27
ステージ終了後

 俺はいけないとわかっていたがどうしても中身の女の子の顔がみたい、あんな暑くて狭い空間に閉じ込められている
 のに平然と役をこなしている彼女たちの存在がものすごく気になるのだ、ステージの端に前面をおおいつくしたテント
 がたっている、おそらくそこにラインとアルルがいるのだ。

 中からはキャイキャイと黄色い声がする、女の子がいる証拠だ、中で明かりがあるのか、影がうきあがっている、ライン
 とアルルのシルエットもある、影でみるとやはりかわいい、付き添いの子がライン、アルルの頭をはずす姿が内部の明かり
 で外からみてる俺の目にも飛び込んできた。

 頭のタオルをはずすと長い髪の毛をフワっと広げる、これだけでもかなり興奮するのだ、付き添いの子が背中にまわり
 ファスナーをおろす、毛ぐるみの中から胸がたわわな女の子のシルエットがでてきたときのはもう、興奮のうずだった、
 着ぐるみの中からでてくる女の子のシルエット、これほど甘美なものは生の女性の裸をみるより、俺の中では価値がある。

 
 最後に
 
 しばらくすると、電気がきえて、中から数人の女の子がでてきた、時刻は9時をすぎている、どの子がラインとアルルに
 入っていたのかわからない、なんせ全員同じ制服なのだ、しかし、長い髪の女の子は一人しかいなかった、アルルに入って
 いた子だ、暗い中でもなぜか雅な雰囲気がでてきた。

 続く

225名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/28(金) 02:51:33
>>223&>>224
悪くないね。でも改行幅を考えて欲しいところ。
続く…になってるが、これはこれで終わっても悪くない。
妄想を暴走させるための導入部…なのかもしれないが、
ここで止めておくのも味があると思うのだがどうだろう?
PS.「〜とゆう」は「〜という」と表記するのが一般的だよ。

226名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/28(金) 02:52:56
でも、続くのなら楽しみに待ちますよ。

227名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/29(土) 17:39:09
1スレ目の469-487みたいなのが読みたい。
どこかにありませんか?

228名無しさん@着ぐるみすと:2005/10/29(土) 20:53:24
ありません。

229名無しさん@着ぐるみすと:2005/11/01(火) 18:30:41
そーゆうこと。

230名無しさん@着ぐるみすと:2005/11/02(水) 14:04:23
ようかんマン萌えでつね。
誰か作らない?

231名無しさん@着ぐるみすと:2005/11/02(水) 14:16:49
じゃ、こんな感じで。
1スレ目の497は帽子がなかったので。

  _
 ._|_|_
ヽ|・∀・|ノ  ようかんマン改
 |__|
  L L

232名無しさん@着ぐるみすと:2005/11/02(水) 14:33:57
>>230
前スレの文師さんは何時の間にかようかんマン小説途切れさせたまま失踪してしまったんで
誰か続きお願いします

233名無しさん@着ぐるみすと:2005/11/02(水) 15:30:14
ようかんまんとこのスレに関連はない罠。_| ̄|○

234ある着ぐるみ愛好家:2005/11/11(金) 00:10:22
僕の天使「マミア」番外編

これは、マミアになった男性のお話です、彼の名は仮にアキオとしておきましょう、
アキオは大学生です、そんなアキオがなぜマミアになったのか、アキオと亮は高校から
の友達で、実はアキオは亮が好きだったのです。

だけど、同姓の愛、ともにすごした学校生活ではとてもそんなに大げさにはできなかった
のです、高校卒業して卒業式の日にアキオは思い切って亮に告白しました。

亮「なんだよ、お前かよ、てっきり女の子かと思ったぜ、こんなかわいらしい手紙靴箱においとくなよ
勘違いするじゃんか。」
アキオ「きみならそう思うだろうってね、女の子のような手紙ならきっと来るんじゃないかって
思ってだしたんだ。」
亮「ったく、お前って前から女々しかったもんな、で、なんか用?」
アキオ「僕さ、実は・・・実は前から、高校はいったときから、きみのこと気になってたんだ。」
亮「は?マジでいってんの?」
アキオ「うん、こんなことうそでいえるわけないでしょ、だからこれからも一緒にいたいんだ。」
亮「って、おい、お前気は確かか?俺も男、お前も男じゃねえか?おかしくないか?」
アキオ「世間からみれば確かに変かもしれない、でも、僕の気持ちはマジなんだ。」
亮「おいおい、冗談は顔だけにしといてくれ、俺は男の男になるつもりは毛頭ないから
大体、お前、大学いくんだろ?」
アキオ「うん。」
亮「俺は浪人つーか、プーだしさ。」
アキオ「だから、どうだってゆうのさ、一緒に暮らそうよ。」
亮「お前、バカじゃねーか、さっきもいっただろ、俺は男の男にはならないって。」
アキオ「そうじゃないよ、2人で暮らせば少しは生活楽になるしさ、僕もバイトするから、ね?」

235ある着ぐるみ愛好家:2005/11/11(金) 00:21:14
亮「いや、そうゆう問題じゃなくて、俺は一人でやりたいの、わかる?どうせ同姓するなら
かわいい女の子とがいよ。」
アキオ「女なんて信じないほうがいよ、亮くんは女の怖さをわかってないから、そう
やすやすといえるんだ。」
亮「じゃあなんだ、お前は女のなにがわかるってゆうんだ?」
アキオ「僕のはわかる女のしたたかさと怖さってものが、うちの姉貴や妹みてたら
わかるさ。」
亮「そういや、お前ん家、お前以外女だもんな、しかもかなりの美人姉妹だしな。」
アキオ「かわいい顔してやってることはひどいよ、だからわかるんだ。」
亮「そりゃあ、お前の家だけだろ、女はみんなそうじゃねえ、お前ん家が異常なだけだ。」
アキオ「だから、一緒にやってこうよ。」
亮「いやだ、気持ち悪いことゆうなよ、じゃあな、俺もそんなに暇じゃねえんだ、悪く思うなよ。」

そういって、亮は逃げるように、その場をさってしまった、あとの残ったアキオは泣いていた
どうしても亮といたい、少しだけでいいから、それからしばらくしてアキオは亮の行動を悪い
とは思いつつも調べた。
彼には独特の趣味がある、美少女のフィギュア集めだ、いろんなコレクションをもって
いるらしい、高校時代にも「あ〜一回でいいから等身大のかわいいフィギュアを抱きしめてみて〜」
といってたのだ。

236ある着ぐるみ愛好家:2005/11/11(金) 00:36:58
だとしたら、亮に接するチャンスはそこしかない、アキオはこの日のために
貯金したお金と独自のネットワークであるところから、亮好みの美少女着ぐるみ
を手にいれたのだ。

着ぐるみではないため、アキオ以外にも関係者がいる、とあるビルの一室、アキオと
もう一人の協力者、しかも、あおれは女性である。
女「いい?あなたに与えられた時間は3日だけ、それをすぎちゃだめ、わかってる?」
アキオ「はい、もうお金もなくなりましたし、この3日ですべてをだすつもりで
やります。」
女「そう、その息よ、しっかりがんばんなさいね、でも、最初からこのスーツに
適応させるのは難しいわ、まずは、女性としても感覚を養うこおが先決よ、明日から
あなたに以下のトレーニングをやってもらうわ、覚悟しなさい。」

後半につづく

237あぼーん:あぼーん
あぼーん

238ある着ぐるみ愛好家:2005/11/11(金) 16:04:12
着ぐるみではないため、アキオ以外にも関係者がいる、とあるビルの一室、アキオと
もう一人の協力者、しかも、あおれは女性である。

文章がおかしいので訂正します

アキオ以外にも協力者がいる、とあるビルの一室、アキオともう一人の協力者
しかも、それは女性である。

ご迷惑おかけします。

239名無しさん@着ぐるみすと:2005/11/11(金) 19:15:59
がんがれ!

240ある着ぐるみ愛好家:2005/11/11(金) 23:22:07
訓練メニューを一通り終了したアキオ、一般的な着ぐるみなどの実地訓練なども
あった、しかもそれらすべてを女の子キャラクターでの演技、実演、などもある
訓練1週間目はそれらの項目、2週間目は体感器を装着しての実践を想定した訓練
が続いた。

女「さ、2週間の訓練の成果を見せてもらうわ、被験者は私、私の審査次第ですべて
が決定するの、不合格もあるわ、ここまでやっといてってのもあるでしょうけど、私は
公正に審査します、それが私の仕事です、では、さっそく着ぐるみに着替えて。」
アキオ「はい、がんばります。」
着ぐるみを着るためには全裸にならなければならない、さすがのアキオも女性の前で
全裸になるのには少し躊躇している
女「なにを、モタモタしているの?私がいるから?は、あんたの貧祖なものを拝んだ
ところで私はなんとも思わないわ、いいから、さっさと着替えなさい。」
アキオはそういわれて少し、ムっときたがここはこらえて全裸になる、そのまま
着ぐるみに足を通そうとした。
女「待って、あなたなにか忘れてないかしら?」
アキオ「え?なにをですか?」
女「体感器よ、胸、竿、アナ@に体感器をつけるの、あなたは、この快感に耐えながら
女の子を演じつづけなければいけないのよ。」
アキオ「はぁ〜。」
すると、どこからか人がでてきて、アキオの体に体感器を取り付け始めた、胸、
竿、そして、後ろの穴、細い電気コードやらチューブが体中にとりつけれる、
名が細い棒が自分の肛門に差し込まれた瞬間は一瞬冷たく硬いものが自分の体内に
入り込んでいく感覚に襲われた。
女「この体感器は遠隔操作で自由に操れるの、もちろん外部の刺激でもその快感
を得ることは可能なの、さ、次はその子の皮を身に纏うのよ。」

241名無しさん@着ぐるみすと:2005/11/12(土) 05:47:13
おお、新作

24200/00 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 22:53:56

以前、イベントの話を書いた者です。

前回の反省を踏まえて、今回はエロく短くを目標に書いてみましたが、
結局、長めのバカ話になってしまいました。

…ので、ダメだと思ったらサクッとスルーして下さい。

ちなみにキャラクターは、某所月間壁紙をイメージしています。

24301/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 22:57:04
秋葉 完パケ亭

【 − プロローグ − 】

♀ 6月下旬某日 テナントビル2階踊り場

「カナの言う変わったバイトってコレ…?」
客商売より、キノコ栽培が似合う湿気ったビルで私
(池沢千夏 いけざわ・ちなつ21歳♀)は、呆れた。
「変わってるでしょ♪」
ふふん♪と肩まであるストレートの髪を揺らし
何故か自慢下げに胸を張るカナ(山越佳奈美 やまこし・かなみ21歳♀)を見て更に呆れる…。

「まぁ…確かに見た事はない…けど。」
梅雨の夏日が、私の額に一筋の汗を走らせる。
そして自分の中の常識と、チラシに書かれている文言とのパラレルっぷりに
暑さとは関係の無い汗が一筋流れた。

《業界初!着ぐるみメイドカフェ 完パケ亭 近日オープン予定》
《中の人急募!年齢18〜25位迄。未経験者歓迎。経験者優遇!》

踊り場横が、即入り口という狭い空間の中。
今後の生活における先立つモノと、
チラシに書かれている時給との折り合いについて思案した結果。

「…ねぇ、この経験者って。メイドと着ぐるみ…どっちの事だと思う?」
覚悟を決めた所で、どーでもいいと思いつつも
最初に芽生えた疑問をカナにブツけてみた。

24402/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 22:57:51

♂ 7月中旬某日 同テナントビル2階

叔父が狂った…。

「いやぁ〜着ぐるみって高いね!絵描きさんに絵をかいて貰うまでは良かったんだけど、
それを等身大の3次元に起すとなるとねぇ…。いやホント。
スペア込みだと、畳みたいなTVが買えて、おつりで車が買えちゃうよ。うははははっ」
「……。」

前の喫茶店(みせ)が立ち行かなくなった所に、離婚まで突きつけられ
かなりヤバゲな精神状態だったとは、聞いていたが…。

「で、なけなしの資金を注ぎ込んで誕生したのが、この看板娘。
髪の短い方がぱっけちゃん。長い方がえーぢちゃん。どうだ?可愛いだろ?
しかも中に入っているのは、なんと声優さん!どうだ?スゴイだろ?」
「……。」

「どうだ」と言われても、リアクションに困る…。
こっちは、店の看板に書かれている 《着ぐるみメイド》 なる見覚えの無い単語だけでも
理解の範囲を越えているのに。

p 『ぱっけで〜す♪』
a 『えぇぢでぇす…。』

などと、ゲンブツに挨拶された日には、どーすればいいのだ?

24503/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 22:58:38

「………。」
「ははは、誠君は無口だなぁ。これじゃどっちが着ぐるみか判らないゾ。うははははっ」

自殺だの宗教だのに走られるよりはマシだが、身内にとってハタ迷惑な迷走には変わりない。
特にダイレクトに付き合わされる身としては…。

p 『ぱっけでぇ〜〜〜すっ♪』
a 『えーぢでぇぇぇすっ!』
「うははははっ。」
「………。」

無理繰りに改装した雑居ビルの一室。
どうにも、非現実的過ぎるこの店の中で。

能天気に笑う叔父と、ナンか反応させようとしている2人の着ぐるみメイドをシカトし、
俺(胡桃谷誠 くるみや・まこと19歳♂)は、
この現実を、どう受け入れたら良いのか頭を抱えていた…。

24604/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 22:59:23

【 − アキのアキバのアダバナ喫茶 − 】

♀ 11月上旬某日 完パケ亭休憩室・着替え中

『おかえりなさいませごしゅじんさま…。おかえりなさいませごしゅじんさま…。
わたしはめいど…わたしはめいど…。わたしは、きぐるみのめいどさん…。
お金が入ったらうな丼…。お金が入ったらうな丼…。国籍不明でもいいから大きなうなぎ…。』

「なっちゃん…。いい加減その陰気臭くてビンボ臭い役作り止めてよね…。
端から見てると、壁とおしゃべりする人に見えて、むちゃくちゃコワイよ。」

『…しょーがないでしょ。こうしないと役に成り切れないんだから。』
「でも、もぅすぐ4ヶ月だよ。よんかげつ。いい加減吹っ切れよーよぉ…。」

鏡の中の全身タイツカナが、メリケン的なジェスチャーをかましながら呆れている。
まったく…人が涙ぐましい努力で、頭のスイッチを入れようとしているのに失礼な奴だ。

『私はカナみたいに、お面被っただけじゃテンション上がらないのよ。』
「そんなのコスプレの延長だと思えば普通に楽しく…なる…よ…っ、ちょっと閉めて。」

メイド服を着込んだカナが、ぱっくりと開いた背中を向けチャックを閉めるよう促す。
この衣装は、着ぐるみと謳っているだけあって、通常のエプロンドレスより厚く
カラーから腰のリボンまであるチャックを開けて中に入る仕組みだ。
高そうなの生地や凝ったレース模様から判断して、結構な値段がするだろう。

24705/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:00:13

厚手の全身タイツの上に、このドレスを着込むと、当然暑い。
夏場などは、デンコちゃんが青筋立ててブチキレるくらいエアコンを効かせないと
間違い無く倒れる。

『コスプレねぇ…。やった事ないからワカンナイわ。』

溜息に合わせながら、閉まってゆくチャック。
毎度のコトながら、着ぐるみが相手を着ぐるみにして行くというのは変な感覚だ。
ゾンビが仲間?を増やす時は、こんな気分かもしれない。
取り合えず、かゆうま感覚とでも命名しておこう。

「なっちゃんもやって見れば?5・6万も出せば、かなりの衣装(モノ)が買えるよ。
なんなら、わたしの衣装貸そうか?ちょっと小さいけど。」
『いい、遠慮する…。』

カナは趣味でレイヤーをやっている。
親と同居しているので、収入の大半をそっち系の衣装に注ぎ込んでいるらしい。
そんな金銭感覚で気軽に誘われても、一人暮しのビンボー人には、迷惑なだけだ。

それに、カナのお誘いに乗るとロクな目にあわない。
この仕事もそうだが、前にやった声の仕事は、もっと酷かった。
ローカルヒーローだかなんだか知らないが、安いギャラで人をコキ使いやがって…。
『(ったく、もっと羽振りよくしてくれれば、こんなバイトしなくても済んだのに…。)』

24806/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:01:05

「なっちゃん…。だから、笑顔のお面がブツブツ言ってるのはコワイよ…。」

カナのツッコミをスルーし、カチューシャ付きのセミロング面を渡す。
有名美術工房に特注したという、このお面は誰が見ても良く出来ていると認めるだろう。

反面、出来が良過ぎて、ちょっとした傷でも目立ってしまうのが難点だ。
特徴は、中の人が喋ることを前提に、
しかも長時間被っていても負担の少ない造りになっている。

…らしいが、私は他の着ぐるみを着た事がないので、違いがまったく判らない。

「ん…しょっ…っと。』
面を手にしたカナが、ドールヘアを巻き込まないように、頭をもぐり込ませ…
『ふぅ……。えーぢちゃん!今日もお仕事ガンバローね♪』
お面を被っただけで、声のトーンが高くなった。

毎度の事ながら、この切り替えの早さが羨ましい。
こっちは、鏡を覗きながら自己暗示+自分へのご褒美を約束しないと
メイドスイッチが入らないのに…。

声の仕事もそうだが、私は役に成り切るのに時間が掛かる。
だから、朝早く着替えて意識を集中しなければ…って、

『…そー言えば、今朝のお掃除当番は?』

『くるみや君なら、もうすぐ着くって、さっき店長さんが言ってたよ。』
『もうすぐって…ったく、あのバカは、もぅ…。』

24907/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:01:49

時計を見ると、開店時間まであと10分。
あのバカは相変わらず自分の立場と言うモノが理解出来ていないようだ…。

『あっ!えーぢちゃん。掃除なら私やったよ!』
止めようとするカナを捨て置き、廊下にある用具入れのモップを手にお店の中へ。

(まったく…、この店の従業員教育はどうなってるのかしら?)

どんな店でも下っ端バイトなら、朝一で店中を磨くくらい当たり前でしょうに…。

だいたいアイツは、浪人とか言ってる癖に勉強してる様子がまるでない。
あれは絶対プーだと思う。
人生舐めまくりで、苦労知らな過ぎのボンボンに違いない。
だから…、

「悪い、遅れた。」

などと、悪びれた様子もなく店に入って来やがる。

『ねぇ。マコト君…、』

お姉さん、キミの見た目は好きよ。
でも、悪いと言いつつ、息ひとつ切らせてないのは、人としてどーかと思うの。
それに遅れたら、まずゴメンナサイするのが筋でしょう?
この様子だと、ダメな大人になる可能性大だと思うの。
だから、辛く当るのも人生の先輩としてのアドバイスなの。
決して恨んでいるわけじゃないのよ…たぶん。

25008/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:02:36


《着ぐるみメイドカフェ・完パケ亭》
ダメオタが吹き溜まる街・秋葉原に、この夏ひっそりとオープンした超々零細メイド喫茶だ。
読んで字の如く、着ぐるみのメイドさんが軽食を運んでくれたりする、それだけの店。
叔父の胡桃谷中杜(くるみや・なかと ??歳♂)が個人経営で始めた店で
ウチ(親父)が出した資金の変わり果てた姿でもある。
このような店が、普通にやっていける秋葉原という街は、よほど度量が大きいのか、
よほど病理が深いのか…。

まぁ、絶対後者だろう。

俺的には1ヶ月で潰れると踏んでいたが、
フィギア以上の造型を誇る着ぐるみが、アニメ声で注文を受けるのは、マニア心に相当クるらしい。
それらグッと来てしまった客がリピーターとなり、キワモノ喫茶を支える大きな力となっている。

実にアリガタイ事だ。
今後の課題は、プラス料金をふんだくれるような、それっぽいサービスを創り出す事と
駅前にいる真面目なアルバイトに対し、お迎えを寄越こすくらいの優しさが欲しい。
って言うか、今すぐ欲しい。

(ったく、♯なんでこんな遠いんだよっ!)

完パケ亭は、電気街外れの僻地にある為、駅から延々と歩き続けなくてはならない。
これで掃除当番なんか周って来た日には、30分も早起きしな…、

「…そーいえば今日、掃除当番だった。…っけ?」

25109/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:03:22

…まぁいい。お詫びのメールでも打っておけば、なんとかなるだろう。
今日は、土日でもエロゲ発売日でもない。したがって昼前に来る客など居やしないのだ。

人生に大切なのは、慣れと余裕。
あんな店で4ヶ月も働いていれば、アキバの裏通りも普通の街並に見えてくる。
道路ギリギリまで商品を並べるパーツ屋も、普通のAVが浮いて見えるエロショップも
商店街の八百屋となんら変わらない。
萌Tシャツ(♂着)やネコミミ(♂付)さえ、浅草寺のハト並。

それに、心地良い秋風に吹かれながら、おでん缶を買うくらいの余裕があれば、
開店10分前だろうが、店の中にモップを持った着ぐるみメイドさんが仁王立ちしてようが
「悪い」の一言で許して、

『♯てめぇ遅れたらまず、ゴメンナサイだろっ!!』

…くれなかった。

「まぁ待て。まずは、これでも食って落ち着け。ちょっとヌルいけど…。」
『……で?』

「牛すじも入ってる事だし…。」
『♯……。』

25210/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:04:24

世の中、おでんで物事を誤魔化せるほど、単純ではないようだ。
その証拠にロン毛の着ぐるみさんは、物騒なモーションの後、手にしたモップを投げてきた。

「瑤゙(危)っっっぶ!♯どこ投げてんだよっ!」

『ん〜〜〜。みけんかな?あはっ♪』

「♯……。」(あはっ♪ぢゃねーよクソアマ...。)

微妙に素人っぽいが腐っても声優。いちいち声色を変えて来るのがムカつく。
さっきのヤンキー入った声など、客前では絶対出さない癖に…。

(ったく…、この店の従業員教育は、どぉなってんだ?)

朝の着ぐるみといえば、ウェルカムなお出迎えをするのが、正しい着ぐるみの在り方ではないのか?
もし、浦安ネズミがマウス声で罵倒しながらモップを投げ付けたら大問題になるだろうに…。

『カナが一通りやってくれたみたいだけど、そんな事気にせず、キッチリお掃除しましょーね♪』

どうも、初顔合わせ以来、俺はロン毛(池沢千夏)に恨まれている。
確かにフッ切れてない着ぐるみさんを冷めた眼で見たのは、悪かった…と思う。
初対面の相手に「仕事選べよ…」と、漏らしたのも反省すべき点かもしれない。
だからと言って、おでん缶まで取り上げるのは、人としてどーかと思う。

(キッチリ掃除させんなら、おでん返せよな…。)

          ・
          ・
          ・

25311/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:05:13

時刻は昼過ぎ。
店内を覗けば、紙相撲に最適なテーブル席も、汚い道路しか見えない窓際席も、それなりに埋まり、

a 『おかえりなさいませ。ご主人様。』
p 『お写真ですね!かしこまりました。』

ロン毛のえーぢが新たなご主人さまを迎え入れ
セミロングのぱっけが、身体を傾げつつ、指先でスカートを広げながらの記念写真。
平日で、これだけ入れば上々だろう。
ちなみに、カメラさえ持ってくれば、メイドさん写真はタダで撮り放題だ。…が、
その分 食事代が割高になっているので、撮らない人には問題のある料金システムになっている。

「はい。オムレツバーグ上がり!誠君、後よろしく。」

そして、調理手伝いの俺は、
コック姿の叔父から出来あがった料理を受け取り、仕上げのデコレーションを施す。
パセリをさっと散らし、オムレツの上に☆着☆のケチャップ文字。
どこかのパクリに見えるが、名前も違うし、ご飯は別だから全然問題ない。
メニュー内容が非常に似通っているのも、メイド神のイタズラだろう。

25412/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:05:56

《《《 チィーーーーン♪ 》》》

設定上、この店はご主人様の屋敷であり、主人の帰りを待つ人形のメイドさん以外誰もいない。
ムサい料理人や真面目な好青年など、中の人以上に《居ない筈》の存在だ。
従って、料理の完成を告げるベルは、雰囲気を壊さない為の必需品。

この音色が店内に響けば、受け取り口に現れたロン毛のメイドさんが、
『♯………。』
虹彩の覗き穴から、ガンを飛ばしているような優しい笑顔で、俺を見詰めたりする…。

「…メイドさん。ここの着ぐるみは、お喋りするのがウリなんだから
言いたい事があるなら、はっきり言おーね。」

ロン毛のメイドさんは、俺だけ軽装(デニム地エプロン+バンダナ)なのが、
よほど気に食わないらしい。
店に出ないで済むこのラフさが、重装人型サウナに言わせると万死に値するそうだ。
逆恨みも甚だしいし、女の子が中指を立てるのは、ボク的に感心しないな。

『ばぁ〜〜〜〜〜か。』

(馬鹿?馬鹿ですか?しかも中指付きの馬鹿ですか…?)

25513/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:06:45

(…って、♯おメェが 暑ぃのは俺の所為ぢゃねーだろっ!)

a 『オムレツバーグのご主人さまぁ。お待たせしました。』

ムカつく…。まったくもってムカつく。
どー見ても、室内温度を上げているのは、オムレツ食ってるデブの方だろーが!
ちょっとくらい、可愛い(中身)からって調子コクなよっ!

a 『…あ、はい。あとジンジャーエールですね♪すぐにお持ちいたします。』

♯あのアマ、何時かヒィヒィ言わせてやる。
こっ恥かしい萌ソングを作詞して、ソロでキュンキュン歌わせてやる。
厄介払い気味に通わされてる浪人(実質ニート)を舐めンなよコラッ?
金さえ払えば、俺だってごしゅぢんさま。
食い物染みが弱点のお肌に、うっかりナポリタンこぼしちゃうぞコンニャロー!
そんな事されたくなかったら、ちょっとは…、

『ジンジャーエール。大至急ね!』
「ボクにも、優しさを下さぃ…。」

          ・
          ・
          ・

『…ハァ?』

25614/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:07:31


着ぐるみがお面を取る時の擬音は、スポッでなくズルリだと、私は思う。
特に長いドールヘアに覆われたサウナ状態のお面の場合は。

「ふぅ〜〜〜。」

休憩室(兼、更衣室+衣装部屋+缶詰・乾物倉庫+トイレ付簡易シャワー室)の淀んだ空気さえ、
新鮮に感じるこの開放感…。
なんだかんだ言っても、お人形から自分に戻れるこの瞬間は、たまらなく気持ちがいい。

(今日は、1回で良っか…。)

秋も深まり、お面とタイツを交換する回数もグッっと減って来た。
季節の移ろいが無いこの街で、季節の有り難さが身に染みるとは皮肉なものだ。

「取り合えず、峠は越えたかな…?」

思えば、夏場は酷かった。特にエアコンが調子悪い日なんか、4回もタイツを替えるハメになったし、
お面などは、5つ(笑顔仕様2+微笑み仕様2+リボン付おさげバージョン1)の面が
一日で一周してしまったし、
制汗剤と消臭剤を使い過ぎて気持ち悪くなったし、使わなければ使わないで汗臭いし…。

(次は銀イオン入り無香料をお願いしよ…。)

25715/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/04(日) 23:08:21

なんて感慨にふけっている場合じゃない。今の内に昼食を済ませてカナと交代しな…、

「………。」

まかないで作って貰ったオムライスの上には☆バーカ☆のケチャップ文字。
つね日頃の教育成果がこれとは、お姉さんとても悲しい。
君の背が高くなければ、同じ格好をさせて、同じ暑苦しさと、同じ恥かしさを味あわせて上げるのに
それが出来ないのがお姉さんホントに悲しい…。
悲しいから、次からは柄の部分で直接ブッ叩いて上げなきゃ…。

          ・
          ・
          ・

(・・・それにしても、さっきの呟きは一体なんなのかしら…?)

まかないながらも、生クリームが入った卵で作るオムライスは、やっぱり美味しい。
しかし、その味を楽しむよりアイツの言動が妙に引っ掛かった。

思えば最初の頃、お客さんと働く私達(着ぐるみ)を見る眼は極めて冷ややかだったのに
近頃は、なんだかモノ欲しそうな眼になった気がする…。

あれは、もしかして…。

【 − 続 く − 】

258名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/05(月) 00:36:42
GJ
続き期待。

259名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/05(月) 17:15:53
凄い!

26016/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:49:56

【 − アキのアキバの略 〜その2〜 − 】

♂ 11月中旬某日 完パケ亭店内・掃除中

秋は深く、人肌は恋しく、我が心は虚しく…。まぁ、要するに女のコが抱きたい。

「はぁ…。」

最近、メイド達に接客されているオタ共が、何だかモノスゴく羨ましい。
季節による心境の変化なのか、オ○デン坊やに未来をもてあそばれたのか…。
とにかく、優しいメイドさんになった池沢に ご主人様と呼ばれたい。
1度だけなんて殊勝な事言わないから、1時間に60回は言って欲しい。
でも、そこまでされるとウザいだけだから『抱きしめて』の一言で許して上げよう。
その前に『ギュッと』を付ければ、なお良し…。

「・・・はぁ。」(ホンと、末期だなぁ…。)

自分でも何がしたいのか判らない。
認めたくないが、池沢演じる えーぢにすっかりやられている…。

従順に振舞う着ぐるみメイドを見ていると、癒しに似た感覚を覚えてしまい、
中で汗まみれになっている池沢を想像すると、何とも言いがたいモンモンとした気分になってしまう。

しかも、その倒錯と倒錯が混じりあって、切っても切れない摩訶不思議な倒錯趣味になりつつある…。

「(おかしい…。少なくとも夏前は、どこにでも居る極めて普通のダメ人間だったのに…。)」

26117/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:50:42

「…くるみや君。お掃除しながらブツブツ言ってると、点滴とお喋りする人に見えて、それなりにコワイよ。」
「かっ…奈美さん、おはよ。」

背後から囁く独特な声に、身体がビクリと反応し、意識が現実に強制送還された。
確かに、物思いによる注意力散漫状態だったが、
山越が入って来た事も気付かないなんて、いよいよヤバいかもしれない…。

「悩み事?なんなら相談に乗ろうか?」
「遠慮します。」

この人はこの人で、また魅力的だし、池沢と違って人当たりも良い。
しかし、なんと言うか…。そこはかとなく漂うキャッチ臭が…スゴく気になる。
うっかり着いて行ったら、微妙な価値の絵を紹介されそうな地雷臭がするのだ。
妙にコスプレ話を振ってくる辺り、非常に怪しい。

「そう?残念…。一緒にイベント行きたかったのになぁ〜。」
「………。」(答え決まってるのか?)

「なっちゃんは?来てる?」
「楽屋に篭ってブツブツ言ってます。」

彼女達の着替える場所を、俺は楽屋と呼んでいる。
狭いながらも多目的に使用出来る万能部屋で、なんとユニットバス?まで備わっている。

…が、俺だけ使用厳禁なうえ、掃除もしたことがないでバス室は未だに秘密のエリアだ。
休憩時間以外にメイドさんがいなくなったら、このトイレに居ると思って間違いないだろう。

ちなみに 《する》時は、全部脱ぐのか聞いたら、オリーブオイルの瓶を投げ付けられた。
きっと全身タイツにも、男の子にはナイショのエリアがあるに違いない…。

26218/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:51:18

「窓は?終わった?」
「まだっス。」

「じゃ、私も手伝うね。」
「スンマセン。」

やはり山越は優しい。大人の雰囲気を帯びた お姉さん的優しさだ。
惜しむらくは、声がウザ明る過ぎなのと、おっぱい無さ過ぎの2点。
これで池沢並の声と胸を兼ね備えつつ、おかしな勧誘さえしなければ言う事ないのに…。

と言うか、そもそも池沢が、普段から優しさに満ち溢れていれば こんな悩みなど…、

(まぁ…、ここでウダウダ悩んでいても仕方ないか…。)

          ・
          ・
          ・

26319/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:52:00

朝の池沢は楽屋に篭って、切ない念仏を唱えるのが日課だ。
断っておくがギャルゲーにアリがちな、コザカシイ切なさでは無い。
あっちが桜舞い散る切なさなら、こっちは枯れススキなびく切なさだ。

そして、その切なさを 実際目の当たりにすると…、

『きょうだけはきぐるみ…。きょうだけはきぐるみ…。
いまだけはめいど…。いまだけはめいど…。いまだけはきぐるみのめいどさん。
お金が入ったら100円ショップでお買い物。お金が入ったら100円ショップで好きなだけお買い物。』

「………。」(・・・こいつ、スカラー波が怖くて着ぐるみ着てる訳…じゃないよな…?)

部屋の中には、パイプ椅子に座ってブツブツ呟くアニメ顔のメイドが1人。

メルヘンでゴシックなヒト入り人形が、「自分は着ぐるみなんだ」と言い続けるさまは、
パラノイアな世界にしか見えず、
声掛けを躊躇わせるのに十分なインパクトを放っていた…。

(…って、引いてる場合じゃない…。)

26420/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:52:36

「池沢。貧乏は憎かろうが、鏡に相談しても解決しないぞ。」
『♯………。』

気を取り直して挨拶してみたが、ちょっとエスプリ不足だったかもしれない。
ビンボー思念は消えたものの、部屋の空気まで凍った気がする…。

『♯ナニ…?。』

「いや、モップを片しに来たら、メイドさんのうわ言が聞こえたから…つい…。」
流石は声優。
お面は笑っていても、中身は怒ってるのが一発で判った。

『…マコト君。きみには色々言いたい事があるけど、まず目上の人を呼び捨てにするのは止めようね。
あと、この部屋に入る時は必ずノックする事。これは前に説明したよね…。』

「いや、ノックで邪魔しちゃ悪いだろ?なんか、集中してたみたいだし。」
『♯………。』

(それにしても…???やっぱり普通だ…?)

たとえ着ぐるみ姿でも素の池沢の時は、おかしな感情が起こらない。
これは、つまり…

『♯…結局なにが言いたいワケ?』
「普段着の池沢には、汗と優しさが足りないってコトだ…。」(???で、いいのか?)

26521/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:53:12
          ・
          ・
          ・

「ぬ゙ぅぅぅぅ…。」(頭痛い。まぢに痛い…。)

可愛い後輩を、缶詰で殴りやがる先輩というのは、職場的にどーかと思う。
最近は遅刻する度にモップで殴るようになったし…。つくづく、暴力好きな女だ。

「誠君。オデコなんかさすってないで、ちゃんとパスタを見る!」
「…ぅぃっす。」

店長は店長で、職場内暴力には見て見ぬフリだし。
だいたいこの店。保健所の許可 ちゃんと取ってんのか?

『…お悩みですね…。』
「…全然、お悩みじゃないです。」

受け取り口には、カウンセラー気取りの着ぐるみが覗いてるし。
でも、どんな理屈でコスチュームプレイに行き着くのかは、なんだか気になる…。

『おかえりまさいませご主人様。はい、お二人様ですね♪』

暴力行為を働いた、加害者は何事もなかったかのように接客してやがるし。

26622/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:53:51

しかし思うのだが、こんな狭い所に「おかえりなさい」言うのは、客に対する侮辱ではないだろうか?
『テメェの住まいなんざ、どーせこんくらいの猫びたいサイズだろ?Ha!(嘲笑)』
と、言われてる気がするのは、俺の心が歪んでいる所為か?

a 『こちらメニューに、なりまぁーす♪』

それにしても…、

a 『アイスティにカフェオレですね。かしこまりました。』

やっぱり変だ。

a 『瑤燭い悗鵑燭い悗鵝だいじょーぶですかぁ?お洋服は濡れてませんかぁ?』


楽屋では普通に見れたのに、店内で働く姿には、何故か惹かれる…。
ゴム手袋をはめながらアイスティを拭き取る姿など、癒しを通り越してエ0スすら感じてしまう…。

それでいて、着ぐるみそのモノに惹かれている訳では無い。

これは、つまり…

「珈琲と牛乳はNGでも、コーヒーぎゅーにゅーならオッケ。…って、コトか?」
「♯何でもいいから、自分の世界に入ってねぇでパスタを上げろ…。」

26723/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:54:31


「………。」

本日のまかない料理の上には☆ゴメン☆のケチャップ文字。

(結構、可愛いトコはあるんだけどねぇ…。)

そもそも何が言いたかったのか、さっぱり判らなのに謝られても…。それに、
☆コスプレは嫌☆
カナの方に書いてあるメッセージ(しかも、明朝体)の方がスゴク気になる…。って、

(あいつ、この分野の作業だけ異様に上達してない…?)

『ふぃ〜〜〜。おつかれぇ〜〜〜。』
「あれ?カナ。お店は?」
『お客さん途切れたから、休憩していいって…。ハァ〜、早く新しいコ入んないかなぁ〜。』

このお店は、開店当初から新たなメイド(操演)さんを募集しているが、未だに応募がない。
時給は良いのに、ここまで応募がないのは、色々な意味でコワイと思われてるのだろう…。

『あぁ〜、またオムライスかぁ…。』
「…違うみたい。」
ンと☆の間をスプーンで、さっくり切り離すと、
今日のはご飯の変わりに、ふにゃふにゃパスタが入っていた。
(???新メニュー?)

26824/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:55:11

まぁいい。そんな事より…。

「ねぇ、あのバカの事なんだけど…。」
『くるみや君?最近、挙動不審に磨きがかかってるね。』
「やっぱり、カナもそう思う?」
『うん。だって眼が…逝っちゃってる…もん…。なっちゃん限定で♪」

ぱっけのお面が外れ、汗のにじむ顔が現れると同時にニヤリと笑った。
どうやら、あのバカの興味対象は、私自身と勘違いしているようだ。

「ちょっと…。変なこと言わないでよ…。」
「でも、お店にいる時は えーぢちゃんの方ばっかり見てるし、なっちゃんに気があるのは間違いないよ。
それに私のアプローチには、イマイチ反応しないし…。」

そう言いながらカナは、自分のオムパスタ?を指差した。

(アプローチって…。こいつには、コスプレしかないんか?)

「で?なっちゃんは、どーなの?くるみや君って鉄板でバカだけど、
ルックスは良いし、親は小金持ちみたいだし、付き合ってみて損はないんじゃない?」

「そんなこと言われても…。」
確かに見た目は合格点だけど、バカだしガキだし社会常識は欠如してるし…。

「………。」(ぱっけには、反応してないのか…。)
これは、私の事が好きって解釈でいいのかしら…?

26925/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:55:45

【 − アキ?のアキバの略 〜その3〜 − 】

♂ 12月上旬某日 完パケ亭店内・テンパリ中

冬は近く、人肌は遠く、我が心は迷い…。まぁ、要するに病気が悪化している…。
認めたくないが、悪化の一途を辿っている。

「はぁ…。」

今までの異常な心理状態を、俺なりに分析すると、
・池沢の場合、嫌々ながらも着ぐるみとして振舞わなければならない状況に加虐的な興奮を覚えた。
・山越は、その状況を楽しんでいる風に見えるので、何も感じない。

これなら、一般的でない職場で働く内に、変化球気味のS趣味が出ただけと納得出来る。
それに えーぢに惹かれたのも、普段はそっけない池沢が見せる意外な一面に惹かれたに過ぎない。
要するに単なる気の迷いということだ。…が、

最近はメイド達に接客されているオタ共に、嫉妬を通り越して敵意すら感じてしまい、
えーぢの何気ない仕草にすらエ0スを感じる始末…。

ハッキリ言うと「己の頭がおかしかろうが、メイドが素だろうがキャラだろうが、もぅナンだって良いや。」
と、思い始めている…。

27026/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:56:36

「なぁ池沢。今の俺ってなんだろう?」

『ストーカー。』

池沢は、今日もご機嫌ナナメの様だ。
鏡に向かったまま振り向きもせず、情け容赦のない言葉を浴びせて来る。
確かに、役作りの最中に押しかけるのは失礼かもしれない。

だが、この気持ちを、どぉ打ち明けたら良いのやら…。

開き直ったつもりでも、己を曝け出す勇気は起こらず…。
それでいて諦めることも適わず、邪険にされながらもダラダラ通い続けてしまう悪循環。
そんな中、彼氏の有無を確認出来たのが唯一の収穫だった。


「突然ですまないが、俺をごしゅぢんさまに見立てて、サービス向上に向けた練習をしないか?」
『ばぁ〜〜〜か。』

「…着ぐるみを着てると心がピュアになって、近くの人をハグりたくなるお年頃?」
『ばぁ〜〜〜か。ばぁ〜〜〜か。』

「優しさがほしぃ…。」
『しね♪』

27127/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:57:25


(こりゃ…、いよいよシャレにならなぃゎ…。)

ここんトコ、連日のように押しかけて来る挙動不審バカを見て私は確信した。
コイツは完全に逝っている。
しかも、テンパり過ぎて自分でも何を言ってるのか判らない様子だった。

「アノ...。」
『うるさいだまれ。』(♯そんな眼でこっちを見るなっ!)

私だって、こんな店で働いていれば、ふぇちぃ眼で見られてる事くらい百も承知だ。

その視線は、決してココロヨイものではないが、
極端に露出さてのサービスよりは、極端に隠してのサービスの方が精神的に楽だし、
時給の良さには、本当に助けてもらってる。
その点については、えーぢというキャラクターになれた事を感謝してると言っていい…。

けど、プライベートで着ぐるむなんて、まっぴら御免。

私が、ご主人様の従順な人形でいるのは、舞台(店)に上がっている時だけだ。
店内から一歩でも出れば、どんな格好だろうと私は私。それ以外の何者でもない。

それに、私にだって女としてのプライドがある。
何が悲しくて、あの時のお相手まで、生きた等身大フィギュアをやらにゃならんのだ。

27228/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/05(月) 19:58:04

「………。」

(だから、そんなモノ欲しそうな眼を鏡に写すな!捨てられた犬の眼で私を見るな!)

「…ごめん。」

(マジに謝るな!急に素直になるな!こっちに変な罪悪感を持たせるな!)

性質(タチ)の悪い事に、このバカは素直になった途端可愛く見える。
厄介な奴だ…。
バカでガキでヘタレで可愛いなんて、心がざわつくに決まっている…。
厄介な奴だ。本当に…。

          ・
          ・
          ・

『はぁ〜〜〜っ。』(ちょっとくらい憐れんでやるか…。)

【 − 続 く − 】

273名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/06(火) 18:26:15
半分乙。

27429/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:50:16

【 − いちにちみつげつ(予定) − 】


狐につままれるとは、正にこの事だろう。
池沢に教えられたアパートを見付けても、今だに実感が湧かないし
正直、騙されてるんじゃないかと警戒してしまう。

『今度の休みの日ならメイド姿で付き合ってあげる。』

もぅ、何度この言葉を心の中で反芻した事か…。
あの日あの時あの楽屋で、池沢が長い溜息の後口にした信じられない言葉。

そしてその言葉を胸に、
俺は今、特徴のカケラも無い平平凡凡なアパートの前にいる…。

(2階向って左端の部屋…。2階左端の部屋…。)

ここもバブルに乗ってポコポコ建てちゃったアパートの1つなのだろう。
変にきれいな所と、異様に寂びれている所が混ざり合って
リフォームしたいのか 取り壊したいのか、どうにも測りかねるアパートだった。

(ここ…か。)

目的の場所にたどり着くと同時に、微かな迷いが心をよぎる。
それを振り払うかのように、生唾を飲み込み、手のひらの汗をズボンで拭き、
いま一度場所が間違っていないかを確認し…。

そして、騙されていない事を祈りつつ、これまた特徴のないクリーム色のドアをノックした。

27530/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:50:52

「ぉふぁょ…。」
「………。」

しばらくして開け放たれた扉には、生活臭全開のトレーナー女が1人。

上を見れば、だるそうなアクビ顔に寝起きのような乱れ髪。
下を見れば、縞しまソックスに突っ掛けのサンダル…。

俺の中では、ウェルカムなお出迎え(ハグ付き)が決定していただけに
この現実は到底受け入れ難く、うっかりミスで部屋を間違えたと信じたい。

「………。」
「どうしたの?入りなよ。」

取り合えず目をつぶってみても、現実は変わってくれなかった…。

「池沢…。期待してた俺も悪いけど、今の自分に何らかの疑問を感じないか?」

「???なにが?」
「………。」(なにがとホザキますか…あなたは…。)

ここまでアバウトなのは、俺が《男》と見られていない証拠だろうか?
着ぐるみは無理でも、男が来るならメイクくらいしろと…。
取り合えず、その寝癖と目ヤニを何とかしろと言いたい…。

          ・
          ・
          ・

27631/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:51:28

(女の子の部屋に来たのに、この切なさはナンだろう…。)

池沢の部屋は一言でいうと、チープな部屋だった…。

安物雑貨やアイデア番組?によく出てくる、ゴミとゴミをくっ付けてカラフルにした
お洒落ゴミが、棚だの壁だのを飾り立てているのだが、正直見ててイタい。

「なんか…細々としてて、ステキな部屋だよね。」
「でしょ♪」

しかも、意味不明のお世辞すら、ポジティブに受け取られる始末…。
100円雑貨を並べればステキ空間と思える感性は、如何なものかと思う。

「今、コーヒー用意するから適当に座ってて♪」
「おかまいなく…。」

          ・
          ・
          ・

27732/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:52:13

「近所にスーパーみたいなドラッグストアがあって、これはそっちで買ったの。
このサイズでたったの298円!結構イケルでしょ?」
「ゥ゙〜〜〜ン…。」

部屋を褒められた事に気を良くした池沢は、特売とディスカウントと100円ショップの
講義を始めてしまい、その授業は小一時間経っても終わらなかった。

俺としては、アッチ方向に話を持って行きたいのだが、
一方的に喋り捲る池沢に圧され、糞不味く安不味い珈琲をすすりながら黙って聞く他なく…。

「おいしい?」
「コクと深みが、食道をタダレさせる感じかな…。」
「よかった…♪」
「………。」(いいのか…?)

何が良いのかは判らないが、頬杖を付きながらニッコリと笑う池沢に、しばし見惚れてしまう。
笑顔一つで、寝癖顔をカバーするとは、それだけ土台が良い証拠だろう。

「あっそうだ!前に買った外国のポテトチップあるから食べてよ。
安いのは良いんだけど、ただ油がちょっとね…。もしかしたらジンマシン出るかもしれないけど…。」
「いや、いい…。」

こんなマッタリとした時間も良いが、そろそろ本題への足掛かりを探らなくては。
それに着ぐるみらしき物体が、見当たらないのも気になる…。

「遠慮しないで♪10枚くらいなら、気持ち悪くなるだけで済むから。」
「ホントにいいって。それより特売話もいいけど、そろそろ着

「そんなに着ぐるみとしたい?」

27833/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:52:40

が……。え゙!?」

その言葉が耳に届いた瞬間、まず己の耳を疑い…。
次に顔の表面温度が急上昇し、脳ミソが真っ白に塗り潰され…、

最後にマッタリとしていた部屋の空気が消し飛んでいた。

「ナ、にヲ言ってるンだお前ハ?俺は只、今後のサービス向上に向けたお話し合いを…。」
「えーぢちゃんとしたいの?私としたいの?どっち?」

冗談にするには空気が重く…。肝心の舌はまるで回らず…。
池沢の完璧な不意打ちに見っとも無くうろたえ、マグカップを持つ手が小刻みに震える…。

「…どっち?」
「…判らない。店の奴じゃないとダメだし、中身は絶対にお前じゃないとダメだと思う…。」

その様子が全てをモノ語ってしまい、もはや誤魔化しようが無かった…。

「してもいいけど私は私だから。こんな時まで、えーぢになり切るつもりは無いからね。」

うな垂れる俺に、深い溜息と その言葉を残し、池沢は入り口付近の扉に入っていった。
俺は、その意味を測りかね…、しかしそれを問いただす勇気は無く…。

結局、逃げだす事も追いかける事も出来ず、
己のブザマさとミジメさとバカさ加減と情けなさを呪いながら、部屋の中で畏まるしかなかった。

27934/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:53:11

(一体ナニが、どうなっているんだ?)

『私だって恥かしいんだからね…。』

入り口から数歩。バスルームらしき扉が開き、中から着ぐるみメイド化した池沢が
現れると同時に、正座したままの俺を抱きしめて来た。
明るく元気なお店声ではなく、柔らかく温かい声と共に、
胸の温もりが俺の頬に伝わっている…のだが、実感がまるで湧かない。

この状況になっても、ゼロ距離にある現実が信じられなかった。

『今日は、どうするつもりだったの?まさか本当にお茶を飲みに来ただけじゃないでしょ?』
「いや、妄想ばっかり膨らんだけど、結局そっちの流れに話を持っていって…。あわよくば…でしか。」
『はぁ…。ホントにバカなんだから…』
「…ごめん。」

謝った途端、抱きしめる力が強くなった。どうやら俺は同情に値するバカらしい。
情けない話だが今の俺にとって、この《承知の上での憐れみ》は、涙が出そうなくらい有り難く…。

『持って来るの大変だったんだからね。バレないように少しづつ持ち帰って…。
タイツなんか昨日着てた奴だから、ちょっとくらい臭っても我慢してよね』
「…うん。」

今にして思えば顔合わせの時点で、俺は池沢にやられていたのかもしれない。
でないと、バックレもせず、あの店に通い続けた理由が思い浮かばない…。

28035/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:53:47

面にキスしても仕様が無いので、仕方なく首元にキスをする。
池沢の言う通りタイツからは女の子の香りに混じって、汗の臭いが鼻をくすぐった。

『お面被る前にキスしとけば、良かったね…。』
「今、外してするのはダメかな…?」
『だぁ〜め。着ぐるみとしたがる人なんかにして上げない。』

虹彩の黒い部分にある覗き穴に、イタズラっぽく笑う池沢の目がちょっとだけ見えた。
身体の温もりと柔らかさ。それに篭った声と
わずかに垣間見える生身の部分に気持ちが高ぶってゆく。

「じゃぁ、もう一度…。」
今度は身体を抱き起こし、顎の辺りまで無理矢理顔を突っ込む。
面を被った頭が大きく仰け反り、面と顎の隙間から池沢の吐息が聞こえて来る。

「池沢…。着ぐるみになってる時ってどんな気持ち?」
『わかんない…。自分から着たいなんて思った事ないし…。暑くて臭くて息苦しいだけかな…。
でも、今はちょっと気持ちいい…。』
エプロンドレス越しに膨らむ胸を優しく揉むと、面の中から漏れてくる呼吸音が激しさを増し
池沢は、恥かしそうに身悶えた。

28136/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:54:20

『…マコトはどんな気分?』
「俺もよくわからない…。なんて言うか点字を読むみたいに、着ぐるみの感触から
池沢を読み取る度に興奮するっていうか…。今はエプロン越しの乳首が凄くいい…。」

『ばか…。それなら普通にしてよ…。』

これだけ近い距離でも、えーぢの造型は魅力を失わず
恥らう池沢の仕草と合間って、強烈な愛くるしさを放っていた。
その様がいとおしく、そして何より 君付けで無くなった事が嬉しい。

「いや、池沢に魅力がないんじゃなくて…性的に視力が落ちたというか…。なんて言うか・・・その、」
『一言で言うと「ヘ0タイになりました。」と?』
「それは一言過ぎ…。」

冗談にしてもその一言は、やはりキツイ…。
高ぶっていた気持ちが秒刻みで萎えてゆき、ゴムぐるみのペ0スも見る見る頭(コウベ)を垂れて行く。

(これは…、やば…イ…。)

このまま流れでいと、中途半端に果てる気がする…。
ふにゃり気味のまま白濁ゲロを吐くさまが、考えるまでもなく脳裏に浮かんでくる…。
男として、それだけは避けたい…。

28237/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:55:00

「…ぃけ沢って、キャラクターショーとかやってた?仕草がプロっぽく見えるんだけど。」

萎えたことを悟られないように、以前から思っていた疑問を投げ掛けてみた。
愛撫中には不自然な話題だが、ふにゃチンを誤魔化せれば何だっていい。

『中身の経験は無いよ。でも、司会ならウ0トラ0ンのショーを2回ほど。』
「ウ0トラ0ン?客前で怪獣と戦ったりするアレ?」
『うん。あの人達ってTVの中でもお喋りしないでしょ?
だから、私が間を持たせたり、アドリブでフォローしたりで…大変だったなぁ。』

面の中から、可愛らしい笑い声が漏れる。
その声が笑った面とマッチして、着ぐるみが本当に笑っているかの様に見えた。

(ウ0トラと言えば、椎名○の小説にウ0トラ0ンが脱げなくなる話あったな…。)

確か爺さん向けの娯楽として、怪獣とガチンコで格闘したり
そっち系のヒロインが別の意味で怪獣に襲われたりする未来のショー話が。

「…ウチの店って大人向けのキャラクターショーみたいなモンかな?」

不意にそんな事を考えてしまう。
何せ、成人をターゲットにした着ぐるみサービス?などウチくらいしか思い出せない。

28338/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:55:35

『じゃあ今度、私とカナが怪獣と戦うショータイムでも作ろっか?
怪獣役にピッタリな人材もいることだし。』

面がわずかに起き上がり、覗き穴に浮かぶ瞳が、俺の顔をジッと見詰める。

「あんな狭い場所でショーなんかやったら、コーヒー飲んでる客に思いっきり蹴りが入るぞ…。」
『…ンン〜〜〜ん・・・。そうなったら「ゴメンね☆」で、済まないかな?』

「済まないし、民事沙汰になるから止めとけ…。」
『そぉ?ざんねんだなぁ…。』

なんか…本気で残念そうだ…。
ひょっとして、池沢は司会よりもウ0トラ0ンをやりたかったのではないだろうか?
殴るの好きそうだし…。

『ホント…。ざんねん。』

…にしても、あの小説みたいにメイド衣装が脱げなくなったら池沢はどーするだろう?

あの話は、人目を避けて山で暮らす、みたいな感じで終わってたけど
アニメ顔のメイドが山篭りって似合わないしな…。この場合、閉園した遊園地の方が似合うか。
夕暮れの廃遊園地に一人寂しく佇んでたら、抱きしめたくなるような哀愁漂わせそうだし…。

28439/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:56:06

そこで、色あせたメリーゴーランドに腰掛けて、悲しそうにうつむいてたり
錆だらけの観覧車のゴンドラで、なんとかお面を取ろうともがいてたり
ひびだらけのミラーハウスで、自分の姿を見ながら、しくしく泣いてたり
自棄になって、落ち葉だらけのステージで司会なんか始めたり
自棄ついでに1人キャラショーなんか始めて、虚しさのあまり激しく落ち込んだり…、

          ・
          ・
          ・

「………。」(これは…。ゑスゑムちっくな萌ぇだな…。)

『???どうしたの?急に黙りこんで。』
「ぃ、いや、何でもない。何でもないんだ…。」

池沢に歪んだ欲望を見透かされた気がして、思わずキョドってしまう…。
だが、先程のダメージから心身共に回復した今、
このキョドりは、余計な思考をリセットさせ、俺の頭を本来のエ0モードに戻してくれた。

28540/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:56:38

『…?』

(思わず話し込んだけど、場の空気は和んだから良しとしよう…。)
それに今の雰囲気なら、歪んだエゴを剥き出しにしても、池沢はきっと許してくれる…と思う…。

「じゃぁ、そろそろ・・・。」

俺のしてる事は、うまゐ棒をド○えもん(パチ)ごと食べるようなモノだ。
どんなに言い繕っても、マトモではないし、
許してもらった所で、池沢の存在を踏みにじっている事実に変わりは無い…。

だがしかしっ!

「いくよっ!!」(それでも俺は、開き直るっ!)

突然、真剣(まじ)に迫られた所為か、メイドさんはビクリと身体を強張らせた。
無駄に笑顔なお面が微かに怯え、悲鳴の代わりに息を呑む音が漏れる。
そんな様子を眺めながら、スカートとペチコートを一気に捲り上げ…、そして・・・。

(いよいよキタ…。)

真っ白なソレを見た途端、限界を越えた限界が身体を打ち震わす。

心臓が跳ね暴れ、血潮は激流となり、脳みそは沸騰し、手は小刻みに震え、
一般常識人を気取る理性が 「後悔スッカラ止メトケ」 と忠告する・・・。

28641/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/06(火) 19:57:13

それでも、袖の膨らみと腰のリボンを台無しにしながら、
仰向けで待つメイドさんを前に、何を躊躇う必要があろうか?

オーバーニーソックスに包まれた細い脚も、肌タイツに覆われた太モモも、
エプロンドレスを膨らませる推定85±2の胸も、感動的に柔らかくそして温かい。
後は、メイド衣装のいちパーツである、見せパンツをずり降ろし本懐を遂げるのみ…。

「馬鹿な事に付き合わせてホントごめんっ!」

常軌を逸した我が侭を謝りながら、タイツごと股に食い込んでいる
小癪な布切れを、一気にずり降ろす。

そして、レースまみれの純白パンツが無くなったエリアには、真っ更な肌色の…。

          ・
          ・
          ・

「(・・・ん゙???)…何故に真っさら?」
『うん。』

「『うん』って……?それにタイツの中に、本物の下着が透けてるんだけど…?」
『ゴメンね…。やっぱり着ぐるみでエッチなんて耐えられないから…。後は自分でどーにかして。』

「瑤゙そっ!!」

【 − 続 く − 】

287名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/06(火) 21:19:57
工□パートキテタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

288名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/06(火) 21:20:38
はいはいはい。もちつけ。

289名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/07(水) 13:27:40
>>277
「ホントにいいって。それより特売話もいいけど、そろそろ着
ちょっと校正w

290あぼーん:あぼーん
あぼーん

291名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/08(木) 01:45:58
>(ウ0トラと言えば、椎名○の小説にウ0トラ0ンが脱げなくなる話あったな…。)
まこっさんの小説を知っている人がいたとは!!Σ(□ )
するべ肉とか!!

29242/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:04:53

【 − 部屋と つま先と ワタシ − 】


どんな結末だろうとコトが済めば、理性が戻り、常識が出張り、とーぜん後悔も沸き起こる。
気分が最高潮に達した瞬間、梯子を外されてもそれは同じだ。

しかし、どうせ後悔するなら本懐を遂げる事で後悔したい…。

          ・
          ・
          ・

『ほぉ〜れほれほれ、自分のしたがってた事の感想を言ってごらん。』
「…………。」(死にたい…。)

そんな、ミジメで情けなくて凹むしかない俺の隣には、
上半身を起しながら、猛然と追い討ちをかける着ぐるみさんが1人…。

バラエティー豊かな声が、心の傷をほじくり返し、
生暖かいつま先が、左の頬っぺをほじくり回す。

しかし、覚悟不足による常識のリバウンドで、激しく自己嫌悪中の俺には、
その足を撥ね退ける気力すらない…。

29343/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:05:28

『マコト君っ。やる事やっちゃった感想を おねーさんに聞かせてネッ!お願いっ♪』
「…………。」

朝の役作りに意味などあるのだろうか?
メイド仕様の時よりも活き活きとしてる声に、そんな疑問がよぎった…。

(しかも、なんでコイツはトラウマにさせる気満々なんだ…?)

『もしもぉ〜し…?
聞こえてますかぁ〜?着ぐるみさんですよぉ〜。マコト君の大好きな着ぐるみさんですよぉ〜。』
「…………。」

『馬鹿な事に付き合わされて、おっぱいモミモミされた着ぐるみのメイドさんですよぉ〜。』
「………。」

『くんくん。メイドさんの足の臭いはたまらないなぁ〜。これだけでご飯3杯はいけるよ僕ぁ。』
「♯……。」


『クルミヤ君。元気だして!ちょっと擦ったら出ちゃったからって、負けちゃダメ。』

「♯それを...言うなっっっっ!!!!それに断りも無く掴むなっ!握るなっ!
大体、タイツのまま始めるから、秘密の便利穴があると勘違いしただろーがっ!!!!」

29444/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:06:00

『あっ。反応した…。』
「♯……。」

絶賛自己嫌悪中なれど、それだけは聞き捨てならず…。

人の鼻をいじくる 微かに香ばしいつま先をはたき落し、
俺は、純粋無垢なピュアボーイにトンでもない事をしでかしてくれたアホ女を睨みつけた。

『そんなに怒らないで。ちょっとしたお茶目じゃない♪』
「♯お茶目で済むかボケ!人のチ0コを弄びやがって…。俺は捕まった鮭かっ!」

『だって…、マコトったらオロオロしちゃって…。見てられなかったんだモン…。』

グーにした手を口元にあて、イヤンイヤンと身をよじる着ぐるみ女。
そのスッ呆けた声が、確信犯である事を告げ
こーいう時の声の才は、癇に障るものだと実感する…。

「♯ある筈の受け入れ先が、まったく見当たらないんですよ、千夏サン…。
こんな時ボクは、どーすれば良いのですか?チ0コを股に擦りつければ良かったのですか?」

『別に床でもいいよ。』
「♯……。」(ぅわ、ムカツク…。)

29545/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:06:36

『それに、すぐ終わっちゃったのは、私の所為じゃ無いし…。』
「だから…、♯それを言うなっ!!あれは焦ったからであって、本来の俺じゃないっ!」

『………。』
「………。」(…ハズだ。)

『………。』
「………。」

『さて…と。マコトも気が済んだみたいだし 馬鹿なお遊びはこれくらいにして、カニ玉でも作ろーか?
今日は卵が59円だし。』
「済んでないっ!済んでませんっ!済んでないんです…ぜんぜん…。」

『………。』
「………。」

「…そんな訳で、裸エプロン(ドレス)で結構ですから やらせて下さいっ。どーか…。お願い…。」

このチャンスを逃がしたくはなかった。
未練が自己嫌悪を吹き飛ばし、やりたいだけの動物に戻った俺は、
恥をかなぐり捨て、全身全霊・生まれて初めての土下座を敢行してみた。

これ以上ない前傾姿勢に、これ以上ない脚の折りたたみ。
お凸は、床に張り付いたまま動かず、
全身から発せられる哀愁オーラは、見る者の琴線をビョンビョン弾きまくるに違いない。

勿論、池沢とて例外ではなく、余裕をかましていた心が大きく揺さぶられたようだ。

29646/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:07:12

          ・
          ・
          ・

『・・・そんな真似されたら・・・あたしだって・・・、』

土下座開始から数分後。
お互い沈黙したまま秒針音だけが響く部屋の中で、不意にそんな言葉を呟きながら
池沢は、ゆっくりと立ち上がった。

微かに震えるその声が、俺に勝利を予感させ、出したばかりの海綿体に静脈血が再集結してゆく。
若いとはいえ、鈍痛と疲労でヘタッているモノを無理矢理回復させるのはカナリ辛い。
だが、それを乗り越えてこそ漢(オトコ)。

裸エプロン(ドレス)の単語も、回復を早める魔法の言葉となるが、
やはりタイツに覆われた太股と、乳首の感触を思い出す方が効果的だった。

『ガマン出来る筈ないじゃない・・・。そんな事するマコトが悪いんだからね・・・・。』

そして股間が回復の兆しを見せ、ガマンの意味を思いっきり勘違いした

刹那・・・。

『♯そんなにマOコが恋しいのかよっ!!こォのソーOー言い訳野郎っ!』

「凜゙ッッッ!?・・・ウゴッ(痛っ)!!」

29747/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:07:56

上げ様とした頭の上に池沢の右足がドッカリと落とされ、お凸がフローリングに豪快なパチキを食らわす。

その出来事は、あまりにも突然過ぎたし、
今まで味わったことのない雰囲気に、何が起こっているのかまったく理解出来なかった。

「瑤い゙っ!待て池沢っ!本気で痛いっ!」

正に豹変したとしか言い様のない池沢が、右足を乗せたまま俺の頭をグリグリと踏みつけ、

『♯また、お姉さんの事 呼び捨てにしてっ!なんて悪い子なのっ!?悪い子っ!悪い子っ!悪い子っ!』
「い゙っ!ばっ…バカやめろっ!まじ痛っ!」

続けざま「悪い子」の声にあわせて、オーバーニーソのスタンプが容赦なく降り注いだ。
それは、何時もの冗談とは明かにかけ離れており、狂気の入り混じった本気の声だった…。

『はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…。』

この後に及んでも、まだ冗談だと信じたい俺は、逃げもせず痛みに耐え続けたが、
何時まで経っても終わる気配のない、蹴りと踏みにじりと罵倒。
そして、池沢の異常過ぎる感情の高ぶりに、前々から懸念していたことが確信へと変わった…。

「・・・ぃ゙、ぃけざわ…。お前って、ガッチガチの さでぃす痛゙っ!!」

『♯お前の所為だっ、お前の!責任取れ、このヘタレ虫っ!』

29848/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:08:29

【 − 彼女は意地でも ご主人様とは呼んでくれない訳でして… − 】

♂ 12月26日 ボロアパート2階・デート?中

クリスマスは去り、人肌はMyタイツで、我が心は なんだか物足りなく…。
まぁ、要するに 着ぐるみには成ってくれても、メイドには成ってくれない…。

(はぁ…。)

「やっぱり、バターでないクリームは最高よね♪何て言うかなぁ。幸せの味…。みたいな?そー思わない?」
「バターって…。そんなもん食った事ないぞ。」

薄っぺらな壁のお陰で天然冷蔵庫と化しているアパートには、ホールサイズケーキ(9号)が6箱。

その隣には、多くのオタを釣り上げたフカフカでモコモコな ミニスカサンタ服(ポンポン付き)が、
ハンガーに吊られながら壁を飾り、笑顔一杯のお面は床に置かれたまま、こちらを見て笑っている。

この場違いなケーキ群は、クリスマス期間中 店で行われた 《完全パッケーキ・パーティ》 の残り物で
本来ならサプライズ抽選会の景品だったものだ。

しかし、ショートケーキしか出ないケーキバイキングに、この景品は実に評判が悪く、
誰も受け取らなかった為、チープ部屋行きの末路をたどってしまった。

29949/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:09:04

「バタークリームの味を知らないないなんて、ホントにボンボンなのね。マコトの癖に生意気だわ。」
「生クリーム舐めてれば幸せなんて、生粋の貧乏育ちだな。池沢らし過ぎて鼻で笑っちゃうぞ。」

「………。」
「………。」

「…ケーキって美味いよな…。」
「…美味しいわよね…。」

出会う事により、倒錯趣味が陽性になってしまったのは、池沢も同じだった。
話によると、俺と接する内に心の病みが進行し、この前の土下座で一気に弾けてしまったという。

それでもあれは、同情とお茶目の果てに起きた偶発的な事故らしいが、真偽の程は不明だ。
というか、確かめ様もないので、今更どうでもいい。

兎に角、今は心の歪んだ者同士。
己の趣味を曝け出せる唯一無二のパートナーとして、このように仲睦まじく付き合っている。

「池沢。あのさ、ケーキも良いけど…、」
「着ぐるんで欲しいなら、まず先に誠意を見せるコト。ただし、えーぢに成るのだけはお断り。」
「………。」

…ように見えるが、
そこは《彼女をご奉仕大好きメイドにしたい男》と《彼氏を痛いの大好きドレイにしたい女》の吉カップル。

ジャンルは違えど、ワガママ自己中なのは一緒なので、
水面下では相手を自分色に染め様と、激しい鍔迫り合いが続いている…。

30050/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:09:35

「俺…痛いのとか恥かしいのはイヤなんだけど…。」
「私も暑いのとか息苦しいのはイヤよ♪」

「…この部屋、息白いから暑くないんじゃないか…?」
「この部屋、息白いから痛くないんじゃない♪」

「………。」(それは逆に痛いダロ…。)

口惜しい事に、着ぐるみの持ち出しは、池沢に頼るしかない。
この借りは非常に大きく、常にイニシアチブを譲るしかないのが現状だ。

「・・・じゃんけん3回勝負で1勝する毎に10分。
ただし、全勝しても相手の10分間は保証する条件でどうだ…?あとヒーター点けてくれ…。」

「1勝毎にマコトは10分、私は20分。あとケーキが傷むし原油高だからイヤ。」

「風邪ひくから裸にはならんぞ。…ジャン。ケン。」

「いいわよ。…ぽんっ♪」

          ・
          ・
          ・

30151/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:10:07

「60分間もいぢめられたいなんて…。マコトは本当に、いぢめられるのが好きね♪」

「………。」(おかしい、絶対におかしい…。
10円20円を気にする女の子が、なんで本格的なゑスゑムグッズを…。
しかも、大量に所持してるんだよ...ぉぃ。)

「道具もイッパイ時間もイッパイ。オマケに被験者はやる気満々。なんて最高のシチュエーションなのかしら♪」

「いや、被験者は普通に引いてるが…。」

「・・・そーいうシラケる言葉を吐いてると、後でマグロしか抱けなくなるよ。」

「ガンバリマス...。」

「よぉしっ♪じゃあ気を取り直して、軽くヒールから行ってみよぉ〜っ♪」

七夕祭りみたいな鞭を、意気揚揚と掲げる半てん姿の女王サマ。
隣の住人は、ひと月前に夜逃げし、下は元々空き部屋なので、声の張りもバッチリだ。

しかし経験の浅ささ故か、池沢のプレイは単なる暴力に走り易く、
現時点で俺がマ人間化する事は、まず無いだろう。

「マコトは赤と白。どっちが好き?」
「ワインの話なら俺は未成年だ。ヒールの話ならトンがって無い方に決まってるだろ。」
「じゃあ、赤ね。」
「♯それはトンがってる方だっ!」

30252/52 ◆XksB4AwhxU:2005/12/08(木) 10:10:39

          ・
          ・
          ・

だが、俺の方も状況は厳しい…。

床の無情な冷たさと、ハイヒールの非情な感触に耐えた所で
女王サマが、着ぐるみ大好きっ娘に変貌する訳でも無く、
鞭を食らい終われば、ご奉仕大好きのメイドさんが光臨してくれる訳でも無い…。

そしてナニより、ウ0トラ0ン以下の耐久時間でヒィヒィ言ってくれる程、彼女は甘くないのだ。

守るも攻めるもこれでは、来るべき勝利の日など永遠に来ない気がす…、

「瑤ィ(痛)でっ゙っっ!♯池沢っ!脳天にカカトはNGだって何度も言ってんだろっ!」

「まだ呼び捨てにするつもり?まったく…、いくら躾ても判らないバカ犬ね。」

「ちょっと待て…。犬呼ばわりなんてOKしてないぞ…。」

「うるさいバカ犬っ!私のことは、御主人さまとお呼びっ!」

「ぉ...。俺が言うんかいっ!!」


【 − 終わり − 】

303名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/08(木) 10:53:39
おつかれさま。

304名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/08(木) 16:21:45
つまらなかった(率直な感想

305名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/08(木) 18:23:54
後半いらなくね?

306名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/08(木) 19:09:10
>>305
同意

307あぼーん:あぼーん
あぼーん

308:2005/12/09(金) 02:28:16
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309名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/09(金) 08:08:25
中が女であろうとぺらぺらしゃべるのは萎えます。後半の唐突な展開も意味不明です。
中間休みのあのあたりの葛藤が最高によかったのでなおさら後半部分残念です

310名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/09(金) 11:45:49
そう?普段しゃべらないものがこもった声で、しゃべるのは萌えの要素を含むけど
まぁ後半はやり直しですけど

311名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/09(金) 15:31:17
フェチの趣向は人によって違うからね。
何が良くて何が悪いというのはあって当たり前。
全員が満足いく文章はありえない。
だから感想もまちまち。

312名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/09(金) 19:24:49
(・∀・)イイ!

313名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/09(金) 19:45:14
>>311より上では
>だから感想もまちまち。
なんてことにはなってないんだけどな。

314名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/09(金) 23:04:58
俺はサドな着ぐるみってのが新鮮でよかったとは思う。

ただ、好みとしては自己暗示をかけてるうちにマゾっぽい着ぐるみメイドになっていく、みたいな
展開がいいけどね。

31500/00 ◆XksB4AwhxU:2005/12/10(土) 06:20:03
感想ありがとうございます。

今回は、主人公と対等な関係にする為、ヒロインも変な趣味を持っている事にしましたが、
唐突に見えるとの指摘に、文章力の未熟さを反省しています。

前回・今回と独り善がりな文章に長々と付き合ってくださった皆様
本当に有難う御座いました。

次の機会がありましたら、もう少し見れるモノに仕上るよう努力します。

316名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/10(土) 17:50:40
どちらか一人に絞って、視点を固定したほうがすっきりしたと思うですよ。

317名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/12(月) 01:40:47
次の作品に期待。

318あぼーん:あぼーん
あぼーん

319名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/14(水) 18:32:30
♂も着ぐるむ話とか?

320あぼーん:あぼーん
あぼーん

321名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/26(月) 10:51:32
年が暮れる前にどなたかもうひと声ありませんか!?

322名無しさん@着ぐるみすと:2005/12/27(火) 20:48:16
ありません。orz

323名無しさん@着ぐるみすと:2006/01/20(金) 15:21:10
ほしゅ

324名無しさん@着ぐるみすと:2006/01/31(火) 03:25:17
「ねぇ…、もういいでしょう?」
私の不満声が面の中で声が響く。
「もうちょっとだけ」
武雄がデジカメのメディアを換えながら、もう仕分けなさそうに言ってくる。
季節は春。窓から心地よい風が入ってきて、白いレースのカーテンを青空に揺らしている。
でも私には、肌色の全身タイツ=武雄が言うには「肌タイツ」というらしい=を通してしか感じられない。
あ、面の隙間からも入ってくるかな。
せっかくの日曜日、珍しく車で来た彼を見て、てっきりドライブにでも連れてってくれるかと思って喜んでいたら、着ぐるみ一式の荷物を積んでいたからだったのだ。
そりゃ、以前に遊園地でキャラクターショーって言うヤツ? それを観て、「あたしもあんな可愛い着ぐるみ着てみたーい」って言ったよ?
言ったけどね、でも…。
「由佳ー、着ぐるみを持ってきたぞー」
って、いきなり持ってくるか? ていうか、どうやって手に入れたのよ?! ネットで売ってるところがあって、早速買った?! 行動早いなー。…いやいや、マジで買ってんじゃねーよ!
…と、頭のなかがグルングルンしてパニクっちゃった。
「着たいって言ってたから、買ってきたぞー」と武雄。
…私のせいらしい。
「高かったんじゃないの?」
思わず聞いてしまう。
「そうでもないよ」
武雄はたまに考えなしで動くところがあるけど、その正体はカリスマ美容師で、お店を都内に3っつ構えている。
だから少々高い買い物でも即金で買えると思う。
でもねえ…。
「今…、着るの?」
おそるおそる聞く私。
彼が買ってくれた3LDKのマンションのベランダ越しのダイニングに、武雄が買ってきた着ぐるみ一式が並んでいる。
遊園地でみたキャラクターではなかったけど(後で聞くと、オリジナルのキャラクターだった)、あれに負けないくらい可愛かった。
ピンク色のロングの髪の毛に、あどけない少女の笑顔のお顔をしたお面に、肌色の全身タイツ、どこかで見たことのある衣装(日曜の朝にやってるアニメキャラの衣装だった)の3点。
「出来れば、早く見てみたいかな」
照れながらそう言ってくる武雄。
私はお面の裏側を見たり、髪の毛や顔の表面を撫でながらそれを聞いていた。
ん…、まあ、着てみても…いいかな。
お面を見ていると、ちょっと胸の奥がキュンと鳴ったのだ。
だって、本当に可愛いんだもん。
恥ずかしながら、私ももう26歳。
可愛い格好をするには、ちょっと…な、お年頃である。
そんな年齢の女が可愛い格好をするのはイタイけど、着ぐるみとなれば別である。
だって、着たら私って判らないじゃん?
…いやいや。
私は首を振った。
気楽でいいんだ、別に可愛い格好をすることにせっぱつまってないんだから。
そうして、私は着替えを始めた。
…せっかくのお化粧を落とさなきゃいけなかったけどね。

325名無しさん@着ぐるみすと:2006/01/31(火) 03:30:22
ごめん、しょっぱな訂正
>「ねぇ…、もういいでしょう?」
>私の不満声が面の中で声が響く。

私の不満声が面の中で響く。

です。

326名無しさん@着ぐるみすと:2006/01/31(火) 11:33:26
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

327名無しさん@着ぐるみすと:2006/01/31(火) 17:32:11
さて…と。
化粧を落として、戻ってくる。
「どうやって着るの?」
肌色の皮のような全身タイツをぴろんとさせて持ちながら、武雄に尋ねる。
「ん…、俺もよく判らないんだけど、とりあえずその肌タイから着てみてよ」
「下着になった方がいいよね?」
「うん」
肌タイを抱えて、とりあえずバスルームに向かった。
武雄の前で着替えてもいいんだけど、そこはまあ、恥ずかしさを見せないとね。
バスルームのカゴに肌タイを投げ入れ、ローライズのジーンズ、ブラウスとTシャツを順々に脱いでいく。
そしてまずは脚から通していった。
パンスト履く時と変わらない。そして次に左手を通す。
手首辺りで手が止まってしまった。結構のびる生地みたい。
レオタードみたいにテカテカしてなくて、水着生地ほど分厚くないその生地は、なかなか肌触りが良かった。
わほ、ちょっとクセになるかも。
右手を使って、左手を手袋の中に通す。そして指を一本一本指先に通していった。
そして右手も同じように通し、最後に顔を入れる。
ふと洗面所の鏡を見てみた。
当然、全身肌色の人間がそこに写っている。
テレビのバエラエティ番組でよく見る格好だ。
「ぷっ…」
思わず吹き出してしまった。
…とと、背中のファスナーを閉じなきゃ。
ショートヘアの髪の毛を肌タイの中におさめる。
そして背中に腰から手をまわして、背中の下当たりまでスライダーを引き上げた。
最後に背中から手を…、手を…。
「いたた、つったつった!」
慌てて手を離し、全身伸びをして筋肉をほぐした。
…体固いな〜あたし。
何度かチャレンジしてみるけど、手袋越しだとスライダーがうまくつかめない。
気付くと息が上がって、汗をかいていた。
…着る前から疲れててどうするんだ。
ふと鏡を見てみた。
全身肌色の宇宙人が、困った顔をしていた。
情けなくなってきちゃったよ…。
「大丈夫か〜?」
武雄が心配そうな声をかけてくれる。
洗面台の置き時計を見ると、もう20分も経っていた。
仕方なく、洗面所から出て武雄に最後の部分を引き上げてもらう。
「ごめ〜ん、ファスナー閉じるの手伝って」
「…、あ、おっけー」
「今、笑ったでしょ?」
洗面所から出てきた私を見て、武雄の口元が一瞬膨らんだのだ。
「いや、別に」
「絶対笑った」
確かに笑えるけど。
「ごめん」
「…もう、ここから引き上げてね」
ちょっとすねた顔をして、武雄の前に後ろを向いて立った。
そして止まったスライダーの位置を指差す。
「それじゃあ、上げていくよ」
178cmある武雄は、私が立っていても難なく頭の上までスライダーを引き上げてくれた。
背中、首、頭がきゅっと締まっていく。
「出来たよ。きつくない?」
ちょっと動いてみる。
ぴっちりしてるけど、きついという感じじゃない。
どちらかというと、肌がこすれて気持ちいい。
ブラのワイヤーが固いので、それが肌に食い込むのがちょっと不快だった。
スポーツブラにしとけば良かったな。
「うん、大丈夫」
「おっけ、じゃあ次は衣装を着てみて」
次に武雄から、アニメのコスチュームを渡される。

328名無しさん@着ぐるみすと:2006/01/31(火) 17:33:57
「これ、コスプレっていうんだよね?」
特に意味も判らずに武雄に呟く私。
コスプレって、テレビや駅前でたまに見る、仮装する人たち何だよね?
「そうなんじゃない?」
武雄もよく判ってないようだった。
「着ぐるみは違うような気もするけどね」
衣装は透明の袋がかけられていて、武雄がそれをてきぱきと剥がしていく。
白いワンピースに、ヒラヒラの青いレースが裾や袖口についている。
同じ色合いの手袋、ブーツ、あと青いベルトやリボンがいろいろある。
…これも高いんだろうなあ…。
普通に私に服買ってくれよぉ…と内心思ってしまう。いやまあ、ちゃんと記念日とかには買って貰ったりしてるけどさあ。
そのアニメのチラシを見ながら、二人であれやこれやしつつ着ていく。
とりあえず服も着れた。
リボンのバレッタは、髪型がアニメとは違うので(アニメはアップテールで、お面は普通のロングヘア)髪の毛の後ろに付けてみた。
…うっ、可愛い。
お面を手に取って、まじまじ見ながらにやけてしまう私。
自分が被るよりも、誰かに被って貰って見てみたいと思った。
そして思いっきりギュ〜って、抱きしめちゃったりして…。
「そろそろ被れる?」
…妄想中の私は、武雄の声で我に返った。
「うん、えーと…」
お面の中はスポンジが何か所か貼付けられているだけで、結構空間があった。
お面の目のところに視界用の小さい穴が無数にあり、笑った口にも呼吸用らしい穴がある。
呼吸用には薄い黒い布が張られていて、そとから見えないような工夫がいろいろされているのが判る。
とりあえず被ってみる。
ガサゴソと耳から音が入ってくる。
そして被り終えたけど、視界がピンク色に染まっていて見えない。
「前が見えない〜」
視界が小さい穴ばかりだったので、合っていないのかな?
「髪の毛が前に被っているんだよ」
あ、うつむいて被ったからだ。
武雄に髪の毛を直してもらう。
面が緩いので、面ががくがく揺れるたびに私もふらふらと揺れてしまう。
やがて、視界が急に明るくなった。
「見えた見えた!」
視界の穴は、小さい穴の集まりが合わさって一つの視界になっていて、すごく良く見える。
呼吸も全然苦しくなかった。
面も手に取った時ほどの重さは感じない。
外の音が少し遠くなって聞こえ、自分の呼吸音が面の中に響く。
フルフェイスのヘルメットを被ったときみたいな感じだった。

329名無しさん@着ぐるみすと:2006/01/31(火) 17:34:47
「苦しくない?」
武雄の顔が見える。
視界の穴を通してみてるので、ちょっと不思議な感じ。
夢を見ているときみたく、視界の周辺がちょっとボヤけた感じだ。
「うん、大丈夫」
着終わってから、ちょっといろいろ動いてみた。
面が緩いのがちょっと気になったけど、動きづらいというイメージがあったので、驚いた。
遊園地のショーなんかで、着ぐるみ着てるのによく跳んだり跳ねたり出来るなあと思っていたけど、なるほどこれなら動きやすいわけだ。
「こっち向いて〜」
武雄の声がしたので、そっちを向く。
デジカメをこっちに構えていた。
慌てて女の子っぽい仕草を取る。
「顎が上がってるから、ちょっと引いて。…もっと、うん、おっけー」
武雄の胸辺りが見える位置になってから、フラッシュが光った。
「あ、フラッシュ点いちまったか…」
武雄が舌打ちする。
「カーテン開けた方がいいよね」
窓に寄り、カーテンを開ける。
春の晴れた日差しが入ってくる。
着たとたんにちょっと暑くなってきたので、窓もあけて見た。
ベランダの向かいには建物がないので、部屋の中が外から見られないのが、ここを選んだ理由の一つ。
眼下には市民グラウンドがあって、子供たちの遊ぶ声が時折聞こえる。
…いい天気だよお、出かけたいよお…。
急に着ぐるみしてるのが嫌になった。
んでも、着ちゃったからには仕方ないので、ちゃっちゃと武雄の気の済むまで相手して、昼過ぎには外に連れ出してやる!
「あ、そのままこっち向いて」
武雄がまたデジカメを構える。
窓際というシチュエーションで撮りたいみたい。
束ねた白いカーテンに寄りかかる私。
と、武雄が顎を下げるような仕草をする。
そだそだ、顎が上がってるんだった。
難しいなあ…。
「おっけ、…うん、いい感じ」
「どんな感じ?」
取り終わった武雄に近寄って、デジカメのモニターを覗き込む。
「かわいい!」
思わず歓声を上げてしまった。
だって、本当に可愛いのよ! お人形さんが写っているんだもん!
「へ〜、あたし今こんな感じなんだ!」
私は遊園地で見たショーに出てる着ぐるみと同じになれたことに感激していた。
「鏡で見てくる!」
そして洗面所に向かう。
そして鏡を見て見る。写真と同じお人形さんがいた。
…顎が上がってたけど。
かといって下げると見えない。
面を手で支えて上に上げると視界が合う。
意識した仕草じゃなかったけど、鏡には顎に手を当てて恥ずかしがるようなお人形さんがいた。
「かわいい〜…」
けど手をずっとこのままにしておくわけにもいかず…。
あ〜、もどかしい!
ふとタオルが目に止まった。
これを面に詰めれば、緩いのが直るかもしれない。
一度脱いでから、タオルを折り畳んで面の頭に詰め、もう一度被りなおす。
髪の毛が顔にかかったので、鏡を見つつ直していった。
今度は視界が合った。お人形がちゃんと自分を向いている。
ちょっと顎がきつくなったけどね。

330名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/01(水) 13:59:51
(´-`).。oO(省略されないように30行以内でおながいしまつ)

331名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/01(水) 17:09:26
(´-`).。oO(漏れは最新50で四出る。続きを楽しみにしてまつ>>329

332名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/01(水) 18:48:39
自分の目でちゃんと見られるようになると、お人形から急に人間になった気がした。
表情こそ変わらないけど、ちょっとした動きが人間っぽいわけだから、妙に生々しい。
いろいろ動いてみる。
ピンクのロングヘアーに青い瞳という色の取り合わせが、とても似合っている。
頬にもちゃんと頬紅のような色が塗られていて、あどけない笑顔が引き立っていた。
「…うふっ」
お面の表情のように、私自身もにっこりと笑った。
「どうだい?」
鏡に、武雄が洗面所の入り口から顔を覗かせているのが映っていた。
「あわっ!」
一人の世界に入っていた自分に気付いて、私は慌てて普通を装った。
そいやドアを開けたままだったので、最初から全部見られていたかも…。
恥ずかしい〜!
「どう? 可愛いだろ?」
「う、うん。 ところでこの子、名前なんて言うの?」
鏡を指差して尋ねる私。
「オリジナルだから、名前はまだ無いよ。作ってるところで聞いたら、持ち主で名前を決めることが、娘さんを愛するためにも必要だって…」
「娘って?」
「あ、いや、その子の事だよ」
何かマニアックなワードが出たので、ちょっと戸惑った。
そりゃ女の子の着ぐるみだけど、娘ってあーた…そいやドール好きな友達も、持ってるお人形さんを娘って読んでたなあ。
味気ないよりはいいか。
ふと、私はまた鏡を覗き込んでいた。
フラッシュが光った。
うわ、いきなり撮るかよ。
デジカメを構えている武雄が映っている。
「いい感じー、前髪をちょっといじるような感じをやってみて」
「こう?」
言われた通りに、前髪を中指で軽く分ける仕草をしてみた。
何だろう、ショーの出番待ちで髪の毛の確認をしている感じなのかな?
てな感じで、自分の中でストーリーを組み立てていた。
ふと歯ブラシがあったので、歯を磨くような仕草を取ってみる。
「ははは! おーけー」
…受けた。
次にドライヤー持って、セットする仕草。
出番待ちというより朝起きてきた感じだ。
衣装がアニメのキャラなので、もうわけが判らない。…面白いけど。
「んじゃ、部屋に戻ってきてよ」
ギャグっぽくなってきたので、笑いながら武雄が手招きした。
いつまでも洗面所で撮ってるわけにはいかないので、ダイニングに戻ってきた。
「そうだな、とりあえず座ってみてよ」
言われるがまま、正座する私。
「もっとこう崩して、女の子がよくやってる座り方…、そう、お尻をぺたんと。うん、いい感じだ」
「こうね」
「おっけ、んでさらに上を見上げて、右手を顔に…、人さし指をほっぺにあてて首を傾げてみて」
「こ、細かいな…、こう?」
「おっけ、すごく可愛いよ!」
急にカメラマンのようになってきた武雄。
目が真剣になっていた。
あ〜、でも、これ可愛いだろうなあ…。
今の自分を外から見た様子を想像して、また胸がきゅんと鳴った。
こうなると私もノッてくる。
脚を抱えたり組んでみたり、クッションを抱えてみたり…。
猫のように伸びをしたりもしてみた。
気が付くと、近くの工場の休憩のチャイムが鳴っていた。
昼の一時に鳴るチャイムだ。
…えっ!
いつの間にか、1時間が経っていたことに驚いた。
ずっと着っぱなしだったことにも驚いた。
まだまだ着れなくもないけど、このまま家で着ぐるみを続けるなんて嫌だ!

「ねえ…、もういいでしょう?」
私の不満声が、面の中に響いた。

333名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/01(水) 19:39:18
「もうちょっとだけ」
デジカメのメディアを取り出し、新品のメディアを箱から取り出してまた入れる。
…そのメディアも着ぐるみを撮る為に買ったんだな。
床に寝そべった今の私は顔こそ笑っているものの、すねた猫のようにふて寝していた。
晴れ空が遠い、、、。
「早く出かけたーい!」
思わず叫んじゃった。
面の中でこだまして、うるさかった。
「う〜ん、そうだな。じゃ、出かけよう!」
「…えっ!」
ガバッと跳ね起きた。
「せっかくいい天気なんだから、外に行かないとな」
何だ、武雄も判ってたんじゃない!
早速お面を取る私。
「ふう〜」
汗を手の甲で拭うと、濡れた部分の色が変わった。
「疲れた?」
タオルを渡してくれる武雄。
「ううん、あまり動いてなかったから。暑かったけどね」
タオルで顔を拭きつつ、一仕事終えて満足そうに私は笑った。
「んじゃ、ちょっと休んだら出かけようか」
武雄が私が顔を下にして床に置いたお面を手に取り、顔を上にして床に置く。
顔に傷がつかないようにしているのかな?
「うん」
立ち上がって、衣装を脱ぎ出す私。
「あ、違う違う! 着たままで出るから」
慌てて武雄が止めに入る。
「…え?」
「今度は外で着ぐるみをするんだよ」
私もピタリと止まる。
…何ですと? 着たまま出る? 着ぐるみのまま? 何で? ショーでもやるの?
また頭の中がグルングルンしてきた。
「えーと…」
そいや頭が軽くなったので、首を廻してコリをほぐす。結構音が鳴った。
そして肩をしばし揉む。
「…え?」
あ、さっきのは幻聴なんだと思えてきて、もう一度同じ声を私は出していた。
「着ぐるみのまま外に出て、撮影しよう」
丁寧に説明された。
「天気がいいから、きっと良い写真が撮れるよ」
…いや、ま、撮れるでしょうけど!
「そんな、恥ずかしいじゃん!」
月曜の平日とはいえ、外に出たら人目につくわけで。
「恥ずかしくないよ、由佳は顔が見られないんだから」
た、確かに。
「武雄は恥ずかしくないの?!」
「恥ずかしくなくはないけど、傍目には撮影の仕事をしてるようにしか見えないって」
どんな仕事なんだ。
…うわーん、せっかく外に出られると思ったのに〜。
「由佳は学祭でミスコンにも出てたじゃん。人前に出るのに慣れてるだろ?」
お、丸め込みにきたぞ…。
「そりゃ、まあ、それなりの場所でそれなりの格好してれば平気だけど…」
「だろ? なにも街中に連れ出して撮るわけじゃなくて、ちゃんと景色のいいところで撮るからさ。だからお願いっ!」
手を合わせる武雄。
彼の懇願というものを初めてみた。そっか、立場は私の方が上なんだよね。
「ふーん…。それって、遠出してくれるわけ?」
腕を組み、武雄の顔を見上げる私。
「そうだなあ、由佳が行きたがってた甲府の方に行くか」
「ほんと? やったあ」
甲府のワイン工場に行きたいと、この前言ったばかり。
「んじゃ、準備するね」
着ぐるみで工場にまで行くわけには行かないので(当たり前だ)、時間的にも行く途中で撮影を終えて、着替えたあとに工場に行くことになった。
私と武雄の両方が満足出来るプランだ。
お泊まり用の大きめのトートバッグに着替えや化粧道具諸々を詰め込み、準備を整える。
「そいやお昼過ぎてるし、ご飯どうしよ?」
「ドライブスルーで買うか」
「えー、私が横で着ぐるみしてるのにー?」
てな感じで、はしゃぐ私達だった。
この後、車に乗るまでに一苦労があることも知らずに…。

334名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/03(金) 00:20:54
(´-`).。oO(省略されないように30行以内でおながいしまつ)

335名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/05(日) 22:10:36
でもストーリーは(・∀・)イイ!!

続きを待ってるよー。

336名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/08(水) 12:20:57
「…おっけ、今なら誰もいないよ」
カメラバッグと私のトートバッグを担いだ武雄が、玄関のドアから顔を引き戻して私に伝えた。
「わかった」
やっと武雄とドライブに繰り出せると喜んでいたのだけど、今の私は日常じゃあり得ない姿になっている。
玄関で、名前のついていない女の子の着ぐるみを着ていた私は、コクリと頷いた。
ふと出る間際に、玄関脇の身だしなみ用の鏡が目に入る。
そこには、ピンク色のロングヘアーに青い瞳のお人形さんが写っていた。
これが今の私の姿なのだ。
お人形さんはニッコリと鏡の中で私に微笑んでくれているんだけど、その中には不安で一杯の私がいる。
…本当に、こんな姿で外に出るんだ…。
ドクンドクンという胸の鼓動が、面の中に響いちゃってる。
こんな姿で他の人に見つかっちゃったらどうしよう。きっと変な人に思われると思う。あ、でもそういう仕事してる人なのかな?って思ってくれるかも…って、家の中からその姿で出勤するわけないじゃん!
あああ…、またグルングルンしてきたよぉ…。
ええい、私の顔はバレないんだし、覚悟を決めるか!
おし! と気合いを入れた仕種をして、武雄にウン!と頷いてみせる私。
彼も頷き返す。悩んでグルングルンしてる私を不安そうに見ていたのだけど、笑顔が戻ってくる。子供のような悪戯っぽい笑顔だった。
…見つかることを期待してるんじゃなかろうか…。
とりあえず自分でもドアから左右を見回してみて、誰も居ない事を確認してから武雄の背中にピッタリとくっついてマンションの廊下に躍り出る。
私の家からエレベーターまでの距離は20メートルくらいで、途中に2軒の玄関のドアがある。
平日の昼間なので、まずは誰も出て来ないと思う。
後ろにもドアが4つ並んでいるので、彼の背中に手を当てながら、時折振り返ってみる。
通路の窓ガラスからは、晴れた外の世界が広がっていた。
ただでさえ遠い地面が、今はいっそう遠くに見える。
…何分後かには、私はあそこに降り立っているのよね。
予想通り、エレベーターの前までは何なく辿り着けた。
「…誰も出て来なかったね」
武雄がエレベーターの下向きのボタンを押しながら呟く。
それでいいんだっての! やっぱり期待してたんだ! くそお〜、今からでも帰ってもいいんだぞー! んでもドライブも無しになるのは嫌だな〜。
…とりあえず背中をつねっておいた。

337名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/08(水) 12:25:10
左右2基のエレベーターは1階と最上階の28階に待機していた。
目指すは地下一階の駐車場だ。
18階へは右の最上階の方のエレベーターが降りてくる。
25、24、23…。
心の中で早く降りて来いと祈る。そして、途中で止らないで!
変化の無かったエレベーターの窓の中の景色に、重り垂れたロープが見えてくる。
もうすぐ到着する。早く、早く!
そして窓に明かりが入った。
一応武雄の背中に隠れる。
「大丈夫、誰もいないよ」
…ほっ。
そして乗り込む私達。
武雄を窓側にして、相変わらず背中に隠れている私。
彼と背中合わせになり、反対側の壁に設置されている鏡(車椅子用に設置されているということを最近になって知った)に向かって私は立っていた。
鏡があると、ついついそっちに向いて立ってしまう癖は、お人形さんになっても変わるわけが無い。
ドアが閉まり、動き出す。下からのGがかかり
こんな状況なのに、衣装を含めた上半身全体を見ると可愛いと思ってしまう。
「急に喋らなくなったね、緊張してるの?」
エレベーター内の空調が動く音しか聞こえない静寂の中で、武雄が聞いてくる。
「緊張してるに決まってるでしょ!」
鏡に写る武雄の後ろ頭に向かって、答える私。
「あはは、てっきり遊園地のキャラクターに成りきってるのかと思ってたよ」
武雄も後ろを向く。
…そういえば、遊園地等で見かける着ぐるみは、何故か喋らない。
もちろんアニメの声優が中に入ってるわけじゃないので、違う声を出されると違和感があるとは思うけど、それ以外の場所で見かける着ぐるみも、喋っているのを見かけたことは余り無いように思える。
心のどこかで、「着ぐるみは喋っちゃ駄目」みたいな意識が働いていたのかも。
一度だけ、商店街の青いウサギの着ぐるみが小学生の男の子達に蹴られて虐められてる(それはそれは見事な飛び蹴りだった)ときに、「コラー!」っと男の怒鳴り声がお面の中から聞こえたのを見たことがある。
小学生達が着ぐるみが喋ったことに対し、勝ち誇ったかのように喜びながら逃げていってた。ああいうのって、憎たらしいよね。
…私も子供に飛び蹴りされたらどうしよう。
武雄が必ず守ってくれるけどね。ていうか、大きな武雄がいれば、まず近付かない気がする。
武雄がお面越しに頭を撫でてきた。
「名前付けてあげたいな…」
お面越しとはいえ、何か嬉しい。
身も心も女の子になった気分。
って、私を撫でてるんじゃないのかこれは。このピンクの髪の女の子を撫でてるんだ。
目が優しい。…間違い無く、中身の私のことは意識にないようだ。
複雑な気分だったけど、普段ならこんな感じで頭を撫でてくれることはまず無い。
私が喋らないので、今の私はいっそうお人形さんっぽくなってることが彼の琴線に触れているんだと思う。
…いいわ、今はお人形さんに徹してあげる!
そのかわり、ワイン工場に着いたら貴腐ワイン(最高級ワインに多い、貴腐菌で作られたワイン)の高い奴から順々なんだから!
などと、ほっぺを撫でられながら企む私。

338名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/08(水) 12:26:23
武雄のその手を両手で包み、顔をすりすりさせる。
「可愛いよ…」
武雄も嬉しそう。
こんなんで嬉しがってくれるなんて、着ぐるみっていいなあ。
このまま二人とものっていきそうな雰囲気になったとき、上からのGがかかってきた。
あらら、もう下まで着いちゃったんだ。
鏡に写る階数表示は…2! じゃない、5だ!
え! と凍り付いて鏡を見る私達。
武雄も驚いて目を丸くしていた。
私の胸元に手を入れかけてる姿が写っていて、私はさらに驚いた。
…それはやり過ぎだろ。
武雄がとっさにドアの方向に向く。
そして後ずさりしながら私を隅に追い立てる。
私は三角形の隙間に潜む形になった。
誰かが乗り込んでくる。
「マーマー! ボタン!」
うわ、子供もいるよ!
とたとたという小幅な軽い足音も聞こえる。
「早く押さないと迷惑がかかるから、ママが押すわね」
「あー! 駄目ー!」
女の子の声だ。まだ小さいみたい。
うんうん、子供ってボタンを押したがるのよね。…て、そんなことを考えてる場合じゃない!
ドアが閉まり始める。
するとバンバンとボタンを叩く音がした。
「あ!」
「こら!」
武雄の動揺する声と、母親が叱る声が聞こえた。
な、何が起きたの?! 子供が転けちゃった?
「降りない階のボタンを押しちゃ駄目じゃ無いの!」
…え?

339名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/08(水) 12:27:44
「すみません…、ほら、あっちゃんも謝りなさい!」
「ごめんなさい」
「いえ、気にしなくていいですよ」
母親と女の子が武雄に謝っている。
エレベーターはすぐに止った。
多分、ここは3階くらい。
車椅子用の低い位置に設置されたボタンには、これから各駅停車になることを示すランプがずらりと付いていた。
おいおい…。
「だれかいるよ」
しかも見つけられた。
武雄の身体がいくら大きいとはいえ、今の姿の私を隠すことはどのみち無理。
「あー!」
隙間を覗き込み、声をあげる女の子。
普段着なので、近くの公園あたりにでも遊びにいくんだと思う。
仕方ないので、手を振ってあげた。
「ママー! キュアスターがいるよ!」
そして速攻ママに報告しにいく。
武雄が観念したのか、私の前からどいた。
「え? あら!」
突如現れた着ぐるみに、驚くママさん。
多分、私と同じ年くらいだ。
「え、どうしたんですか?」
喜ぶ女の子は当たり前として、ママさんも喜び驚いている感じだった。
聞かれた武雄はこう答えた。
「…仕事ですよ」
ガクと、一瞬よろけかける私。
いや、最初にそんな話してたけどさ。 本当に言っちゃったよ。何の仕事だよ。
「ここでショーがあるんですか?」
「いえ、残念ですけど、ここじゃないんですよ。これから少し離れた会場に車で向かうんですよ」
「着たままですか…?」
「時間がないんで、自宅で着替えて出て来てもらったんです」
武雄の嘘話が展開される中、私はしゃがんで女の子の相手をしていた。
遊園地のキャラクターのように振る舞う。
「おしごとなのー? まじんがでたのー?」
うんうんと適当に頷く。
完全にアニメのそのキャラクターだと信じているようだ。
…でもどう見ても顔が違うんだけど。
衣装だけで判断されているのかもしれないけど、私もそのアニメの主人公の女の子に成りきっていた。
私の顔を小さな手で触ってくる。
「かわいいねー」
私もその子のほっぺをツンツンしてあげる。
「うふ〜」
照れてママのジャンプスカートに顔を埋める女の子。
可愛いな〜。
また私の手を握ってくる。
「あっちゃん、降りるわよ」
そうこうしているうちに、1階に着いた。

340名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/08(水) 12:31:44
ここでお別れになる。
「いやー! いっしょにあそぶー!」
しかし手を離してくれない。
気持ちは判るけど…。
私の胸もせつなくなった。
「一階で待っててよ。車を回してくるからさ」
ポンと背中を押された。
…え! 
女の子が全身で引っ張ったので、よろけながらエレベーターからホールに出てしまった。
視界が明るくなる。
振り返ると、閉じつつあるドアの向こうで手を振る武雄が見える。
ちょっと、1人にさせないでよお〜。
心細くなる私。
「もう…、ごめんなさいね」
ママが困り果てたような顔で、謝ってくる。
武雄の話をどこまで信用してくれてるのか判らなかったけど、不審がってはいないようだった。
私が思うに、人間ってありえない状況に陥ると、自分なりにいろいろ理由を付けて納得しようとするんだと思う。
だから武雄の「仕事」という言葉を「ショー」と受け取ったんだと思う。
そしてそういうショーに出る着ぐるみは、時間が無いとこうやって着替えて出ていったりするんだと言われれば、そういうものなんだと思ってしまうのかも。
だって、疑っても仕方ないもんね。こんな目立つ格好で悪さが出来るわけないし。
手を振って、私も「気にしないで」という意志を伝える。
「どーしてしゃべらないの〜?」
うっ、やはり突っ込まれる。
飛び蹴りされたウサギが脳裏に浮かんだ。
別に飛び蹴りされる不安を感じたわけじゃないけどね。
「そうだ、あっちゃん、一緒に写真を撮ってもらいなさいな」
ママが携帯のカメラを構えた。
「うん!」
話が上手くそれた。私はしゃがんで、ピースサインを出す女の子の両肩に手を添える。
ピコーンと音がして、ママがニッコリ微笑んだ。
「有難うね」
頭を下げるママに、私も立ち上がって頭を下げた。
「ほら、あっちゃん。キュアスターの邪魔をしたら、魔人を倒しにいくのが遅れちゃうでしょ!」
このママもなかなか嘘が上手い。
主人公の秘密を知っている担任の先生が、正体がバレかかった主人公をフォローしている話を思い出した。
…いや、たまにしか見ないから詳しくないのよ、ほんとは。出勤前の朝食の時間に、たまたまやってるから観てるだけなんだから。
何故か自分にそう言い聞かせている私。
こんな格好をしてると説得力無いけどね。
「ばいばーい!」
ママと手を繋いで、女の子が手を振る。
私も振り返した。
そして玄関の自動ドアから出ていった。
…やれやれ。

341名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/08(水) 12:32:33
ホッとする私。
って、私いま本当に独りぼっちじゃん!
天窓からは光が降り注ぎ、小さなモミの木が左右に立ち並ぶ赤れんが調の通路を照らし出していた。
そこに私が1人取り残されている。
そういえば車を回してくるって言ってたけど、車が付けられる場所は、さっきの親子が今歩いているあたりの歩道まで歩いていかないといけない。
ここから50mくらいある。
…待ってたほうがいいのかな。
と、ふとエレベーター横の管理人室の窓が目に入る。
「あ!」
思わず声が出てしまった。
でも、管理人は休憩時間だったようで、30分したら戻ることを示す札が受付のような小さい窓の向こうにかかっていた。
気付いた事はそれだけじゃなかった。
天井を見ると監視カメラがある。
きっと映っている。
そういえば、エレベーターにも監視カメラがあるのだ。
最初からバレてたんじゃないか!
ゾ〜っと背筋が寒くなる。
…でも今さらどうしようもないわけで。
そんなことを考えていたとき、ポーン!とエレベーターのドアが開いた。
武雄?! と期待したけど、開いたのは私達が乗ったのと違うエレベーターのドアで、出て来たのは…小学生の男の子達だった…。

342作者よりお詫び:2006/02/08(水) 12:36:56
===すみません、直接このスレをクリックして読んでいただければ幸いです。  ===
===30行の方が読みやすいですね。今後は30行にしていこうと思っています。===

343名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/10(金) 13:48:40
作者がんがれ!

344あぼーん:あぼーん
あぼーん

345 ◆C60ZnIY/xA:2006/02/17(金) 00:05:31
 人は長い間抑制されると、それが解かれた後も自らでそれを抑制し続けるようである。
 もはや筆談やキーボードなどの術を用いなければ、言葉を操ることが出来なくなってしまった。

 始まりは小さなゲームメーカーに入ったところからだった。
 ゲームが好きだったわけでもないし、その業界で生きていく上で、何か具体的に取り柄があったわけでもないにも拘わらずそこに入社したのは、今の自分に至るために仕組まれたことではないかと思うぐらいである。

 事務職での採用であったが、何せ小さな会社である。雑用は何でも任された。
 そんな私を気遣ったのか、それとも誰もやりたがらなかったからなのか、営業の先輩が突然声を掛けた。
「今度の土日、営業の仕事をやってみないか。」
 雑用よりは面白いだろうと二つ返事で了承。
 そして、日曜の晩には、私の人生はほぼ一つの方向のみを指し示すことになった。

 全作が思うより好評だったらしく、販促に用いるキャラクターの面には随分と力を入れたという。
 その力を入れた張本人が大病を患い故郷に戻ってしまったための抜擢であった。

 土曜日の午前中は店の中、それも問題のソフトが置かれる一角に陣取っていたが、高級な一眼レフからケータイのカメラまで写真を撮ろうとする人々と、生命のエネルギーと形容される性的欲求を含んだ吐息に囲まれ、店並びに私自身が持たないため、午後からは店頭での販売となった。

 その二日間の昂揚は決定的であった。
 見られているとか、変身願望とかそう言う類の感情も含まれていたのかも知れないが、昂揚の主たる根源は、中に入っていると言うことである。

346 ◆C60ZnIY/xA:2006/02/17(金) 00:06:57
 これは今になってから考えた講釈であるが、キャラクターであれ、人であれ、どれほど好きになっても、そこの内部に入り込むことは出来ない。
 隣にいて、そして性交渉に至るにしても、表面的な接触でしかない。生殖器であれ、消化器であれ、皮膚とひと続きになっている以上、それは表面なのだ。
 そう言う意味で、着ぐるむという行為はそれらを超越しているとさえ言えるのだ。

 活動は続き、好評を博するようになると、私の会社でのポジションは自ずと、着ぐるみ要員となり、出社する日数も減っていった。

 会社で私の顔が忘れ去られようとした頃、私の生の顔を見てみたいという不届き者が登場することとなる。
 これが社のイメージと、私自身の物理的な危機となりかねない状態へと発展するのは火を見るより明らかと判断され、回避のためホテルを転々とするようになる。

 元々無趣味であり、その上、着ぐるみに魅入られた私は、ボロアパートには一切の未練はなく、そもそも普段着である男の服にさえも感心がなくなってしまったため自らを捨てることに苦痛はなかったし、存外快適な暮らしを得ることになった自分は恵まれていると感じた。
 そんなによい部屋に泊まれるわけではないが、洗濯や食事の用意はホテルか会社の人間が適当にやってくれるし、常に着ぐるみの状態で移動できるため、それまで気にしていた顔バレの不安が消えてなくなるのは申し分のない事である。

 会社が大きくなるにつれ、アメリカばりの契約を交わすことになる。
 恐らく人前で声と顔を出したのはこれが最後のはずである。
 要目は、声と顔を出すなと言うモノであり、それはこちらとて御免被りたい。

 契約以降、ホテルの部屋は盗聴と盗撮の検査が行われることとなり、泊まるホテルも直前にしか決められず、食事は部屋の前で会社の用意した皿とワゴンに移し替えられるなど、徹底した管理が行われることになる。


sage忘れましたorz

347 ◆C60ZnIY/xA:2006/02/17(金) 00:07:43
 モーニングコールのベルが鳴る。
 受話器を取り、一拍おいて、切る。
 着ぐるみを着たまま眠ることは希であるが、気分を出すためにランジェリーを着用している。
 陽光がカーテンの裾から漏れるが、これを開け放つことはしないし、出来ないように予め細工されている。
 シャワーを浴びている最中に朝食が部屋に持ち込まれる。
 食事は消極的な菜食主義である。肉は最低限摂るが、体型の維持や体臭に気を遣うためになるべく避けている。
 頭髪を剃る。髭と脇、陰部の毛髪は永久脱毛をしてある。これも臭いの保持を避けるためである。
 制汗剤と、優しい香のするベビーローションを塗り、補整下着、肌タイを着用する。
 用意された衣装を着込むと、面を着用する。

 衣装は大抵一人で着るが、着れないものの場合は、女性スタッフが助けてくれる。女として扱ってくれているからである。
 社内でさえ、私の正体はおろか、男であるという事でさえも知るものは少ない。
 某掲示板で、男じゃないかと例しに煽ってみたら、一斉に全否定されたのは良い思い出である。

 日中は主に二人の女性と、一人の男性がサポートに付くが、話を聞いている限り、中の人の存在は全く喪失しており、それこそキャラクターがゲームの外に出てきたと思いこんでいるのに近い感情を持っているのが分かる。

348 ◆C60ZnIY/xA:2006/02/17(金) 00:09:06
 初めの頃、写真の撮影となると、商品の広告や限定品のポスターやカレンダー、そうでなければ、記事の間を埋めるだけの存在だったが、今となっては声優のグラビアと肩を並べるほどとなった。
 この仕事も楽しい。
 絵ではなく、写真を撮影する意味は、「私が入っているキャラクター」が認められている所にある。
 外見を重視するグラビアと違って、写真の意味が内部にまで染み渡っているように感じられるから、この仕事があると嬉しいのだ。

 日がまだ高いうちにホテルに帰る。明日は休みなので、ちょっとよいホテルにしてもらった。

 食事その他は適当に済ます。夕食の片付けが済めば、こちらから連絡を取らない限り誰も入ってくることはない。
 一人の時間である。

 私は、それと一体になることに幸せを感じているのである。
 自慰行為をするときそれは、内部からキャラクターを犯しているという感覚であり、そこに興奮の焦点がある。
 頭に思い浮かべるのはキャラクターの心の動きであり、外面的なものはもはや意味を持たない。

 故に生身の女性を見ても何とも思わない。
 サポートの女性に着付けをしてもらったとき、面のすぐ目の前まで顔が来たので、彼女が顔を赤らめたのを見て、「何も思わない」感覚を得た。


今回はここまで、もう少し続きます。

349名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/17(金) 04:49:10
固く文章を書こうとしているだけで見難い
説明、背景が無さ過ぎる
小さな会社じゃなかったのか?矛盾点がありすぎる
赤ペン先生に見直してもらう必要あり。自分で再読すれば?

なにより、途中で終わるのなら全部書き上げてからにしろ
前に書かれていていた作品とごちゃ混ぜになる
前書いてたやつも一緒
省略されました。じゃないだけしか褒めるとこはない

350名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/17(金) 15:25:16
【何もしない人ほど批評家になる】

 自分がバカにされないことに意識を集中する。
 これが劣等意識がもたらす「引き下げの心理」なのです。
 部下の行動、妻の言動、何かのコラムに批評することで
「自分の方が偉いんだ!凄いんだ!」と自分で確認しなければ、気がおさまらない。
 だから、良いところより、批判することにのみ、すぐに意識が向く。

 なぜ、人を誉めること、よい所を認めることにこれほど、ある人は抵抗感を持つのか。
 誉めないまでも、一つの考え方としてとらえる事ができないのでしょう。

 演劇や舞台の批評文ばかりを見て、あの舞台はキャスティングミスさ、
台本の流れが問題さと、退屈と苛立ちにアグラをかいて、人を批判するより、
一生懸命作っている演出家や出演者の方が人生を楽しんでいるし、心からの友達も多いはず。

 何もしない人ほど批判精神ばかりを育てて、人生を孤独にする傾向があるのです。
 批判ばかりがクセになると、自分の小さな行動に対しても「くだらない」「意味がない」
と自分にも批判精神は向いてしまい、自分の前向きなエネルギーまでもが枯渇します。

351名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/17(金) 15:35:37

はいはい。それなら今度からこんなとこに書き込まずに、紙にでも書いて机の引き出しにでも仕舞っとけば?

352一読者:2006/02/17(金) 18:25:47
『批評家』ではなく、この話を読んだ『一読者』として感想を述べます。

「つまらん!」以上。

自分の作品を批判する人に反論する気持ちは分かるが、
この小説を読んで「面白い」「続きが読みたい」と思う人が果たして何人いるか?
少なくとも俺は、この話は読んでいてつまらなかった。

353名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/17(金) 20:12:48
作品内容は個人的にはかなり面白いです、自らの存在を消して着ぐるみに徹するとゆうのは
なか現時ではできないし。
ただ、残念なのは、もう少し続きがほしいとこですね、ここできられても話しがみえて
こないし、一体どんな着ぐるみなのかもぼやけててわからないです。
続きを期待します。

354名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/17(金) 20:28:34
じゃ私も続きを読みたい一人。
やはり徹底して着ぐるむのが仕事というのは萌えますね。
メッセージめいたものがちらほらしてるあたりも楽しませてもらってます。
文体や作風についてはいろいろチャレンジしたらいいと思います。

355名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/17(金) 23:36:33
俺も今度のも前回のも続きが思うぞ。

つまらないと思うなら黙ってブラウザを閉じればいいのにな。

356あぼーん:あぼーん
あぼーん

357 ◆C60ZnIY/xA:2006/02/18(土) 00:28:53
 最後まで行き着くまでに時間が掛かりそうなので、逃げられたと言われないために、先に言い訳だけをしておきます。

 着ぐるみに集中しすぎて、会社の成長や主人公が陶酔していく背景が描けなかったのは反省します。
 細切れで投稿し続けようと思ったのが間違えだったことも認めます。
 しかし、自分の名誉のために言いますが、反論するために名前を偽るような事はしていません。

 それでは暫く失礼します。

358名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/18(土) 04:48:14
>>357
>時間が掛かりそう
それは、ほんのあらすじしか考えてなく流れや結末は考えて 無かった!からでしょ
ここまでの文章では、貴方は人物や細かな心境は描けないようですし
展開もこれから、行き当たりばったりになるのは想像がつきます

結局、グダグダになるんだから書き終えて、読み直してから投稿すれば?
人よりは文学、小説を読んでいるはずで、つもりなんでしょ?
第3者の視点で読んで見ることを薦めます。ご自身の程を知るにはよい機会かと

359名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/18(土) 07:17:18
>>342の作者が現実にありそうな話を軽いタッチで書いていただけに、>>357の小説がギャップがあり過ぎて上手く読めなかったんだよ。
自己の名誉だなんて訳の分からない言い訳しているのも見苦しさに拍車をかけている。
しかしどっちの作家様も頑張れ!w

360名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/18(土) 13:03:42
>>345の人、とにかく描写が荒すぎて肝心のキャラがどんなかもよくわからないっす。
文章力に対して構想が大きすぎるので、細部がおろそかになってるという印象かな。
今投稿されている分だけでも、
1)初着ぐるみ、2)その後もしばしば、3)プロ契約、4)ひそかな楽しみ、
位には分割して別な話として書けるので、いきなり長い話を書くよりも、
今は短い話をなるべく濃く書くように努めるのがいいと思うよ。
俺も続きは読みたいけど、このまま続けるよりも、
頭からリライトしてみる方がいろんな意味で良いような気はする。
文章ってのは書きまくればそれなりには上手くなるから、
きつい意見が多いけどそれにめげずにとにかく書きまくれ。

361名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/18(土) 20:38:12
省略されましたとかいってるバカは専ブラ使えよ……

362名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/18(土) 22:03:41
唯一褒める所がそれしかないって話だろ?
作者必死だな

363名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/19(日) 20:17:29
>>351=>>362
お前の代わりなら幾らでもいるぞ

364名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/19(日) 20:23:24
↑意味不明

365名無しさん@着ぐるみすと:2006/02/19(日) 22:53:14
先が読める話しはつまんないけど、ある程度の導線くらいはよめるようにしてほしい
ですね、内容的にはいいものだと思います。
主人公あこれからどんなになるのかが、注目です、部屋も隔離され、着ぐるみとして
存在する、外部では中身が男だとゆうことすらわからない、そんな演出をもっと話しに
盛り込んでほしいです。

366名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/05(日) 21:03:09
誰も投稿しなくなっちゃった…

367名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/06(月) 01:46:29
どうせこうなると思ってた。言い訳がましかったじゃん
◆C60ZnIY/xA の人。はっきり言っちゃかわいそうだけど
全く面白くなかったし。。。ゴメンね。もう投稿してくれなくても構いません
話も忘れたし。世界観や色も忘れちゃった

>>324の人はなかなか良かった
今、完成を目指して執筆中なのを祈ります

368名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/06(月) 06:39:11
>>367みたいな奴に多少褒められていてもすぐに手のひら返されそうなんで書きません。

出されたものは黙って食え。文句あるなら自分で書け。

369名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/06(月) 13:54:10
>>368
文句があったらなぜ自分で書かないといけないのさ?

同じレベルで反論すると、批評や意見
文句や要望が怖かったら最初から書くな

370名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/06(月) 22:07:30
なんだ368はずーっとこのスレに張り付いてたのか?
そんな小心ぶりじゃあ普段の生活も辛かろう。

371名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/07(火) 16:35:19
おまいら仲良く汁!

372名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/08(水) 00:45:43
喧嘩するのは仲の良い証拠だよ。

373 ◆TUrTQC5dZk:2006/03/09(木) 01:44:50
 ヒューマノイド型ロボットが一般に普及したちょっと未来の話。
 そんな未来にも、やっぱり着ぐるみが好きな人はいる。
 その中の一人、Aはアパートの一室で、とある工房に作ってもらった
着ぐるみの「ちえ」に扮して楽しんでいた。ブルネットでショートカットの
髪とくりっとした瞳の特徴的なちえちゃん。頬にうっすらピンク色の紅が
ある彼女はきっついスク水の上に、ふりふりのいっぱいついたメイド服を
着て、かわいいポーズをとって写真を撮影していた。もちろん一番初めに
これもきつめの真っ白な全身タイツをまといながら。
 当然、これだけいろいろ着ていると体は常に圧迫感に襲われることになる。
実際、動くたびにパツパツのスク水が引っ張られ、中の人であるAの股間は
刺激を受ける。すると、当たり前のことだが、気持ちよくなって、大きくなって
しまう。そのたびに撮影を中断した。真っ白な全身タイツに覆われた自分の手を
見ながら、その手を股間に運びたい衝動を抑えつつ、おさまるのを待つのだ。
そんな悶々とした気持ちと戦いながら、この甘い時間をちえちゃんは過ごしていった。
 撮影が一段落し、いすに座って一休みをしていると、突然呼び鈴が鳴った。
「えっ?誰だ。今日は家にいないって友達には言ってあるはずだけどな」
「おーい、A、開けなさいよ。あっ、そうか。今日彼はいないんだっけ」
 声の主はAの彼女の美優である。そこそこの美人である彼女はAの数少ない
自慢の一つだ。
「仕方ない、勝手に入るか。休ませてもらいますよー」
 美優は合い鍵を使って勝手に入って来てしまった。
 そして、いすにちょこんと座っているちえちゃんを見つけてしまった。
「えっ、なにこれ。あー、Aったらあたしに内緒でこんなロボットを買ったな」
 美優はちえちゃんのことをどうやら、メイドロボットだと勘違いしているようだ。
「これって音声はでるのかな。私はAの彼女の美優です。…駄目か。パソコンを
使わないと動かせないタイプね」
 そう言うと、美優は突然ちえちゃんのメイド服を脱がせ始めた。

374 ◆TUrTQC5dZk:2006/03/09(木) 01:45:54
(えっ、ちょ、ちょっと。美優の奴、いきなり何をするんだ)
 当然ちえちゃんの中にいるAはパニックになった。が、どうにか動くことなく
おとなしくメイド服を脱がされる。
「へぇー、体の固さは人間に近いな。あっ、下に水着着てるー。きつそうね。ふーん、
こうして見ると結構やらしいなあ」
 まじまじと美優に見つめられ、Aの脳内では照れと羞恥がぐるぐる回っていた。
 そして、美優はちえちゃんに食い込むように着せられて(着て)いるスク水の
肩紐に手をかけると、一気に脱がせてしまった。
「結構、いいスタイルじゃないの。あたし、これに負けたのかな」
 そうじゃないとAは脳内で必死に否定していた。
 美優はちえちゃんの内部でそんなメッセージを送っている男がいることなど、
全く知らないかのように、彼女の身体を睨め回していた。パッドとタオルで作られた
ふっくらとした胸、白全タイの下に一応はいているサポーターに守られた股間
(それでもいざとなるとはっきりと目立つ)、指先も分かれているタイツに覆われた足。
 とうとう、Aはこの状況に耐えることができなかった。むくむくと大きくなるAの物。
「Aでしょ」
 美優は別段驚きもせずに言った。
「結構前から知ってたわよ。Aにこういう趣味があること」
(えっ、ええっ!ど、どうしてバレたんだ。)
 ちえちゃんの中のAは恐慌状態に陥った。
「前にAの家に来たときに、見ちゃったんだ」
 ちえちゃんの顔を指さしながら、
「君や、その他にもこんな風なかわいい女の子のお面とタイツをね」
「そうか…」
 Aは観念して声を出した。
「待って、着ぐるみを着ている間は声を出しちゃ行けないんでしょ?」
 ちえちゃんは、はっとして両手で口をふさいだ。
「かわいいわね。実は、Aのを見ちゃった後、ネットでいろいろ調べてみたの。
それで……言いづらいけど、実は………実はあたしも、こういうのを着てみたいの!」

375 ◆TUrTQC5dZk:2006/03/09(木) 01:47:23
 ちえちゃんはどこからか白紙を探し出してきて、サインペンで書いた。
「着てみたいって、どういうことなの!?」
「こんな世界があったのかと調べていくうちに、段々とあたしもこういうのになりたい
と思うようになったの。白や肌色の全身タイツに身をおおわれて、更にお面をかぶって、
かわいい服を着る、そういうことにあこがれるようになっていったの。それで、昨日
出不精のAが旅行に行くと聞いて、今日ね、と思ったから来てみた。案の定だったわ」
 Aはかなりのショックを受けた。まさか美優がそんなことを考えていて、あっさりと
自分の嘘を見抜かれていたなんて。しかし、また、ある種の欲求が湧き上がってきた。

 彼女を人形にしたい。

 ちえちゃんは白紙にまた何かを書いた。
「私みたいになってみる?ぴっちりとした全身タイツに身をおおわれて、息苦しいお面を
かぶって、こんないやらしい水着やふりふりのかわいい服を着るの。もし、そうしたいの
なら、隣の部屋に行ってみて。いろいろあるわ。でも、タイツはもう一着しかないけど」
 しばらく美優は考えたが、やがて決心したようだ。
「分かったわ。あたし、やっぱり着てみたい。いろいろと手伝って」
「いいけど、私が着替えを手伝っていいの?」
「もちろん。君は女の子だし、あたしの彼氏だし」
 隣の部屋で美優はどの女の子になるか考えていた。横には、とりあえずスク水を身につけた
ちえちゃんがいる。Aのあそこはそのままだが。
 しかし、どの娘になるかなかなか決まらず、とうとうちえちゃんが一つの面を指さした。
肩まで掛かる程度の長さの、水色の髪に優しそうな笑顔の女の子。ほんの少したれた目が穏和そうな。
「ゆり、っていうの。そういえば、まだ紹介していなかったわ。私はちえ。この家のメイドです」
 美優は黙って頷き、面を手に取り、そのまま服を脱ぎ、下着姿になった。
「タイツに入るときは一応、下にこれを着たいから」
 そういう美優の手にはうっすらとピンク色のレオタードがあった。
「流石に、これはちょっとむこう向いててもらえる?」
 ちえちゃんは美優に背を向けた。ちょっと経った後、
「いいわよ」

376 ◆TUrTQC5dZk:2006/03/09(木) 01:48:03
 振り向いたAが見たのは、ピンクのレオタードに身を包んだ美優のまぶしい姿だった。
 そして、美優は肌色の顔がでるタイプの全身タイツを手に取ると、背中のチャックを開けた。
そのまま、足を滑らせ、腕を通し、頭の部分もかぶる。ちえちゃんにチャックを閉めてもらった。
「これがいいかな」
 身体のラインがはっきりと出る姿の美優が手に取ったのは清楚で真っ白なブラとショーツである。
それを身につけた美優はいよいよ、お面をかぶることにした。緊張しているらしく、面を持つ
腕が震えている。そして、ついに、それを頭にかぶった。
「………前が見えない」
 まだ慣れないせいか、のぞき穴の位置がなかなか定まらない。ちえちゃんに調整してもらう。
うまくいったようだ。そのまま目の前にある鏡を見る。
「これが、ゆりちゃん…」
 美優は自分が着ぐるみを着ているという初めての感覚に意識がどこかへ行ってしまいそうであった。
「さ、ずっと下着姿でいるのも変だから、何を着ようかな」
 美優ことゆりちゃんもちえちゃんが使っていた白紙に書く。もっとも、美優は女性だから声を出して
も不自然ではないのでは、とAは思ったが黙っておくことにした。
「これにしよう!」
 そう書いたゆりちゃんが持っているのはさっきまでちえちゃんが着ていたメイド服だった。
まだうっすらとぬくもりの残っているそれを、何のためらいもなくゆりちゃんは着てしまった。
「せっかく着たんだから、写真を撮ろう」
 ちえちゃんはそう書くと早速デジカメを用意し、いろいろな写真を撮った。
 
 しかし、ちえちゃんの中身、Aにはそろそろ限界が迫ろうとしていた。美優は自分に夢中で気づいて
いないようだが、スク水姿のちえちゃんはずっと股間がふくらんでいたのだ。この状態のまま、もう
一時間近くが経とうとしていた。もはや、Aには理性が残っていなかった。
 そしてちえちゃんは突然ゆりちゃんに抱きついた。
「きゃっ、どうしたの、ちえちゃん」
 悲鳴のような声をあげるゆりちゃんこと美優。しかし、彼女も内心こうなることを望んでいたのかも
しれない。そのままちえちゃんにベッドへと押し倒され、メイド服のフリルがいっぱいついたスカート
をまくり上げられた。中には真っ白な、そして少し湿ったショーツ。

377 ◆TUrTQC5dZk:2006/03/09(木) 01:49:39
 スク水姿のちえちゃんは、メイド服の上からゆりちゃんの胸を激しくもみながら、大きく固くなった
Aの物をスカートの中のショーツのこすりつけた。
「え、ちょっと…やめ…気持ちいいかも。も、も、もっと!」
 美優ものりのりになってきたようだ。自ら腰を動かす。肌色のタイツにおおわれた手で少々大きめの
自分の胸をもむ。
「はあっはあっ」
 ちえちゃんの息づかいが荒くなってきた。
「いくっ!!」
 裏声でそう叫び、最高の快感を迎えた。が、なんとAの股間はまた大きくなってきてしまった。
 ベッドの横に立ち上がったちえちゃんが股間の濡れた感触を気にしている隙に、ゆりちゃんは彼女の
後ろに回り込んだ。そして、ちえちゃんの股間に肌色タイツの手を持っていき、Aの物を握りしめて、
こう叫びながらしごき始めた。
「この着ぐるみ痴女がー、悪いのはここかー」
 美優にも理性は残っていないようだ。ちえちゃんは快感に身をまかせている。Aの出した液体はタイツと
スク水から染み出していた。
「う、うあっ!!!」
 Aは再び最高点を迎えてしまった。
 しかし、そのままちえちゃんは後ろを向き、両手でゆりちゃんの胸と股間を刺激し始めた。ちえちゃんは
声を出すことができない(そんなことをしたら雰囲気ぶちこわし)ので、はあはあという激しい息づかいの
まま、これでもかとばかりに揉み続けた。
 そして、ちえちゃんは最終兵器を取り出した。ちょっと前に発売されたばかりの、電磁波で刺激を与えて
快感を生み出す棒状の装置を。それを、タイツとショーツ越しでも効くのかと考えながら、ゆりちゃんの最も
敏感な部分にあてた。
「ああっ!」
 問題なく絶頂を迎えたようだ。

378 ◆TUrTQC5dZk:2006/03/09(木) 01:50:33
 しばらくの時が流れた。

 ちえちゃんが白紙にこう書く。
「そろそろ、元に戻ろうか」
 ゆりちゃんは頷いた。
 二人でお互いに背中のチャックを開けあったりと、協力しながらちえちゃんとゆりちゃんを脱ぐ。
 二人が面を取るとかなりの量の湯気が上った。ものすごく汗をかいている。
 美優の肌色タイツとAの白タイツは全体的に汗で湿っていたが、特に股間部分の濡れ方が著しかった。
 二人は、それぞれ服を着た後、顔を赤らめながら見つめ合った。
「よかったよ」
「あたしも」
 短い会話が交わされた。そのまま、成り行き的に二人はキスをした。
「もう一回、やらない」
 美優が言った。
「そうだね」
と、いってAはベッドへと向かう。
「何やってるの。あたしはゆりちゃんになってやりたいの」
 Aは、もう一回自分からでた液体でびしょびしょに濡れたタイツを着ることになるが、大いなる悦びを
もう一度味わえるのかと、満面の笑みをうかべて美優をみつめていた。(終)

379名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/09(木) 02:58:21
もうちょっと長くても良かったよ。展開が急な感じするし
描写が薄く感じられて移入できないところが気になった

全体的にはいい感じ

380名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/09(木) 02:59:09
忘れてた。乙でした

次回作もよろ

381名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/09(木) 10:57:05
ヒューマノイド型ロボットは最初だけのこと、まあ、あとは着ぐるみでのお楽しみタイム
、短くてもなかなかよかったと思います、次回もがんばってください。

382名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/09(木) 20:52:24
【妄想】って銘打ってんだからなんでもありがデフォ。
細かいことなど(゚ε゚)キニシナイ!!むしろぶっ飛んでる位がちょうど(・∀・)イイ!!

383名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/09(木) 21:52:52
なかなか良いね
GJ!

384名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/09(木) 23:00:45
個人的には、彼女をもっとだませていけててるシーンがほしかったです、せっかくヒューマノイド
があるとゆう設定があるのになんかもったいないですね。
彼女を着ぐるませる前にもっと自分が美少女着ぐるみになってる、閉じ込められてると
ゆう表現がほしい、その辺をもっと誇張できていればいい作品になってたと思います。

385名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/10(金) 16:00:30
どっちかというと彼女が騙されたフリをして彼ぐるみをヒューマノイドとしてあーんな命令やこーんな命令で弄ぶシーンもいいですね。

386名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/14(火) 07:00:28
どうでもいいが、ヒューマノイドって言葉は「人間型」って意味だ。
ロボットに限定した言葉じゃないから見ていて凄い違和感を感じる。
今ではケータイ=携帯電話だから、ヒューマノイド型ロボットが普及したら
そういう呼び方をするかも知れないが・・・。

387だいたさん@着ぐるみすと:2006/03/21(火) 13:57:14
本当にどうでもいいですよ♪

388名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/21(火) 16:11:17
負け惜しみウゼェ

389名無しさん@着ぐるみすと:2006/03/22(水) 09:27:14
負け惜しみウゼェもどうでもいいですよ♪

390名無しさん@着ぐるみすと:2006/04/11(火) 12:05:39
浮上

391名無しさん@着ぐるみすと:2006/04/11(火) 21:00:59
沈下

392名無しさん@着ぐるみすと:2006/04/11(火) 22:00:21
珍香

393名無しさん@着ぐるみすと:2006/04/23(日) 01:45:11
どなたか書いてくださいませんか?

394Avan:2006/05/02(火) 01:15:58
 僕の名前は山田太郎、23歳 独身、なんかどっかの記入例につかわれてそうな名前だけど、これが実名なんです、僕は着ぐるみがすきで、そのなかでも美少女系の
かわいい着ぐるみが大好きなんです、一目ぼれとゆのでしょうか、僕の心は彼女たちにくぎづけです。

 ネットでは最近、着ぐるみ美少女アイドルなるものがはやってきていて、いろんな人、団体がよりすぐりのかわいい着ぐるみを出してきています、着ぐるみは話せないなど
とゆう障害はもうこの世界にはありません、いまや着ぐるみネットアイドルは一大ムーブメントととして世間からも評価されているのです。

 声はプロの声優さんに頼んで吹き込んでもらったりする団体もありますが、それだと割高になってしまう、人気声優はやはりギャラも高いので、そこに目をつけた、企業が
もっと安価で声をあてられるシステムを市場にだしました、一流まではいかなくても、声優志望の見習い生や役者になる人の技術向上のためとして、わりと安価で声を一般
に提供できるようになりました。
  
 そんな中で僕が一番好きな着ぐるみネットアイドル(着ットル)が恋愛ナースのSanaちゃんだ、ホワイトピンクのナース服、お姉さん系と妹系のいいとこどりの女の子です、
恋とゆう人間のもとからある心の病を不思議な聴診器(ラブシンキ)と男も女も今ひとつの勇気がだせない人のための元気と勇気を注入する注射器(ラブチュー)をもつ女の子
で、設定は恋愛天使で神界ヴァルハラからつかわされたとゆう設定である。

 毎日、更新されるHPに僕は目を奪われる、ビデオメッセージなんかも、毎月抽選でメールで届いたりもする、僕はすでに3回そのビデオメッセージが来た、恋愛下手な僕
いままで彼女なんてできたことないけど、もう現実の女性など、このSanaちゃんの前ではどうでもいいのだ、僕のフェチが彼女には多く詰まっている。

 まず、半そでミニスカで、長いオーバーニーソ、色は看護婦らしく白がメインだが、時々色がかわることもある、長い手足、細からず太からず、僕の好きな感じになっているの
だ、ミニスカとオーバーニーソの間の絶対空間もしっかりあるのがいい。

 声も、またかわいい、胸もいい感じだし、恋愛ナースに恋をしてしまった、あわれな若者だと笑ってもらっていいけど、とにかくSanaちゃんはかわいいのだ、ビデオメッセージでも、しぐさ一つとってもどれも萌えだ、まさに理想の女性そのものである。
 
 彼女はコスプレイベントなどには一切でないのだ、まあ、秘密がおおいのがこの着ットルなわけだが、着ぐるみアイドル・・・やはり、着ぐるみであるからには認めたくない
事実が存在する、中に人がはいっているのだ、あの体もかわいい顔も、それを覆うものの内側にはまぎれもなく僕と同じ人間の存在があるわけで、24時間365日着ぐるみでいられるわけがなく、普通の人になって生活を送っている人が存在するのだ。

395Avan:2006/05/02(火) 01:17:01
 あのプロポーションを維持する、中身の人間はきっと女性だ、と思う、けど、違うかもしれない、女性だとうれしいのだが、その逆だと・・・複雑な気分である、もし、仮に中身が男性であるなら、僕はSanaちゃんに入っている同じ男性に激しく嫉妬する、僕が毎日みつづけている彼女に化けている人、嫉妬と憧れの念ばかりが日々日につもっていく、前にSanaちゃんファンクラブでも中身の人間の存在について話しているし、公式HPでも毎日のように話題になっている果たして中の人はどうゆう人なのだろうか、ダレも生でSanaちゃんを見たことがない、女性である、男性である、中身なんてどうでもいい、とにかくSanaちゃんに人目あいたい、ファンクラブの連中はそう思ってる。

 今度の日曜にファンクラブのメンツだけでの緊急集会が行われることになった、毎日チャットで話しているが、実際に顔をみるのはこれが始めてだ、ハンドルネーム厳守、立ち入ったことは一切聞かない、そうゆうルールで日曜に
主なメンバー数人とあうことになった。

 日曜日

 都内のとあるホテルの一室でその緊急集会は行われた、メンバーも自分以外の連中が一体どうゆうやつなのかわかならい、緊張と不安をいだきながら一人、また一人と部屋に入ってきた、ちなみに僕のHNはタロウだ、なんのひねりもないく単純だが覚えやすいからそうした。

 ドアをノックする・・・コンコン
A「どなたですが?」
タロウ「えっと、タロウです。」
A「あ、はい、タロウさんですね、お待ちしておりました、すぐに開けます。」

中に入ると数人の男性が椅子にすわっていた、オタク系の太いやつから、ほっそい男までいろいろだ
タロウ「はじめまして、タロウです。」
男「おお、あなたがタロウさんですか、思ってたより小柄な人だね、ロレーヌさん?」
ロレーヌ「そうだね、あ、僕がロレーヌです、タロウさんはチャットでもいろいろ話家だし、僕なんか入室するけど、あんまり話せないまま寝落ちちゃうんだよね。」
タロウ「あなたが、ロレーヌさんですか、すげ〜感激ですよ、僕より前にファンクラブにはいってる人だし。」

ロレーヌさんは、いわばこのサークルでも大御所で、Sanaちゃんファンクラブの1番である、体格は太めの人だ
ロレーヌ「じゃあ、一通りのメンバーが揃ったわけだね、じゃあ、はじめようか。」

396Avan:2006/05/02(火) 01:18:03
男「はい、では、第一回恋愛ナースSanaちゃんファンクラブ緊急集会をはじめたいと思います、では、最初にロレーヌさんから挨拶を。」
ロレーヌ「じゃあ、第一回集会をはじめます、みんな初めて顔みるわけだけど、とりあえず自己紹介から、まず先に僕から、僕はロレーヌ、会員番号1番だけど、チャットでは、あんまり話さない、まあ、これからもこうゆうこと
あると思うんで、よろしく。」
男「では、僕は木製人です、いわゆるニートです!親にくわせてもらってて、でも、ある日ネットでSanaちゃんをみて、体に電撃がはしりました、ですぐ調べて会員になりました、今日は司会を勤めさせていただきます。」

木製人さん、わりと冷静なイメージ、背あは僕より高く、一見するとエリートサラリーマン?風の男性だ

男「じゃあ、次は僕がでるよ、僕はワッキー、Sanaちゃんのことなら僕になんでも聞いてくれたまえ、僕は表では医療の仕事をしてるんだ、彼女の身長体重もぼくにかかればすぐわかる、ってそれはプロフに書いてるけど
僕は彼女の中に興味があるのさ、ま、これはあとあと話すことになるからここではあまりいわないでおくよ。」

ワッキーさん、ちょっとキザなせリフで周りを黙らせる、しかし、その医療レベルは高い?

木製人「では、ミハルさん。」
ミハル「はい、えーと、みなさん男性ばかりでなんか緊張・・・だけど、いっつも話してるみんなだし信用してます、ミハルです、Sanaちゃんは、私の憧れの女の子です、Sanaちゃんって女の私からみても、強くてかっこよくて
かわいい、そんなSanaちゃんが大好きです、みなさん、よろしくお願いしますね。」

ミハルさん、本日集まったメンバーで紅一点、丸めがねと、みつあみ、ほほにはちょっとそばかす、いかにもって感じの子である。

木製人「では、最後にタロウさんどうぞ。」
タロウ「はい、えっと、タロウです、チャットではいつもがんがん話してるけど、普段はおとなしいオタクです、Sanaちゃんには3年前にネットでみて人目惚れしました、ここにいる誰よりもSanaちゃんへの愛情は負けないつもりです。」
ロレーヌ「さすが、タロウさんwこのメンバーがいる中でよくゆうね、でも、きみにはまけられないな、なあ、みんな?」
ワッキー「心外だな、きみはSanaちゃんのなにをしっているとゆうんだい?ま、それも素人のきみらしいけど、フフフ。」
ミハル「私だって、私だって、タロウさんに負けないくらいSanaちゃんが好きだよ〜。」
木製人「僕もさ、じゃあ、ここで、自慢のSanaちゃんグッズの好評会にうつりたいと思います、各々よろしいでしょうか?」

ロレーヌ「じゃあ、僕から、僕は期間限定販売だった、Sanaちゃん目覚まし時計さ、しかも、直筆サインで僕の名前もいれてもらってるのさ、フフン。」
木製人「おおーっと、いきなり、激レアアイテム登場だ〜期間限定Sanaちゃん目覚ましサインつき、これはほしいぞ〜」
ロレーヌ「これは、僕だけのもの、Sanaちゃんが毎朝僕の名前を呼んで起こしてくれるのさ〜。」
ワッキー「さすが、ロレーヌさん、いきなりそれをだすとは、ならばならば、僕はこれだ、限定レアアイテムSanaちゃん、実寸代ラブシンキアンドラブチューセットだ、まいったか」
木製人「これまた、激レアアイテムだ、Sanaちゃんを代表するアイテムラブシンキとラブチューのペアセット、しかもしかも、Sanaちゃんが生まれた年のクリスマス限定バージョンで現存はこれ一つだといわれてる激レアアイテム。」
ミハル「わー、それってそれって、かなりレアじゃないですか〜いいですね〜。」
タロウ「さがっすね、ワッキーさん。」

397Avan:2006/05/02(火) 01:19:39
ミハル「じゃあ、今度は私、私はかったものじゃないんだけど、Sanaちゃん誕生1周年のときにSanaちゃんが着ていたプレミアムナース服、私が半年かけてレストアさせたんです。」
ロレーヌ「な、なんと、さすがミハルさん、俺たち男とは目のつけどころがちがうナリ。」
ワッキー「たしかに、衣装はあんまり男はかわないし、そもそも売ってないから、それを自作でつくるとは。」
ロレーヌ「それは、さっそく、これがおわったら、ミハルさんが着てみほしいよね〜。」
ミハル「え〜そんな〜恥ずかしいですよ〜。」
ワッキー「とかなんとかいいながら〜、自分サイズにつくって、ここでしっかりみせびらかすために持ってきてたんじゃないの?」
ロレーヌ「みんな、みたいよね?」
木製人「僕もみたいな〜、ワッキーさん、タロウさんは?」
ワッキー「見たいな。」
タロウ「見たいです。」
ロレーヌ「みんなも、こういってることだし、お願いしますミハルさん。」

ミハル「うーん、でもでも、私が着てみせても、やっぱ、Sanaちゃんに見劣りするしな〜。」
ロレーヌ「そんなことはないよ、みんなミハルちゃんのSanaちゃんコスがみたいんだ。」
ワッキー「そうだよ、変な意味じゃなくて。」
木製人「ワッキーさん、ロレーヌさんと同じです。」
タロウ「僕はまだ、コスプレはみたことないし、ぜひ見てみたいです。」
ロレーヌ「ほら、みんなもこういってるし、頼むよミハルさん。」

ワッキー「でもでも、これってすごくないか?」
ロレーヌ「なにが?」
ワッキー「着ぐるみコスしてる人にあこがれて、コスしてる人のコスするなんて。」
ロレーヌ「過去に前例がなかったわけじゃないけど、珍しい例だよね。」
タロウ「そうなんですか。」

398Avan:2006/05/02(火) 01:21:12
ミハル「みんながそこまでゆうなら、わかりました〜、じゃあ、あっちの部屋で着替えてきますから、ちょっと待っててくださいね、のぞいちゃいやですよ。」
ロレーヌ「ダレもそんなことしないナリ。」
ワッキー「期待してなさ。」
ミハル「それって、どうゆう意味ですか〜プンプン。」
ロレーヌ「みんな、ミハルさんのコスみるのはこれがはじめてだし、期待してるのさ。」
タロウ「ミハルさんて、普通でもコスしてるんですか?」
ロレーヌ「そうだよ、タロウさんはもあだ、ここきてあまり時間もたってないから知らないと思うけど、ミハルさんは会員ナンバー2なんだ、つまり僕の次にふるかぶってことさ。」
ミハル「もう、ロレーヌさん、そんなこといったら、私が年みいたいに思えるじゃないですか〜w。」
ロレーヌ「あはは、すまそん、もうじゃあ、お願いします、ほら、みんなもミハル姉さんい、お願いだ。」
ワッキー、木製人、タロウ「お願いします。」
ミハル「もう、やめてよ〜w、わかったから〜。」
と、そのまま、となりの部屋に入っていった

ミハルが別室で着替えている間、男4人はSanaについて話していた
タロウ「みなさん、やっぱ、着ぐるみに興味あるんですよね?」
ワッキー「オフコース、なければ、ここにはいないよ。」
ロレーヌ「そうだね、でも、Sanaちゃんは、着ぐるみといって普通のじゃないしね、僕はSanaちゃんはSanaちゃんとしてみたいね。」
木製人「うん、着ぐるみって感じしないもんね、確かに中の人はって、考えるけど、Sanaちゃんは、あれでSanaちゃんだし、僕はSanaちゃんが好きなんだ。」
タロウ「じゃあ、僕だけなんですね、中身が気になってるのは。」
ロレーヌ「僕も最初は気になってたけど、今はそうでもないな。」
タロウ「みなさん、気にならないんですか?Sanaちゃんの中って・・・。」
ワッキー「僕は医学的に気になるけどね、あんなスーツで内部の体温とか、どうなってるんだろうって。」
木製人「うーん、気にしてたら、きりがないしね。」
ロレーヌ「ここだけの話しなんだけど・・・Sanaちゃんのなか・・・」
ガチャ
ミハル「お待たせ〜どう?」
ロレーヌ「おお、まさに、あの幻に衣装だね、すばらしいよミハルさん。」
ワッキー「それよりもさ、ミハルさん、以外とスタイルいいんだね、本物のSanaちゃんにかなり近いね。」
木製人「うん、いいね〜。」
タロウ「感激っす、写真とってもいいですか?」
ミハル「なんか、恥ずかしいな〜でも、この感覚がすきでコスやってるくらいだし、写真バシバシとって〜、カメラがオーバーヒートするくらい。」
そのまま、ミハルさんのコスプレ写真会になってしまい、この日の集会は終了した。

399Avan:2006/05/02(火) 01:24:36
山田タロウの日記 第二節

あの集会後、僕の頭にはミハルさんのコスが頭からはなれなかった、チャットでもミハルさんは1週間に1回くらいしかでてこないため、なかなか話す機会がなく、そんあとき一つの話しが持ち上がった
それはある日のチャット上での話しである。

タロウ「こんばんわ。」
ロレーヌ「こんばんわ、タロウさん。」
ワッキー「こんばんわ。」
木製人「こんばんわ。」
ミハル「こんばんわ〜タロウさん。」

タロウ「あれから、僕の頭にはミハルさんのコスが脳裏にやきついてはなれません。」
ミハル「あれ、うれしいこといってくれますね。」
ロレーヌ「ははは、タロウさん若いね〜。」
タロウ「あぅ・・・」
ミハル「でも、やってるほうとしては、そういってくれるとうれしいな〜。」

木製人「でさ、オフの日、ロレーヌさんが、最後にぽつっといった言葉が僕にはかなり気になるんだけど・・・。」
ミハル「え?なに、なに?」
ワッキー「ああ、そういえばいってたな・・。」
タロウ「そういえば、気になりますよ、僕はとくに・・・。」
ミハル「なに?私っがいない間になに話してたわけ?」
ロレーヌ「そ、それは・・・。」
ワッキー「俺たちの間で隠し事はなしにしようぜ。」
ミハル「そうよ、少なくても私はなに話してたかもしらないのよ〜シクシク(泣。」
ロレーヌ「う〜ん」

タロウ「確か、Sanaちゃんの中身がどうとか、いってませんでした?」
木製人「そうだ、それだ!」
ミハル「え〜Sanaちゃんは、Sanaちゃんだよ〜中に人なんていないよ〜。」
ワッキー「そう思いたいけどね、Sanaちゃんは現実には存在しないわけで。」
タロウ「なんだかんだいっても、やっぱみなさん中身、気になってるじゃないですかw」
木製人「う〜ん、そ、それは・・」
ワッキー「ロレーヌの大将、結局あのときはなにがいいたかったんだ?」
ロエーヌ「な、なんでもないよ、忘れてくれ。」
タロウ「ここまでひっぱって、それはないですよ、ロレーヌさん。」
ミハル「そうだよ〜、いってよ〜。」

400Avan:2006/05/02(火) 01:27:04
ロレーヌさんから、タロウさんへのささやき>実はSanaちゃんは・・・このチャットのメンバーないの誰かなんじゃないかって思うんだ・・・
そのとき、僕の心臓は大きく高鳴った・・・・「え?そ、そんな。」
タロウさんからロレーヌさんへのささやき>え?そ、そんな、このチャットのメンバーが・・・まさか、そんな!!
激しい緊張が走る
ロレーヌさんからタロウさんへのささやき>これはあくまで噂なんだ、信憑性は薄いナリ

ワッキー「で、どうなんだよ大将?Sanaちゃんの中身って?」
ミハル「SanaちゃんはSanaちゃんだってば〜。」
木製人「聞きたいですね。」
タロウ「・・・・」
ロレーヌ「Sanaちゃんの中身は・・・・・」
みんなかたずをのんでPCの画面をみる
ロレーヌ「実は・・・」
4人「実は?」
ロレーヌ「萌えだー!!!」
ワッキー「はぁ〜?」
ミハル「きゃははwいいね〜。」
木製人「なにかと思えばw」
タロウ「ww」
しかし、僕の頭にはロレーヌさんがいった言葉で真っ白になっていた
「Sanaちゃんはこのチャットのメンバーの誰か」

一体ダレなんだ?そもそも本当にこのチャットのメンバーなのか?そんな自問自答をくりかえす日々
もし、仮にSanaちゃんの中身が女性だとしたら・・・一番有力なのはミハルさんだ
ミハルさんはいつもSanaちゃんの中身の話になると、はぐらかしたりするし、否定する、可能性はなきにもあらずだ
この間のオフでもSanaちゃんのコスしてきて、かなりSanaちゃんに近かったし・・・でも。、まさか・・・
そんな中で、毎日のようにSanaちゃんのビデオレターをみていた・・・この中にミハルさんが・・・Sanaちゃんはミハルさん・・・

401Avan:2006/05/02(火) 01:34:21
そんなおり、ある日突然、携帯のアドレスにミハルさんからメールが届いたのだ
「こんにちわ、元気ですか?ミハルも元気だよ〜、ねぇ?今度の日曜空いてますか?」
あんな予想をかってにたてて、その噂の本人からメールで、しかも、なんかいい感じに・・・
「当然のメールでびっくりしました、日曜日ですか?はい、空いてますけど、どうかしたんですか?」
すごいしらじらしい返事だw
「あの、えと・・・タロウさんだけに見せたいものがあるんですけど・・・一日だけ付き合ってもらえませんか?」
この発言にはかなり動揺した、まさか・・・僕にだけ、自分の招待をあかしてくれるのか・・・
「わかりました、じゃあ、お願いします。」

日曜日

指定された時刻に待ち合わせ場所に一人はやくついた僕の心はもう、かなり高鳴っていた、もしかしたら、Sanaちゃんを生でみれるかもしれない・・・けど・・・
時間どおりにミハルさんが現れた
ミハル「お待たせ、待った?」
タロウ「ううん、今きたところだよ。」
ミハル「もう、タロウさんは嘘が上手ね、ずっと、前から来てまってたんでしょ?」
タロウ「そ、それは・・・。」
ミハル「隠さなくても、私にはわかるの、さ、いきましょ。」
タロウ「え・・ど、どこへ?」
ミハル「いいから、私についてきて。」

ついたのはとある雑居ビルの一室である、物静かなビル、周辺は工事の音でうるさく、あまり人通りもない
ミハル「さ、ついたわ、。」
タロウ「ここって?」
ミハル「いいから、この部屋に入って。」
いわれるがままに、ミハルと一緒にある部屋に入った、中はマンションの一室のように家具も揃っていた
タロウ「ここは、どこなんですか?」
ミハル「いいから、今日はタロウさんに、合わせたい人がいるの。」
タロウ「僕に?」
ミハル「うん、でてきていいよ〜。」
とミハルさんが、おくの部屋に呼びかけると、ドアがあきそこからでてきたのは・・・・

402Avan:2006/05/02(火) 01:35:53
自分の招待をあかしてくれるのか・・・
訂正
自分の正体を明かしてくれるのか・・・

403Avan:2006/05/02(火) 01:38:44
その、扉からでてきたのは、まぎれもなくSanaちゃんだった、これには多少予想できた展開だったが、こっちの期待どうりではなかったこと
タロウ「え?さ、Sana・・ちゃん・・・Sanaちゃんだ・・・・でも、なんで?」
ミハル「タロウさん、ひょっとして、あたしがSanaちゃんだと思ってたんじゃない?」
タロウ「そ、そんなことは・・・。」
ミハル「バレバレよ、残念ながら予想はおおはずれね、私はSanaちゃんじゃない、本物がここにいるのがなによりの証拠でしょ。」
タロウ「なんで、で、でも、どうしてミハルさんがSanaちゃんと・・・。」
ミハル「じゃあ、教えてあげるから、ちょっと、後ろ向いて。」
タロウ「え・・・あ、はい。」
と、その場から180度反転する

Sana「こんにちわ、タロウさん、毎回とっても愛がこもったメールありがとう、Sanaとーってもうれしいです、これからも、Sanaを応援してくださいね。」
憧れのSanaちゃんの肉声・・でも、かなり身近に感じる、まさかと思い振り返ると
タロウ「え・・・ま、まさか・・・Sanaちゃんの声って・・・ミハルさん?」
ミハル「ピンポーン、大当たり〜。」
タロウ「声、違うし、なんで?」
ミハル「ああ、私ね、一応これでも、声優志望なのよ、で、今回Sanaちゃんの声を担当することになってたの。」
タロウ「ま、マジで!!」
ミハル「でもでも、これは、私とタロウさんだけの秘密を、ほかのメンバーさんにはいわないでね、約束よ。」
と、Sanaちゃんの声でゆうミハル、それに合わせるようにSanaちゃんがアクションをするので、また、かわいい
ミハル「ね、約束ね、はい、指きりよ〜指きりげんまん、嘘ついたら針千本の〜ます、ゆびきった!」
とSanaちゃんと指きりしてしまった、ってゆうかはじめてSanaちゃんに物理的接触をしてしまった
一度にあまりに多くの衝撃で頭がどうにかなってしまいそうになっていた
憧れのSanaちゃんにあえた、触れた、しかも、声はミハルさんだとゆこと・・・なんか複雑だ
タロウ「Sanaちゃん・・・うわ、マジでかわいい。」
Sana「うふふ、ありがとータロウさん、Sanaと〜ってもうれしいです。」
胸がいっぱいでどうにかなってしまいそうな勢いである
しばらくぼうぜんとなってしまった
Sana「ど〜したんですか〜?」
とゆうSanaちゃんの言葉でわれにかえった
タロウ「でも、どうしてこんなとこにSanaちゃんがいるんだ・・どうしてミハルさんはSanaちゃんと・・・。」
ミハル「そ、それは・・・ごめんなさい、それだけは教えられないの。」
Sanaちゃんも、両手をあわせてごめんなさいポーズをする
タロウ「いや、教えたくなければいいよ、無理には聞かないから、こうやって、実物のSanaちゃんに会えただけでも俺は幸せだ、もうしんでもいいかもw」

404Avan:2006/05/02(火) 01:41:23
ミハル「そう・・・しんでもいいんだ・・・」
タロウ「え?」
ミハル「そうだよね、こんなことあなたなんかにわざわざ教えたのは、その言葉がききたかったから・・・。」
タロウ「ミハルさん、なに言ってるの?」
ミハル「じゃあ、おとなしくいってくれない・・・ちょうど、このモルモットもだめになってきたとこなのよ。」
ミハルは立ち上がりSanaの腹部をつよくたたくと、Sanaは力なく倒れてしまった
タロウ「な!なんてことを。」
ミハル「あんた、この子の正体知りたがってたよね、たしか?教えてあげようか。」
タロウ「う・・・。」

ミハルはSanaの体をひっぱりあげて、着ていた服を脱がせ始めた、ナース服、パンスト、ブラジャー、ショーツ、Sanaはみるみる全裸になった
ミハル「これが、あんたの知りたがってた、Sanaの中身よ。」
ミハルはSanaのお尻の部分に手をあてると、薄いジッパーのようなものをめくりはじめた、いままで継ぎ目などなかった背中に薄いわれめがでてきた、すると、中から、なんと・・・

みるも無残に痩せた男性が全裸で、抜け殻からでてきたように、床にごろっと、倒れこんできたのだ・・・
タロウ「ま、まさか、いままで僕がみていたSanaちゃんって・・・。」
ミハル「あははは、なんた、中が女だとでも思ってた?きゃはは、そうだよね、ついさっきまで私がSanaだと思ってたくらいだもん、世話ないわ、そう、この男がSanaよ、どう?絶望した?」
タロウ「・・・」
ミハル「いいわ、その顔、最高よ、あはははは。」
男「ア・・・ミハ。おまえ・・だけは・・・。」
まだ、息がある
タロウだ、大丈夫ですか?」
男「き・・・きみ・・僕は・・・もう・・・あの・・・女は・・・う・。」
そのまま、いってしまった
タロウ「なんてことを・・ミハルさん、あなたは自分がしてることをわかっているんですか?」
ミハル「あははは、あ〜気持ちいい、その男がいけないのよ・・・でも、もう、使えないわね、ま、代わりがいるからいいか・・・。」
タロウ「が・・あなたとうゆう人は。」
ミハル「そんなにのんきにしてていいのかしら、Sanaに入るのは次は、あなたなのよ。」
タロウ「え?なぜ?」
といいつつも、なぜか、心は違う方向をむいてた

405Avan:2006/05/02(火) 01:43:12
ミハル「あなた、私に恋心をいだいてたでしょ?」
タロウ「そ、そんな・・。」
ミハル「当然よね、あなたちみたいな男が好きそうなものって大体わかるから、もぐりこんで様子みてたの、こないだのオフがその一歩ってわけ。」
タロウ「そ、そんな。」
ミハル「その中でも、あなたはほかの誰よりもくいつきはよかったし、Sanaに惚れてる、で、ロレーヌのデブに嘘の情報だして、あなたにいわせたのよ、あのデブ、Sanaちゃんに会えるためなら〜って、喜んで協力したわ。」
タロウ「そんな、ロレーヌさんまで・・・。」
ミハル「ワッキーや木製人はでかすぎる、ロレーヌは問題外、だとしたら、あなたぐらいしかないし。」
タロウ「そんな、でも・・・。」
ミハル「なにをためらっているの?あなたSanaに惚れてるんでしょ、だったら、迷うことないじゃない、これからずっとSanaと一緒、しぬまでね、Sanaもあなたと一緒になれてよろこんでるわ、あなたはSanaの中で生きるの
悪い話じゃないと思うけど、違うかしら?」
タロウ「けど・・・。」
タロウは力つきた男を横目でみる
ミハル「その男は、結局最後までSanaになりきれなかった、あわれな男、けど、あなたは違うと思う。」
今、僕の心にはさまざまな葛藤がある
いままで、かわいい、そんなSanaちゃんを、操ってきた、この男に激しい嫉妬を感じる
それと、ミハルとゆう女の本性、たしかに、僕は彼女にひとしおの思いをいだいていたことは間違いない
タロウ「うう・・。」
ミハル「うれしいでしょ、あこがれのSanaになれるのよ、こんなチャンス一生まってもないわ、あなたはいなくなるけどね・・・・ふふふ。」
タロウ「そんなことになったら、チャットのメンバーそれに両親が・・・。」
ミハル「あなたのSanaに対する思いは、ほかの誰かにとめられるほどのものだったの?」
タロウ「う・・・。」
ミハル「いい?あなたはもうこの世界には必要ないの、どうせいてもいなくても変わらないわ、どうせ親に迷惑かけてきたんでしょ?」
タロウ「・・・・」
ミハル「なにもいわないってことは図星ね、だったら、これからはSanaとして生きればいいんじゃないかしら。」
ミハルのたくみな心理誘導にだんだん心が揺らいでくるのがわかった
タロウ「そうだ、僕はいらない人間なんだ、かわりなんていくらでもいるし、僕一人いなくなってもダレもこまらない。」
ミハル「あらあら、自分でもよくわかってるじゃない、いい子ね、さ。これからは私とSanaになったあなたとでやっていきましょ・・・。」

406Avan:2006/05/02(火) 01:45:19
僕はこのとき、いままでの人生を投げ捨てた、そして、Sanaとゆう、女性として新たなスタートをきることにした
衣服をすべて脱ぎ、Sanaのボディースーツに身をとおじるときがきた
お尻の割れ目から体をもぐりこませて、全身にSanaをまとっていく、顔をはめる、ミハルは鏡を持ち出してきた
そこには、前のSanaを一回り大人に成長した姿だった、細くくびれたウエスト、しなやかなお尻のライン、長い手足は本当に自分のものかと疑うほどだ
なにより、顔はすっかり、Sanaそのものとなり、おそろしく顔が小さいのだ
「これが・・・僕?」
ミハル「そう、もうあなたに、声は必要ないわ」
口のなかまであるのだが、小さな穴があいている、そこになにやら薬をながしこまれた、次の瞬間、喉のおくに激痛がはしる
すかさず、いたみのもとの喉を手でおさえる、はきだそうにもはきだせない
「あ・・・あ・・」
ミハル「あなたの声帯はこれでつかえなくなった、いまさら必要ないでしょ、声は私がだしてあげるから。」
もう、どうすることもできない
ミハル「さ、あなたにはしばらく眠ってもらうわ、まだ、その体になじめてないし、仕事はその後よ・・・おやすみ・・Sana。」

407Avan:2006/05/02(火) 01:53:24
 内容的にはダークサイドな部分、人間の表裏、そんな部分を書いてみました
賛否両論がでる内容ですが、みなさまの感想はここでお受けします。

408名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/02(火) 03:54:04
誤字が目立ちますけど、個人的にそそる内容です。

409名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/02(火) 07:25:03
なんで元気に、中のことは内緒ね?って
指きりするくらい元気がある(描写では見るも無残らしい)のに
パンチ一発で死にそうになってるの?

そろそろ水分補給のときの薬が効いてきたとかのほうが良かったんじゃない?

こういう怖いのはやだなぁ。

410名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/02(火) 10:35:12
続きが気になるね

411名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/02(火) 11:37:21
そう?
ブラックな話だからどうなったんだろ?って思わす
終わり方でよかったと思うよ。
只の狂気小説になっちゃうし

412名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/02(火) 12:11:12
人の感想にレス付けるな。荒れる元だ。
作品に関してだけにしろ。

413名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/02(火) 12:40:07
>>412
わかった。ゴメン

414名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/02(火) 20:30:34
乙。

415名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/03(水) 01:29:29
前任者も声帯つぶされてるはずなのに喋ってから死んでる件について。

416名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/03(水) 02:35:27
ファンクラブができるほどの着ぐるみなのに
最初の男はSanaになりきれてなかったという
部分がいまいち説得力弱いですね。

417Avan:2006/05/05(金) 19:40:37
ご感想ありがとうございます、では、その疑問も払拭できる、第2章をスタートさせて
いただきます。

418Avan:2006/05/05(金) 19:41:16
天道マサキの日記 第2章

Sanaの秘密

このお話しは、まだ。Sanaが着ットルデビュー前のお話です。

冥界 (いわゆる死後の世界、その中でも、地獄と呼ばれるところに、人間研究所とゆうところがありました、そこの一研究員だったのがミハルです、
そんなミハルは落ちこぼれの研究員でいまいちの成績で、このままだと研究所からでていかなければいけないことになっていました、そんな中、所長
から緊急の呼び出しをうけたミハル、所長室からのお話です)

ミハル「失礼しま〜す、ミハルです。」
所長「入りたまえ。」
ミハル「はい。」
所長「なんで呼ばれたのか、わかってるね?」
ミハル「大体は・・・、クビですか?」
所長「まだ、クビとはいっとらん、まあ、そこにかけなさい。」

椅子に座るミハル

所長「ミハルくん、きみはここにきて何年だったかな?」
ミハル「正確には記憶にないですが、300年くらいだったと思いますが。」
所長「そうか、もうそんなにたつか、ここの目的はなんだったかな?」
ミハル「はい、人間とゆう種族を研究し、冥界の僕として働けるようにするためです。」
所長「そうだ、いままできみがだしたレポートはどれもいまいちだね。」
ミハル「・・・。」
所長「成果がだせないものに、無駄なお金は払えないのだよ。」
ミハル「はぁ・・でも、私、まだやりたいんです、今、研究してる論文ができれば、きっと・・・。」
所長「もう、きみには時間が残されていないんだよ。」
ミハル「けど、この論文を完成させるには、あと一歩なんですけど、これは所長に頼まないと無理かなって。」
所長「わしに?」
ミハル「はい、実はこんどの研究は人間の性を、もし、途中で入れ替えたらどうなるのかとゆうものなんですけど、これには、実際の実証データをとらなければいけないので
私を人間界に派遣していただきたいのです、私自身が直接いってデータを取らないといけないので。」
所長「う〜ん、いまいちぱっとこない内容だが、これが最後になるかもしれんのだぞ?」
ミハル「はい、これで、だめならいさぎよく辞めます、ですが、この論文を完成させたいんです、お願いします。」
所長「で、その研究が今後、冥界にどんな影響を及ぼすとゆうのだね?」
ミハル「それは、まだ、わかりません、ですが、きっとプラスになるよう全力でやりますんで、お願いします。」
所長「やれやれ、結果がわからないのに・・・人間界派遣は私だけでは決められないこと、これでもし、きみがろくなものをだせなかったら、わしのクビもかけないといかん、じゃが、
先代の所長だった、きみの父上に、わしもお世話になった、これが最後じゃぞ、しっかりやってくるのじゃ。」
ミハル「はい、ありがとうございます所長、きっといい成果をだして戻ってきます。」

419Avan:2006/05/05(金) 19:43:53
出発前夜 研究室

ミハル「みんな、私、最後の研究になるかもしれないけど、がんばるね。」
ガンズ「ミハル、俺はお前を信じてる、人間界にいってもがんばれよ。」
ミハル「うん、ガンズありがとう。」
ミーナ「みんなからの餞別よデビルキューブ、あっちにいってもがんばってね。」
ガンズ「ところで、ミハル、これなんだ?」
ミハル「うん、私の研究材料だよ。」
ミーナ「人間の皮・・・?」
ミハル「うん、こんどの研究でどうしても必要なのよ。」
ミーナ「これどうするの?」
ミハル「それは、結果をだすときまでの、秘密、でも、とても面白いことができるのよ、じゃあ、もう列車の時間だから。」

冥界駅
駅員「3番線に人間界行き特急がはいります、危ないですので黒線の後ろまでさがっておまちください。」
先頭車両、つまりコクピットはドクロのかたちの列車だ、ミハルはそれに乗り込む
ミハル「さ、がんばらないと。」

人間界までは3時間ほどの旅だった、途中には、血の池地獄、針地獄などの風景も見える、ついうとうとして寝てしまっていた
車掌「まもなく終点人間界でございます。」
ミハル「は?いけない、いつの間にか寝てたんだ。」
荷物をまとめて、ドアにむかう、列車はゆっくり停車する
車掌「長らくのご乗車まことにありがとうございます、人間界でございます、ただいま、午前2時でございます。」
専用のハッチから、でると、真夜中の墓場にでた
ミハル「う〜ん、いつきてもいいわ〜落ち着くわね、さ、とりあえず、居場所を確保しないと、しばらく見ない間に人間界もかわったわね、私が前にきたときは、こんなんじゃなかったんだけど、まあ、300年前だしね。」

420Avan:2006/05/05(金) 20:07:21
墓場から、でて細い道をみちなりに歩いていると、国道にぶちあたった
ミハル「えーと、ガイドブックによると、この世界では不動産屋とゆうところにいけば、部屋がみつかると書いてあるわ、でも、どこにあるのかしら。」
周りを見渡すが、それらしき建物はない
ミハル「困ったわね、道や建物に困ったときはっと・・・あった、警察暑にいけばいいと書いてあるわ、って警察暑ってどこ〜?」
時間は2時すぎ、人通りもない、田舎の道にミハルは取り残されていた
ミハル「地図によれば、こっからまっすぐいけば町にでられるはずだけど。」
ミハルはそのまま、道なりに歩いていった

1時間ほど歩くと、光がみえはじめるコンビニだ
ウイーン
店員「いらっしゃいませ・・・。」
店員はこっちをみて驚いたような顔をする、そう服はダーク、黒と紫のドレス、顔には紫のメイク、いわゆるコスプレスタイルなのだ
ミハル「あ・・しまった。」
たまたま、本を立ち読みしている客も全員こっちをみている
ミハル「やば〜、あ、こうゆうときは、これね、デビルキューブ、これをこうしてっと。」
デビルキューブとは、正方形のかたちをした特殊器具、色、配列をくみかえることでさまざまな現象をまきおこせるのだ!
ミハル「ここにいる、みんな、私のことは忘れて・・。」
とデビルキューブを天にかざすと、黒い閃光がほとばしり、その場からミハルは消えた、もちろんコンビニいた全員の記憶にはミハルのことは消えていた

で、ミハルはどこにいったかとゆうと・・・
ミハル「いった〜い、もう、最悪〜。」
転送されたのは、300M後方にあるドブだった
ミハル「これ、こわれてんんじゃん、服びしょびしょじゃない、せっかくこの日のために新調したおニューなのに・・・。」
とりあえず、ドブから這い上がって、デビルキューブを出す
ミハル「もう、こんないい加減なもの餞別にくれるなんて・・・みんな・・・でも、ありがと、じゃあ、服を変えましょ、よいしょ。」
キューブを変化させると、人間女の服にきりかわった、メイクもとれて、髪の長い、女の子の姿になった。
ミハル「なーんか、ヒラヒラして落ち着かないわ、あ、もうじき夜明けだわ、サングラスサングラス、日の光は悪魔族の私にはきついのよね。」

421Avan:2006/05/05(金) 20:10:00
午前6時
日もあからみはじめ、町が活動をはじめる、新聞屋のバイク、ランニングをする人
ミハル「わ〜、なんだか、いいわね、こうゆうの。」
しばらく町を眺めながら歩いていた、そのとき、曲がりかどから、突然とびでてきたバイクにあたって、転倒してしまう
バイクはすぐにとまり、男が走ってきた
男「すみません、大丈夫ですか?救急車呼びますんでここで待っててください。」
ミハル「いや、いいの、平気だから。」
男「でも、あれだけはげしくぶつかって、怪我一つないなんて・・・。」
ミハルは悪魔である、怪我などは負わないのだ
ミハル(やば、さすがにあやしんでるわ、ここで救急車なんかよばれたら、ここは・・・)
ミハル「う、いたい、腕が・・・救急車はいいから、あなたがなんとかして。」
男「そ、そんな、わかりました、とりあえず、僕の家に運びますので、少し我慢しててください。」

男の家
男「本当にごめんなさい、急いでたとはいえ、人をはねるなんて・・・。」
ミハル「ん?ああ、いいの、いいの、私も不注意だったわけだし。」
男「でも、こうゆう場合、警察に届けないといけないんだよな〜、業務上過失致傷ってやつで逮捕されちゃうんだ〜僕の人生終わった〜。」
ミハル「そんなに落ち込まないで、私は平気だから、警察にも言わなくてもいいよ、お金もいらないわ。」
男「でも、それでは・・。」
ミハル「本当にほしいのは、そんなものじゃないけど・・・。」
男「え?。」
ミハル「ううん、気にしないで、じゃあ、私、これで失礼するね、ありがと。」
男「待ってください、まだ、名前教えてもらってないです、あの、僕は天道まさきといいます、あなたは?」
ミハル「あ・・・あ、あたし?」
男「はい。」
ミハル「私はミハルってゆうの、じゃあね。」
まさき「待ってください、ミハルさん。」
ミハル「まだ、なにかあるの?」
まさき「あの、みたところ、旅のかたですよね?」
ミハル「どうして?」
まさき「だって、こんな町でガイドマップもってる人なんてたいていは旅行してるかたくらいしか・・・。」
ミハル「あ・・・。」
まさき「まだ、今夜泊まるとこみつけてないんでしょ?」
ミハル「ええ、まだ。」
まさき「よかったら、僕の家で・・。」
ミハル「そんな、悪いわ、みずしらずの、しかも殿方の家になんて。」
まさき「だめですか?」
ミハル「うーん、私、この町にきたのはちょっといろいろやりたいことがあってね、不動産屋にいけば部屋がみつかるかなって。」
まさき「それなら、うちに住まわれてはいかがですか?もちろん家賃はいりません。」
ミハル「あ、でも、そんなことできないわ。」
まさき「はねた罪滅ぼしです、お願いします、でないと僕の気がすみません。」
ミハル「でも、ご両親が・・・。」
まさき「その心配はいりません、両親は今、海外にいて、当分はかえってきません、一人暮らしなんで、それにしては広い家で、よかったら一部屋使ってもらってかまいませんので。」
ミハル「でも・・・悪いわ、赤の他人の私なんかを・・。」
まさき「いいんですよ、お願いします。」
ミハル「そこまでゆうなら、でも、けして変な真似はしないでね、それと私の部屋にかってに入ったり、覗いたりしないって約束していただけますか?」
まさき「はい、それはもちろんですよ、ひゃっほ〜い!!」

422Avan:2006/05/05(金) 20:13:30
そうゆうわけで、ミハルとまさきの、同棲生活がはじまったのです

ミハル自室

ミハル「とはいっても、どうしよ〜待って、あのまさきって人間、今回の論文のサンプルとしてつかえないかしら、せっかくだしね。」
一通り荷物を部屋において
ミハル「さ、デビルキューブでお掃除、お掃除、よいしょ。」
何年も使っていなかったため、非常に汚い部屋なので、キューブの魔力で部屋を一掃する
部屋の壁は全面黒壁、電球は赤そんな部屋だw
ミハル「いいできね、われながら、センスいいわね。」
すると、ドアをノックする音が聞こえた
コンコン
ミハル「はい?」
まさき「まさきです、夕飯できましたよ。」
ミハル「はい、いまいきますんで、先にどうぞ。」

ダイニングルーム

ミハル「わざわざ夕食まで、ありがとうございます。」
まさき「いえいえ、こんなんでよかったら、でもいいな〜。」
ミハル「え?」
まさき「こうして、女の人と一緒に食事ができるなんて。」
ミハル「なんだ、こんなんでよかったら、これからずっとできるじゃないですか、よかったら、住まわせてもらってるわけだし、食事は私が作りますよ。」
まさき「え、そんな悪いですよ。」
ミハル「いいのいいの、私、こうみえても料理自身あるんです。」
まさき「へぇ〜、じゃ、明日の夕飯お願いできますか?」
ミハル「うん、任せて。」

ミハル「あの、一つお願いきいてもらっていいですか?」
まさき「なんなりと、僕にできることなら。」
ミハル「いえ、部屋に鍵をかけさせてもらってもいいですか?」
まさき「はは、よっぽど、信用されてないんですね・・。」
ミハル「そんなんじゃないんです、理由はそのうちお話ししますから、お願いします。」
まさき「はい、いいですよ。」
ミハル「ほんと?ありがとーまさきさん。」
ミハル(あんな部屋、人間がみたら気絶するわw)

423Avan:2006/05/05(金) 20:15:39
ミハル「あの、もう一ついいですか?」
まさき「はい、なんですか?」
ミハル「食事が終わったら、一緒に散歩しながら、この町のこと教えてもらえません?」
まさき「え?そんな、いいですよ、行きましょう。」

ミハルとまさきは、そのまま町に出た
まさき「ここが、駅、そっからまっすぐいけば、商店街さ、いつもここで買い物するんだ。」
ミハル「へぇ〜。」
そこに、まさきの友達らしき人物がまさきに声をかける
カズヤ「おう、天道、なーに、いい女つれてんじゃん、お前のコレか?」
まさき「そんなんじゃないよ。」
カズヤ「近くでみると、ゲロまぶじゃん、俺、カズヤ、こんなひょろい男とじゃなく、俺と一緒にいかない?」
ミハル「はぁ?」
まさき「待てよ、なに急に口説いてんだよ、まったく、いこうよミハルさん。」
ミハル「でも、彼いいの?」
まさき「いいんだよ、まったく、かわいい子をみるといつもああなんだ。」
まさきはいつのまにか、ミハルの手を握って走っていった

川沿いの土手まできて、腰を下ろした
まさき「はぁ、まったく、あいつは昔からそうだよ。」
ミハル「そうなんですか。」
しばらく沈黙したあとで、まさきは、自分がミハルの手をにぎっていることに気がつく
まさき「わ、ご、ご、ごめんなさい。」
ミハル「なに?どうしたの?」
まさき「いつのまにか手握ってて・・。」
ミハル「え、ああ、いいの、私もそうしたかったから。」
まさき「え?」
ミハル「私ね、前いたとこで落ちこぼれで、ほんとだめな子で、だから、ここにきたようなものなの、結局逃げたのよ・・。」
まさき「ミハルさん・・・。」
ミハル「ダレも私を必要としてない、私がいないほうがうまくいってて・・・。」
まさき「そんなことはないですよ、少なくとも、僕にはミハルさんが必要です。」
ミハル「そう、ありがと・・・元気がないの、あなたの元気を私にわけてくれる?」
まさき「え?ど・・どう。どうするの?」
ミハル「こうするの。」
すると、ミハルはチューしての体勢にはいった、潤んだ唇、まさきもそれに引き寄せられるように、キスをする
ミハル「ふふ。」
まさき「う・・。」
長い、キスが終わる
ミハル「ありがと、おかげで少し元気になったわ。」
まさき「は〜、僕はなんか気のせいか疲れたよ。」
ミハル「それはきっと、今日いろいろなことがあったからよ、さ、家に帰りましょ。」

第二節に続く・・・

424名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/05(金) 20:27:16
展開が急すぎる
とんでも小説ですね。

425Avan小説サイド:2006/05/06(土) 10:31:15
 自分の文才では、これがいまのとこ限界です、長くなりすぎてもわけなわん
なくなるし、人物が多すぎても制御しきれなくなるんで。
 ある程度はしょっていかないと、内容をもっと長くすると、着ぐるみの部分が
少なくなってしまう傾向が自分の文にはあるので、着ぐるみじゃなかったら、
ただの恋愛小説になってしまいますからね(笑

426名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/06(土) 19:37:13
>>425
(・∀・)イイ!!
ただ、30行以内で書いてくれるともっと(・∀・)イイ!!

427名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/06(土) 23:53:11
>>426
sageとくともっと(・∀・)イイ!!

428名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/08(月) 02:50:21
またDrカイザか!

相変わらずトンデモSF話好きだね。
着ぐるみでもないし。

429Avan小説サイド:2006/05/08(月) 09:37:43
 Dr カイザなどでてきません、こうゆうピンポイントな小説はフェチズムにも大きく
影響されます、人それぞれですし、いやなら読んでいただかなくても結構です。
 着ぐるみ小説は、内臓♂♀で書き方もかわります、着るまでのプロセスをいかにうまく
書けるかが作家の力量で、残念ながら自分はまだまだです、でも、これから少しずつ
文章力もやしなっていきたい、それには作品を書き経験を積むことも大事だと考えます。
 普通の人間が、着ぐるみになる、そんなの書いたら1行でおわりますよ、♂から♀へ
♀から♂へ、タイツを着てマスクをかぶりました、で、終わっちゃいます、違いますか?
 そこまでのプロセスが大事なんです、ほかにどうすればいいんでしょうか、教えてくださいよ
 長すぎてもよまないでしょ、着ぐるみがでてきそうな部分だけ読むとかじゃないですか
第二節では着ぐるみ的要素もでてきますから。

430名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/08(月) 11:11:04
第3者が突っ込んでいいのか分からないですが

>人それぞれですし、いやなら読んでいただかなくても結構です。
分かってらっしゃる様ですが、全く面白くないので続きは読みません。
逆に私から言えば、荒らしているようなので、掲載してもらわなくても構いません。
どうしても載せたいのならZIP形式にしてアプロダにでもあげてアド貼ってください。

>そこまでのプロセスが大事なんです、ほかにどうすればいいんでしょうか、教えてくださいよ
 長すぎてもよまないでしょ、着ぐるみがでてきそうな部分だけ読むとかじゃないですか

フェチ的描写を書いて、ストーリーも引き込まれるような
作品を書けばいいんじゃないですか?
あなたはキレてないッスよ(小力風)。って思ってらっしゃるようですが
もう少し餅ついたほうが宜しいかと。
過去スレの遊園地のケーキちゃんを読んで勉強されたらいかがでしょう?
あなたの作品は、着ぐるみの部分もそのほかの部分も面白くない

馬鹿にしてるわけじゃないし、煽ってるわけでもないです。
次回作で面白い話を期待してますね。

431名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/08(月) 16:17:19
最初はよかったけど、二つ目のが蛇足かな。最初からそういう設定なら許容できたけど。

432名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/08(月) 18:47:45
ここの住人は、着ぐるみするまでの過程よりも着ぐるみしてからの過程を読みたいんだよ。
>>324みたいに最初に着ているシーンから始まると、読み易いと思われ。

433名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/08(月) 21:22:57
>>432
(・∀・)ソレダ!!

434Avan小説サイド:2006/05/09(火) 09:13:26
着ぐるみを題材にした小説をのせるスレッドでしょ、面白い面白くないは関係ないはず
それは人それぞれの見解だし、のせるのせないを430番に規制されるような権限はないはず
読む読まないはこのスレを見る本人の問題だし、のせるのせないとはまた別問題だと思います
最初から着ているとゆうことで設定したら他の作品と似てきてしまうと思います、
皆様の意見もとりいれるよう、今後の参考にしますが、とりあえず、続きがあるので、
このシリーズは終わらせておきたいので。

435Avan小説サイド:2006/05/09(火) 09:14:49
 日曜日

ミハルは自室で研究材料を確認していた
ミハル「よいしょ、あったあった、これ、私の傑作スーツ、これがないと、今回の実験は成功しないのよね、でも、名前ついてなかったわね、どうしよう、そうだ。」

と、ミハルは居間に降りてくる
ミハル「おはようございます、まさきさん。」
まさき「あ、おはようございます、ミハルさん。」
ミハル「いい天気ですね?」
まさき「ええ、天気がいいのはいいですね、って、どうしてサングラスしてるんですか?」
ミハル「え?ああ、私、あまり目がよくないので、とくに日の光には弱くて。」

ふと、箪笥の上に置いてある写真に気がつく
ミハル「これは?」
まさき「あ、それは・・・、彼女だった子の写真です。」
ミハル「だった?」
まさき「おととし、交通事故で亡くなったんです。」
ミハル「・・・。」
まさき「もう忘れないといけないんですけね、いまでもひっぱって・・・。」
ミハル「そうなんですか、で、彼女さんのお名前は?」
まさき「橘早苗、2人の間ではSanaと呼んでました・・おかしいですね、ミハルさんに、こんな話しするなんて・・。」
ミハル「Sana・・・・さん、ですか・・。」
まさき「いつまでも、過去をひきずる、これではいけないと思い、でも、なかなか断ち切れない自分がいて。」
ミハル「まさきさん、本当にSanaさんが、好きだったんですね。」
まさき「ええ、心の底から愛した女です、いなくなった今でも、思いはかわりません。」
ミハル「だけど、こないだ、私とキスしましたよね?」
まさき「う・・あれは・ミハルさんが元気ないってゆうから。」
ミハル「そっか〜、Sanaさんが天国でみてたらどう思うでしょうねw」
まさき「もう、ミハルさん意地悪ですね勘弁してくださいよ。」
ミハル「あはは、ごめんなちゃい。」

ミハル「ところで、前から気になってたんですけど、この部屋って?」
まさき「あー、だめです、見ないでください・・。」
ミハル「もう、開けちゃいました・・・、こ、これは?」
まさき「あちゃー、見ちゃったか。」

436Avan小説サイド:2006/05/09(火) 09:15:36
中には、女性物のかわいい衣装がたくさんハンガーにかけてあった
ミハル「うわ〜、かわいい、でも、どうして、まさきさんの家にこんなものが?」
まさき「そ、それは・・・。」
ミハル「ま、まさか!」
まさき「うう。」
ミハル「彼女さんの、遺品?」
まさき「あぅ、そんな、どんな好みの彼女ですか、Sanaはそんな子じゃないし。」
ミハル「だったら、どうしてですか?」
まさき「いってもいいけど、きっと、僕のこと幻滅しちゃうかもしれないし。」
ミハル「そんなことないですよ、すごい知りたいです、幻滅とかしませんから、教えてください。」
まさき「う〜ん、じゃあ、ついてきてください。」

部屋の奥に進むと、なにやら、かわいい女の子の顔だけが飾ってあった
まさき「これなんだけど・・・。」
ミハル「女の子の顔ですね、これがどうかしたんですか?」
まさき「うーん、実は、僕はこれを被って、女の子になったりしてるんだ。」
ミハル「まさきさん・・・。」
まさき「・・・・。」
ミハル「かわいい〜、見せてください。」
まさき「え?え〜。」
ミハル「見たいみたい。」
まさき「恥ずかしいな〜。」
ミハル「じゃあ、私やってみてもいいですか?」
まさき「え?それは・・・。」
ミハル「やっぱ、だめですか、おもしろそーだしw」
まさき「だめじゃないけど、サイズがあわないかも、僕にあわせてるし。」
ミハル「大丈夫ですよ、服は自分のでいいですから。」

まさき「自分以外のダレかに、やってもらいたかったんです、この子はレナといいます。」
ミハル「レナちゃんかわいいわ。」
まさき「で、このドレスを着てレナになってほしんですけど、だめですか?」
ミハル「わー、フリルいっぱいありますね〜いいですよ。」
まさき「やった〜。」

437Avan小説サイド ◆Md5DVUofcE:2006/05/09(火) 09:17:08
まさき「ちょっと、大きいかなやっぱ。」
肌タイを着せる
ミハル「でも、まさきさん、男性にしては華奢な体だし、女の子やるにはちょうどいいかもしれませんね。」
まさき「なんか、褒められてる気がしないなw」
下着類はミハルの自前を使った
まさき「うわ、なんかこの時点でやばい。」
ミハル「え、なにがですか?」
まさき「えっと、なんか、いままで一人でやってきたことだし、いきなり女の子にこんなことさせて・・。」
ミハル「うーん、いいんじゃないですか、私、かわってますから。」
まさき「自分でゆうかw」

最後にレナの面をミハルに被せるときがきた
まさき「これが最後です、自分で被れますか?」
ミハル「うん、大体容量はわかるので、やってみます。」
ミハルは、耳元の部分が分割されている、面に顔を入れる
まさき「うーん、似合いすぎですw」
ミハル「ちょっと、大きいかもです。」
こもった声が面のなかから聞こえる
まさき「えっと、着ぐるみしたら、原則的にはしゃべらないんです、仕草だけで、表現するんです。」
レナになった、ミハルがOKサインをだす
まさき「おお、まさに女の子だ!」
そして、まさきは奥からデジカメを取り出してきて、レナの写真撮影に没頭した


ミハル「なんか、やけに眠いです。」
まさき「そうなんですよ、着ぐるみすると不思議と眠くなるんですw」
ミハル「まさきさんは、昔からああゆうのが好きだったんですか?」
まさき「うーん、そうだね、小学生くらいのときからかな。」
ミハル「私は女だし、昔はよくお人形遊びをしてて、着せ替え人形とか好きで、でも、これはそれの進化版みたいなもんですね、しかも動くし。」
まさき「そうですね等身大の着せ替え人形ですね、しかも、その着せ替え人形の中に入ることもできる。」
ミハル「まさきさんは、自分とは別のダレかになってみたいわけですね。」
まさき「平たくいえばそうなるね。」
ミハル「しかも、性別も真逆の女の子にww」
まさき「ミハルさん、案外、小悪魔的なとこありますね。」
ミハル(私は小悪魔なんかじゃないけどね)

438Avan小説サイド ◆Md5DVUofcE:2006/05/09(火) 09:18:29
数日後
仕事から疲れて帰ってきたまさきを出迎えたのは、ミハルではなかった
まさき「ただいま〜ミハルちゃん。」
ドアを開ける
まさき「え・・・?な、なんで?」
Sana「おかえり、まさき、ご飯できてるよ。」
まさき「え、さ、Sana?なんで?」
Sana「もう、そんなところにいつまでもいたら風邪ひくよ、私、先に台所にいるから、まさきも着替えてきてね、今夜はSanaの手作りカレーなんだから、まさき大好きだったもんね。」
なにがなんだか、わからないまま、まさきはいわれるままに着替えて台所に向かう
Sana「はい、おなかすいたでしょ、Sana特性シーフードカレーよ、一杯あるからたくさん食べてね。」
まさき「うん、いただきます・・・ん?うまいよ。」
Sana「あは、ありがとー。」

居間
まさき「でも、なんで?どうしてSanaは2年前に・・・。」
Sana「今日だけ、特別に神様がまさきにあわせてくれたの。」
まさき「でも、なんで。」
Sana「今日はまさきの誕生日でしょ、だからよ。」
まさき「あ・・そうか、すっかり忘れてた、今日は僕の誕生日なんだ。」
Sana「そうよ、自分の誕生日くらい覚えておかなきゃだめだよ」
まさき「そっか・・そうだよな。」

まさき「会いたかった、ずっと、・・・」
Sana「Sanaも、ずっと、天国でまさきのこと思ってたよ、でも・・・。」
まさき「でも?」
Sana「Sana以外の女の子に恋をしなかった?」
まさき「え?」
Sana「まさき、嘘つくの下手ね、Sana天国から見てたんだよ、ミハルさんって人とキスしたのも知ってる。」
まさき「え?な、なんで、あ・・あれは・・ただ、彼女が元気ないってゆうから・・。」
Sana「あーあ、Sanaのこともう忘れて、別の女の子とできちゃったんだ・・。」

まさき「それは・・・でも、ありがと。」
Sana「え?どうしたのまさき?」
まさき「きみは、Sanaじゃない、ダレなんだ?」
Sana「SanaはSanaよ。」
まさき「詰めが甘いね、Sanaは自分のこと名前では呼ばないんだ。」
Sana「え・・・。」
まさき「誰なのかは、わからないけど、ありがと。」

439Avan小説サイド ◆Md5DVUofcE:2006/05/09(火) 09:19:28
Sana「ごめん・・・なさい、まさきさん、最近、あなたが元気ないから、いとしの彼女にあえば元気でるかなって思って。」
まさき「え?それって、僕のほかにしってる人って・・・まさか・・・ミハルちゃん?」
Sanaは小さくうなずく
まさき「でも、なんで、Sanaの姿になってるの?」
Sana「これはね・・・。」
するち、Sanaは後ろむきになり、長い髪をうなじから半分にわけると、なにやらファスナのようなものが見えていた
まさき「これは?」

Sanaは立ち上がり、自らの衣服を脱ぎ始めた
条件反射で顔をそむけるまさき、Sanaは全裸になると、再び後ろ向きになる
Sana「まさきさん、首の後ろに小さいファスナみたいなのがあるでしょ、それをひっぱって、もらえますか?」
まさきはおそるおそるファスナを下にひっぱると、Sanaの小さくきれいな背中に薄い亀裂がはいったかと思うと、さなぎからでるように、中から、ミハルの上半身が出てきた
ミハル「まさきさん、ごめんね、私、Sanaさんになりきれてなくて、でも、まさきさんを元気にしてあげたくて・・・。」
まさき「ううん、その気持ちだけでもとってもうれしいよ、ありがとうミハルちゃん。」

完全にSanaの皮を脱ぎ、自分の服に着替える
まさき「で、でも、これは?」
ミハル「うん、私ね、前いたところから、実験中のこのスーツを勝手にもってきちゃったの。」
まさき「え〜!それ、やばくない?」
ミハル「そうね、やばいね。」
まさき「そんな涼しい顔してゆうことじゃないよ。」
ミハル「そうね、でも、心配ないわ、コレは私の所有物みたいなもんだし。」
まさき「そっか、でも、すごいね、本物のSanaみたいだった。」
ミハル「うん、特殊素材だから、普通の人間じゃ着れないわ、どうなるかわかんないから。」
まさき「そうなんだ・・・。」

少し微笑するミハル
ミハル「まさきさん、ひょっとして、これ、着てみたいとか思ってない?」
図星をつかれ動揺するまさき
まさき「ま、まさか、そんなことないよ。」
ミハル「そんなわけないわ、だって、あんな趣味してる人がこれに興味もたないほうがおかしいもんね。」
まさき「・・・。」
ミハル「着てみたいんでしょ?」
まさき「そ、そんなことは・・・。」
ミハル「男の子は、素直じゃないと、言葉では拒絶しても、あなたの下半身は嘘をついてないようだし、ふふふ。」
ミハルは膨張した、まさきの息子をなでていた
まさき「うわ!な、なにしてるんだよ、ミハルちゃん・・。」
後ろにすごい勢いで下がる
ミハル「ふふ、かわいいわね・・。」
まさき「ミハルちゃんのバカ!いくらミハルちゃんでも、やっていいことと悪いことがあるよ。」
と、つい大声で怒鳴ってしまった
すると、ミハルは急に泣き出した(もちろん嘘泣き)
ミハル「う・・そんなに怒らなくても。ちょっとおちゃめしただけなのに・・・ひどいわ、まさきさん、私はまさきさんのためを思って・・・。」
まさき「あ・・ご、ごめん、そんなつもりじゃ・・・。」
ミハル「もういいわ、まさきさんの、オタンコナス。」
ミハルはそのままどこかえ、走り去ってしまった、一人部屋に残されたまさき、足元には、さっきまで、ミハルが着ていたSanaの皮?だけが残されている

440Avan小説サイド ◆Md5DVUofcE:2006/05/09(火) 09:20:53
ミハルは家からでたが、そのまま屋根の上で待機していた
ミハル「ふふ、まさきさん、ぜーったいに、あのスーツ着るわ、そのときが、最後ね・・。」

一人残されたまさき、Sanaの抜け殻に目を奪われる
着てみたい、どんどんそんな衝動にかられる、手にとってしげしげ見つめる、よくできた皮だ、着たいw
だが、まさきの脳裏にはミハルがいった言葉が残る「普通の人間じゃ着れないわ、どうなるかわかんないから。」とゆう意味深な言葉
まさき「ミハルちゃんは、あんなこと言ってたけど・・・ミハルちゃんは普通の人間じゃないのか・・・そんなことない、どっからどうみても人間だし、彼女にできて僕にできないわけないし。」
と、男のくだらない劣等感で、その言葉を無視して、Sanaの皮を着ることにした。
とりあえず、全裸になり、ミハルがでてきたのと、逆の手順でSanaの中に体を潜りこませる、足、腰、手をいれて、最後に頭を被る、はめるとき少し苦労したが、なんとか入った、背中のファスナは手を回し、かるくあげると
上に自動で上がっていった。
手や足は前の自分では考えつかなかったほど、細く白く、女の子の肌だ、顔もSanaのもの、しばらく見とれてしまった、ふと、窓ガラスを見ると、ミハルが立っていた
Sana「み、ミハルちゃん・・え?」
声まで、女の子の声に変化しているではないか
ミハルは家に入ってきた
ミハル「あーあ、忠告したのに、やっぱ着ちゃったんだ・・・。」
Sana「ど、どうゆうこと?」
ミハル「どうなるかわかんないっていったのに・・・ま、これはこれで成功なんだけどね。」
Sana「え?なに?」
ミハル「それ、一回きたらもう自分では脱げないの、私以外はわね。」
Sana「え?そ、そんな・・・。」
と、あわてて、ファスナを探すが見つからず、肌に溶け込んでしまっている
ミハル「無駄、無駄、あなたはこれからずっと、その中で生きていくのよ・・。」
Sana「そ、そんな?ミハルちゃん、冗談はやめてよ、僕をこの中からだしてよ。」
ミハル「やーだ、あんたは、私の罠にはまった愚かな人間、これからずっと、そのままよ。」
Sana「ミハルちゃん・・・あなた一体なにものなの?」
デビルキューブをとりだして、ブラックゴシックドレスに着替える、頭からは角がちょこっとでて、おしりからは先がとがった尻尾、顔は不健康そうな紫のメイクが表れた
Sana「え?そ、その姿は?」
ミハル「そ、これが、私の本当に姿なの。」
Sana「まるで・・悪魔。」
ミハル「ピンポーン、私は正真正銘の悪魔なの、冥界から人間界にきた悪魔よ。」
Sana「そ、そんな・・、じゃあ、僕は・・・。」
ミハル「今頃気がついても、遅いわ、これから、あなたには私の実験道具になってもらうの、いいわね?」
Sana「冗談じゃない。」
と、その場から逃げ出そうとするが、なにやら見えない壁があり、外にでれない
ミハル「往生際が悪い子ね。」
Sana「だれか〜、だれかきてください。」
ミハル「この空間では、いかなる声も音も外部に漏れることはないわ、あ、ついでに、あなたの本来の意思も声もいらないわ、これからはSanaとゆう女性なんだから。」
ミハルが呪文を唱えると、Sanaは意識を失ったようにその場に倒れた
ミハル「さ、あなたが、最後に声をだせるのは、そのスーツから無事生きてでられたとき、しかも一言だけよ、さあ、これからが本番ね。」

441Avan小説サイド ◆Md5DVUofcE:2006/05/09(火) 09:35:53
Sanaになった、まさきはしばらくして意識を失ってしまった
ミハル「さ、これで準備はできたっと・・・でも、このままじゃだめね〜、私好みじゃないし、もっと、なんかほしんだけど。」
と、まさきの着ぐるみ部屋に入る
部屋の中央にパソコンが置いてあり、インターネットに接続されていた、そこにはかわいい衣装を身に纏った少女たちの写真が飾ってある
ミハル「ふふ〜ん、こんなのがいいんだ〜まさきさんのレナは、まだ、ネットにはだしてないのね・・・これは使えるかも。」

ミハルの考えはこうだ、ネットにだしていないレナ、どうやらまさきオリジナルの子らしい、顔もかわいく清楚な少女である、意識を取り戻したSanaにレナの着ぐるみを着せる
そしてネット上にHPを開設する、こちらの情報は姉妹で着ぐるみとゆう設定で、どちらかがレナをやっているとゆうこと。

Sanaの中にとじこめられたまさきは、レナとゆう少女着ぐるみを着せられさらに、内側にはSanaと女性の皮で本当の自分を覆いかくしているのだ、まさきとしての意識はもう半分なく
ミハルがSanaを自由に動かせる状態にする。

ミハル「え〜と、人間♀のオタクファッションは・・・オーバーオール、丸めがね、みつあみ、か、ふふ、これから、きっと、面白いことになるわ・・・。」

終わり

442名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/09(火) 21:36:58
乙。

443名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/09(火) 23:00:16
よかったぞっと。

444416:2006/05/09(火) 23:32:33
なるほど、という感じでよかったです。

445名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/10(水) 09:03:43

なんか指摘すると作者が逆ギレしそうなふんいきだなwww

446名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/10(水) 15:07:31
ふいーき ←何故か変換できない。

447名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/10(水) 17:26:53
>>445
着になるなあ〜

448名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/10(水) 17:53:10
個人的には最後のSanaにレナを被せる部分が萌えました。

449名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/11(木) 12:47:35
1行感想ワロ。とりあえずお疲れ

450ごぶさたしてます。324:2006/05/12(金) 19:44:42
>>341の続きから

…まるで本当にマンガの中にいるような気分だった。
主人公が出会いたく無い状況を最初に説明すると、後でその状況に出会ってしまうように。

「うお、何だコレ?!」
エレベーターのから出て来た3人の小学生くらいの男の子達は、すぐに私に気付いた。
もっと隠れるかすれば良かったな〜と後悔したけど、もう遅い。
「ビックリしたー!」
「何でいんの?!」
どうやら野球をしに行くところだったらしく、男の子の1人はオレンジ色のプラスチックのバットを持ち、もう1人は青いゴムボール、最後の1人は手ぶらだった。
3人ともかなり驚いている。
そりゃそうだ、こんな所に着ぐるみがいるんだもの。
とりあえず、お約束のように可愛らしく手を振ってみた。
「髪の毛ピンク色だよ!」
「これあれだろ、アニメでやってるヤツだよ」
「顔でけー!」
…いや、そういう反応でなくて。
管理人室の窓を背に、3人に囲まれる感じになった私。
「中に人間が入ってんだぜ、これ」
ボールを持っていたわんぱくそうな子が、誇らし気にそう語る。
歯の矯正の針金がキラリと見えた。
…人が入って無かったら、何が入っているというんだねキミタチ?
心の中で突っ込みたくなったけど、とりあえずとぼける仕種をしてみる。
「男が入ってんじゃねーの?」
バットを持っていた背が一番高い子が、憎たらしそうな笑みを見せて聞いてきた。
もちろん首を振る私。

451324:2006/05/12(金) 19:45:40
私も遊園地とかで女の子の着ぐるみを見ると、「中身が男だったりしてー」って思ったりしちゃうんで、怪しむ気持ちは判る。
「…え、男が入ってるの?」
手ぶらだった、眼鏡をかけた子が驚く。背が一番低く、運動が出来そうにない感じだ。
って、男じゃないっての!
喋った方がいいのかな? 中に人が入ってること知ってるんだし。
う〜ん…って!
なんと、一番背の高い子が、私の股間をバットで突いてきたのだ!
「何かに当たったぞ!」
股に当たったんじゃこのクソガキャー!
慌てて背中を見せる。
「うわ、パンツ履いてるぜ!」
歯の矯正をしてる子の声だ。
手を後ろに持っていくと、スカートの布が当たった。
どわ! 今度はスカートめくりかよ!
ただでさえめくられても分かりにくいのに、肌タイ着てると全く判らない。
慌てて手で押さえた。
「驚いてる驚いてる」
何か完全にオモチャにされちゃってる私。
武雄〜、早く来てよぉ〜!

不思議と、こんな状況になっても声を出さない自分に驚いてしまう。
いざ声を出すとなると、何かがつっかえる気がして口籠ってしまうのだ。
武雄相手なら喋っていたのに、知らない人には今まで見てきた着ぐるみのイメージが強く出てきてしまって、喋ってはいけないような義務を感じているのかもしれない。
前を向いて、スカートと胸をそれぞれ押さえて次の攻撃に備える。
蹴りか? 次は蹴りがくるのか?!
キャラクターショーの、主人公がピンチに陥った時の状況を思い浮かべた。
…実際、ピンチなのだけど。
ああ、頭がグルグル…。

452324:2006/05/12(金) 19:46:55
「ねえ、やめとこうよ」
か細い声がした…メガネ君だった。
弱々しそうに、おじおじと私と二人の間に割って入ってくる。
「お仕事中なんでしょ?」
そして心配そうに、私に聞いてくる。
うんうん!と首を縦に振る私。相変わらず、何の仕事なのかは私にも判らないのだけど。
「仕事の邪魔しちゃ駄目だよ。それに早く行かないと、グランド取られちゃうし」
「そだな、行こうぜ」
「ああ」
悪びれる様子もなく、他の子達は自動ドアから出ていった。
…あ、謝りも無しですかい。
「ごめんね。それじゃあ」
メガネ君はちゃんと謝ってくれた。実に良い子だ。
都会にもこんな良い子がいるんだね〜。えらいね〜。
そして二人の後を追おうと向きを変える。
と、私はメガネ君の手を咄嗟に握った。
「え?」っと驚くメガネ君。
急に振り向いたせいで、メガネがずれていた。
私はしゃがんだ後、メガネ君の手を優しく握った。そして、仕種で「有難う」を伝えた。
するとメガネ君は、恥ずかしそうに笑みを見せて頭をかく。
キュンとするくらい可愛い…。
そして私は握った手を離して立ち上がり、手を振ってメガネ君を見送った。
メガネ君も手を振り返して、ドアから出ていく。

453324:2006/05/12(金) 19:47:49
右手には、か弱そうに見えた男の子の、力強い温もりがまだ残っている。
…メガネ君、キミは私のヒーローだよ。
自動ドアの向こうで、自転車置き場に慌てて走っていくヒーローの姿を、視界の穴から見つめていた。
マンガのヒロインになった気分だ。
すると、入れ代わりに武雄が通路に現れた。
慌てて走ってくる。
…武雄〜!
私も駆け出した。
自動ドアが開いて武雄が入ってくる。
「由佳ゴメ…」

監視カメラには、ピンクの髪をなびかせた等身大の人形が、大男に飛び蹴りを見舞っている映像が映っていたと思う。

454324:2006/05/12(金) 19:48:33
「おそおぉぉいぃぃーーっ!」
走り出した武雄の車の助手席で、面を外して開口一番、私は絶叫した。
「ごめん! 本っっ当ぅーに、ごめん!」
キャインキャインという声が聞こえそうな感じで、武雄が謝ってくる。
胸には私の靴跡が、くっきりと残っている。
赤信号で停まった後は、手を合わして何度も私に頭を下げていた。
外からは私のモジモジ君の姿が丸わかりで、信号待ちしている対向車の運転手が怪訝な顔をして見ている。
恥ずかしいけれど、今は怒りの方が収まらない。
地下の駐車場からエントランスまで2〜3分もあればやってこれるはずなのに、車の時計を見たら20分もかかっていたのだ。
わざと遅れてきたんじゃないかと、疑ってしまう。
「あれからいろいろあったんだから!」
トートバックからフェイスタオルを取り出して汗を拭きつつ、武雄を待ってる間の一部始終をまくしたてる私。
「まあまあ、とりあえずコレ」
信号が青になり、車が動きだす。
「ペウゲオット」と昔私が読んで笑われた、武雄の愛車「プジョー407」が柔らかな乗り心地で加速していく。
彼がコレと言って座席中央のボックスから取り出して来たのは、「ローベルジュ=フランシーズ」とフランス語で書かれた紙袋。
フランス車のプジョーが読めないのにそれは読めるのかと言われそうだけど、知ってるお店の名前だから読めるのだ。
って、…そ、それは!
「『音速のセレブサンド』じゃないの!!」
また叫んでしまった。
あ、説明がいるよね? 『音速のセレブサンド』とは、駅前のフレンチ屋さんが山手の高級住宅街相手に、屋台ワゴンでサンドイッチを売りに行ってるのだけど、たまに私の住んでいるマンションの横でも売っていたりしていて、以前一回だけ買う機会があったのだ。

455324:2006/05/12(金) 19:49:20
金華ハムやモッツレラチーズ、フォアグラなんかも使ったラインナップは、1個で1000円から2000円もするので、味も値段もセレブなサンドイッチである。
買った金華ハムサンドが美味しかったので、次は他の種類にもチャレンジしようと思っていたのだけど、それ以後は売っているのを見たことが無く、マンションの前の道路を猛スピードで山手に向かっていくのを見かけるだけだったのだ。
サンドイッチは店主さんの趣味らしくて、お店では出してくれないので、食べるとすれば猛スピードで走り去る屋台ワゴンを捕まえて買うしかなかった。
そこで名付けたられたのが、『音速のセレブサンド』。
私と、あと同じマンションの知り合い数人しか使っていない名称だけど。
武雄にも『音速のセレブサンド』を見かけたら、ぜひ買ってきてくれるように頼んでいた。
「武雄でかした!」
面を武雄に渡して、代わりにずっしりと重い、その紙袋を受け取る。ほかほかと温かい。
袋を開くと、チーズや肉の芳醇な香りが広がった。中にはドリンクのカップ2つと、サンドイッチが幾つか入っていた。
「あ、トマトサンド買ってくれたんだ! 食べてみたかったんだ〜、モッツレラチーズが挟んであって…て、違う!」  
危うく、食べ物でごまかされるところだった。
…とりあえず食べるけど。
「これ買ってて遅れたと?」
また信号待ちになり、後部座席のバッグの中に面をとりあえず入れている武雄をジロ〜っと睨む私。
「ごめん、まさか注文してから作ると思わなかったんだ」
…本当に申し訳なさそうな感じだ。
そうなのだ、このサンドは出来たてを出す為に注文してから作るのだ。
そいやそのことを、武雄に言っていなかったように思う。
よって遅れた理由はこうだった。
車庫から出ると、丁度『音速のセレブサンド』が売っていたので慌てて注文したところ、出来るまで待たされた…。

456324:2006/05/12(金) 19:50:33
う〜ん、これは仕方が無いよなあ。
悪気ないし。
けれど玄関に置いてけぼりにされたせいなので、謝ってあげない。
「待ってる間、大変だったね」
褒められたいと思った行為が裏目に出て、なんともバツが悪そうな顔をしている武雄。
私の方はというと、落ち着いたしお腹も空いたしで、サンドイッチを包む紙を剥がし始めていた。
「大変だったよ〜」
手袋は外したけれど、身体から指先まで覆った肌タイは外せないので、紙ナプキンで汚れないように工夫しつつ、早く口に運ぼうとヤキモキしている。
やっと食べられるようになり、サンドイッチのコーナーの一つにパクつく瞬間、あることを思い出して、武雄に振り向いた。
「でもね、ヒーローが助けてくれたんだよ?」



渋滞もなく、車は早くもランプ前の料金所に差し掛かり、ETCの通過を示すセンサー音を響かせながらゲートを通過した。
グングンと加速していき、高速に入ったあとも加速を続ける。
周りの景色は早くなっていくのだけど、それほどGを感じないので加速している感じはあまりしない。
「なるほどなあ、正義の味方だね」
武雄が、私をピンチから救ってくれた少年のことを聞いて感心している。
「ほんと、格好良かったんだよー」
助手席のバックミラーには、ピンクの髪のお人形の顔が写っていた。
また面を被っていた私。
被りながらヒーローの事を熱っぽく語っていた。
モジモジ君のままでいたら、道路が片側2車線になって真横に別の車に並ばれるようになったので、流石に恥ずかしくなったからだ。

457324:2006/05/12(金) 19:51:50
顔の部分の肌タイだけでも取ろうかと思ったけど、それだとコスプレしている人みたいなので、それはそれで恥ずかしいし。
中途半端な格好で乗り続けるより、面を被っているほうが、くやしいけど落ち着く。
それに、今日は被って着ぐるみのままでいた方が武雄も喜んでくれると思うので、『音速のセレブサンド』のご褒美として人形の姿に戻っていたのだ。
面を被ったままだとシートがしっくりこないので、シートの頭を固定する部分を取って背中にクッションを入れて調節している。
着ぐるみドライブも、なかなかコツがいるみたい。
…最初で最後だろうけど。
途中の信号で家族連れのバンと真横になったときは、載ってた子供達がかなり騒いでいた。
手を振ると振り返してくる。
何だかアイドルになった気分。
高速に乗ってからもしばらくは、追い抜く車をわざと見たりしていた。
けれどドライバーが驚いて事故を起こしたら大変なので、すぐにやめる。
となると、特にする事も無い。
助手席で人形のように、ただ座り続ける。
視界穴からの、周辺がぼやけた景色は、やっぱり夢を見ている感じだと思う。
面のせいで、周りの音もあまり聞こえない。
代わりに自分の呼吸音が中で響いている。
まるで、布団を被った時の感覚だ。
肌タイで身体を覆われているのも、布団に入っている気分にさせているのかもしれない。
「着くまで寝てていいよ」
どうやら、だんだん眠気に襲われていく私に気付いたらしく、気遣ってくれる。
武雄もそう言ってくれるので、しばし寝てみることにした。
…目を開けて寝てるように見えてるんだろうなあ…。
…そいや周りから見たら、私はいいけど武雄は恥ずかしかっただろうなあ。変な人に見えただろうなあ…。
…寝てる間に、何かしそうだなあ…。
なんてことを考えてるうちに、本当に眠ってしまった。

458324:2006/05/12(金) 19:52:47
「…ン? っうわ!」
人の声が騒がしいので、それで目が覚めた。
気が付くと、車の周りに人だかりが出来ている。
夢? 夢を見てるのかな?!
…違う!
車はサービスエリアに停められたようで、目の前にレストランが見える。
「武雄…て、いないし!」
運転席には武雄がいなかった。
エンジンはかかったままなので、休憩しているのだろう。
車の周りには、家族連れを含めて10人以上が私を見つめていた。
飛び起きた私を見て、笑っている。
携帯カメラやデジカメで撮られたりしていて、とりあえず手を振ったりしていた。
…寝起きに何やってんだあたしは。
頭がグルグルしながらも、咄嗟に手を振るポーズが出来てる自分をみて、どんどん着ぐるみに染まっていっているのを感じる。
ドアの下を覗き込むと、小さな女の子が父親のズボンをつかみつつ私を見上げていた。
手を振ると、ニッコリしてくれる。
と、ドアが開いた。
「あ、起きた?」
武雄が、缶コーヒーを持って入ってくる。
「起きたらこんなだもの、驚いちゃったわよ!」
また放置されて、怒る私。
「トイレ休憩しなくていい?」
「そうね…って、こんな格好でトイレにいけるかー!」
「でも、行っておいた方がいいけど」
「…我慢します」
言われてみれば、確かにそろそろトイレに行きたくなってたけどね。
でも、お人形さんの姿でトイレに行く勇気はない。
再び車が走り出す。
…私が「やっぱりトイレ」と言い出すのは、20分後のことだった。

459324:2006/05/12(金) 19:53:53
「ここなら、PAだから人は少ない方だよ」
人が多い所は嫌だと言うと、いくつかのSAやPAを通り過ぎ、武雄によると人が少なめらしいPAに再び車を停めることになった。
確かに平日の昼過ぎなので、トラックが数台止まっているだけで、結構閑散としている。
「んじゃ、行ってくるね!」
化粧ポーチだけ持って、車を降りる私。
そしてトイレに一目散に駆け込む。
見られていないことを祈るばかりだった。
中も閑散としていて、人の気配はない。
ほっとしたけれど、トイレに並ぶ鏡を見てあることに気付いた。
…面を被ったままだったのだ。
うわ、どうしよう。外さなきゃ。でも置き場所ないよ〜。そいや全部脱がないと出来ないんじゃ…。
今日は一時間に一回、頭がグルグルしている気がする。
「ふう…」
とりあえず福祉トイレに入り直した私は、ベビーベットを倒してそこに面を置いた。
衣装を脱がないと肌タイが脱げない。
肌タイも全身一体型だから、上半身を脱がないといけない。
着ぐるみの時は全身をいろいろと覆われてるのに、トイレをするときは全身を殆ど脱がないといけないなんて。
股の所にファスナーがあったら便利なのにね。
あ、でもそんなことしたら、武雄に違うことに使われそう…、それはそれで…って、いやいや!
なんてことを考えながら、衣装を脱ぎ、肌タイも上半身だけ脱いだ。
トイレの中で、殆ど裸になってる私。
…変態っぽい。
物悲しさを感じたけれど仕方が無いので、脱いだ部分の肌タイを軽く畳んで前に抱え、便器に座った。
ホッと一息つき、いつ普通の人間に戻れるのだろうと、着替えを少々大げさな感じで考えた。

460名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/12(金) 20:08:45
おぉ!この作品気になってたんだ!
復帰おめ!

「音速のセレブサンド」にについて詳しく書きすぎ。
関係するのかな?

まとめて読みたいけど、上がってないんですか?

461(訂正)324:2006/05/12(金) 20:09:05
訂正です。書いてから気付いたけれど、上半身だけだと用が足せませんね(汗)
>>459は飛ばしてください…。

462459の訂正です:2006/05/12(金) 20:09:59
「ここなら、PAだから人は少ない方だよ」
人が多い所は嫌だと言うと、いくつかのSAやPAを通り過ぎ、武雄によると人が少なめらしいPAに再び車を停めることになった。
確かに平日の昼過ぎなので、トラックが数台止まっているだけで、結構閑散としている。
「んじゃ、行ってくるね!」
化粧ポーチだけ持って、車を降りる私。
そしてトイレに一目散に駆け込む。
見られていないことを祈るばかりだった。
中も閑散としていて、人の気配はない。
ほっとしたけれど、トイレに並ぶ鏡を見てあることに気付いた。
…面を被ったままだったのだ。
うわ、どうしよう。外さなきゃ。でも置き場所ないよ〜。そいや全部脱がないと出来ないんじゃ…。
今日は一時間に一回、頭がグルグルしている気がする。
「ふう…」
とりあえず福祉トイレに入り直した私は、ベビーベットを倒してそこに面を置いた。
衣装を脱がないと肌タイが脱げない。
肌タイも全身一体型だから、殆ど脱がないといけない。
着ぐるみの時は全身をいろいろと覆われてるのに、トイレをするときは全身を殆ど脱がないといけないなんて。
股の所にファスナーがあったら便利なのにね。
あ、でもそんなことしたら、武雄に違うことに使われそう…、それはそれで…って、いやいや!
なんてことを考えながら、衣装を脱ぎ、肌タイも脚を残して脱いだ。
トイレの中で、殆ど裸になってる私。
…変態っぽい。
物悲しさを感じたけれど仕方が無いので、脱いだ部分の肌タイを軽く畳んで前に抱え、便器に座った。
ホッと一息つき、いつ普通の人間に戻れるのだろうと、着替えを少々大げさな感じで考えた。

463名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/12(金) 20:29:38
超スルーされた
(((´・ω・`)カックン…

464名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/12(金) 20:53:21
>>463
誰?

465名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/12(金) 21:58:08
>>464
どうみても460だろwwwww

466234:2006/05/14(日) 00:28:52
>>463さん、スルーしてすみません。
けれど小説の途中で内容の解説をするのは、今後のストーリーに関わることもあるので、あまり好きじゃないんです。

467名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/14(日) 00:57:49
( ゚д゚)ノ ハイ!
わかりました。

468あぼーん:あぼーん
あぼーん

469名無しさん@着ぐるみすと:2006/05/24(水) 19:42:59
あぼーん

470名無しさん@着ぐるみすと:2006/06/18(日) 15:12:49
新作きぼーん

471ふかもこ好き ◆1hCfTbr4qE:2006/06/22(木) 01:01:21
このスレとか、2ちゃんの特殊な衣類で拘束スレを読んでいたら
なんか自分も書いてみたくなりました
ズブの素人ですし、初めての落書きです
ミスもあるでしょうし、ありがちなストーリー
しかもエロなしですがご容赦ください

472ふかもこ好き ◆1hCfTbr4qE:2006/06/22(木) 01:03:50
夏休みに入ってまだ間もないある日、彩香はクラスメイトの友人に誘われ、4人で
最近新しくできた遊園地内のプールへ泳ぎに来た。
ここ数日、例年に無いほど暑い日が続いていたし、休み前にクラス内でも大いに
話題になっていた遊園地を楽しめるとあって、彩香はとてもウキウキした気分だった。

遊園地のプールに到着すると、巨大なドーム内にたくさんの嗜好を凝らしたプールが
いくつもあった。
流水プール、波のプール、滝のプール...
ウォータースライダーもタイプが3つ。
どれも涼しげで面白そうなものばかりだ。
ドームの天井は大部分が透明ガラスになっていて、そこから強い日差しが照り
つけている。

ところがさすがにこの時期の超人気プールというだけあって、まだ午前中だというのに
どの場所もたくさんの人でごった返している。
ウォータースライダーは驚くほど長い行列ができていた。
水着のまま入れる飲食店が周囲にたくさんあるが、どこも外で待つ客がいるようだ。

プールの所々に動物の着ぐるみがいて、小さな子供と遊んだりハグしたりする
光景も見えた。
中には子供と一緒にプールに入って相手をしているマスコットも。
どうやら水に濡れても平気な最新の着ぐるみらしい。
縫いぐるみが大好きな彩香はおもわず見入ってしまった。


とりあえず友人といっしょに一番近いプールに飛び込む。
ここ最近まで勉強で忙しかった彩香は、今まで溜まったストレスをおもいっきり
発散させるかのようにはしゃぎまくっていた。
そしてプールの中をひと泳ぎ→隣のプールに移動しドボンと飛び込み−を何度も
繰り返す。

ほぼ全部のプールをとりあえず体験した彼女らは、少し泳ぎ疲れたので、
皆プールサイドに上がった。

473ふかもこ好き ◆1hCfTbr4qE:2006/06/22(木) 01:05:36
パラソル付きのビーチチェアで休みたかったが、この混みっぷりではどこも
空きそうにない。
近くの階段に腰掛けて休むことにした。
そのとき誰かがウォータースライダーをやりたいと言い出した。
「でもさ...まだ結構並んでるんだよね」
「どうせ一休みするなら行列に並ぼうよ」
「うーん。そうね...」

4人はウォータースライダーの係員の誘導にしたがって行列の最後尾に並んだ。
ところが、しばらくして彩香はトイレに行きたくなってしまった。

しばらく悩んだが、行列は思ったより進みが遅い。
「ゴメン、ちょっとトイレに...すぐ戻るから」

しかたなく行列から抜け出て、トイレを探す。
飲食店の横にトイレの標識を見つけて近づくと、女子の方にはびっくりする程の
行列ができていた。
「ここも? もう。急いでるのに...」

ふと遠くの通路の奥に目をやると、そこに「従業員出入り口」と書かれた大きな
鉄製の扉があり、それが開いて従業員と思われる男が一人出てきた。
そして開かれた扉の奥に、女子トイレの標識らしきものがちらりと見えた。
従業員の男はすぐにどこかに行ってしまった。

「あれって、従業員用のトイレ?」
扉には「関係者以外立ち入り禁止」の文字も書かれていたのだが、彩香は、
「こっそりあのトイレを使えば行列に並ばなくてすむかも」
と考えた。

扉はまだ開いたままだ。
しかしとてもゆっくりとした動きで、ひとりでに閉まろうとしていた。

「あっちを使わせてもらおう。今なら誰も……」
彩香は小走りで従業員出入り口の扉に近づいた。
通路は飲食店の隅の方にあり、扉以外何もないスペースになっていてプールの客も
近くにいない。

あと数センチで扉が閉まりそうになった時、なんとか扉の取っ手を掴んだ。
扉を少し引くと、簡単に開いた。
中を覗くと殺風景なコンクリートの通路が続いていて、その奥にトイレの標識が
あった。
「よーし、中に誰もいない。チャンスだ!」
後ろで誰かに見られてないか気にしながら、サッと扉の中に入り、従業員トイレに
駆け込んだ。

474ふかもこ好き ◆1hCfTbr4qE:2006/06/22(木) 01:07:55
そこはまだ新しくてあまり使われていないような綺麗なトイレだった。
幸いここも人の気配はない。
「混んでるのに、自分だけおちついてトイレが使えるなんてラッキー!」

けれど従業員に見つかったら注意されるかもしれない。
結局彩香は大急ぎで用を済ませた。

トイレを出て小走りで従業員出入り口まで戻り、扉を開こうとした。
「あれ?開かない?」
取っ手を押しても引いても、扉がまったく動かないのだ。

「そんな..この扉、いったいどうなってるの?」
よく見ると、扉は外のプール側から見たときと違って、内側はなにやら金属の
機械的な構造をしており、まるで金庫室の扉のようにも見えた。

「何か別のレバーがあるのかな?ひょっとして鍵が掛かっちゃたの?どうしよう」
あせる心を抑えながら、扉を開く方法を必死に探す。
しかし取っ手以外に操作できそうな物はない。

「弱ったなぁ」
扉を何度か手で叩いたり、足で蹴ったりしてみたが、金属製の扉はとても頑丈な
作りで、手足がペチャっと小さな音を立てるだけだ。
しばらく扉と格闘したが、どうしても扉を開く事はできなかった。

「しばらく待っていれば誰か来るかな。それとも大声を出して……」
しかし本来入ってはいけない場所に勝手に入り込んでいることだし、助けを求めて
大声を出すのはかなり恥ずかしい。

「そうだ、もっと奥へ行けば、別の出口があってすんなり出られるかもしれないし、
従業員がいればしょうがない。謝っちゃおう」

そう決めて、彩香は従業員トイレよりも更に奥へと続く通路を歩き出した。

角を曲がると、そこは正面に1台のエレベーターがあるホールになっていた。
他には何もない。
ここから先に進むには、このエレベータに乗るしかないのだ。
下りのエレベータらしい。

出口が遠のいたような気がして、彩香はまた不安になった。
「やっぱり誰か来るのを待った方がいいかな……」
躊躇して、エレベーターの前でしばらく様子を見る。

10分くらいは過ぎただろうか。 エレベーターが動く気配はない。
従業員出入り口の方も気にしているが、あいかわらず誰も来ない。

友達の事も気になる。
「もうウォータースライダーを滑り終えて私を探してるだろうなぁ。
あまり帰るのが遅くなると放送で呼び出しされるかもしれない……早く戻らなきゃ」

彩香は友達に迷惑をかけたくないという思いで不安をこらえ、とにかくエレベーターに
乗ってみようと決めた。

475ふかもこ好き ◆1hCfTbr4qE:2006/06/22(木) 01:10:26
ひとつしかないボタンを押すと、エレベーターのドアはすぐに開き、中の蛍光灯が
点灯した。
どうやら動いていない時は、節電のため照明などの電気が切られるタイプらしい。
中に入ってみると、開閉ボタンがあるだけで、行き先のボタンらしきものはなかった。
少し驚いているうちに、エレベーターの扉が閉まって下降し始めた。

閉まった扉の内側に何か書いてある。
【冷蔵倉庫専用エレベーター】
「ええっ冷蔵倉庫!!」

エレベーターは予想を超えるスピードでどんどん降りていく。
遊園地のプールにまさかこんな深い地下があるなんて信じられない!

やがてエレベーターは止まり、扉が開いた。
すると、エレベーターの中にいきなり冷たい空気が押し寄せてきた。

扉の外を見ると、暗く細い通路が遠くの闇まで伸びていた。
大小さまざまな鉄製の配管が壁に沿って伸びている。
天井も、配管やダクトがむき出しのままぐにゃぐにゃと絡まっていた。
遠くの壁に取り付けられた小さな非常灯が唯一の明かりである。

彩香はいっそう不安になった。
「こんな所に出口なんてあるわけない。このまま引き返そう」
扉を閉めれば再び上に戻れるだろうと、ボタンを押そうとした瞬間、
突然エレベータの電気が全て切れた。

「えっ何?」
もはやボタンを押しても何の反応もない。
まだエレベーターから降りていないのに?

真っ暗になったエレベーターを出て、外にあるボタンを見つけて押してみた。
しかし、やはりエレベーターは動かない。

「そんな...そんな...どうして??」
もはやボタンを何度押そうが、床を踏み鳴らそうが、エレベーターが動く気配は
全くなかった。

そうこうしているうちに、彩香の体は冷え、だんだん寒くなってきた。
吐く息も白い。
そう。 ここは冷蔵倉庫なのだ。
そして彩香はビキニの水着しか身に着けていない。

彩香の不安は、もはや恐怖へと完全に変化した。
「誰かーっ。 誰かいませんかーッ。 誰かーッ」
思わず大声で叫んだ。

彩香の声が通路の中で反響する。
しばらく返事がないか耳を澄ますが、いくら待っても何の音も聞こえない。

「誰かーっ。 誰か助けてーッ」
彩香は繰り返し大声で助けを求めたが、何度やっても返事はなかった。

「アアっ何て事」
思わず涙ぐむ。
どうしてこんな事になったのかと悔やんだ。

1度従業員出入り口で閉じ込められたのに、そのさらに奥の地下倉庫でも
閉じ込められるなんて。
2度も同じような失敗をしてしまった
しかもここは冷蔵・・・・・・大変な事になった・・・・

476ふかもこ好き ◆1hCfTbr4qE:2006/06/22(木) 01:13:38
必死に考える。
さっき扉から出て行った従業員が戻ってくるかもしれない。
けれどこの寒さ...とても長くは待っていられない。
下手をすれば、このまま凍え死んでしまう。

エレベーターの吹き抜けのせいだろうか?
この近辺はとても冷たい風が吹いている。

とてもじっとして泣いていられる状態ではない。
彩香の体は小刻みに震え始めていた。

とにかくここにはいられない。
少しでも風がない所に行かなければ。

彩香は足元の良く見えない通路を奥へ奥へと必死に進んで行った。

通路は所々曲がっていたが、奥にぼんやり別の非常灯が見えてきた。

「そうだ。きっとどこかに非常階段があるはずだわ。それが見つかればここから
出られるはず……」

期待しながら非常灯に近づいた。
そこは階段ではなく、何かの部屋になっているようだ。

部屋の中は通路よりは少し明るい。非常灯がいくつも付いている。
そして何か大きなものが天井からたくさん吊り下げられているのが見えてくる。
それはまるで精肉工場の倉庫に牛肉がたくさん吊り下げられている様子に似ていた。

だが、部屋の中に入って良く見ると、それは牛肉ではなかった。

たくさんの「着ぐるみ」が吊り下げられているのだ。
イヌ、ネコ、ウサギ、クマ……プールサイドで見かけた動物マスコットの着ぐるみだ。

「なぜ?こんな所に着ぐるみが?」
彩香はあまりにも妙な光景を目にして少し驚いたが、今はそんな事はどうでもいい。
とにかく出口を見つける事が先だ。

部屋をぐるりと一周しながら先に進めそうな所を探す。
だが、出口はどこにもない。
エレベーターから伸びた通路は、この部屋で行き止まりになっていたのだ。

彩香は、なおもどこかに出口がないか必死に探し続けたが、部屋の壁は鉄板で覆われて
おり、窓ひとつない。

彩香の体はもう芯まで冷え切っており、ガタガタ震えていた。歯もかみ合わない。
絶望的な状況に涙がこぼれた。

「もう限界……私、こんな所で……誰か助けて!!」

震える声で何度も助けを求め叫んだが、部屋の中で反響するばかりである。

進退窮まった彩香は、せめて必死に体を動かして少しでも温まろうとした。

ふと吊り下げられた着ぐるみに目が止まる。
その中には、とてもフカモコして暖かそうなものがあった。

「そうだ。 とりあえずこれを着れば寒さを凌げるかもしれない。」

着ぐるみはかなり高い位置にぶら下がっている。
彩香は何度かジャンプして掴もうとしたが、あと少しの所で届かない。
彩香はクラスの中でもかなり背が低い方なのだ。
残念ながら台になるような物もない。

どうしようかと少し考えた。
良く見ると端の方にある大きな着ぐるみが、他のものより若干低い位置にあるようだ。

彩香は助走をつけてその着ぐるみに思い切りジャンプした。
「届いた」
着ぐるみの足をなんとか掴むことができた。
するとその着ぐるみは何の抵抗もなく、彩香が着地するのに合わせてスルスルと
降りてきたのである。

477ふかもこ好き ◆1hCfTbr4qE:2006/06/22(木) 01:17:37
その着ぐるみは、胴回りが身長よりもありそうな太っちょのパンダだった。
頭が大きく手足はとても短いが、癒し系のカワイイ顔をしている。
天井から垂れたロープが後頭部のフックに結ばれてた。
表面はフカフカの毛皮。
これならしばらく抱きついているだけでも少しは温もりを得られそうである。

「いったいどうやって着るんだろう?」
パンダの頭は縫い付けてあって外れないようだ。
背中を良く見ると、ちゃんとジッパーが付いていた。
ロープを結んだフックがジッパーのスライダーを兼ねていた。
スライダーを下ろして開くと、中は空洞、そして思ったとおり寒さを感じない。

「ああ。 良かった。」
単なる寒さの一時凌ぎではあるが、とにかくもう限界なのだ。

うつ伏せになった着ぐるみの背中に、まず足を入れる。
すると、何かゴムを踏んだような感じがした。
でも、もう足は冷え切っていて感覚があまりない。
続いて体を丸めて着ぐるみの中にもぐり込ませ、背中から顔だけを出した。

やはり着ぐるみの内側は柔らかいゴムで出来ているようだ。
暗いので彩香にはよく見えなかったが、内側はラバースーツになっているのである。
「そういえば、プールには水の中に入っている着ぐるみもいたけど、中に水が
入らないようにするために内側がゴムになっているのかもしれないな」
そんな事を考えながら、じっとしていると、ほんの少し暖かくなってきた。

「これなら、もう凍え死ぬなんて事はない。 助かったァ!」
ようやくほっとできた。

彩香はしばらく手足を丸めたまま顔だけを出してじっとしていたが、顔が次第に冷えて
辛くなってきた。
それに窮屈で手足が痺れてくる。

「やっぱり、着ぐるみをちゃんと着た方がいいかもしれない」
一度、着ぐるみから出て、今度はちゃんと着ぐるみの足に、自分の足を入れようとした。
暗がりで、なかなか足が着ぐるみのブーツに届かない。
重い着ぐるみを一生懸命引引っ張り上げながら、なんとか両足がブーツに入った。
何だかサイズもピッタリである。
内側の柔らかいラバーのシワをたぐると、頭を入れる穴があった。
「この穴を首まで通すのね」
着ぐるみの腕に少し手を通しながら、お辞儀するように頭を下げ、ジッパーの中にある
穴に頭をあてがう。
そしてパンダの頭を手で支えながら背中を伸ばした。
ズボっという感じでラバーの穴から頭が出た。
すると、そこにあったラバーマスクが彩香の顔をピッタリと覆った。
中に空洞がありそうな大きな頭のパンダに見えたが、実際には着用者の頭をしっかり
固定するラバーフードとマスクが装備されていたのである。

以外な感触に驚いて、しばらく目を閉じたまま呼吸もしなかったが、ゆっくり目を
開けるとパンダの目の裏を通して外の様子を覗くことができた。
パンダの口の部分からは、ほんの少し足元も見える。

恐る恐る息を吸うと、少し息苦しいがなんとか呼吸できるようだ。
しかしまるでダースベイダーのように、
「シュゴーッ、フー、シュゴーッ、フー」と呼吸音がする。

少し手を上に上げようとすると、これもズボっと一気に着ぐるみの指先まで彩香の
指が入った。やはりここもラバーグローブになっている。

これで完全に着ぐるみを着た状態だ。
内側のラバースーツには、何かさらさらしたパウダーが付いているらしい。全身を
ラバーで覆われた彩香は、その感触に今まで味わった事のない気持ちよさを感じていた。
そして何より、寒さを殆ど感じなくなっていた。
ジッパーは開いたままなので、背中が少々寒いだけである。

「ちょっと歩いてみようか?」
大きなパンダの足で一歩前に踏み出す。
暗がりのため足元がかなり見づらい上に、極端に短い足。 ゆっくりとしか歩けない。
ふらつきながら何歩か進んだ。
少し肩が重い。
大きな着ぐるみの割には思ったより軽いのだが、重さは全て肩に乗ってくるようだ。

「着ぐるみの中の人ってこんな状態のままいろんな事してるんだ。大変だよなぁ」
などと考えてしまった。

「これからどうしよう。 といっても、助けを待つしかないか……」
「これならエレベーターの前まで戻って待っていても平気かな。」

478ふかもこ好き ◆1hCfTbr4qE:2006/06/22(木) 01:24:38
考えながら、さらに数歩前に進んだときだ。

ガチャンという大きな音が天井から響いた。
続いて、モーターの動くような音がし始めた。

着ぐるみを着た彩香は、天井を見上げる事もできず、何があったのかすぐには
分からなかった。
しかし急に背中を引っ張られるような感じがして、体ごと振り向いた。
背中で、何か「ジジジ……」と音がしている。

「何?アッ!!」
彩香は気がついた。
さっきまで天井から垂れ下がっていたロープがない。
そうだ。
この着ぐるみは、まだ天井からのロープに結ばれたままだったんだ。このままじゃ
どこにも歩いて行けない。
ロープはいったいどこに?

膝を折って天井を見上げた。
するとそこにロープが見えた。
それは先程のように垂れ下がっているのではなく、着ぐるみの背中から天井まで
ピンと張っている。

ロープがどんどん巻き上げられているのだ!!

あわてる彩香。
しかしロープがジッパーのスライダーをどんどん引き上げていく。
ロープを握ろうとするものの、着ぐるみの短い手では、ロープにも背中にも届かない。
あっという間に、完全にジッパーが閉じてしまった。

しかしロープはまだ止まらない。
彩香は最初に着ぐるみを降ろした位置へと背中を引っ張られて後ずさりしていく。
そしてついには吊り上げられ、足が床に着かなくなった。

「イヤァァァァー!!、シュゴーッ、助けてェェェェェー!!、シュゴーッ、フー」

必死に何とかしようと手足をばたつかせるが、宙に浮いた着ぐるみはぶらんぶらんと
揺れたり、回転したりしながらゆっくりと上昇していく。

他の着ぐるみと同じ位置まで上昇すると、ロープの巻き上げは止まった。

なおも必死で手足をばたつかせる彩香。
本当はロープを握ったり、着ぐるみの中で手足だけでも抜こうとしているのだが、
それは単に手足をばたつかせるだけなのだ。

体を動かそうとしても、振り子のように少し振れたり、くるんと回転してしまうだけ。


必死にもがき続けたが、やがて彩香は力尽きてしまった。
手足はもうぶらんと垂れ下がったまま。

「シュゴーッ、フー、シュゴーッ、フー」
部屋の中に彩香の呼吸音だけが響く。

「シュゴーッ、フー、シュゴーッ、フー、シュゴーッ、フー……」



続く

479名無しさん@着ぐるみすと:2006/06/22(木) 02:02:45
ついに、待ちに待った新作キター
続きを期待してます

480名無しさん@着ぐるみすと:2006/06/22(木) 11:30:40
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

481あぼーん:あぼーん
あぼーん

482名無しさん@着ぐるみすと:2006/06/25(日) 15:00:52
続きマダー?

483名無しさん@着ぐるみすと:2006/06/25(日) 18:14:59
>>481
(゚Д゚)ハァ?意味不明。

484名無しさん@着ぐるみすと:2006/06/25(日) 20:46:24
>>481
B言語でおk

485名無しさん@着ぐるみすと:2006/06/25(日) 23:17:18
楽しみにしています。がんばってください(^^)

486名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/01(土) 21:32:53
同じく、楽しみにしています。すっごく

487名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/08(土) 15:02:18
ほっしゅ

488名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/13(木) 17:25:34
続きマダー?

489名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/13(木) 19:40:11
期待age

490あぼーん:あぼーん
あぼーん

491名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/22(土) 13:13:09
期待保守

492名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/22(土) 14:11:06
続きマダー?

493名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/24(月) 17:08:20
期待age

494名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/24(月) 17:09:22
期待保守

495名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/24(月) 17:10:26
続きマダー?

496名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/25(火) 20:16:42
期待age

497名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/25(火) 20:50:41
期待保守

498名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/26(水) 11:42:34
期待age

499名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/26(水) 13:31:51
期待保守

500名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/26(水) 18:16:20
続きマダー?

501名無しさん@着ぐるみすと:2006/07/31(月) 23:37:55
期待してますよ

502名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/09(水) 00:56:53
どうしちゃったんでしょうか。。。
俺も一応書いてみたんだけどUPしちゃうとまずいですよね?
まだ続くと書いてあるわけだし・・

503名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/09(水) 21:09:54
いいんじゃね?

504名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/09(水) 21:11:00
このままスレが停滞するよりも
トリップをつけるなりして
書いていただいたほうが、よろしいかと思いますよ。

505名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/09(水) 22:22:10
分かりました。それでは行きますね。
(着ぐるみといえば着ぐるみなんですが戦隊系です)
書き物に関してはシロウトですのでご了承願います。
また基本的にあり得ないようなストーリです。あくまでお遊び程度に
考えてくださいね。

506名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/09(水) 22:23:11
夏休みが目前という休日。

地域センター前の掲示板に張られていた

「地域のボランティアヒーロー(ヒロイン)「トライアングルズ」を一緒にやってみよう!!」

という募集の張り紙。これに仲良しの3人組のサツキ、シホ、サオリは目を留めた。

3人ともスポーツなどをやっていたりしていて体力には自信があった。

この募集には、オーディションがあるらしく
3人ともオーディションを受けることにした。
親もボランティアということならと簡単に了承してくれた。

オーディション当日。オーディション内容は簡単な体力測定と面接。といっても面接は面接とよべるものではなく懇談に
近いものだった。


1週間後
オーディション結果が、届いた。あのオーディション会場には、30人いたからまさかそのうち3人が選ばれるとはおもっても
みなかったが、考えていた事とは逆に仲のいいのが3人そろっていたという理由で
3人とも合格であった。明日から夏休みである。さっそく次の日に打ち合わせなどがあるらしい。


次の日
衣装あわせやスタッフとの打ち合わせに3人は向かった。

衣装は、予算の関係上ヒーローショーなどをやっているアクションチームからのお下がりのスーツで、まかなうことになっていたが
3着とも、状態はよくキズひとつないとても良い状態だった。

3人とも着る衣装は、すでに決まっておりサツキは、ハリケンブルー。シホは、アバレイエロー。サオリは、このアクションチームの
オリジナルキャラクターで、ハリブルの衣装をアレンジしたハリケンピンク。

サイズは、オーディションのときに測っており 着ぐるみは、調整されぴったりカラダに合うようになっていた。

早速スーツを手渡されスタッフと更衣室に入った3人。
「じゃ早速着てくれるかな?」
「はーい!」元気のいい声で、シホが答えた。
おぼつかない手付きでスーツを着る。
初めての、着ぐるみ体験。下着のみを着けた体が、ゆっくりと着ぐるみのチャックで、まだ幼い体が徐々に封印されていく。

着用完了。
「キツイ」「ピチピチ」「カラダに密着する!!」など互いに声を発した。
3人ともブラ線・パンツラインがしっかり透けていた。
そしてマスクを被った。「えーみえにくいし息苦しい」「こんなに着ぐるみって視界悪いの?」


会議室に入った。はじめて着ぐるみを着た3人は、視界の無さとスーツのぴったりに驚きながらも
ワクワクしていた。

そこにいたのは、いかにもやさしそうな30半ば前後の女性が数人すわっていた。
3人とも相手がやさしそうな女性ということもありほっとした。

3人はマスクを机の上に置き、席に座ると、「よく合っているわね。どう着ぐるみの着心地は?」とリーダから聞かれた。
そこで、シホが「うぅ〜んピッタリフィットしてる」と答えた。
すると、リーダーの横に座っていたスタッフから「からだにしっかりあっているほうが、激しい動きができるから
そのほうがいいわよ」と間髪いれずに言った。

会議は進みその日の打ち合わせなどはおわった。
さっそく3日間研修をして4日後から幼稚園に夏祭りイベントにいくことになった。
3人は、「え?いきなりするの?」と思ったが、ワクワクしていた。

507名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/10(木) 01:27:31
ワクワク

508名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/10(木) 20:19:04
あ〜トリップやるの忘れた。ゴメ

509名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/10(木) 20:40:23
研修当日。
クーラーの良く効いた大きな部屋つまり昨日の会議室である。薄着では肌寒いくらいであった。

激しいアクションの練習で視界の狭さもありミスも連発であったが、クーラーが良く効いていたので、ほとんど汗ばむこともなかった。

そして、4日後。

近場の幼稚園だったため全員現地集合となった。衣装は、スタッフが持ってくるとのこと。

3人が現地についた頃には、リーダー以外全スタッフが到着していた。3分ほどまっているとリーダーも到着し
幼稚園が用意した控え室に入った。この日は、少し歩くだけで汗が出てくる真夏日。最高気温は、28度であった。

機材は、リーダーの知り合いが、プロで、そこから機材を調達したとのこと。

さっそく控え室で、怪獣役のキャスト(女性)と最終打ち合わせをし着ぐるみに着替えた。
この幼稚園は、金なし私立の幼稚園で、施設もボロボロで、当然控え室には、エアコンも扇風機も無かったため
窓を開けようにも園庭で遊んでいる子供たちに、見られないようにするために開けるができなかった。
控え室の温度は、どんどん上がっていき軽装のスタッフも汗をかくぐらいになっていた。
当然ながら着ぐるみを着ている3人は、ジッとしているのに汗ダクダクであった。
特に汗かきのシホは「暑っいな〜」と愚痴をこぼしていた。
サツキとサオリは、黙っていたが、顔を真っ赤にして、汗を垂らしていた。

クーラーが良く効いていた研修の時とは、当たり前ではあるが、まったく異なる環境に
体がついて行っていないようであった。

スタッフが、公式HP用ということで、デジカメを取り出し、写真を撮っていた。汗だくの彼女たちを撮っていた。

そして本番。ステージのある外に飛び出す。

声は、マスクの中の小型マイクを使って取る。

自己紹介をしていく「トライアングルズのシホで〜す。サオリで〜す。サツキで〜す。」
そして、お決まり怪獣の登場だ。「わぁははは、お前ら地獄に叩き落してくれるわ!!」

3人のマスクの視界は元のものより少しオリジナルさを出すために改造してあり、すこし視界が狭くなっている。

激しいアクションが続く、「はぁ!」「とりゃ!」

さすがに激しいアクションを続けると息が切れる。敵を倒して追い払ったところで、言わなきゃいけないセリフがあるのに
3人とも「ハァハァ」「ハァハァ」「はぁはぁ」と息を切らしていた。

そして、スタッフが、たまりかねてエンディングの曲を流した。しかたなく、エンディングのダンスを3人は踊り始めた。
踊りながらもはやりサツキは息を切らして「ハァハァ」といっていた。

スピーカーからサツキのこもった声が聞こえる。最後は握手会である。
1人1人と握手していく。そして、1人1人に声をかけていく。

ショー終了。追いかけられないようにダッシュで控え室に戻った。
3人は、初めての炎天下での着ぐるみだったため汗だくだくで、スーツにべっとりと汗が染み付いていた。
シホは、スーツの生地が特に薄いため
ブラ線もしっかりと汗で染み透けていた。そしてまたスタッフがデジカメで写真を撮った。

汗を拭き私服に着替えて、幼稚園をあとにした。

クルマの中で、リーダーから次なる活動を予告された。それは・・・2日後。川原での清掃活動。
サオリが活動内容を聞いてみると「着ぐるみで川原を掃除するんですよ」と返事が返ってきた。

510名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/11(金) 10:03:06
がんばれ〜

511名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/11(金) 14:17:56
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

512名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/12(土) 00:52:30
その日は、センターで、スーツに着替えリーダーのワンボックスにスタッフと3人そして、スポーツドリンク
を積んで、予定時間通りに川原に到着した。お昼の気温は、幼稚園公演の時よりも高い30度で、着ぐるみを着て、ハードな清掃活動など
トンでもない。絶対に熱射病になり下手をすると命にかかわる。そこで、リーダーには考えがあった。
 川原の道の端に、クルマを止めておくそして、3人もしくは、スタッフが、体力の限界を感じたらそこに入り休憩するのだ。

「暑ッ」クーラーの効いたワンボックスから出てきたシホが、言葉を発した。

そして、活動開始。3人のすぐ近くには、必ずスタッフがつくようになっている。
3人が活動を始めると同時に、小さなお友達がやってきた。そして、握手など相手をしながら、ゴミをひろっていく。

そして、1分もしない内に、全身から汗が流れ出てきた。そして、もう10分もするとマスクの下に汗が溜まるほど汗ダクダクになった。
スーツにもしっかり汗が染み付いている。

まだ、炎天下の着ぐるみは2回目だ。まだ慣れない。

そして、35分経過・・・・一番最初にダウンしたのは、サツキであった。横についていっしょにゴミを拾っていたスタッフに
「私、もうダメ」と小声で言った。車まで約100mスタッフに付き添われながらフラフラになりながら、車に入った。
すぐさまスタッフが、エンジンをかけエアコンの噴出し口から冷たい風がでた。サツキはマスクを取りクーラーボックスの
スポーツドリンクを手にして500mlを一瞬にして飲み干した。休憩しているとガラガラとスライドドアが開いて
サオリとシホが入ってきた。2二人もマスクをとりスポドリを飲み干した。
まだ、汗が流れてくる。3人の顔は汗で濡れてベタベタだった。そこで、また写真を撮られた。

そして、10分後時計を見ると14時20分を回っていた。「じゃあ行きましょう後数時間です。」とスタッフが、言った。

3人はクルマから降りて、清掃活動を始めた。するとなんかなんだかオタクっぽい人が2人ぐらいで近づいてきて、
「すいません。写真とっても良いですか?」と聞いた。スタッフが「いいですよ」と返事をすると
高そうなデジカメで、3人の写真を撮った。そして、「できれば、マスクはずして欲しいんですけど・・・」と言ってきた。

 通常のアクションチームとは異なり
トライアングルズは、基本的にはお面を人前で、外してはいけない事は無かったので、外の音が聞こえいにくい3人にスタッフが、「マス
ク外して」と近くで言った。3人はマスクを外して、汗をかき赤くなった顔を出した。そしてもう一度写真を撮った。
 お面を外した3人に、「暑いですか?」と聞いてきた。サオリが「暑いですよもう死にそうなくらい」と答えた。
続いて、もう一人が、「スーツの着心地はどうですか?」と聞いた。サツキが「ぴたっりカラダに張り付いてます」と答えた。
じゃあ最後に質問と「やりがいはありますか?また、楽しいですか?」と聞いた。

シホが、「もちろん楽しいです。暑いけど・・・」続けて「子どもの笑顔見るとネ」と汗ばんだ笑顔でサツキが言った。
「ありがとうございます」と最後に写真をまた数枚とって、帰っていった。

その後、意識がモウロウとしながらも清掃活動を続けていたが、リーダーの判断で、予定よりも少し早い15:50分に切り上げた。
しかし、その後すぐに帰るのではなく、最後の町内会の会長や地域の小学校の校長の挨拶があり、その最後に
トライアングルズも紹介を受けた。

地獄の清掃活動は、開始から、最後のセレモニー終了まで、約2時間30分間続いた。クルマに戻りお面を脱いだ3人は、
グッタリしていた。事務所に帰り私服に着替えた後は、ミーティングがあるのだが、とてもそれど頃ではないので、
リーダーが、クルマで各家まで、送り届けた。
 三人が、着ていたスーツは、汗でグッショリと湿っており元々の光沢を失っていた。
また、ニオイも凄まじく臭いがニオイが染み付いていた。

513名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/12(土) 02:22:52
特にややこしいトラブルとか起きずにお話が淡々と進んでいきますねえ。
暑そうな描写はなかなかいいです。
ただ、スタッフが控え室で写真取ってるのが気になりますねえ。

514名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/12(土) 19:04:10
やっぱ売るんだろうな

515名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/12(土) 22:49:28
完結してないから感想とか書けないけど、がんばれ〜

516名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/12(土) 23:35:25
次の日も予定が入っている。それは、地域の夏祭りだ。
午後5時から、5時40まで、ショーを行いそれから、20分間握手やサイン会などを行う。

そして、しばらく休憩し19時から21時まで、やぐらに上がり盆踊りをしたりお祭り会場を練り歩くのである。
ミーティングを16時から行うといいう事で、3人は、ちょうどその時間に事務所についたのだが、
特に、シホは疲れが取れていない様子であった。その後、ミーティングが終わり簡単な立ち回りの練習をして
から、スーツに着替えていた。着替えの途中で、サツキが「汗臭ぁ」と言った。確かに昨日の汗は乾いているが、
ニオイはしっかりと染み付いていた。3人は、クルマに乗り込み事務所を出発した。

さっそくショーが始まった。

三人も練習などで経験もでてきたため、今まではどちらかというと一方的に戦って勝つというパターンだったのを悪役とたたかって一時的に負けて
それから勝つ方向に持っていくという新しいやり方で行われるようになってきた。
初めのうちは今までとほぼ同じで変更はなしだが、中盤からはやられる方向にもっていきそして最後には仲間で助け合って勝つというパターンである。

そして、ショーも中盤。 前半でかなり体力を使ってしまったが、ここからは激しいアクションではなくいかに苦しめられているかを表現するのである。
 催眠術をかけられ、サツキとシホが縄でしばられてサオリが怪人のしもべにされてしまい、しばらくすると縛られている二人の催眠がとけるが、
サオリの催眠は強く縛られながらも抵抗する二人に仲間のサオリから攻撃をうけてしまう。最終的にはサツキとシホの声がサオリの心に届き
怪人があわてている間に縄を解いてもらい三人で怪人をやっつけるという設定だ。

 悪役が「ふっふふ 催眠術をお前らに掛けてやる覚悟しろよ」と少し低めの声で言うと会場の子供たちはどよめき「がんばれー」と叫ぶ子供もいた。
催眠術を掛けるヒュアァヒュァァという音が出るとグッタリフラフラになる動きをしてしもべにされるサオリ以外は灼熱の床に倒れこんだ。
そして怪人とサオリの手によって細い縄が体に縛られていく、そして大方グルグル巻きにされたら大きなピンで留められた。この時実はサツキとシホの
縄の縛り方がきつくとても苦しい状態であったがここで声を出すわけには行かないまだ催眠が掛かっている設定だからだ。

 そして、サツキとシホの催眠が解けた。二人は「はやく縄を解いて!」「サオリそんな悪者の手下になっちゃダメだよ」と声を上げる。だが
まだ強く催眠が掛けられているサオリにはその声は届かない。そして、怪人が「俺のしもべよあのウルサイやつらを蹴散らしてこい!」と言うとサオリは
縛られたままなんとかやっとの思いで立っている2人に蹴りかかった。本当は軽くければ2人は自ら倒れるはずが力を入れてしまいサオリの上にサオリより少し体重の
重いシホが将棋倒しに倒れてしまった。「うぁぁ〜!」「痛いぃ」2人は演技ではなくマジで痛いと声を上げしまった。だが観客はもとより蹴った張本人のサオリも
気が付かなかった。そして、無理やり2人は怪人とサオリにムチ(といってもニセモノ)で叩かれた。
 「ビシィバシィ」音響機器からの音ではあるがそれに合わせて「あぁ」「うぅ」と苦しむ二人の声はリアルであった。

「お願いやめて」「サオリ目をさまして!」しばらくするとサオリが「私、何をしていたんだろう」と一言言って目を覚ました。エンディングが流れる中
三対一の暴力で怪人を蹴散らした。そして最後には『今日もトライアングルズの活躍によってこの街は守られたのであった』というナレーションが入った。


 初めての試みのサイン会であるが、視界が聞かないにしては3人ともがんばっていた。手で感覚を取りながらのサイン会であった。
そして、握手会もワキに汗を染み付かせながらもこれも無事終わった。

517名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/14(月) 12:35:19
しかし問題が発生した。休憩場所を用意してくれているハズだったのに
何かの手違いで休憩場所がとられていないことがわかった。なんとかリーダーが、手筈を整えてくれたが、その休憩場所は、
教室であった。実は、この夏祭りは、学校とその横の大きな市民公園と学校のグランドを借り切ってやっているので、教室しか開いているところが無かったとの事。
当然、古い学校であるからエアコンもないし子どもたちから見られるのを防ぐために窓は、閉めているため暑い。
三人はマスクを脱ぎ休憩していたが、汗が額に流れ出る。ちなみに、窓は閉まっていたが、ある場所からは、しっかりと三人いる
教室がが見えるポイントがありしっかりと子どもたちに素顔を見られていた。

三人は休憩中にこんな会話をしていた。「つーか暑すぎるよね」「うん、こんな着ぐるみを夏に着てアクションするとか・・」
「昨日の清掃活動なんか熱中病で倒れそうだったよね」「ホント、ほんと」「でも、私、このボランティア大好きだよ
人のためにもなるし、子どもたちの笑顔がかわいいし」

そして、夜になった。温度も幾分下がった。早速やぐらの上にあがり覚えたばかりの盆踊りを踊った。

そろそろ盆踊りをやめて練り歩きに行かなければ、ならないのにスタッフが来ない、10分後リーダーが1人走ってやってきて
言うには、2人いたスタッフ。1人は、子どもが熱を出したので、帰らなければならない。リーダーは、家に忘れ物を
したので、とって来るという。

どちらにせよ、どちらかがもどってくるまでの約40分間は、スタッフがつかないという事になる。
会場は、広く照明が薄い場所もある。視界が悪い3人には、大変である。

はじめのうちは、明るい場所で、小さなお友達と握手したり抱っこしたり、写真を撮ったりしてやってる方も楽しかったのだが・・・
だんだん、暗くなってきた。マスクの見えるところが、黒い特殊プラスチックであるためほとんど前が見えなくなっていた。
すると後ろのほうから、高校生くらいの年齢の声が聞こえてきた。「おい!アレみろよブラ線入ってるぜ」「ホントだ、真ん中の
白いやつなんか、パンツのラインも」「三人とも太ももムチムチやしワキに汗かいとうし」「なぁあいつら中学生らしいで
顔見たくない?」「おうやろうぜ」「じゃああの茂みに連れ込んでやろう」「じゃいっせいのうで」その時、3人は、腕を捕まれ
茂みの中に連れ込まれた。直ぐにマスクを剥ぎ取られ三人とも汗だくの顔を見られた。「おぉうなかなかカワイイじゃんか」
「おいネーちゃん汗臭せーぞ」
その後、この事は誰にも喋るなと脅されて、なんとか解放された。

3人は、すっかり怯えてしまった。この暗い区間を抜けるまでまるで、子どものように寄り添って歩いた。


「はぁ〜疲れた。」「暑かったね」事務所に帰りやっとスーツを脱げたのは、夜の10半であった。


夏休みも後半に差し掛かってきた。

今度は、地域のショッピングセンターからお呼びが掛かりショーをすることになった。場所は屋上である。

いつものように支度をする。時間は13時からと15時からそして17時からの三回である。
ただ、いつもとは違い3公演もあるのだ。しかも、今回は要望によりマスクオフを増やすとの事特に、最後の公演は
完全マスクオフショーだそうだ。

518名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/14(月) 12:37:14
あ、『事務所』って表記があるけど正しくは『センター』です。
ストーリーに直接影響はないけど訂正させてもらいます。すみませんでした。

519名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/14(月) 18:20:49
がんばれー

520名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/14(月) 18:33:26
いいよー
なんか、これどうなっちゃうのー?って雰囲気がいいですねえ。
こう、複線なのかよくわからない部分も含めて
どうしようもなく淡々と進むテンポがいい。

521名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/15(火) 00:02:17
レイプまがいなのに淡々とストーリーは進むな

522名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/15(火) 01:12:52
着替え中にちょっと作戦タイムだったりね。

 − ちょっと気まずい時間が流れた後 −

 さっきのこと、スタッフに言う?
 えー言うの?
 だって、これからも同じようなことあったらどうするのよ
 でも誰にも喋るなって…
 そんなのただの脅し文句よ。
 そうね、今回の犯人を捕まえるとかじゃなくて、これから同じ事件がおきないようにして貰えたらいいわね。
 でも、それとなく言えないかな。スタッフがいなくなるときは私たちも一緒についていくとか。
 進行でそれがだめなら他の関係者を一人でもまわしてもらえるように。
 なるほど、交渉するのね。

みたいな…
あ、ただの妄想です。失礼しました>作者様

523名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/15(火) 09:53:19
作者です。このあとの展開として皆さんの意見を聞かせてください。
エロありがいいですか?それともこのまま非エロがいいですか?

私も素人なんでどこまでご期待にそえるかわかりませんがみなさんの意見を
聞かせてください。

524名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/15(火) 21:44:25
エロが入ると話がチープになりそう。
私は今のままの雰囲気で行くのがいいと思う。

525名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/16(水) 10:25:19
作者です。
そろそろ、もう1日経ったので締め切らせていただきます。
>>524さんレスありがとうございました。
それでは方向性としては非エロ路線でいきますね。

526名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/16(水) 10:51:10
朝の8時、開店時間よりも早く入りセットを組み立てリハをする。

そして、13時。第一回目だ。この夏は例年にもまして異常気象なほど気温が高く、
トライアングルズの活動している地域も、そうであった。

 ちょうどお昼。真上から太陽の熱線がトライアングルズの三人を襲う。
光沢のある3人のスーツが、反射してさらにテカテカになった。
 どんどん、薄いスーツに汗が染み付いてゆく。ワキ、背中、首周り・・・汗っかきなシホは完全に変色していたし、
通気性のある部分が胴の部分しかないサオリとサツキは、肌とぴったり密着しているラバーで出来た網タイの中に
汗が溜まってムレムレであった。

そして、握手とサインである。なんと、ここではお面を脱いでくれという。マスクをはずした三人は
汗ボトボトで、床やテーブルに汗をこぼしているほどであった。


握手とサイン終わり、休憩のためにテントに入る。しかし、ここにはクーラーもなければ電源もないため扇風機さえ
ないのだ。しかも、終わるまでスーツは脱げないため地獄であった。

そして、15時をこなし17時からの回である。トライアングルズの三人は、最初マスクオフで行うことに
すこし、悩んでいた。理由は、ヒーロー・ヒロインと言えば、着ぐるみだし着ぐるみといえばマスクだし・・・。

しかし、やれと言われれば、しなければならない。温度も下がってきたが、やはり暑い。
スーツはもはや今までの公演で完全に汗で濡れていた。

頭から、汗が流れてくる。もう汗は顔全体でビショビショになっていた。
アクションが終わり息も絶え絶えになった。そして、握手とサインだ。なんだかオタクなオニーサンがたくさんいた。
だが、スマイルでしなければならない。しかも握手とサインは素手である。
一人の男がサツキの手をグッと握り締め次に顔をなでた。サツキは一歩引いた。だが、一瞬不気味な笑顔になり帰っていった。


次は大きなイベントとしては最後になる地域の運動公園でのサマースポーツフェスティバルだ。この行事では実際に子供たちとスポーツをした後
昼食タイムにショーが行われる

527名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/18(金) 19:13:49
いいなあ。
それでどうなるわけでなく、淡々と進んでく話がうまい。

528名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/18(金) 23:36:15
サマースポーツフェスティバル当日

この日は、今までより若干温度が低くかったが湿度が高くムシムシした不快指数の高い日であった。

子供たちよりも先に運動公園に到着した三人はスタッフと一緒に昼食タイムに行われるショーにつかうステージを設営した。
だがあまり施設が整っていない芝生と簡単な観客席・トイレがあるだけの簡単な公園なのでやむなくトイレでスーツに着替えた。

そうこう準備をしているうちに子供たちが集まってきた。開催時刻にはまだ時間があったためトライアングルズの三人の周りには来ていた
子供たちの群れができた。「握手して!」「一緒に写真とって」などと言う子供たちが多かったがやはりそこは最近の小学生。
「いじめようぜ」「蹴ってやれ」とイジめはじめる子供もいた。その瞬間、ワルガキによってサツキのチャックが半分まで開けられた
キャーとサツキは叫んだ。だがサオリがすぐに閉めたため多くの子供たちに見られる事はなかったが、一部の子供たちが見ており
サツキのブラと背中が丸見えになった。

そして9時。開会式が始まりトライアングルズの三人が進行を勤めた。「じゃみんなー頑張ろうね!!」と声を掛けると
素直な小学生は「はーい!」と元気のいい声で返事を返した。

まずはドッチボールとサッカーだ。サオリが交換ドッチボールに入りあとの2人はサッカーについた。

ドッチボールはさほどキツクはなかったが、サッカーはジュニアクラブチームに入っている子も多くかなりの運動量だ
湿度が高いため汗が蒸発せずスーツに汗がしみこんでゆく、「おねいちゃんたちスーツがぬれているよ」と子供に言われた。
さらに視界が悪く足元を石に取られてサツキは転んでしまった。芝生の部分ではなく砂の部分に突っ込んでしまった。ケガはなかったが
汗をかいているため砂がドロドロにスーツについてしまった。

何とかドッチとサッカーは終了。次は短距離である。コレはさすがに小学生と中学生では差が開きすぎるのでトライアングルズは応援に徹した。


そして、昼食タイム子供たちは日陰になっている観客席や木の影で食事をするがトライアングルズはその間ショーをやらなければならない。
舞台裏に三人と後からきたスタッフや悪役と最後の確認をしながら水分を取った。朝からマスクはずっとオンの状態。
汗が溜まっていた。ショーもマスクオンで行う。

暑い中スポーツをしてショーまでするとなると体力的にそろそろ厳しくなってきた。だがショーが終わったら次は午後の競技。
午後は長距離(800M)と玉いれだ。長距離には小学校6年生の体力に自身のある男の子ばかりが出る中には県のジュニアマラソン優勝者までいる。
トライアングルズからは今の時点で一番体力の
残っているシホが行く事にした。だがシホはスーツのすべてが大量にかいた汗で濡れていた。

玉入れは全員でおこなう。

そして長距離走が始まった。すでにショーなどを経ているためシホも体力があまりなかったが熱中症にかかりかけの二人は出せないため
シホが出ている。実際、軽装で体力のある小学生は速くシホも本気で頑張ったが3位であった。

玉入れの頃にはもう三人ともフラフラであった。何とか玉入れが終わり閉会式となった。閉会式はマスクオフで行われ汗だくの顔で
登場した。そしてイベントとしてこの夏はトライアングルズ最後のイベントになる事を告げた。そしてみんな良く頑張ったねと言う感じで
表彰式が行われた。

最後に子供が帰ったあと三人は裏へまわりマスクを被り泣いていた。よほどトライアングルズが気に入ったのだろう。いやよほどトライアングルズとして
活動する事が楽しかったのだろう。するとリーダーがやってきて「もう夏休みの活動は終わるけど、トライアングルズの活動は
今まで見たいに大きなショーはもう多分できないだろうけど小さなイベントとかボランティアだったら続けるつもりよ」と言った。
つまり規模は縮小するが時々の活動はあると言う事だ。三人は抱き合ってよろこんだ。

〜終わり〜

529名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/18(金) 23:42:02
作者です。ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
出来るだけシンプルにと思って作りましたが、ややこしい所も
あったかもしれません。また終わり方がうまく出来なくて続くと見せかける
ような終わり方になってしまいました。

実は私は汗フェチというか戦隊モノのヒロインがショーなどで
汗をかいているのが結構好きでして、結構その影響が入っています。
読み苦しいところもあったかもしれません。すいませんでした。
また感想などお願いします。(叩きはNGで願います批判はOKです)

530名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/19(土) 00:13:23
おつかれです。
汗描写とかハプニングの描写がなかなかうまいです。
面の中で汗をかくと目にしみてつらいんですよ。そういう描写もあるともっとよかったかも。
それと途中のレスにも書いたけどスタッフが撮った写真がどうなったのかなとか気になる複線がありました。
次回作を楽しみにしてます。

531名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/19(土) 04:45:32
>面の中で汗をかくと目にしみてつらい
最初は塩分が濃くて染みて痛いんだけど、そのうち薄まるのか慣れてくるのか痛みが和らいでくる。
だから終わったあとは水分補給と一緒に塩分や他のミネラル分も補給しないといけないんだよ。

532 ◆TUrTQC5dZk:2006/08/21(月) 02:30:15
>>373-378の続編です。

 あれから数ヶ月後。美優もAの紹介で面を購入し、その他にも全身タイツや楽しむためのグッズなど
様々な物を2人は買い揃えていった。美優の着ぐるみは「あんな」といい、あまり長くないピンク色
の髪の娘である。ツンデレそうな軽いつり目に口はきゅっと結ばれているという、いかにも気の強そう
な顔をしている。実際、その通りの設定で美優があんなちゃんになると、豹変した。その辺のギャップ
が2人をますます興奮させた。
 
 ある日、美優は大きなバッグいっぱいに楽しむ物を詰めてAの部屋を訪ねた。
「今日から連休だから、2人でたっぷり楽しもう」
 心なしか美優の声は弾んでいるように聞こえた。
 この時点では2人はまだ一緒にテレビゲームをしたり、談笑したりしていた。夜になって、
もう今日は来客がないだろうという時間になったときAが切り出した。
「そろそろ、いいんじゃないかな」
「そうね」
「ところで、今日は俺が考えたゲームをやりたいんだ。結構いろいろな着ぐるみがここにあるしね」
 それはいわゆる逆野球拳とでもいう物であった。つまり、じゃんけんをして負けたら全身タイツや
着ぐるみを着込んでいくというのである。
「楽しそうね。じゃあ、『あれ』つけてくるから」
 あれ、とは特殊な下着で男性用のそれと女性用のそれを近づけると電磁波やその他の仕掛けが作用して
着ている人に快感をもたらすのだ。最近では下手に直接やるより、気持ちいいと評判になっているらしい。
 Aは既にビキニタイプの男性用下着を身につけている。女性用をつけた美優が戻ってきた。
「お待たせ。それじゃあ、じゃーんけーん」
 ぽん!
 Aが勝った。美優はそんなに厚くない肌色の全身タイツを着込んでいく。無機質の中に感じる生とでも
言うのだろうか。表面上は生きている様に見えないタイツの塊なのに、女性の息づかいや仕草を感じる。
Aのものは早くも膨らんでしまった。
「まだまだ、大丈夫」

533 ◆TUrTQC5dZk:2006/08/21(月) 02:31:30


 数十分が過ぎた。2人とも5,6枚は着ているだろう。赤、黒、青、緑、その他様々な色に
染まっては上塗りされていた。視界も悪くなってきたのでじゃんけんの結果は互いに声を出して
それを聞いて判断していた。
「そろそろ着ぐるみを着ようよ」
 美優がそう言い、Aも同意した。まずはレンジャー物のヒロインになることにする。
 そのヒーロー番組を見たことがないにもかかわらず、「これ、気持ちよさそう」という理由だけで購入した
レプリカが何着かあったのだ。
 美優が負けたのでピンク色のスーツを苦労しながらも着込み、手袋をはめた。そして、マスクをつけようと
するが、分厚くなったタイツの層のせいでなかなかかぶれない。この手のマスクは顔の横の部分が割れて、
前後に分かれるので顔を入れてからマスクを閉じ、横の留め具を留めるのだが、マスクが閉じないのである。
Aが手伝いながら、どうにか顔を収めた美優だがとても苦しそうだ。
「大丈夫?息はできる?」
 心配そうにAは尋ねた。
「どうにか。かなり締め付けられてるわ」
 その直後、Aも黄色のヒロインになり、美優と同じ苦しさを味わうことになった。
 
 その後、Aの提案でやっと美少女着ぐるみを着ることにした。
 そして、じゃんけんの結果、Aがまずちえちゃんになることになった。
 顔の部分があいた肌タイツをまた着込んだ。戦隊ヒロインのマスクが顔あきタイツから覗く妙な姿になった。
かわいらしいお面をかぶる。戦隊ものの面は小さいので十分ちえちゃんの面に収まった。そして、ちえちゃん
はいつもよりきつめになってしまったスクール水着を身につける。これで、Aは喋れなくなった。
じゃんけんは互いに出した手を触りあって判断することにした。

 もう2人とも関節がぎちぎちといい、完全には曲がらなくなっていた。当然、中身は汗まみれで完全サウナ
状態である。それでも、2人はその中に倒錯的な快感を見いだしていた。

534 ◆TUrTQC5dZk:2006/08/21(月) 02:33:16
次のじゃんけんは美優が負けた。あんなちゃんになるために、真っ白な肌タイツを身につける。手慣れた
手つきだ。そのままいつも着ているメイド服を着て面をかぶる。
 この性格がきつそうな顔の奥に締め付けられてあえぐ女の人がいる。Aは無言ながらも、そう考え
ずっと元気だった股間に更に活を入れてしまった。
 そして、あんなちゃんこと美優はできるだけのアニメ声でこういった。
「べ、別に着ぐるみを着たかったわけじゃないのよ。ただ、じゃんけんに負けただけなんだから」
 更にあんなちゃんは少し恥ずかしがっている仕草をする。まだ美優には余裕があるようだ。
 そろそろつらくなってきたAは小さいホワイトボードに水性ペンでこんなことを書いた。
「お互いにあと着るのは1つずつにしない?」
 あんなちゃんは冷たくいいかえす。
「全くもう。情けないんだから」
 普段、Aに優しい美優の言葉とは考えられないが、彼女は完全にあんなちゃんになりきっていた。
「だったら、まだがんばる?」
「い、いや、別に反対していないでしょう。あと1つで終わりにするわよ。別にあなたのことを思ってじゃ
ないわよ。あたしもつらくなってきたからよ」

 その、「次」が問題であった。あるオークションで競り落としたカップルの着ぐるみで、とあるゲーム
のキャラらしい。それが、虎をデフォルメして擬人化したようなキャラなのだが、とても分厚いふかもこで、
ふつうの状態で着ても30分が限界なのだ。

 それでも、互いに協力して着せあい、どうにか虎のカップルが誕生した。
 もし、誰かがこの2人を見たとしても、この中の両方にかわいらしい女の子が入っていて、更にその中
には締め付けられ、呼吸も苦しい2人の若い男女が入っているとはとても思えないだろう。
 そして2人は一つになろうとした。が、彼らの身につけている下着は、何層もの布のせいであまり強くない
反応しかしなかった。それでも汗まみれになりながらこするように動いたおかげか、2人とも一定の満足を得た。

535 ◆TUrTQC5dZk:2006/08/21(月) 02:34:38
 その後、2人は互いに協力しながら何重もの衣裳を脱いでいった。なんと、全身タイツの3枚目くらいまで
汗じみが浮き出ていた。当然、最初にきたタイツは完全にびしょ濡れだった。
 そのとき、美優がはぁはぁと息をきらしながら恐るべき提案をした。
「ねえ、さっき着たタイツと着ぐるみ、全部交換して、もう一回着てみない?」
 否も応もなかった。Aは力いっぱいうなずいた。

 水分補給をした後、Aは絞れるくらい汗に濡れた美優の全身タイツに思いっきり足を突っ込んだ。
 美優は既に2着目にかかろうとしている。Aは肌色のタイツに腕を通し、頭を入れ、背部のチャックを閉めた。
全身で感じる美優のにおい。じとっ、べとっとする感触。不完全燃焼だったAの股間に元気が再びわいてきた。
 そのまま着込むごとに強くなっていく彼女の香りにAは酔いしれていた。そして、初めて着るあんなちゃん。
 Aの興奮は最高潮に達していた。メイド服も着てあんなちゃんになったとき、既にちえちゃんになっていた
美優は言った。
「喋れないとツンデレも意味ないわねー」
 一応、怒ったような仕草で返す。そんなことをしているうちに、いつしか2人は抱き合っていた。
 今度はちゃんとした気持ちよさがやって来る。彼女の香りの中で彼女と愛し合う。Aはこの上ない幸せを
感じていた。一方、美優も大好きな彼の中で彼と交わる、そんな奇妙な行為に満足しきっていた。
 何度も、壮絶な快感をむかえた。2人が生まれたままの姿に戻ったとき、次の日の真っ昼間になっていた。

 後片付けをしながら、Aは尋ねた。
「次はどんなことをしたい?」
「もっと、えっちなこと」
 2人はクスッと笑った。(終わり)

536名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/21(月) 02:51:01
>◆TUrTQC5dZk
あんた空気読めない人ですね

今は邪魔

537名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/22(火) 00:11:24
>>536
別に良いと思うが。

538名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/22(火) 01:21:09
>>◆TUrTQC5dZk
前の作品が好きだったので、また読めると思わなかったよ。また続きがあるとうれしいな。

539名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/22(火) 03:38:39
流れを無視してどうのとか割って入りにくいとか、例えば現行のひとつ前のオクスレで美少女面はどうのとか、他を気にしすぎる発言がたまにあるけど

もしかして>>536かな?

540名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/24(木) 21:46:57
流れ無視ですまねえ。
ttp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime1806.txt.html
長いからアップした。
パスはtoaru

541sage:2006/08/25(金) 00:38:49
>>540
GJ! どこぞにアップするのも一つの手だねぇ

542540:2006/08/25(金) 12:41:33
すまん、勢いで書いた物だから粗が目立つorz
ちょっと手直しして、再アップする。

543名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/25(金) 20:57:09
>>542
うん、ちょっとわかりにくい部分や理解不能な部分があった。
この状況になった導入編もつけるといいかも。

544名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/26(土) 20:57:22
540氏の再うpマダー??

545540:2006/08/28(月) 01:02:32
ごめん、遅れた。
ttp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime1937.zip.html
passは一緒。
ダウンした人。
すまん、これダウンロードしたら、前のテキストに上書きしてくれ o三rz

546540:2006/08/28(月) 02:46:35
度々、すまんorz
下書きの段階の表現を消し忘れてたo∠Z
以下、「」内削除よろしくお願いしますorz
部屋にはファスナーの下がる、ジィィィィ、と言う音「、くぐもったモーター音」と共に、女性の鼻をくすぐるいい香りが充満した。

そして、彼女は裂け目を開いている右手を離し、ビデオカメラに「健康そうな、」ピースサインをし息を深く吸い自己紹介を始めた。

恥ずかしそうに、笑い「をし」彼女はベットに腰を下ろした。

ごめん、こんなミスする位ならもう書かないo∠Z

547名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/28(月) 04:24:06
>>546
いいんでねぇ?
続編楽しみにしてまつ。

548名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/28(月) 21:25:31
続きを楽しみに待ってますよ。

549名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/29(火) 08:08:30
落とせないんだが…。
パス打ってダウンロードをクリックすれば良いんだよね?

550名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/29(火) 14:14:43
うーん、漏れも続きが気になる〜

551549:2006/08/30(水) 09:15:26
自己解決。厨発言スマソm(__)m

552540:2006/08/30(水) 23:14:11
ん〜、期待されるのてる…o∠Z
頑張って書いてみて、みます…。
だけど、あまり期待しないでくれo∠Z
あまりにひどい出来だったら、俺を容赦なく叩き潰してくれo∠Z
晒した小説も潰されても、文句は言えないできだしねぇ○三 ∠Z
一応、次の日曜前後を目途に上げます

553名無しさん@着ぐるみすと:2006/08/31(木) 07:37:12
おー楽しみにしてるよ。
がんがんれ。

554名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/07(木) 18:36:30
わくわく

555540:2006/09/07(木) 22:15:23
ちょっと、ハプニングo∠Z
ごめん、こんな野郎に期待してくれてる人…orz
もう少し時間の猶予を頂きたい…orz
すまんO三 ∠Z

556540:2006/09/07(木) 22:16:34
sage忘れた。
救いようがねえ馬鹿だ、俺O三 ∠Z

557名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/07(木) 22:21:55
>>555
もちろんですとも。
気長に待ってるよ。

558540:2006/09/10(日) 16:35:34
おまたせしやした…。
途中、新規作成の罠にはまりましたが、何とか書ききりましたorz
http://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime2469.zip.html
pass:to-aru
お目汚しですけど、どうぞお納めくださいO∠Z

559名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/10(日) 18:57:01
いよ!待ってました。

560名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/10(日) 21:28:50
堪能しました。

561名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/11(月) 18:59:41
なかなかイイ!

562名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/12(火) 21:31:05
リレー小説スレが立っている件について

563名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/12(火) 21:38:00
ふむ、>>540さんの意見を聞こうジャマイカ

564名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/13(水) 02:10:26
リレー小説は一人が完成させるものじゃないから540氏の存在意義は揺るがないよ。
それと、リレー小説は同時期に二人以上が投稿してパラレルワールドのストーリー展開をする可能性がある。

565540:2006/09/15(金) 13:43:40
>>563さん、俺は自分勝手にしか作品を書けないので、人と歩調を合わせるリレーは書けません…orz
すんません、自己中人間でo∠Z
と言う事でもうすこし、ここに居座らせて貰います…どうもすんませんorz
でも今書いてるシリーズ完結させた後頭の中にネタが無ければ、邪魔にならないように消えますorz

566名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/17(日) 20:51:29
わくわく

567 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/18(月) 01:16:03
ちょっとすみません。
14レス分の小説を書いたのですが、ここに貼り付けてもいいでしょうか?
それとも、>>540氏に倣ってどこかにうpしたほうがよいでしょうか?

568名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/18(月) 02:33:49
別にどちらでもいいんじゃない?

569名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/18(月) 05:18:19
ここに掲載してほすぃ

570名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/18(月) 06:49:58
http://www.youtube.com/watch?v=cgE6AwPMf4E

571名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/18(月) 07:10:44
あーCMうざい>>570

572名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/18(月) 16:33:33
>>567 ここに貼り付けて良いと思うよ

573 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:06:09
それでは、ここに貼らせていただきます。
>>532-535までとは別の話です。この小説はフィクションであり、実在の人物・団体・ゲーム等とは一切関係ありません。

「花島かなえちゃんが君の家にやってくる!」
と、いうやけに強調されたゴシック体の広告を政木啓之(まさきのりゆき)は見た。
 広告はとある電器店に貼られていた。エロゲの物である。その続きにはこう書かれている。
「このゲームの全部のエンディングを最初に見てくれた君の所に、メインヒロインの花島かなえが伺います。
詳細は取扱説明書をご覧ください」
この文章と共に、花島かなえと覚しき着ぐるみの少女の写真が写っていた。
 メイド服でちょこんと座っている。そんなに長くない紺色の髪に目はやや大きく、口元は微笑んでいる。
 啓之は、「自分のタイプだ」と感じた。「わざわざメーカー自ら着ぐるみを作って販促に利用するとは」
とも思ったが、そのポスターと前に並べられているゲームから立ち去ることができなくなってしまった。
 彼は学生で、一人暮らしをしているが、バイトを結構しているので金銭的には余裕があった。
 結局、本日発売のそのゲーム、「再開-君と見た夏-」を購入してしまった。
「秋に夏を舞台にしたゲームを売り出すのもなんかなあ」とは思ったが。

 15時間後、啓之はどうにか全てのエンディングを見ることができた。そのまま付属のはがきに必要事項と
画面に表示されたパスワードを書き込み、投函した。

 2週間後、啓之の家に一通の手紙が届いていた。差出人はあのゲームのメーカー。彼は期待しながら封を破った。
「この度は弊社のゲームをお買い上げ頂き…」
 要約すると、啓之は見事一番乗りでコンプリートしたこと、花島かなえは2泊3日も啓之の家に泊まること、
えっちなことも多少なら容認すること、「中の人」はいるということなどが記されていた。

 そして、例の日。啓之は待ちに待ちわびていた。彼のワンルームの部屋をできる限り掃除し、花島かなえを迎える
用意を整えていた。
 夕方になりかけたころ、「ビーッ!」と、古めかしいブザーの音がした。
 啓之は喜び勇んでドアを開けた。そこには秋の夕焼けで逆光になってはいたが、微笑を浮かべた花島かなえちゃんが
立っていた。背丈は啓之の胸くらい。150〜160cmくらいだろうか。服装は写真と同じメイド服。
腕と足に少し皺はあるが肌タイツで覆われている。手には大きめのバッグを持っていた。

574 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:07:52
「いらっしゃい、かなえちゃん」
啓之が震えた声でそう話し掛けると、かなえちゃんはちょっと引いた様子だった。
なんだか、おどおどしている感じがする。(今の話し方、アクセントとかちょっときもかったかな)と、啓之は反省した。
「とにかく、中へどうぞ」
 安アパートの一部屋で漫画とラノベとその他の本が6対2対2の割合で並ぶ本棚と、妙に周辺機器の多いパソコンが
存在感を放つ部屋で、「いかにも」といった感じの着ぐるみの少女(あくまでも見た目が、だが)と、「いかにも」といった
感じの青年とが向かい合って座っている様子は、なんともいえない妙な世界を造りだしていた。
 と、かなえちゃんがバッグの中から出した紙を政木に見せた。そこには、綺麗な字でこう書かれていた。
「私は今日から3日間だけお泊まりさせてもらいます。よろしくね。私は花島かなえだけど、中の人はいるから、
その人のことも気遣ってあげてね。えっちなことは嫌いじゃないけど、本当のエッチはやめてね」
 これを読んだ啓之は、
「うん、わかったよ。でも、中の人って書いてあるけど、具体的にはどうすればいいの?」と、訊ねた。
 すると、かなえちゃんは何かジェスチャーを始めた。どうやら、食べ物と飲み物が必要らしい。
「でも、中は生身の人間なんだし、食べたら出るでしょ。それはどうするの。うちのアパートは共同だよ」
と、啓之が問うと、かなえちゃんは頭を突き出し、両手を握りしめて真っ直ぐに下に伸ばした仕草をして、
そっぽを向いてしまった。どうやら、怒らせてしまってらしい。
「悪かったよ。ごめんね」
 啓之が謝ると、かなえちゃんはちらっとこっちをみて、また向こうをむいたが、再び啓之の方をみて、
「うん」とでも言うように大きくうなずいた。
「許してくれてありがとう。ところで、そのバッグの中には何が入っているの?」
 啓之はかなえちゃんの持ってきた大きなバッグを指差してたずねた。
 すると、かなえちゃんはバッグを開けて中の物を出した。スクール水着や制服などどうやら、
 ゲームに出てきた衣裳が入っているようだ。
 啓之の頭にゲームの画面がフラッシュバックした。かなえちゃんの手からスクール水着をもぎとるようにつかみ、
「これに着替えて!」と、懇願した。
 かなえちゃんは、どうしようかな、と言うかのように、人差し指を立てて顎のあたりにあてるジェスチャーをした。
しばらく考えていたようだが、やがて、小さくこくりとうなずいた。
「やったー!」と、近所迷惑もかえりみず大声で歓声をあげる啓之。

575 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:09:04
 啓之から受け取ったスクール水着を手にとったかなえちゃんは、腕を伸ばして啓之の後ろ側を指差す。
どうやら、向こうをむいて、というジェスチャーらしい。啓之は素直に従った。見るなと言われた物を見ると幸せが逃げるのは、
昔話から教訓を得ている。
 数分後、悶々とした気持ちで向こうをむいていた啓之は不意に肩をたたかれた。
 振り向くと、そこには体にぴったりのスクール水着を身に着けたかわいらしい着ぐるみ少女が立っていた。
 後ろから見ると、肌タイツのチャックが見える。ここが、かなえちゃんへの唯一の入り口だと考えた啓之は、
心臓の鼓動が早まるのを感じた。
「と、とてもかわいいよ。いわゆる萌え、だね」
 かなえちゃんは、ありがとうと言いたそうに軽くうなずいた。
 そして、啓之はいつの間にかどこからかデジカメを持ち出して、
「写真、撮っていいかな?」と、訊いた。
 かなえちゃんは、うん、とうなずくと、ポーズをとり始めた。腕を頭の後ろで組んで、小さくはない胸を強調するように
体を反らせたり、手を腰に当てて斜めに立ったり。
 しばらく、マンto着ぐるみの撮影会は続いたが、やがて啓之は照れながら訊ねた。
「あの紙には『えっちなことは嫌いじゃない』と書いてあったけど、ちょっときわどいポーズとか、頼める?」
 かなえちゃんは両手を頬に当て、恥ずかしい、と言いたそうなジェスチャーをした後、小さくこくんとうなずいた。
「ほ、本当!じゃ、じゃあお願いします!」
 啓之の声があまりにも大きかったのか、かなえちゃんは人差し指を伸ばして口にあて、しーっ、と示した。
「ごめんね。ちょっと興奮しすぎた」
 しょうがないなあ、と言いたそうなポーズをとったあと、かなえちゃんはスクール水着に右手を入れ、股の部分に触れた。
左手は胸を揉むような形になっている。表情こそ変わらないが、ものすごくえろい。啓之は何枚も写真を撮っている。
四つん這いになったり、仰向けになったり、まるで、さっきまでの清楚で健康的な着ぐるみ少女とは別人のようだった。
 啓之は自分のものが固くなっているのにも気付かず、夢中で撮影をし続けた。
 かなえちゃんはあたかも今気付いたかのようにおおげさにそれを指差した。と、同時にそれをそっと握った。
「え、ちょっと、急に何を」
 啓之がそう言うと、かなえちゃんは素直に手を離した。
 ごめんね、というように手を合わせて軽く頭を下げている。
「別に謝らなくても。ただ、ちょっとおどろいただけだから」

576 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:10:18
 表情はまったく変わっていないのに、なぜ彼女の二面性を感じることができるのだろう、と啓之は考えていた。
平常時はかわいらしい少女なのに、一旦えっちになると、性欲をかきたたせる妖女にも見えるのだ。
 その間も、かなえちゃんはとても過激なポーズをとり続け、啓之は撮影を続ける。
 
 気付いたら、夜も更けていた。もう3,4時間は撮影を続けていることになる。デジカメのメモリは殆どかなえちゃんの
写真でうまっていた。
 そして、いくら涼しい秋とはいえ、何時間も着ぐるみを着続けていると随分暑くなるのだろう。かなえちゃんの首周りと
脇には、濃い汗染みができていた。
「もう、そろそろいいか。写真の編集をしなくちゃ」と、言って啓之はパソコンを立ち上げた。
 かなえちゃんは、メモ帳に何かを書いているようだった。
 膨大な量の写真をパソコンのハードディスクに移しているとき、かなえちゃんが紙切れを手渡してきた。さっき何か
書いていたものらしい。それには、走り書きでこう書かれていた。
「いまから、お着替えをしたいからしばらくパソコンで遊んでいてね。絶対にこっちをみないで」
 仕方ないから、啓之はパソコンのディスプレイに向き直ったが、体中の全感覚はかなえちゃんのほうに集中していた。

 スクール水着を脱いでいるらしい布の擦れる音。そして、頭をはずしていると思われる音。「ふぅ」という中の人の吐息。
 啓之は初めて中の人の声を聞いた。細い、かわいらしい声だ。
 そして、ちーっ、というチャックの開く音。今、自分のすぐ後ろで、かなえちゃんの中身が自らの中身を露出している。
 啓之の中で葛藤が巻き起こった。今振り向けば、汗にまみれたかなえちゃんの正体が見える。しかし、それはこの甘美なる夢の
終焉を意味していた。せめて、ディスプレイの電源を切ってそこに映った彼女を見ようかとも思ったが、怪しまれるだろう。
 そうこうと、啓之の中で理性と欲望が争っているうちに、再び、しゃーっ、という鋭い音が聞こえてきた。どうやら、新しい
肌タイツを着たらしい。
 そのまま、着替えは完了してしまったようだ。
 啓之が肩をたたかれたとき、そこには家に来た時に着ていたメイド服を身に着けているかなえちゃんが立っていた。
「そういえば、夕飯は?」と、啓之が訊ねるとかなえちゃんは首を振った。どうやら、いらないらしい。
 そのあと、かなえちゃんは部屋の片隅にある小さな冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出して、
ちょうだい、というように上目遣いで(と、いうよりは顎を引いて)啓之を見つめた。
「う、うん。いいよ。自由に飲んで」と答えながらも、啓之は抑えられない衝動が胸の中に渦巻くのを感じた。

577 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:11:28
 かなえちゃんはペットボトルを開け、ストローを指して、面の小さい口からどうにか飲んでいるようだった。
 カップラーメンだけの粗末な夕食をとった啓之は寝ることにした。時刻はすでに午前になっている。
「布団は一つしかないんだ。かなえちゃん、使う?」と、啓之は訊ねたが、かなえちゃんは小さく首を振った。
「確かに、その格好なら寒くはないよね」
 啓之がそう言うと、かなえちゃんは軽くうなずいた。
 かなえちゃんは部屋の隅にちょこんと座っている。豆電球の明かりの中から見ると、まるで人体サイズの大きな人形にも
見える。中の人は眠っているのだろうか、などと考えているうちに、いつしか啓之は眠りに落ちてしまった。

 意識がぼんやりしつつも、何やら物音がしたので啓之は目を覚ました。
 かなえちゃんの座っていたところを見ると、そこには彼女の姿はなかった。啓之はあせったが、廊下から人が歩く音が
聞こえてきたので、もしかしたら用を足しに行ったのかもしれない、と思った。
 事実、少したった後、そっとドアを開けてかなえちゃんは部屋に戻ってきた。よくみると、肌タイツと面しか身に着けていない。
確かに、ひらひらとしたフリルやリボンがいっぱいついた服では用を足すのは難しかろうが、そんな姿でほかの人に
出会っちゃったらどうするつもりだったのだろうか。しかも、体形は女性のそれである。
 そんなことを考えていると、悶々としてしまい、とうとう啓之は明け方まで眠れなかった。


 2日目も、彼女の持ってきた衣裳で撮影をしまくった。
 そんなことをしているうちに、いつの間にか夜になってしまった。
 啓之は正直つらかった。朝の撮影のときから、ずっと股間を硬くしたままだったのだ。しかも、かなえちゃんがえっちモードの
ときは突っついたり口を近づけたりと、さまざまなちょっかいを出してくる。なかでも、何回かしごかれたときが一番つらかった。
もう少しで、出せたのだ。そのときのかなえちゃんはバニーガール姿だった。ハイレグの股間がやけに印象に残っている。
その股間を軽く、軽くだが啓之の硬いものにこすりつけてきたときには、彼の頭は真っ白になっていた。そのあと、突然、
肌タイツの手でズボンの上からぎゅっと握り締められ、数回しごかれたのだ。ゲームのときよりも、妙にえろかった。
「そろそろ、お開きにしようか」と、啓之は言った。
 かなえちゃんもうなずく。昨日のように体中のいたるところに汗染みができている。服装は、露出度の高いビキニ姿。
 かなえちゃんは、また、向こうをむいて、というようなジェスチャーをした。
 啓之は、それに構わず、とうとう自分の欲望に正直になることにした。
「中の人、いるって最初に言ったよね」

578 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:12:35
 かなえちゃんは、突然の質問に戸惑いながらもうなずいた。
「俺、どうしても中の娘に会いたいんだ。最後の夜だし、かなえられないかな」
 肌タイツの上にビキニを着けた少女は、明らかに狼狽した様子だった。何時間、いや丸1日以上この姿でいて、啓之が
ストレートに自らの願いを言うのを聞き、さりげなく自分の名前を使った駄洒落を披露されて、平静でいられるわけがなかった。
「やっぱり、だめだよね」と、啓之は諦めたようにささやいた。
 かなえちゃんはそれを聞いて、小さく首を振った。
「えっ!本当にいいの!?」
 予想外の答えに、啓之は今が深夜であることをまた忘れて大声をあげた。かなえちゃんは、また、しーっ、と言うように
人差し指を小さな口に当てた。
「ごめんごめん。じゃ、じゃあ早速、面を外してもらっていい?」
 かなえちゃんは、何も言わずに、何のジェスチャーもせずに面に手をかけた。啓之は顔を近づけて彼女を凝視した。

 ずぼっ、という音が聞こえたような気がした。

 かなえちゃんの、見方によってはかわいらしい少女にもなり、淫猥な妖婦にもなる面の下からは啓之と同い年くらいの
女性の顔が現れた。汗に濡れた、肌タイツとつながっているフードのようなもの(面下というのだろうか)がぴっちりと
頭に張り付いていて、その顔はまだ大人になりきっていないようにも見える。顔中汗まみれで、呼吸も少々荒い。頬は真っ赤だ。
 啓之は、彼女をどこかで見たことのあるような気がしていた。
 
 かなえちゃんの中の人は、突然、啓之に話し掛けた。

「久し振りね。啓之君。高校以来ずっと会ってなかったね」

 啓之はその発言を聞いて、頭の中に強い光が走ったかのように彼女のことを思い出した。

 山下亜理紗だ!

 亜理紗は啓之の高校時代の初恋の人である。が、とうとう告白することなく卒業し、それぞれの進路に進んでしまったのだ。
その後、彼女はとあるゲームメーカーに就職したと言う噂を聞いたが、まさかエロゲのメーカーだったとは。

579 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:13:36
「もしかして、あたしの事、忘れてた? ゲームのタイトル通り、『再開』しちゃうとはね」
 フード状のタイツを頭から外して、汗に濡れたショートカットの黒髪をさらした亜理紗が問う。啓之は黙ったままだ。
「あたしは結構、啓之君のこと、気になっていたの。でも、互いにあまり話さなかったわね」
「俺も好きだった。なんど告ろうとしたかわからない」
「互いに、意識しすぎた訳か」
 首から下は、汗染みの浮かんだ肌タイツに露出度の高いビキニ姿の亜理紗が、ため息をつきながらつぶやいた。
「で、なんで亜理紗さんがかなえちゃんの中に?」
「それは…、私、役者になりたくてバイトしながら修行してたの。で、まあ、啓之君の好きなゲームに声の出演なんかも
何度かした訳。で、その縁でいつの間にか正社員になってたの。思ったよりも給料もよかったし。それで、今回の企画では
役者の経験もあるあたしにかなえちゃん役の白羽の矢が立ったわけ。そして、もちろん啓之君の素性を調べて、
着ぐるみかなえに乱暴するような人じゃないことを、確かめた上でここに来たの」
 話しながら、てきぱきと亜理紗は着ぐるみを脱いでいく。ビキニを外し、タイツのチャックを開け、脱ぐ。
汗で濡れているせいで脱ぎづらそうだが、どうにか全て脱いだようだ。下着姿で汗まみれの女性になってしまった。
「はじめ、啓之君の名前を聞いたときはまさか、と思ったわ」



 前日の夕方。
 会社の人にアパート前まで送ってもらい、部屋番号を間違えないように何度も確かめてから、呼び鈴を鳴らした。
 これから、2泊3日もこの姿でいるのか。実質、2日弱くらいだけど。手に持った大きなバッグのせいか、もう汗が
ふきだしてきた。
 事前に聞いていた名前と、郵便受けに書いてある名前が一致するのを見て、やっぱり高校生のとき同じクラスにいた人と
同姓同名だ、と思っていると、
「いらっしゃい、かなえちゃん」と、啓之君は迎え入れてくれた。
 彼の顔を見て、本当にあの啓之君だったのか、と驚いた。それが態度に出てしまったようだ。啓之君は反省しているような
表情を浮かべている。
「とにかく、中へどうぞ」
 戸惑いながらも中に入った。啓之君の部屋の中にはそういう趣味の物がかなりあった。高校時代の彼からはとても想像できない。
 とにかく、何かをしなくては。あ、そうだ、あの紙を啓之君に渡さなくては。

580 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:14:45
 啓之君は、じっと紙を見つめて、言った。
「うん、わかったよ。でも、中の人って書いてあるけど、具体的にはどうすればいいの?」
 そんなのわかってるでしょ。人なんだから、食べ物・飲み物がなくっちゃ。
「でも、中は生身の人間なんだし、食べたら出るでしょ。それはどうするの。うちのアパートは共同だよ」
 何てこと言うの、妙齢の女性を前にして。なんか幻滅した。でも、それはあたしが啓之君のことを知らなかっただけか。でも、
かなえちゃんは怒ったわよ。
「悪かったよ。ごめんね」と、啓之君は謝った。彼を、一瞥してみる。
 来て早々喧嘩するのもよくないし、許してあげるか。着ぐるみだから、動作は大げさにしないとね。多分、人生の中で
一番深くだと思うくらいにうなずいた。
「許してくれてありがとう。ところで、そのバッグの中には何が入っているの?」
 現金な人だなあ。でも、2泊3日にしては大きすぎるし、女の子のバッグにしては無骨な鞄が気になるのは当然か。開けて、
中の衣裳を手に取る。今着てるメイド服やスクール水着や制服なんか、絶対に素のあたしじゃあ着ないだろうな。
 突然、啓之君はひったくるようにして、スクール水着を手にして、「これに着替えて!」と言った。
どうしようかな。ゲームのかなえちゃんは、エッチな女の子らしいけど、会ったばかりの人の前でこんな姿になるのもねえ。
ま、いいか。
「やったー!」と、啓之君は歓声をあげた。ちょ、ちょっと君、近所迷惑も考えなさいって。
 いくら着ぐるみの上からと言っても、服を脱いで水着姿になるのを見られるのはやっぱり恥ずかしい。啓之君には、
向こうをむいてもらおう。しかし、下着の上に全身タイツを着けて、その上に水着を着るというのは妙な感じがするなあ。
タイツの上の下着を取って、スクール水着に足を入れた。スクール水着なんて何年ぶりだろう。意外と体にぴったりだ。
ちょっときつい。まあ、どうにか着れたし、これでいいかな。啓之君も素直に向こうをむいているわね。
 とんとん、と啓之君の肩をたたいてみた。
 かなえをみた啓之君の表情がどんどん緩んでいくのが、面に開いた小さな穴からでもわかった。
「と、とてもかわいいよ。いわゆる萌え、だね」
 ありがとう、とちょっとうなずいた。啓之君はいつのまにかデジカメを手にしていた。
「写真、撮っていいかな?」
 どうせ嫌、と言っても撮るくせに。しょうがない、さびしい学生さんのために一肌脱ぐか。全身布で覆われてるけど。
「ほ、本当!じゃ、じゃあお願いします!」
 また、大声を出す。少しは反省してよ。しーっ。こんなジェスチャー小学生のとき以来だ。
「ごめんね。ちょっと興奮しすぎた」

581 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:15:45
 まったくもう、気を付けてね。まあ、少しは反省してくれただろうし、サービスしちゃおうかな。どうせ、中にあたしが
いることを知らないのだから。グラビアアイドルが取るようなポーズをしてみた。啓之君のテンションがどんどん高く
なってきた。
「あの紙には『えっちなことは嫌いじゃない』と書いてあったけど、ちょっときわどいポーズとか、頼める?」
 啓之君、調子に乗ってきたな。でも、あたしもなんだか興奮してきてしまったし…。
左手で胸を揉んで、右手は股間に。これも、素のあたしだったら絶対にとらないポーズだ。
着ぐるみの中にいると意外と恥ずかしくないっていうけど、本当に大胆になれるとは。その後も、いろいろと思いつく限りに
恥ずかしいポーズをとった。
 んっ!?啓之君、勃ってる?ちょっとやり過ぎたかな。あーっ、何それ?と、言うかのように啓之君のものを指差してみた。
あたしも、なんだかえっちな気分になってきちゃったし、ちょっとだけならいいかな。
「え、ちょっと、急に何を」
 まだ、啓之君には理性が残っていたか。ごめんね。むしろ、あたしのほうが。
「別に謝らなくても。ただ、ちょっとおどろいただけだから」
 そうは言っても、実は嬉しかったんじゃないの?
 その後も、様々なポーズで写真を撮らせてあげた。あたしも、かなえも止まらなくなっていた。流石に、
ひとりえっちしているかのようなポーズはやりすぎだったかな。
 狭い視界からちらっと、部屋においてある時計を見た。もうこんな時間になってる。よくみると、汗が全身を
覆っているタイツに染み出ている。道理でのども渇く訳か。かなえマスクのなかも、随分と汗の匂いが立ち込めていた。
「もう、そろそろいいか。写真の編集をしなくちゃ」
 啓之君は、ようやくそう言ってくれた。あたしも、タイツを替えて、せめて汗を拭きたい。手元のメモ帳に、
暫く向こうをむいてくれるように書いた。素直に従ってくれるかな。
 メモを見た啓之君はパソコンの画面のほうを向いてくれた。大丈夫かな。あたしは、まず、かなえの顔を外した。ふぅ。
外界は思いのほか涼しかった。寒いくらいだ。とりあえず、タイツを脱がなきゃ。汗に濡れているそれは、
とても脱ぎにくかったけど、どうにか脱げた。
早く着替えないと風邪を引きそうなくらい、寒く感じた。本当に着ぐるみの中って暑くてむれるのね。
 汗をタオルで拭いた後、新しいタイツを身につけた。うん、いい感触。ちょっと苦労して背中のチャックを閉めたあと、
あたしは再びかなえになった。かなえはまだ、裸だ。とりあえず、ここに来た時に着ていたメイド服を着ることにした。
かなえの下着を身に着ける。あたしは、この服はリボンだのフリルだのが多すぎてあまり好きじゃないけど、
かなえはこの服を気に入っているのね。よし、着替え完了。

582 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:16:51
 意外にも素直だった啓之君の肩をたたく。啓之君はやや欲求不満そうな表情をみせた。
「そういえば、夕飯は?」と、啓之君は言ったけど、まさかかなえの顔をずらして、あたしの口だけだしてむしゃむしゃ
夕飯を食べるわけにも行かないでしょ。そのかわり、何か飲み物をもらおう。冷蔵庫の中、ちょっと失礼するわね。
意外と整頓されてる。あっ、ミネラルウォーターだ。これもらおう。啓之君のところに、ペットボトルを持っていって
指差した。飲んでいい?かなえマスクの角度を考えながら、上目遣いになるように啓之君を見た。
「う、うん。いいよ。自由に飲んで」と、啓之君は上ずった声で答えた。かなえに『いわゆる萌え』たな。
 ストローを拝借して、うん、マスクの口にある空気穴をどうにか通った。これで飲める。ふぅ、久し振りの水分。
人心地ついた。啓之君はカップラーメンを食べてる。栄養バランス大丈夫なのか。余計なお世話だけど。

 あっ、もうこんな時間なの。日付変わってるじゃない。啓之君は食べ終わって、寝る用意をしている。
「布団は一つしかないんだ。かなえちゃん、使う?」
 使うわけないでしょ。男が毎日使っている、ろくに干してもいないようなのなんて。かなえは首を振った。
「確かに、その格好なら寒くはないよね」
 違うって。最初は全身覆ってるし暑かったけど、秋の夜って意外と冷えるの。でも、風邪引くほどではないかな。
あっ、トイレ行きたくなってきた。どうしよう。とりあえず、啓之君が寝るのを待とう。

 どうやら、啓之君は眠ったようね。それじゃ、そっと立って…ああそうだ、この服を着てると用をたしづらいわね。
ええい、脱いじゃえ。ああ、下着の上にタイツだけだとやっぱり冷えるわ。さっさと行ってこよ。ドアを開ける音は
思ったよりも大きく響いた。大丈夫かな。
 どうにか、用をたして部屋に帰ってこれた。啓之君は寝てるようね。よかった。あたしも、服を着てさっさと寝よう。

 次の日も、あたしの持ってきた衣裳で撮影をした。啓之君はどんどんずうずうしくなり、かなえはどんどんえっちに
なった。啓之君の棒に様々なちょっかいをだす。へやにあったマッサージ器を当ててみたり、足で触れてみたり。
でも、握って何度かしごいたのはやりすぎだったかな。
 長い時間撮影した後に、「そろそろ、お開きにしようか」と、啓之君は言った。
 そのときのかなえはビキニ姿。これは、素のあたしでも身に着けるかもしれない。
 また、タイツのあっちこっちに汗が浮き出ている。じっとりとした感触。着替えたいけど、もう替えはない。
仕方がないから、我慢することにした。でも、ビキニのまま寝るわけにもいかないから、啓之君に向こうをむいて
もらって、またメイド服にでも着替えるか。意外と暖かいし。そう思いながら、かなえが啓之君の後ろを指差したとき、
啓之君は言った。

583 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:19:15
「中の人、いるって最初に言ったよね」
 確かに言ったけど、まさか、あたしの顔を見せろと言うの。高校生のとき同じクラスだった女の子がこの中に入って
いるって知ったとき、啓之君はどんな反応をするだろう。
「俺、どうしても中の娘に会いたいんだ。最後の夜だし、かなえられないかな」
 どうしよう。まさか、あたしがいろいろあった末にエロゲのメーカーの社員になっていて、しかもそのゲームの
キャラクターに化けてここにいるなんて、啓之君はきっとショックを受けるだろうな。でも、最初に中の人はいるって
言っちゃったし。うーん。しかも、何さりげなくうまいことを言ってるの。本人は意識してないみたいだけど。
「やっぱり、だめだよね」
 啓之君はとても残念そうな顔をしていた。ええい、ままよ!酸素が少なかったせいで脳が弱っていたのか、あたしは
啓之君と「再開」を果たすことにしてしまった。
「えっ!本当にいいの!?」
 しーっ。いいかげんに懲りなさいよ。やっぱりかなえマスクを取るの、やめようかな。でも、ここでやめると言ったら
また大声を出すだろうな。
「ごめんごめん。じゃ、じゃあ早速、面を外してもらっていい?」
 かなえは、その声に反応せず、自らの顔に手をかけた。思ったより脱ぎにくい構造になってる。あたしは、一気に
かなえマスクを外した。



「まさかと思ったって…でも、俺を見たとき一目でわかったんだろ?」
と、啓之は言った。
「うん。元クラスメートの意外な一面が見れて面白かったわ」
「ひどいな。でも、亜理紗さんだってずいぶんえっちだったじゃないか」
「うっ、そ、それはエロゲのキャラだし、啓之君も喜んでたじゃない」
「ところで、亜理紗さん全部脱いじゃったけど、どうするの?ここには女物の普通の服なんてないよ」
「あっ、そうだった。ずっとかなえに拘束されてたから、つい脱いじゃったけど。しょうがない、また着るか…」
 そのとき、啓之は自分の欲求にさらに正直になることにし、驚くべきことを言った。
「その前に…俺がかなえになってもいい?」

584 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:20:27
「えっ!?」
 当然、驚いて聞き返す亜理紗。
「いや、あの、俺が着ぐるみの女の子が大好きなのはとっくに気付いていると思う。それで、一度でいいから
着ぐるみ少女になってみたかったんだ。しかも、亜理紗さんのエキスがじっとり染み込んだのを着られるなんて
二度とないチャンスだから」
 真顔で力説する啓之。
「啓之君、そこまで変態だったの?」
「うん、だからお願い」
 下手に断ると何をされるかわからないような状況だった。それに、実は亜理紗も悪い気はしなかった。
「しょうがないな、ちょっとだけだよ。それと、着る前にコンドームをつけてね。あっ、静かに。今は夜中なんだから」
 啓之の立派な股間を指差しながら、亜理紗は諦めたような表情で言った。
「やった。ありがとう」
 啓之は声を抑えながら、大げさに喜んだ。
 早速、服を脱いでシャツとパンツだけになる。亜理紗から隠れるように後ろを向いて、そそり立つ物にかぶせた。
「準備オーケー。では、そこに置いてあるえっちな女の子に命をふきこみます」
 そう言って、啓之は亜理紗の汗でじっとりと湿った肌タイツを手にとった。チャックの開いたままになっている
背中に、足を入れる。汗で濡れているせいでなかなかタイツの足の部分がはけない。亜理紗は下着姿のまま、諦観の
目つきで啓之を見つめていた。
 どうにか足を収めた啓之は、次に腕の部分を身に着けようとした。ここも汗のせいでなかなか腕が入らない。
やっとのことで、指まで通した。
 最後に、フード上になってる部分に頭を入れて、亜理紗にチャックを閉めてもらい、肌タイツを完全に身に着けた。
「うわ、きっついな。汗臭いし」
「嫌だったら、脱ぐ?」
 意地悪そうな表情をした亜理紗は、訊いてみた。
「違うんだよ。これがいいんだ」
 亜理紗は理解できない、といったような表情をして、冷たい視線を啓之に送った。
「つぎは、衣裳を身に着けようかな。これがいいなあ」
 啓之が手にとったのは、かなえちゃんが一番えっちになったときに着ていた、バニー服だった。

585 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:21:49
「これ、胸がないとずり落ちるかもしれないわよ」
と、亜理紗は言ったが、啓之は構う様子もなく網タイツを履き始めている。
 そして、真っ黒なレオタードというような衣裳のメインを手に取り、履くように着た。胴が亜理紗よりも太いせいか、
ずり落ちることはなかった。ただ、ハイレグの股間の部分が非常に見苦しかったが。
 そして、うさぎの耳をかなえちゃんの面に取り付けた。
 啓之はごくりと唾を飲んだ。いよいよ、無理がある部分はあるにせよ、憧れの着ぐるみ少女になれる。動悸はどんどん
速くなってきた。

 一気に面をかぶった。なんだか、亜理紗のにおいがしたような気がする。

 一瞬視界がなくなったが、面をずらして、どうにか外が見えるようになった。
 部屋には小さな鏡しかなかったが、それをのぞいてみた。胸がなくて、股間が大きい点を除けば、とてもかわいらしい
女の子だ。啓之のものはますます硬くなった。
「はじめまして、かなえちゃん。君とはとても近くにいたのに、会うのは今が初めてだね」
 いつの間にかメイド服を着ていた亜理紗は、かなえちゃんに挨拶した。これはこれで、萌えるな、とかなえちゃんの
中の人は思った。
 かなえちゃんは、挨拶に応えるかのように亜理紗に手を振った。
「かわいらしいわね。でも、あたしが入っていたときのほうがもっと女の子らしかったんじゃない」
 啓之は、息苦しいかなえちゃんの中で、そりゃそうだよと思っていた。
 かなえちゃんが、特にこれということもなく突っ立っていると、
「かなえちゃんは、えっちな女の子なのよね。だったら、その大きくなった股間をどうにかしなさいよ」
 意地悪く亜理紗は言った。どうやら、元「中の人」も相当えっちなようだ。
 仰向けになったかなえちゃんは震える手で、股間の硬いものに手を伸ばした。
 つん、とつついてみた。ひゃうう、とあえぎたくなるような震えが啓之をつらぬいた。
「生ぬるいわね。もっとこうしなきゃ」
と、言って亜理紗は微笑みながら、かなえちゃんの突起物を握り締めて何度もしごいた。
 びくんびくんと、大きく体を震わせるかなえちゃん。
「こうやるのよ。わかった?」
 小悪魔のような表情で亜理紗は言った。かなえちゃんは首を振る。

586 ◆TUrTQC5dZk:2006/09/19(火) 02:24:00
「まったく、仕方がないんだから」
 亜理紗はそう言うと、かなえちゃんの股間にまたがった。メイド服のスカートで啓之の大きいものは隠れた。
 えっ、ちょっと、まさか、と啓之が思っていると、亜理紗は手で刺激しながら、啓之のものに、股間をこすりつけた。
 啓之は声を出しそうになるが、どうにか耐えた。亜理紗は近所迷惑も考えずあえぎ声をあげている。
 かなえちゃんは、とうとう大きく体を震わせながら、絶頂に達してしまった。
「もう、いっちゃたの?」
 亜理紗は甘い声で責めるようにそう言った。
「残されたあたしはどうなるの。責任とってよ」
 そう言いながら、自らのスカートをめくり上げて濡れた下着を見せた。
 かなえちゃんはうなずくと、亜理紗の股間に顔を近づけ、タイツに覆われた手をショーツの中に突っ込んだ。
 亜理紗はいやらしい声をあげながら、着ぐるみの女の子の与える快感に身を任せきっていた。そして、そのまま
果ててしまった。

「ありがとう。あたしの夢を二つもかなえてくれて」
 快感から落ち着きを取り戻した亜理紗は突然そう言い出した。タイツの指先が汚れてしまったかなえちゃんは、
何のこと、というように首をかしげた。
「ひとつは、啓之君と愛を確かめること。もう一つは、着ぐるみと交わること。ようやく自分に正直になれた。
あたし、着ぐるみにえっちな感情を抱く人なんだ。今、かなえちゃんの中にいる人と同じで」
 かなえの中で汁まみれになっている啓之は、驚きと喜びを同時に感じた。でも、いい恋人ができた喜びの方が
ずっと大きかった。

 翌日、再びかなえになった亜理紗は帰っていった。昨日の肌タイツは汚してしまったので、初日に着ていた物を再び身に着けて。

 数日後、まだあの日の衝撃が抜けない啓之のもとに、再びかなえちゃんがやって来た。
「ど、どうしたの!?またここに来るなんて」
 かなえちゃんは、持っている紙を啓之に渡した。それには、こう書かれていた。
「かなえちゃんは、亜理紗のものになりました。実は、かなえのゲームそんなに売れなかったの。だからこのままだと、
廃棄処分されるというので、亜理紗に救ってもらいました」
 啓之は興奮と喜びに飛び上がって歓声をあげた。 (終わり)

587名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/19(火) 07:09:41
(・∀・)イイ!!

588名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/19(火) 07:40:07
これはきれいにまとまってますね〜
かなり高レベルのグッジョブですね。

589名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/19(火) 11:10:15
うん良かった!!

590あぼーん:あぼーん
あぼーん

591名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/19(火) 14:03:29
構成自体は申し分ないくらいうまいし、簡潔にまとまってるよね、主人公の
話しと着ぐるみ側の話しの2パターン構成はすごい!
次回作が期待できますね、がんばってください。

592名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/19(火) 20:29:11
ブラボー!
ありがと。そしてごちそうさま!

593名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/19(火) 22:46:32
GJ!
お互いの視点から良く描けてると思う。

594名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/22(金) 18:01:24
>>540
わくわく

595名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/24(日) 12:13:14
ごっそーさまでした!二人の未来に乾杯!!

596名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/24(日) 18:06:02
私の名前は伊藤愛。16歳の高校一年生。
高校に入ってはじめての夏休みに
どうしてもやりたいことがあったの。
それは着ぐるみのバイト。
でもどうすれいいか分からないから、
親友の絵梨香に聞いてみた。
「ねえねえ、絵梨香。着ぐるみのバイトやってみたいんだけど。」
「着ぐるみ着てみたいの愛?」
「それなら事務所知ってるから一緒にバイトの面接行く?」
「行きたい!!。」
夏休みの初日事前連絡してあったバイト先の事務所に行った。
事務所に着くと会社の人が部屋に通してくれて、
 部屋にイスとテーブルがあった。

「伊藤愛さんと佐伯絵梨香さんだね。じゃあ座って。」
「はい、失礼します。」
わたしと絵梨香はイスに座った。
「お二人は着ぐるみのバイト経験はありますか?」
「ないです。」
「今の時期だと特に経験のない子だと大変だけど大丈夫?」
「がんばります。」
「じゃあがんばってね。」
「急で申し訳ないんだけど、明日バイトお願いできないかな。」
「はい、大丈夫です。」
詳しいことは今日連絡するから。

597名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/24(日) 18:39:58
わたしは家に帰るとパソコンでメールを確認した。
事務所の人からメールが来ていた。

田中です。
明日のバイトは隣町の大型玩具店のマスコットをお願いします。
明日朝8時に事務所に来てください。
持ち物はTシャツにスパッツにタオルです。
Tシャツやタオルは3枚ぐらいあったほうがいいです。

メールを確認すると絵梨香に電話した。
「絵梨香、愛だけど事務所からのメール見た?」 
「見たよ。Tシャツとタオル何枚持ってく?」
「うーん、3枚持ってく。絵梨香はどうする?」
「じゃ、私も3枚にする。」
「絵梨香、明日事務所で。」
「わかった、じゃあね。」

598名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/24(日) 20:17:23
ワクワク

599名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/24(日) 20:26:49
バイトの日の朝、早めに事務所に着いた。
ちょっとして絵梨香が来た。
「おはよう、愛。」
「絵梨香、おはよー。」
絵梨香としゃべってると、会社の人が事務所から出てきた。
「今日の担当の田中です。愛ちゃんと絵梨香ちゃんだね。行こうか。」
「はい。よろしくお願いします。」
わたし達は田中さんと一緒に駐車場に向かった。

15分ぐらい車に乗って現場に着いた。大きいおもちゃ屋さんだった。
裏口から店に入り、控え室の会議室に着いた。
すると、田中さんが
「店の人と打ち合わせしてくるから着替えてて。
  着ぐるみはそこの箱に入っているよ。」
田中さんはそう言って出て行った。
私達二人はTシャツとスパッツに着替えた。
「着ぐるみどんなのだろう?」
着ぐるみを見てみた。
2つ着ぐるみが入っていた。ここの店のマスコット着ぐるみは、
 猫をモチーフにした着ぐるみだった。着ぐるみの頭を見ると少し顔が違う。
「かわいいねー。」
「ほんとー。」
着ぐるみは白色でふかふかして気持ちいい。
すると、田中さんが戻って来た。

600名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/24(日) 22:02:17
「10時開店だからそろそろ着ぐるみ着てね。」
「はい。」
着ぐるみを取り出すと、頭、胴体、足に別れていた。
「ここのマスコットは猫の姉妹でミーとマリっていう名前だよ。」
「どっち着てもいいんですか?」
「いいよ。」
私は姉のミーを着て絵梨香はマリを着ることにした。
着ぐるみのチャックを開けて足から着ぐるみを着ていく、
 手は猫のようになってるため、自分でチャックが閉めれないので、
  田中さんに閉めてもらった。
絵梨香も同じように着ぐるみを着た。
着ぐるみの足を履き、首から下はミーとマリになった。

「人がいる所では、絶対に着ぐるみを脱いだり、しゃべらない。
  あと、いたずらされても怒らない。」
田中さんが注意点を説明してくれた。
「あと、今日は30分着たら30分休憩。
  2時間の昼休みを挟んで合計8回出てもらうよ。」
「分かりました。」
「あの、すいません。着ぐるみ着てるときに何かあった場合
  どうすればいいですか?」
絵梨香は質問した。
「他の人にばれないように俺に教えて。」
「もうすぐ開店だから頭かぶせるよ。いい?」
「はい。」
私と絵梨香は着ぐるみの頭かぶせてもらった。
クーラーが効いているのでまだよかったけど、
 頭をかぶると暑い。
でもまだ視界が思ってたよりよかった。

「ちゃんと前見える?アゴ紐しめるよ。」
「お願いします。」

田中さんに誘導してもらって店内に向かいました。

601名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/25(月) 00:27:47
開店すると子供ずれの家族が入ってきた。
すぐに子供たちが近寄って来た。
私は猫っぽくかわいいしぐさをした。
子供たちは喜んでくれた。
ちっちゃい子供が多くいたずらもされずよかった。
「猫の頭なでなでするー!!。」
ちっちゃい子がそう叫んでいたので、しゃがんだ。
その子はご機嫌でおもちゃの方に行った。

15分ぐらいたった頃から汗が吹き出てきた。
「暑いよー、重いよー、苦しいよー。」
私は心の中で叫んだ。

「田中さんが休憩時間だよ。」
と教えてくれた。
子供が少なくなったとき、会議室まで誘導してもらいました。

私と絵梨香は頭を取ってもらい、
 チャックをおろしてもらいました。
「暑いー。」
「ほんと。」

冷えた水をもらい、汗をぬぐっていると、
「頭にタオルを巻けばよかったね。目に汗が入りそうだったよ。」
「絵梨香もそうだったの?私も目に汗が入りそうだったよ。」
次から頭にタオルを巻くことにしました。

602名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/25(月) 09:25:51
2回目も無事に終わり、控え室でお弁当を食べてると、
田中さんが店の人に呼ばれました。
私達がお弁当食べ終わった頃に戻ってきました。
「愛ちゃんに絵梨香ちゃん悪いんだけど、、」
「どうかしましたか?」
「お店の人に外でもやってほしい。って言われちゃったんだよ。」
「そうですか。頑張ります。」
「大丈夫?もし何かあったら俺に教えてね。」
「はい。」

そろそろ3回目の時間なので、
着ぐるみを田中さんに手伝ってもらって着ます。
頭以外は装着完了。
「水分今のうちにとっといてね。」
「わかりました。」
私と絵梨香はペットボトルの水を飲みました。
「じゃ、頭かぶせるよ。」
「OKです〜」
元気よく言ってみた。

お店の外に出ると、やっぱり暑かった。
今日は気温30度以上あるらしく、すぐに汗だくになった。
子供達と接していると、徐々に疲れてきた。
「大丈夫?」
小声で絵梨香が聞いてくれた。
「ちょっと辛くなってきた。頑張るよ。」

本当はすぐに脱ぎたいぐらい暑いけど、
ここは頑張らなきゃ。
少しすると絵梨香の様子が変。
「大丈夫?」
小声で聞く。
「もう限界。」
「田中さんに伝えてくるよ。」
私は田中さんに伝えた。

603名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/25(月) 09:37:07
ん〜、どんなオチが待ってるんだろう。。

604名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/25(月) 22:03:00
「それは大変だ。すぐ戻ろう。」
私と田中さんは絵梨香をかばいながら控え室にもどった。
絵梨香の頭を取ってもらうと、ぐったりしていた。
「絵梨香ー。大丈夫ー。」
私はまだ頭を取っていないので声がこもっている。
「ぅーん。」
「熱中症になりかかってるね。休ませないと。」
「じゃあ絵梨香はバイト無理ですね。どうしよう。」
「困ったな、店の人と相談してくるよ。
 あ、ごめん愛ちゃん今着ぐるみ脱がせるから。」
田中さんは着ぐるみを脱がせてくれた。

20分ほど経つと絵梨香は少し元気になった。
「絵梨香大丈夫?」
「だいぶ良くなったよ。」
「絵梨香、汗かいたでしょ。着替えたら?」
「そうする。」

田中さんが部屋に戻って来た。
「絵梨香ちゃん、大丈夫?」
「だいぶ良くなりました。」
「でも、今日は休んでて。倒れるといけないから。」
「わかりました。」
「でも、どうするんですか?」
「お店の人と相談したら、明日やる着ぐるみをやることになった。」
「どんなのですか?」
「恐竜をモチーフにしたのなんだけど、
  大きい着ぐるみだから中に2人入らなきゃいけないんだ。」
「どうやってですか?」
「肩車して着るんだよ。」
「田中さんが私を肩車するんですか?」
「愛ちゃんが僕を肩車するんだよ。」

605名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/25(月) 22:06:11
「どうしてですか?」
「着ぐるみの下の方、つまり肩車する方の身長規定が160センチなんだよ。」
「そうなんですか。大丈夫かな。」
「それと恐竜の着ぐるみ1回着れば今日の仕事おしまいだよ。
  でも、1時間着なきゃいけないけど。」
「分かりました。」
「僕は着ぐるみ取ってくるよ。絵梨香ちゃん着替えてサポートお願いね。」
「すいません。ご迷惑かけて。」
絵梨香は頭を下げた。
絵梨香は私服に着替えた。私もTシャツを着替えた。

すると田中さんは着ぐるみを持ってきた。
「ちょっとトイレで着替えてくるよ。」
数分後、Tシャツにスパッツ姿の田中さんが戻って着た。

私は田中さんの股間のふくらみを見て、何かどきどきしてきた。
「じゃあ着ぐるみ着ようか。」

私は大きい恐竜の着ぐるみのチャックを開ける、
足から着ぐるみを着た。
思ったほど重くなかったが通気性が悪く暑い。
田中さんは脚立を使って私の肩にまたがった。
脚立を使って絵梨香はチャックを閉めてくれる。
「愛ちゃん大丈夫?何かあったら言ってね。」
「はい。」
田中さんは細身なので良かった。

606名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/25(月) 22:12:55
「じゃあ、行きますよ。」
絵梨香は店に誘導してくれる。
私は気をつけて歩いた。

田中さんの股間が頭に触ってる。どうしよう。
スパッツ越しにやわらかい感触がある。
どうしよう興奮してきちゃた。
しかも田中さんイケメンで優しいし。

店に出ると子供に囲まれた。
私はわざと股間に頭をこすり付けた。
「気持ちいい。ずっとこのままでいたい。」
「でも、暑い。重い。苦しい。」
私は心の中で思った。
田中さんの汗が体に伝わってくる。
私は欲求を抑えられず田中さんの汗をなめた。
「あう。」
田中さんも感じたのか股間が硬くなる。
私はもっと股間に頭をこすり付け、汗をなめた。
すると田中さんの股間から白い液体でてきた。
スパッツから染みてきた白い液体で私の髪がぬれた。
「気持ちいい。」
田中さんは小声でそう言った。

「私、田中さんの事が好きです。」
「愛ちゃん、僕もだよ。」

私の髪の毛は白い液体でびちょびちょになりました。(おわり)

607名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/25(月) 22:23:45
逆がいい。>肩車

608名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/26(火) 01:58:45
そうすると白い液体で落とせなくなる。

609名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/26(火) 03:03:52
逆になっても下の人の後頭部に擦れて上の人が感じて気持ちよくなって液体が滴っていやーんどうしようみたいな(ry

610名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/29(金) 02:35:20
これを思い出した。
ttp://march-ell.seesaa.net/article/19950635.html

611名無しさん@着ぐるみすと:2006/09/29(金) 18:50:33
待ち待ち

612名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/05(木) 22:01:28
ちまちま

613名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/09(月) 21:18:23
続きマダー?

614名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/16(月) 10:40:15
僕は田中純二。高校2年生。
アルバイトでモデルをやっている。
パソコンでメールチェックしていると事務所から
メールが来ていた。


明日7時事務所に集合してください。

石川

僕は明日に備え早めに寝ることにした。

次の日の朝事務所に着くと事務所の人が待っていた。
「田中君行くよ。」
「はい。」
車に乗ると仕事の説明をしてくれた。
「今日は医学部での仕事です。あなたには人形をやってもらいます。」
「人形?」
「実習用の人形です。医学部だから人間そっくりの人形がいるんです。
でも、人形が足りなくてうちの事務所に仕事が来たんです。」
「着ぐるみでも着るんですか。」
「そうです。人形に見えるよう着ぐるみを着てもらいます。」

615名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/16(月) 11:22:07
大学に着くと裏口から医学部の建物に入った。
そしてとある部屋に通された。
「あなたは着ぐるみに着替えて。」
部屋においてあった着ぐるみを見ると全身タイツのようなものだった。
「着ぐるみのしたには専用の下着以外着ないでね。」
「え?」
着ぐるみを入れてあった箱をよく見ると袋が入っていた。
「中に入っている下着を着てね。」
「ちょっとまってください。全部脱がないといけないですか?」
「そうよ。」
「そうよって女の人の前で全裸は恥ずかしいですよ。」
「恥ずかしがらずに全部脱いで。」
「わかりました。」
僕は全部服を脱ぎ専用の下着を着て着ぐるみを着た。

616名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/16(月) 13:15:23
新作(゚∀゚)キター!!

617名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/18(水) 22:16:27
「この箱に入ってね」
僕は台車の上にある箱に入った。
「人形だから絶対に動いたり、声を出したりしないでね。
あと、先生も学生も本物の人形だと思っているから。」
「失礼します。」
しばらくするとだれかが入って来た。
「教官の伊藤恵です。」
「こんにちは。これが人形です。」
「リアルな人形ですね。」
伊藤さんが箱を閉めた。

618名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/19(木) 07:31:58
医学→着ぐるみ→メスで腹部を切られそうになって大パニック?

619名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/19(木) 09:00:32
なんか、某AVのような展開?(サンプルしか見たこと無いけど)

620名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/19(木) 22:11:46
僕は運搬途中伊藤さんにこう言われた。
「あなた人間でしょ。」
僕は黙っていた。
すると
「正直に言わないとどうなるかわかないよ。人間だよね?」
僕は怖くなりうなずいた。
「じゃあさ私の研究室で楽しい事をしよう。」
研究室に着くと箱を開けソファーに寝るように言った。
「おりこうさんにしててね。」
そう言いながら僕の手と足をしばった。
伊藤さんは僕にキスをしながら股間をさわる。
僕も興奮してきて股間がふくらんだ。
「あらあら元気ね。」
伊藤さんは股間をしごき、僕は気持ちよかった。

621名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/19(木) 22:20:03
まさか、糸冬とか言わないよね?

622名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/20(金) 21:56:25
伊藤さんはしごき続け僕は我慢できなくなった。
「気持ちいいー」
僕は絶頂に達し精子が染み出てくる。
伊藤さんは精子を舐めだした。
「おいしいな若い子の精子は。」
「君、年いくつ?」
「17です。」
「名前は?」
「田中純二です。」
「じゃあ純二君お姉さんがいいことしてあげる。」
伊藤さんは僕の顔に胸を押しつけた。
苦しい。でも気持ちいい。
「お姉さんにおいしい液を飲ませてくれたから、
純二君にお姉さんの胸吸わせてあげる。」
伊藤さんは上半身裸になる。
そして右胸を口に押し付けた。
「遠慮しないで吸っていいのよ。」
僕は一生懸命吸った。

623名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/20(金) 22:14:29
「私のブーツのニオイをかがしてあげる。」
伊藤さんは履いていたロングブーツを脱いだ。
そして僕にブーツのニオイをかがす。
「臭いよー。」
僕はそう言うと、伊藤さんはガムテープで僕の口をふさいだ。
「そういうこと言う子はおしおきです。」
ふたたび僕にブーツのニオイをかがす。
臭い。でも鼻でしか呼吸できない。
「もう臭いとか言いませんか?」
僕はうなずくと伊藤さんはブーツを履いた。
全裸でブーツ姿の伊藤さんはこう言った。
「私の人形にならない?」   (おわり)

624名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/20(金) 22:19:02
乙。
あんまり着ぐるみと関係ない気がした。

625名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/20(金) 22:36:22
って言うかツマンナイ

626Live ◆y43pIoOHKo:2006/10/20(金) 23:35:58
淡々と進んでいくのですが、もうちょっと着ぐるみと関連付けても
よかったかもしれません。

あと、もうひとつ言うならば話を複雑にしてストーリー仕立てで
考えて見るのも手。
単にエロ・フェチだけでは厳しいかもしれません。

627名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/20(金) 23:44:51
>>626
フェチ心が判ってないうえにストーリーも希薄。
これはツマラン以上の感想は言えないだろ〜。www

628名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/21(土) 08:59:04
というわけで↑の方々は617以降の「オモシロい」ストーリーを書き込んでくださいね。
楽しみにしてますので、よろしく!

629名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/22(日) 17:41:02
今忙しいから一ヶ月待ってくれ。
一ヵ月後に覚えていたら何か書くよ。

630名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/22(日) 17:53:44
>>628は上の駄作書いた人かw

631名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/22(日) 19:49:29
というわけで>>630は617以降の「オモシロい」ストーリーを書き込んでくださいね。
楽しみにしてますので、よろしく!

632名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/22(日) 21:25:05
否定しないところ見ると
そうらしいw

633名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/24(火) 18:39:05
「愛、電話よー。」
「はーい。」
電話に出ると親友の絵梨香だった。
「愛、事務所の田中さんから急にバイト頼まれたけど
私用事があってできないの。愛バイトお願いできない?」
「いつ?」
「明日、集合は事務所に7時。」
「いいよ。」
「良かった。じゃあ田中さんに連絡するね。」
「うん。」

次の日事務所に行くと田中さんがいた。
「愛ちゃん、ごめんね。急にバイトお願いして。」
「私暇ですから大丈夫ですよ。」
「じゃあ、行こうか。」
「はい。」

634名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/24(火) 19:01:21
「今日の着ぐるみどんなのなんですか?」
「怪獣だよ。」
「なんか重そう、大丈夫かな。」

しばらくして現場に着いた。
遊園地だった。
話を聞くと遊園地内をヒーローや怪獣がパレードするイベントみたい。
だけど怪獣のひとりが出れなくなり、
しかも身長規定が小さい着ぐるみだったので女の子じゃないと無理。
だから私より小柄の絵梨香に電話したんだ。

控え室に行くと男性用と女性用と部屋が分かれていた。
「僕は外で待っているよ。」
「はい。」
私は女性用の控え室に入った。

635名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/24(火) 20:22:11
「伊藤さんですね。」
「はい。」
「担当の加藤です。今日はヒーローと怪獣のパレードをします。
ヒーローは男性5人怪獣は女性3人です。
あと、あなたの着ぐるみはこれです。」
「わかりました。よろしくお願いします。」
着ぐるみを見ると手と足が短い小さい怪獣だった。

「こんにちは。」
「こんにちは。」
控え室にいた2人の女の子が挨拶してくれた。
「小久保真理です。」
「斉藤唯です。」
「伊藤愛です。」
「愛ちゃんは何歳なの。」
「16歳だよ。」
「私と唯ちゃんは17歳。ひとつ違いだね。」
「真理ちゃんと唯ちゃんは着ぐるみのバイトはじめてどれぐらい?」
「1年ぐらいかな。」

636名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/24(火) 20:55:17
会話文ばかりで地の文がないのはライノベの影響?

637名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/24(火) 22:45:17
まあ待て、これからどうなるか
続きを見てからでも感想を書くのは遅くないだろう。

638名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/25(水) 00:18:36
>>637
はぁ?

639名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/29(日) 00:23:04
>>637
同意。最後見てからにしたらいいんじゃないかと思う。感想は。

640名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/30(月) 23:18:12
「そろそろ時間です。皆さん着ぐるみに着替えてください。」
加藤さんがそう言うとみんなTシャツにスパッツ姿になり、
手伝ってもらって着ぐるみを着る。
怪獣の着ぐるみは暑くて重い。それに動きにくい。
「今日のパレードは4回やってもらいます。
気温が高いので水分はちゃんととってください。」

外に出るとヒーローの人たちが待っていた。
「お待たせしました。よろしくお願いします。」
加藤さんはそう言うと私たちにヒーローの後ろについて行くよう支持した。
私たちはヒーローの後について行く。
外に出ると熱かったが一生懸命に仕事をこなした。

控え室に戻ると誰もいなかった。
誰もいないので着ぐるみを脱げない。
「加藤さんどこ行ったんだろう。」
今日のスタッフさんは加藤さん以外みんな男性。
という事は加藤さんがいないとここでは脱げない。
待ってても加藤さんは帰って来ない。
「どうしよう、真理ちゃん、唯ちゃん。」
「暑くても脱げないし、どうしよう。」
「ちょっと待ってて事務所の人に脱がしてもらってくるから。」
「ごめんね、愛ちゃん。」

控え室を出て田中さん探す。
田中さんの姿が見当たらない。
どうしよう。
他に人もいないので頼めない。
仕方がないので男性の控え室に行きノックする。
ノックしても返事がない。
どうしよう。
疲れてきちゃったので女性の控え室に戻る。
「誰もいなかった。どうしよう。」
1時間ぐらい着ぐるみを着てるので限界に近かった。
「しょうがないから寝転がっていようよ。」
私たちは寝転がった。

641名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/31(火) 11:36:12
気がつくと私は着ぐるみを脱いで横になっていた。
どうやら気絶してたらい。
加藤さんは私たちが倒れていたので急いで着ぐるみを脱がしたらしい。
「ごめんなさいね。打ち合わせしてたら話が長引いちゃって。」
「気にしないでください。」
真理ちゃんと唯ちゃんも横になってる。
汗びっしょりだ。私も汗をかいているので着替える事にした。
「真理ちゃん、唯ちゃん着替えないと風邪ひいちゃうよ。」
「そうだね着替えるよ。」
2人とも着替えた。
時計を見るとお昼に近かった。
「私はお昼食べますけど、皆さんは好きなとき食べてください。」
人数分お弁当とお茶がおいてあった。
「お弁当食べる?」
「食べよっか。」
私たちはお弁当を食べた。
話をしたりして休んでいると2回目の時間なった。

2回目3回目ともトラブルなく無事に終わった。
着ぐるみを脱がしてもらって唯ちゃんを見ると顔色が悪い。
「大丈夫?」
「お腹が痛い。4回目大丈夫かな。」
加藤さんに事情を説明する。
「斉藤さん大丈夫ですか。もし無理なら代わりますよ。」
「え、加藤さん着ぐるみ着たことあるんですか。」
「着たことありますよ。」
「唯ちゃんどうする?」
「加藤さんお願いします。」

642名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/31(火) 21:21:50
加藤さんが唯ちゃんの代わりに着ぐるみを着る事になった。
唯ちゃんは私服に着替えた。
「加藤さんはTシャツとか持ってます?」
「持ってないですよ。女性用の控え室だから下着姿になっても
問題ないですからね。」

もうすぐ4回目の時間だ。
加藤さんはスーツを脱ぎ下着姿になる。
「加藤さんスタイルいいですね。」
「ありがとう。」
加藤さんは微笑んだ。
唯ちゃんに手伝ってもらって着ぐるみを着る。
「加藤さんごめんなさい。」
「斉藤さん気にしないで。」
唯ちゃんに見送られヒーローの人について行く。
最後のパレードだ。

外に出ると夕方になっていたので少し涼しかった。
でも4回もパレードをしてると疲れが出てきた。
人がまばらなとき小声で加藤さんに聞いてみた。
「加藤さん大丈夫ですか?」
「大丈夫。やっぱり怪獣は大変ね。」
子供がいたずらしてくる。
可愛いけどちょっと大変。
パレードも無事に終わり控え室に戻ると唯ちゃんが動揺していた。
「大変です。加藤さんの服と靴がないんです。」
「どういうこと、斉藤さん。」
「私とスタッフさんは休憩しようと思ってジュース買いに行ったんです。
控え室に戻ると加藤さんの服と靴がなくなったんです。
すぐスタッフさんに言っていろいろ調べたら、
男子トイレに人が進入した後があったんです。」

643名無しさん@着ぐるみすと:2006/10/31(火) 23:30:38
「盗まれたみたいですね。」
「伊藤さんと小久保さん着替えて。暑いでしょう。」
着ぐるみを脱がしてもらって私服に着替える。
「スタッフの人に相談してきます。」

私たちは帰る用意していた。
「加藤さんどうするんだろう。」
加藤さんが戻って来た。
「誰か申し訳ないけど一緒に来てくれませんか。」
「私いきます。」
唯ちゃんが言った。
唯ちゃんは加藤さんとついて行った。
しばらくして加藤さん達が戻って来た。
唯ちゃんは箱を持っている。
スタッフさんと相談したらレースクイーンの衣装ならある。
それ以外だとあと着ぐるみぐらいしかないということで、
レースクイーンの衣装を借りる事にしたみたいだった。
箱の中を見ると白の水着みたいのに白のミニスカート、
あと白のロングブーツが入っていた。

加藤さんが着ぐるみを脱ぐのを手伝う。
下着姿の加藤さんにタオルを貸す。
「どうぞ。」
「ありがとう。」
加藤さんはレースクイーンの衣装を着てブーツを履いた。
「スタイルいいし、似合ってますよ。」
「ありがとう。でもはずかしいですよ。」
「皆さんいろいろありましたが今日はこれで終わりです。
お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
「真理ちゃん、唯ちゃんじゃあね。」
「愛ちゃん、バイバイ。」

廊下に田中さんがいた。
「愛ちゃん、お疲れ様。」
「今日はいろいろあったけど楽しかったな。
でも田中さんと着ぐるみ着れないのは寂しかったけど。」
「じゃあ遊園地で遊んでいく?」
「うん。」          (おわり)

644名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/01(水) 11:25:29
なぜレースクイーン?支離滅裂棚。

645名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/01(水) 12:11:35
萌!

646名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/01(水) 23:28:07
もう1波乱、欲しかったかな

647名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/04(土) 00:11:05
最後のレースクィーンを出すんだったらそれからもう一声
欲しかったな。(俺が何か書けるわけじゃないが)
でもそれまではなかなか良かったよ。

648540:2006/11/06(月) 18:11:53
ごめん、みんなorz
本職が忙しくなって、忘れてたorz
すまん…orz
今夜辺りうp出来りゃ、うpしますO三 rz

649名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/06(月) 19:21:04
いよ、待ってました

650540:2006/11/06(月) 23:55:37
ttp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime5095.zip.html
Pass:toaru

いや、期待されるほどのものではないですし、生暖かく見守っていただければ幸いですorz

651名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/07(火) 18:33:08
携帯なんだけどテキストファイルで再うpできない?

652名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/07(火) 21:12:54
↑それ自分からもお願いします。
携帯から利用させてもらってるので…

653名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/08(水) 16:51:01
読ませていただきましたが、エロいです。
堪能させていただきました。
ただ、うまく言葉に表せないので申し訳ないですが
前書きにあるようにもうひとつひねりが欲しいようにも思います。
これからも楽しみにしてます。

654540:2006/11/08(水) 19:44:31
>>653
意見ありがとうございます、こんな駄文書きにすまないっすorz
意見を反映できるように頑張りますO三 rz

655名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/08(水) 22:43:31
携帯から読みたいです…

656540:2006/11/09(木) 18:36:35
ttp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime5233.txt.html
pass:同上

すんません、携帯組の旦那達orz
思いっきり俺に言ってたのですねorz
思いっきり勘違いしてました
すんません…O∠Z
設定は無いですけど、うpしましたOrz

657名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/09(木) 22:57:01
ありがとうございます。
携帯なので保存は出来ないのでしっかり文章を頭に焼き付けたいと思います。

658名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/10(金) 19:57:44
>>656の次回作は美少女着ぐるみでよろしく。

659540:2006/11/11(土) 02:21:41
>>658
えっと、一応期待に沿えるよう頑張ってみます…orz
あんまり期待しないでくださいorz

660名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/16(木) 20:11:58
>>657
携帯で表示した文章を画面上でコピーしてメールの新規作成に貼り付けできないのかな?
コピーできる文字数に制限があったら何度かに分けてコピーしたらいいし。
漏れの携帯ならできるよ。

661名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/16(木) 22:51:50
漏れの携帯にはそもそもコピー機能がない(´・ω・)

662名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/17(金) 18:00:15
カワイソス…>>661

663名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/19(日) 12:59:55
紙に書き写せばいいじゃまいか!>>661

664名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/20(月) 16:59:45
文明の利器に頼っちゃだめだ!

665名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/20(月) 17:03:03
石版にチョークで書けと?

666名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/20(月) 17:18:32
チョークはキムチ臭いから却下!

667名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/21(火) 21:03:05
石版とチョークは文明の利器ですよ。

668名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/22(水) 22:35:39
失礼なクラスメートを殴るのにも使えるよね<石版
「よくも赤毛って言ったわね!」
後からリンゴをもらえるかも知れません。

669名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/22(水) 23:56:06
>>668
赤毛のアン?

670名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/23(木) 06:35:16
白雪姫

671名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/23(木) 10:46:52
赤毛の白雪姫?

672名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/23(木) 11:36:07
白毛のアン

673名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/23(木) 18:47:03
ドラ焼きのアン

674名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/23(木) 18:55:01
餡餡餡! とってもだいす〜き ドーラー焼 アアア〜ン

675名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/23(木) 22:07:50
            〃´⌒ヽ
     ., -――  メ/_´⌒ヽ
   /   / ̄  ´ヽ ヽ
  ./  ,  /// ト. !  、 丶ヽ
  l  / /(((リ从  リノ)) '
  |  i  l   . ヽノ .V l
  l ,=!  l  ///    ///l l  < あん♪
  l ヾ! ', l    ヽ_フ   l l
  |  ヽヽヽ        //
  l    ヾ≧ , __ , イ〃
  li   (´`)l {ニ0ニ}、__
  li   /l, l└ タl」ソ __ []っ
  リヽ/ l l__    ノ
   ,/  L__[]っ ヽ

676名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/23(木) 23:49:01
.       /   / , -―――‐- 、 \  ー‐‐ ニ=、
      /   //          \i  \ \
      /  /    /  /    ヽ ヽ \  ヽ \
     /  /   /  /  / / i |  |   i i    iヽ.ヾ、
.     i  /   へ,_/  ///| ∧ ハ ∧ /i |  | ト、|
     i //   | /[≧<,_ |/ |/_,|.ィ._i イ i  i |
.    i V| i  |/ィ{i::::::}` / /  {::::::}ト、| /  / /   けっ!
    i   | ト、 |/{ i:::: :}      {i ::ハ}イ/  / ハ
    i   乂 \|. ゝ--'     、   ゝ-ソイ / |' |
    |   |   トヘ ' ' `  r‐:.っ  `` ,{イ  | i!i
    |   |    i>、      _, ィ{./  /| i |r‐-、
r―‐、_.| r‐ム i  ∧{: :f` ーr‐ ': 、:/-/  //:∨ |   |
|    V:.:.:.:Vヘヽ  vヘ::|: : : ::}: : : :/ /  //:.:.:.:V  ./
|   /:.:.:.:.:.:.:Vヘヽ  Vヘー -r‐‐イ-/ / /.:.:.:.:.:.:} /
\  |.:.:.:.:.:.:.:.:\ヘ\___Vヘ.: : |: :/-/ ,.--―- 、:.:.:∧/
{⌒ ∧:.:.:.:.:.:.:.:/:: ̄::::::::\ヘ: :|/__//:::::::::::::::::::::\i |⌒ヽ
|   |  \.:.:_/::::::::::::::::::::::::::ト--:/::::::::::::::::::::::::::::|  |  |

677名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/24(金) 19:48:42
うぐぅ

678名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/24(金) 21:29:01
アンアン餡 とってもタイヤキ たべたーいな!

679名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/26(日) 14:29:23
ttp://omc.terranetz.jp/pdview/view.cgi?GMID=TK01&ORDERNUMBER=2006093000269906

少しスレ違いだけど偶然見つけたネット小説を投下ー!気分転換ageっ!

680名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/27(月) 12:36:43
>>679
イイ!
こういう小説かけるようになりたいなあ。

681540:2006/11/27(月) 21:39:13
>>679
いや、流石プロさんですね…Orz
自分のなんかが書くのは場違いのようですねorz

682名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/27(月) 21:46:08
>>681
プロとかアマとか関係ないんじゃねぇの?読んだ人が面白いと思えばOK。
探していくとアマチュア作家の作品でも下手なプロより面白いものあるし。
(ただ、プロの方が面白く読みやすい文章を書きなれてるのは確か。)

683名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/27(月) 22:19:24
>>681
女の子を化け物に変えちゃうフェチ掲示板からかな?
「海原・みなも」でオーダーメイドCOM作品一覧見ると結構掘り出し物わんさかあるよ。
個人的に佐野麻雪氏の作品がかなり好みだ…。すれ違いスマソ。

684名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/27(月) 22:48:15
>>683
同士よ!佐野氏がみなも嬢を扱うと良い味出してくれますよね。
(最近、ちょっと方向がディープになってて・・・そこが良いんだけどね。)

685名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/28(火) 03:19:06
>>681
卑下しすぎだよ。
俺は貴方の作品を期待してるよ。

686名無しさん@着ぐるみすと:2006/11/28(火) 12:08:12
しゅしん期棚

687名無しさん@着ぐるみすと:2006/12/14(木) 14:27:40
小説ネタないなぁ。

688名無しさん@着ぐるみすと:2006/12/14(木) 14:44:56
一応さ、書いて見た。以前中学生ヒロインを書いたものです。(表現の
仕方で分かるかもしれないな)
また変なねただが許してくれ。
今回は顔出し着ぐるみな。興味ない奴も多いかもしれん。
しかも終わり方も変だ。とりあえずまぁ出しておく。

久しぶりの高給バイトを探していた由利は、市のイベントのアシスタントで時給1200円というのを見つけて
応募する事にした。そのバイトは、着ぐるみバイトであった。大きなイベントでマスコットキャラクターのペンギンくんを演じなければならない。

1週間後採用の通知が来た。そして、
 由利が手渡された着グルミは着ぐるみは着ぐるみでも、「顔出し着ぐるみ」であった。
しかも、少し変わった着ぐるみで、一度黄色いエナメルスーツを着用して、それから表裏面が、エナメル処理された上の部分
を着るというものであった。

 早速試着である。下のエナメルスーツはフィットしすぎて困るくらい体にフィットしていた。
そして、上の部分を着る。 ペンギンの着ぐるみなので、動きにくいし手も使えない歩いてしゃがむのがやっとであった。
3日後の2日間のイベントで、着て動かなければいけないので、今のうちにこの着ぐるみをマスターしておかなければならない。

 そして、3日後市のイベントで、かなり大規模のものであった。由利のほか、数名の女性が集められ同じマスコットの着ぐるみを
着ることになっていた。

暑い。

とにかく暑い。この日の気温は30℃。普通の服装でも汗が出てくる。挨拶で何処かのエライさんが「この暑さはクールビズでも堪えますねぇ」と挨拶していた。


早速、着ぐるみペンギン部隊の出動である。
この日は、午前中2時間、午後2時間の計4時間着ぐるみでいなければならない。
早速練習通りにエナメルスーツを着る。フィット度が高いので、ブラ線とPラインが透けていた。
 着ぐるみを着て、クーラーの効いた更衣室から出ると滝のような汗が、出てきた。

しかし、スタッフ不足のため着ぐるみに付きっきりのスタッフは付かないため汗もふけない。
30分が経った。汗がダクダクに流れてくる顔も汗でビショビショだった。しかし、子供が相手なので、笑顔で接しなければならない。
汗だくに笑顔。こういう面の精神的にもキツかった。

1時間経った。下に着ているもので汗を吸うのは、ブラの一部とパンティだけ。汗がエナメルスーツの中でたまり始めていた。

そして、あと残り30分というとき、由利の目の前のマスコットを着た人間が倒れた、
17歳の女子高生で熱中症にかかっており、病院に運ばれた。

一番元気のよかった人が倒れて由利も驚いていたが、次は自分かもと思うと少し怖くなった。

更衣室に入るギリギリまで、笑顔を絶やさなかった。ほかのペンギン着ぐるみも更衣室に入るとバタバタと倒れていった。

皆、エナメルスーツを脱ぐと汗が滴り落ちてくるほどの発汗量であった。

その後、ガブガブ水を飲む者、必死でワキに制汗スプレーをする者もみんなブラとパンティだけで、
まるで高校の部活後の更衣室状態になっていた。

そして、軽く昼食を取り1時間の休憩を終えた。また、出て行かなければならない。
.8
下に着るエナメルスーツの中には、午前中にかいた汗が、冷たくなっていた。


そして、全員またエナメルスーツを着て、ペンギンに変身完了。

午前中よりも日差しが強くなっていた。外に設置している温度計は、37℃あたりを指していた。しかし、暑いからといって
止められる仕事ではない。我慢して、耐えしのがなければならない。

689名無しさん@着ぐるみすと:2006/12/14(木) 14:46:09

 オタク風の男が2人近づいてきた。「すんません!写真撮らせてください」と言ってきた。
内心キモイので、嫌だとも思ったが、写真系はすべてOKしろと上から言われているので、OKした。
だが、撮り方が尋常ではない。一眼デジカメにレフ版持参である。合計何枚とられたことか・・・。
やっと撮り終わり帰ってくれと思ったが、次は質問攻めが待っていた。
「暑くないですか?」
 「暑いですよ」
「上の部分の下は何を着ているんですか?」
 「エナメルスーツですけど・・・」
「顔出しってキツクないですか? 」
 「ま、まぁ正直そうですね」
「中とか、汗だくじゃないんですか?」
 「そ、そうですよ」
「動きにくくないですか?」
 「はい、動きにくいですよ」
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・やっと質問攻めが終わった。

汗が、また流れてくる顔が、もう水をかけたように濡れていた。
顔だけが、開いているので首元や頭から、汗が吹き出て、着ぐるみにたれてゆく。

それでも、由利は汗だくに笑顔で、がんばっていた。
だが、それも長くは続かず、1時間が経った所で、意識が朦朧としてきた。だが、着ぐるみが、しかも顔出しで、グッタリと座るわけには
行かない。どんな状態にっても笑顔でいなければいけないそれが鉄則であった。

数人の子ども・・といっても小学校高学年くらいか・・が近づいてきた。彼らは

「すげぇ暑そうだな」「ちょっとイジメようぜ」「おう!」

いきなり由利は、ぼこぼにけられたりなぐられたりした。この着ぐるみでは、相手が小学生でもなす術がない。
一方的にボコボコにされて、しまいにはコケてしまった。「コラ!」と真顔で怒った頃には、もう逃げていなくなってしまった。



汗のニオイも尋常ではない。一応デオドランドスプレーはしたが、効果など期待できるものではなかった。
あの汗の嫌なニオイが、自分でも良くわかるほどにでていた。

後のこり40分。スタッフが回ってきた。どうやら水を飲ましてくれるらしい。木陰に入りペットボトルを口に当ててくれる。
ペットボトルの半分まで飲んで、汗を拭いてもらいやっと意識がハッキリしてきた。

また、炎天下に戻った。表面がエナメルということで、表面の温度も急上昇である。着ぐるみ表面温度は軽く50度を超えていた。

もちろん下のコンクリも暑くなっている。その熱が反射して下の開いている部分から中のエナメルスーツにもじかに伝わる。
だが、由利がいくらスーツの中に汗をかこうが、その汗が出て行くところはどこにもない。

由利のエナメルスーツには、タップリ汗が溜まっていた。

そして、やっと終わったのである。

更衣室になだれ込むペンギンたち。

お互いに着ぐるみを脱がしあった。みんな下着の色が変色していた。
更衣室の中は、汗のニオイで大変なことになっていた。

-fin-

690名無しさん@着ぐるみすと:2006/12/15(金) 09:03:33
汗臭そうだな。

691名無しさん@着ぐるみすと:2006/12/15(金) 11:36:21
汗が臭うのは雑菌の所為なんだよね。
でも臭そうだな。

692名無しさん@着ぐるみすと:2006/12/15(金) 11:56:03
まぁフェチ専って感じだな。

693名無しさん@着ぐるみすと:2006/12/24(日) 20:18:22
保守

694名無しさん@着ぐるみすと:2006/12/24(日) 20:20:07
意味のないことすんな。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/846/1074337431/171-173

695名無しさん@着ぐるみすと:2007/01/04(木) 02:41:48
保守

696名無しさん@着ぐるみすと:2007/01/04(木) 16:43:46
保守は無意味だよ。
それより、なんか新春に相応しいのを一つ頼むよ>>695

697名無しさん@着ぐるみすと:2007/01/04(木) 17:43:59
保守

698540:2007/01/09(火) 00:03:22
ttp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime8002.txt.html
pass:seii-gai

明けましておめでとうございます。
お久しぶりです、皆様orz
すいません、あれから書けないほど忙しくてorz
やっと一段楽したのでせめて、どんな物を書いているのかをうpしました。
まだまだ触りですが、読める物を書けたらいいな、と思っていますo∠Z

699名無しさん@着ぐるみすと:2007/01/09(火) 19:56:07
贅沢と思うんだけどさ。
小説には挿絵が欲しいって思うのは俺だけ?

700名無しさん@着ぐるみすと:2007/01/09(火) 22:51:30
携帯用にパスなしテキストファイルで再うpしてほしいです…

701540:2007/01/10(水) 00:14:05
http://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi69269.txt.html
すいません、どうぞorz
携帯の方の事忘れてたo∠Z

702名無しさん@着ぐるみすと:2007/01/10(水) 03:44:25
>>701
698から少し追加されていますね。
続きを楽しみに待ってます。

703名無しさん@着ぐるみすと:2007/01/13(土) 00:42:00
>>701
GJ!
こんな客引きなら8万でも惜しくないな。

しかしリアルだと客引きも減ってつまらなくなったなぁ。
着ぐるみで客引きしてくれたらなー

704540:2007/01/18(木) 02:04:43
すいません、また忙しくなってきたので、執筆が遅くなりそうですorz
出来る限り完成を急ぎます。
執筆、一区切りついたらまたうpしますorz
スレ汚し申し訳ないですO三 ∠Z

705名無しさん@着ぐるみすと:2007/01/18(木) 12:29:20
O三 
↑刎頚

706BGDC:2007/02/07(水) 20:18:15
書いて見ますた。

*****************************


『えっ、着ぐるみ…?』

私は理沙、高校二年生。
普段は近所のマックでバイトしてる。
昨日、いきなり、店長から呼び出しを受けた。

『今週末、店でイベントがあるんだけど、そこで着ぐるみを着てもらえないかな?』
『私がですか?』
『そう、実は、君みたいに身長が低めの子が他にいなくってねぇ、というか、君の身長でもギリギリなんだ。
そんなわけで君しかできるひとがいないんだけど…引き受けてくれるかい?』
『いいですけど…ところで、どんなやつなんですか?』
『“ウララ”という女性型アンドロイドらしい。まぁ、くわしくは後日とどいたときにでも。
また連絡するよ。』
『わかりました。失礼します。』

こうして、私は着ぐるみを着ることになった。



☆イベント当日の朝☆

私は、一体どんな着ぐるみを着るのか気になっていた。
正直、長い間入らされてずっと街頭に立っていなければいけないのが不安でもあった。


『おはよう、君が中に入る着ぐるみが届いているから、レオタードに着替えておいてくれ』
『わかりました』
『これが君の着る着ぐるみだよ』

見せられたのは、レオタード、白い全身タイツ。
それに、肘から先と、腰から上を覆うためのプラスチックでつくられた銀色のパーツ類、アニメのような顔の面と、
透明な球形のヘルメットだった。
靴まで見事に銀色で統一されている。

『こんなに…着るんですか?』
『うん、設定が設定だからしかたないんだけどね。時間もあまりないし早速着てみてくれないか?』
『はい…』

とはいうものの、実際どうなるやら…
面も被って、更にヘルメットも被るのだから、呼吸は良くはなさそうだ。
前だって、すごく見づらいだろうし…

とりあえず、レオタードを女子トイレで着てきてから、店長のいる部屋に戻って全身タイツを手に取る。
背中を開け、そこから徐々にもぐりこんでいく。
目の部分以外全身がタイツでぴったり覆われて、めちゃめちゃ恥ずかしい。
しかも店長の前でこんなことするなんて。
店長に背中のチャックを閉じて貰う。
『じゃあ次は外側のパーツをつけていくね。』
店長は全身タイツの上から、腰、胸、…と順番にパーツをくっつけていった。
自分の足や体が、だんだん覆われていく。
店長が私でもギリギリと言っていただけあって、パーツの締め付けがキツイ。
プラスチックだから、中はものすごく蒸れそうだ。

707BGDC:2007/02/07(水) 20:19:39
腕の部品をつける段になって私はあることに気が付いた。
『これ…、指先がわかれていないんですけど…』
『あぁ、これね』
『もしかして、これ着ちゃったら自分じゃ脱げないってことですか?』
『そうなるね。でも、まわりに人がいるから安心して。何かあっても大丈夫だよ』
店長はそういってフォローした。
でも、私はこの着ぐるみに入った後、
誰かに脱がせてもらうまでずっとこのキャラクターでいなくちゃいけない。
つまり私のことをずっと“ウララ”にするっていうこと…。

そうこうしてるうちに、首までのパーツがつけ終わった。
私は今、首から腰までと、肘から先が全て銀色のFRPに覆われている。
首から胸までは一体になっているので、首が大分動かしづらい。
肘から先は固定されている。まるで、生きた人形だ…。
『じゃあ、いよいよこれを被るよ。』
そういって店長は面を持ち出してきた。
前後に割れるようになっていて、私の頭をサンドイッチするようになっているらしい。
首のパーツと凸凹が噛みあってしっかりロックされてしまうようだ。
『あ、そういえば、この面を装着したら首はふれなくなるから注意してね』
『え、何でですか…?』
『ほら、この面の上に更に球形のヘルメットを被せなくちゃいけないだろ?けど、ヘルメット自体は
胸のパーツに固定するから、首の動作の時に面がぶつかって割れる可能性がある。そんなことが万が一あったら、
周りに居る子供達が危ない。だから、面も首のパーツに固定することでヘルメットの破損を防ぐんだよ。』
『じゃあ、うなづいたりすることも…』
『出来ないね。ま、なんとかなるだろう。』

この面を被ったら、意思表示すら、許されないなんて…
万が一何かあったら……

そんな私の不安をよそに、店長は面をパカリと開けた。
クリクリした緑の瞳、小さな鼻、これが、私の顔になる。
首のパーツと面との凹凸をあわせながら、慎重にはめて行く。
『じゃ、閉じるね』

ガチャッ

面が閉じられた。
視界がすごく悪い。私の視界は、目の前の小さな穴だけ。肩から上が全く動かせない。。。。

『どうかな?前、見える?僕が見えたら手を振ってみて?』
とはいうものの、首が回らないため、上半身を動かすしかない。
やっとのことで、店長を見つけ、手を振ってみる。
『あ、わかるみたいだね。じゃあ大丈夫かな。じゃ、最後にこれを被せるね。』
カポンと音がして、目の前の視界が少しゆがんだ。
どうやら、ヘルメットを被せられたらしい。
こんなんで、ちゃんと歩けるんだろうか。
『おっともうこんな時間か、ちょっと待っててくれ』

バタッ

そう言って店長は部屋から出て行った。

708BGDC:2007/02/07(水) 20:20:41
とりあえず、書いたものを投稿してみました。
なにぶん初投稿なので、読みづらいなどございましたらご指摘くださいませ。

709名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/07(水) 20:22:29
いいっすね。続き希望です。

710名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/07(水) 22:32:53
 >>708
文章は完璧です。萌えました。
 ただ、文章が長めになってて、省略されました・・・って出てきてしまうのが、唯一の欠点かな・・・。
 続きを読みたいので、がんばって続きを書いてくださいませ・・・。

711名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/08(木) 01:30:51
>>710
長文前提の小説スレ読むのに専ブラも使ってないなんて…

712名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/08(木) 11:58:59
とりあえず下の「最新50」ってのクリックしてから読むといいな。

713名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/08(木) 12:55:28
>>712
最新50ってやつをクリックしたら、読みやすくなりました。
 ありがとうございます。
 >>711
専用ブラウザっていうのがあるんですか?
 知りませんでした。

714名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/08(木) 16:16:21
IEでじゅうぶんだな。

715名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/08(木) 19:51:29
サファリでじゅうぶんだな。

716名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/08(木) 22:23:07
 おもしろいです(^^)
すごくつづきが読みたいです!

717BGDC:2007/02/09(金) 03:10:14
ハァ、ハァ、ハァ………

一人部屋に取り残された、私。
自分の呼吸音だけが頭の中にこだまする。
最初はただただぼーっと立っていたけど、なかなか店長が帰ってこない。
店長を追いかけようにも、この手じゃドアノブを回すことすら出来ない。
当然、この着ぐるみは一人じゃ脱げない。
呼吸もなんだか苦しい。
“誰も帰ってこなかったら、どうしよう…”
冷や汗がどっと出る。

幸い、店長は帰ってきてくれた。
『ごめんごめん。いつの間にか開店時間を少し過ぎちゃっててね。
さぁ、君もそろそろお仕事に入ってもらおうかな。
街頭に出ても、他の店員が変わるがわる君の事を見張ってるから、安心して。』

ブーツを履かせてもらい、私は店長に連れられて、部屋を出た。
視界が狭い上に、ヘルメットで視界がゆがんで、足元が見えにくい。
一歩ずつ、店長にすがるようにして、歩く。
一人で店頭に立っていることなんてできるんだろうか……。

そうこうしてるうちに、廊下を抜け、街頭に出た。

子供達がいっせいに寄ってくる。
出て最初はびっくりしたけど、だいぶ慣れてきた。
手を振ると子供達も返してくれるのがかわいい。
喜んでくれているみたいだ。

718BGDC:2007/02/09(金) 03:11:50
……暑い。
少しサイズの小さいピチピチのタイツだけでも相当蒸れちゃう。
しかも、設定がアンドロイドだから、肌が透けないように厚手だし。
さらにその上からプラスチックのパーツと面、ヘルメットまで被って。
脚はパーツが無いから少し涼しいけれど、腰から上はサウナ。
私は今、その中に閉じ込められちゃってる。
視界もほとんど奪われて、話をするのも聞くこともろくにできない状態。
何も自分で表現できない、ただただ愛想を振りまくだけの人形。
自分の素肌を一切露出しないで、無機質なアンドロイドとして振舞う私。

そんな私を、アクシデントが襲った。

******************************
早速続きを書いてみました。
今度はちゃんと表示されるように改行しました。
ご声援ありがとうございます。励みになります。

719名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/09(金) 05:50:56
いいですね。
続き期待してます。頑張って↑↑

720名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/09(金) 20:00:16
続ききぼんぬ。

721名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/09(金) 20:21:23
うん、楽しみに待ってるよ。

722名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/09(金) 22:10:56
ちゃんと改行してもらって、助かります。
 続きが楽しみです。

723BGDC:2007/02/12(月) 01:22:23
店頭に立ってどれくらい経ったか分からなくなりかけていたころ、アクシデントは起きた。

ドカッ!!

誰かが後ろからぶつかってきた。
私は手をつこうと、前に手を出す。
でも、プラスチックで肘から先は固定されているから、突き出しても手をつけるはずもなく、
私は肘を折りたたむようにして地面に倒れこんだ。
幸い、ヘルメットは少し傷が付いただけで、割れずに済んだ。
安心して立ち上がろうとしか瞬間、私はあることに気がついた。


起き上がれない!!!


首を振って反動をつけてみるけど、当然固定されててほとんど動かない。
ヘルメットが球形だから、私がもがくと体が転がりそうになる。
ゴロゴロ、ゴロゴロ。むなしい音を立てて、ヘルメットが地面とこすれる。
手を使いたいけど、指が一緒になってて、しかも手首が曲がらない。
肘をついて起き上がろうとするけど、立てるところまではいかない。
『手がつければ立てるのに!!!!』
視界もろくにないまま、ただただ地面でもがき苦しむ私。
周りでもがやがや騒いでいる声がする。
『立てない〜、苦しいよぉ』
叫んでみたけど、面とヘルメットにさえぎられて声は届かないらしい。
パニックになって、足をばたつかせる。
汗でグチョグチョになったプラスチックの体の中で、私は悶えていた。

724BGDC:2007/02/12(月) 01:24:11
『大丈夫???!!!』
その声とともに、私は仰向けにされ、抱きかかえられた。
声の主は店長だった。
店長はそのまま私を抱きかかえ、店の裏口からスタッフ専用の部屋に入った。

『ごめんなぁ、イベントの終了時間はとっくに過ぎていたんだけど、
ウララが余りに人気だからそのまま立っていて貰ったんだよ。
で、イベントが終了しちゃってたから、他の店員も君の事を見張るのを忘れていたらしいんだ。
今、脱がせてあげるね。』

私は床に横たえられ、まずヘルメットを脱がされた。
ゆがんでいた視界が元に戻って、少しだけ呼吸が楽になる。
次はいよいよ面だ。
店長が各部のロックをはずしていく。ガチャガチャと耳元で音がする。
『お疲れ様〜』
視界が急に開けて、明るい部屋の照明が目にまぶしかった。
まだタイツ越しだけど、今までよりめっちゃ呼吸が楽。
『お疲れ様〜じゃないですよ店長!!死ぬかと思ったんですから!!
呼吸は苦しいし一人で脱げないし倒れても起き上がれないし!』
『ごめんごめん。ホントごめん。店の方が回転はやくて…』
『とにかく早く脱がせてください!!!』
店長は申し訳なさそうな顔をしながら、残りのパーツをはずしにかかった。
装着するときとはちがって、はずすのは案外あっという間だ。
首、胸、腰…私の体があらわになっていく。
最後に手のパーツがはずされ、私はまた全身タイツ姿になった。
所々に汗ジミができている。見るからににおいそうだ。
また店長に背中のチャックを開けてもらい、全身タイツを脱ぐ。
ついに、私は“ウララ”から開放された。

725BGDC:2007/02/12(月) 01:25:20

『店長〜こんなにきつい仕事だなんて聞いていませんよ〜。
苦しいし、蒸れるし、汗ダクダク、前は見えないし。。。。。』
『今回はホント悪かった。でも、子供達に大人気だったし。よかったよ。
また何かイベントがあったらよろしくね』
『何言ってるんですか!もう私はコリゴリです〜…。』
『とりあえず今日はお疲れ様。着替えたら帰って良いよ。
じゃあ、僕は店にもどるね。』

部屋には、着ぐるみが残された。
着ている時は暑くて仕方なかったが、こうして見るとなんだかかわいい。
よく考えれば、自分で着た姿をみたことなんてなかった。
きっとこれが手を振ってたらかわいかったんだろうな…。
正直、自分が着ているウララを見てみたかった気もする。
でも、もう着ることもない。

少しの名残惜しさを感じながら、私は部屋を出た。

726BGDC:2007/02/12(月) 01:29:31
ほい、一応『ウララ』完成です。
読んでくださった皆様ありがとうございました。
また機会があれば、書こうかと思っています。
僕は脱げない着ぐるみが大好きなので、そういったストーリーにしました。
次も書くとしたら脱げない着ぐるみですね、間違いなく(笑)

あと、挿絵を描いてくださる方いらっしゃいませんか?
皆さんがどんなイメージで読んでいたのかすごく気になるので。
できたらでいいのですが、よろしくお願いします〜☆

727名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/12(月) 01:44:24
急激に完結に向かった感が残る。
もっと、閉じ込められて四苦八苦してる描写クダサレ

文字数は「続きを読む」をクリックするとか
専ブラで読んでるから気にしないでいいんだよ?

倒れて子供にいじられるとか
せっかくメット被ってるんだから視界が見えなくなった。
大きなお友達登場とかいれて欲しかった

728名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/12(月) 03:17:15
 >>726
完成、お疲れ様です。
 脱げない着ぐるみの話、実際にもあるみたいです。
 たとえば、映画館でアルバイトをやってた女の子が、宣伝のために、ゴジラの着ぐるみに入ったり。
 (チャックをしめられたら、自分では脱げないやつ)
 あと、体育祭の応援合戦で、くじ引きか何かで負けて、女の子が、怪獣の着ぐるみに入ったり。
 (これも、自分で脱げないやつ)

729名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/12(月) 07:20:33
ここを読んでいる全ての人が専用ブラウザを使っているわけではない。
使っている人はむしろ少数派だ。

730名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/12(月) 08:59:55
倒れた拍子に金具が壊れてはずれなくなるって展開を予想。


一瞬にして裏切られる...涙

731名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/12(月) 10:07:27
>>729
だから続きを読むでいいじゃん
なんで専ブラだけ喰いつくのさ?

732名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/12(月) 11:17:18
 よかったですよー(^^)
よろしければまた書いてくださいねっ!(^^)

733あぼーん:あぼーん
あぼーん

734:2007/02/12(月) 11:50:16
宣伝ウザい。

735名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/12(月) 13:02:41
省略スレが現れたら「最新50」をクリックする漏れは勝ち組。

736名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/27(火) 22:00:02
「ふー暑い」
着ぐるみの頭を取ってもらった。
私は20歳の大学生。バイトで着ぐるみを着てます。
「じゃあ脱がすね」
スタッフさんに着ぐるみを脱がしてもらおうとしたら
アクシデントが起きた。
「あれファスナーが下がらない」
「どうかしたんですか」
「ファスナーが下がらないんだよ」
「えー」
今日はクマをモチーフにした着ぐるみを着ていて、
手足が短くて動きにくいし重いしそれに暑い。
「どうするんですか」
「着ぐるみ壊すわけにはいかないから
悪いけど着ぐるみ着てて」
「でもどうするんですか着ぐるみの手短いし指もないから
自分で何も出来ないですよ」

737名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/27(火) 22:27:35
お、何かハジマタ

738名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/27(火) 22:28:04
「僕がやってあげる、でもご飯は着ぐるみが汚れるから我慢してね」
「わかりました」
水を飲ましてもらい汗を拭いてもらって休憩していると
お腹が痛くなった。トイレに行きたい。
我慢出来なくなってきた。もれちゃう。
でも着ぐるみは脱げない。
「時間だから頭被せるよ」
トイレに行きたいともいえず頭を被った。
人前に出ると子供に囲まれた。
お腹をパンチされ我慢しきれずもらしちゃった。
どうしよう。

739名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/28(水) 07:50:16
スパッツを履いているけど着ぐるみを汚していないか心配。
着ぐるみをう○ちで汚したら恥ずかしいだけではすまないから。
休憩時間になりまた頭を取ってもらう。
「暑い」
「顔色悪いけど大丈夫?」
「大丈夫です」
また汗を拭いてもらい水を飲ましてもらう。
「あと一回だからがんばって」
「はい」

しばらくして時間になり頭を被せてもらう。
また子供に囲まれた。
イタズラされると痛いけど子供かわいい。
朝からトイレに行ってないせいかおしっこもしたくなった。
さっきと違い我慢できるのでよかった。
終わりの時間になり帰るしたくをしようと思ったら
私のカバンがなくなっていた。
「ここの部屋出入り自由だから盗めまれたみたいだね」

740名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/28(水) 09:55:42
「えー」
「警察には後で届けておくから事務所に帰ろう」
頭を被せてもらい車で事務所に帰った。
事務所に入り頭を取ってもらった。
「ごめんなさい。着ぐるみ汚したかもしれないんです」
「どういうこと」
「すごく言いづらいですけど、お腹がいたくて」
「そっか、ごめんね着ぐるみ脱げなかったから」
スタッフさんがいろいろやってファスナーを下ろしてくれた。
トイレの前で着ぐるみを脱ぎ急いでトイレに入った。
下着もスパッツも汚れてる。着ぐるみも汚しちゃったかもしれない。
スパッツも下着も脱いで下着を汚物入れに捨てて
スパッツの汚れも拭いて履いた。
久しぶりにトイレに行けてほっとした。
タオルを貸してもらい汗を拭いた。
着ぐるみは少しだけど汚れていた。
「ごめんなさい。少し汚れてました」
「いいよ。気にしなくて」

741名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/28(水) 18:04:33
「やっぱり汚しちゃったんで掃除します」
「そう、じゃ道具貸すよ」
私は着ぐるみを掃除した。
「今日はいろいろごめんね」
「いえ」
「どうしよう。靴もないし」
「スニーカーならあるよ」
持って来てもらったスニーカーを履いた。
「その格好じゃ寒いだろうから送って行くよ」

終わり

742名無しさん@着ぐるみすと:2007/02/28(水) 19:30:04
Σ( ̄□ ̄;)!! ええっ!強引だな。

743名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/01(木) 21:01:59
これはこれでええなあ

744名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/03(土) 20:17:37
「お願いがあるんだけど」
事務所の人に声をかけられた。
「何ですか」
「明日から遊園地でやるキャラクターショーのイベントに使う着ぐるみを
着せる人形が一個足りないんだ」
「え」
「すぐ人形を手配したんだけど、明日のお昼ぐらいにしか来ないんだよ」
「もしかして私に人形の代わりをやれってことですか」
「2時間ぐらいだけだから。それにエアコン効いてるから大丈夫だよ」
「わかりました」
「ありがとう。助かったよ」
私は次の日のことも考えて早めに寝ることにした。

次の日遊園地に着くとイベント会場がある建物に向かった。
ジャージを脱ぎ戦隊レンジャーのピンクの着ぐるみを着る。
私は着ぐるみを着た人形を展示してあるスペースに入り
立ち位置やポーズを確認した。
「ごめんね。人形来たらすぐ交代するから」
「はい。でも人形来なかったどうするんですか」
「その時は何とかするよ。もうすぐ開園時間だから」
私はポーズを決め立ち位置に立った。

745名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/03(土) 21:40:58
エアコンが効いていても暑い。
しかも動けないのは辛いし大変。
2時間耐えれるか不安だった。

何とか我慢してもうすぐお昼になる。
でも事務所の人は来ない。
暑いし、足は痛い。もう限界に近かった。

746名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/03(土) 23:10:45
なんか、よさげな小説が始まった.

747名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/04(日) 12:08:57
だんだん意識が薄れていく。
気がつくと着ぐるみを脱いで寝かされていた。
「ごめん本当は今日人形来ないんだ」
「今人形誰がやっているんですか」
「うちの事務所の女の子がやってるよ」
「で、いつ人形来るんですか」
「実はうちの事務所のミスで人形を壊したんだ。
だから人形を弁償しなきゃいけない。
でも事情を説明して弁償はしなくてもよくなったが
うちで人形を用意しないといけなっかったんだよ」
「でもどうして人形を用意しなかったんですか」
「事務所赤字でお金がなかった。
悪いけど交通費ぐらいしか出せないかもしれない」
「ちょっと困ります。私だってお金ないんです」
「頼むよ。君に断れると事務所潰れちゃうんだ」
本当は断りたかったけど、今まで所属した事務所のため引き受ける
ことにした。

748名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/04(日) 16:24:29
もうひとりの女の子と2時間交代で人形の代わりをした。
私は先に終わっていたけどもうひとりの女の子を待っていた。
閉演時間になり女の子が戻って来た。
事務所の人に着ぐるみを脱がしてもらっている。
「お疲れ様」
私は水を渡した。
そうしたらびっくり従姉妹の絵梨香ちゃんだった。
「愛ちゃん、どうしてここにいるの?
私と交代に人形やってたの愛ちゃん?」
「そうだよ。私もびっくりしたよ。絵梨香ちゃん」
「なんだ知り合いだったのか。」
「従姉妹なんです」
「そうなんだ。先に帰るけどいいかな。他にも仕事があるから」
「いいですよ。お疲れ様でした」
「お疲れ様」
事務所の人は事務所に帰っていった。
「愛ちゃんはこのバイト初めてどれぐらい」
ジャージに着替えながら聞いてきた。
「2年ぐらいかな」
「絵梨香ちゃんは」
「1ヶ月ぐらいだよ」
「着ぐるみ干して帰ろっか」
「そうだね」
「臭い。いつもより長く着たしね」
「そうだよ。いつもより長いしね」
「ブーツも臭うよ」
「私も」
「絵梨香ちゃん、じゃあまた明日ね」
「愛ちゃん、バイバイ」

おわり




749名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/04(日) 19:07:02
良かったです。
 着ぐるみのパートナーが従姉妹ってところが、萌えポイントでした。

750名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/04(日) 22:55:50
乙でした。なかなかよかったです。

ただ個人的意見なので、あれだったらスルーしてもらってもいいんですが
同じ着ぐるみを2人が着ていたので「汗いっぱいかいちゃったゴメン」
「ううん気にしないで、どうせ私もいっぱい汗かくんだから」
みたいなのがあればよかったかもです。失礼いたしました。

751名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/05(月) 07:58:31
互いに人形を見るシーンがあったら萌えですた。中に入ってるほうは知ってる人に見られて、外からは誰が入っているんだろうという状況で、最後になってそうだったんだみたいな。

752あぼーん:あぼーん
あぼーん

753名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/25(日) 22:12:48
そろそろ新作を…

754名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/25(日) 23:32:18
>>753
初めて書いてみたものがあるが、まだ校正ちう
そろそろ準備しとくから、もちっと待ってて

755名無しさん@着ぐるみすと:2007/03/26(月) 22:54:58
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +

756名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 10:43:52
http://insidedoll.bne.jp/story01.html
まあこれでも見てマターリまちやしょうや

757名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 11:04:37
>>756
そこの既出アドレスを吊るす意味が分からん。
そこの管理人か?

758名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 11:11:36
そう煽るなよ>>757
せめてsageような>>756

759名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 11:45:39
そこへ行けというのはこのスレを否定するような行為だよ。

760名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 12:12:43
まったくだな。
どうしてくれるんだこの空気。

761名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 13:12:54
どうもしないで華麗にスルーが吉。

762名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 14:27:24
じゃあスルーするぅー。

763名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 15:54:15
でも>>754サン楽しみにしているよぉ。

764名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 17:31:31
期待するものは裏切られる罠。

765名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/06(金) 22:18:54
Σ( ̄□ ̄;)!!

766名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/07(土) 22:39:57
待ってみるか

767名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/11(水) 18:18:30
佐々木絵里19歳、洋服や靴などいろいろ欲しいので
時給が高いバイトを探していた。
日給3万円というバイトがあったので調べていると
3日間の泊り込みであと体力に自信がある方という内容だった。
少し不安だったけど聞いたことある大きい会社が募集しているので
応募した。
しばらくすると、メールが届いた。
身長と体重を教えて欲しいという内容だった。
どうしてかなと思いつつもメールを返信した。
次の日メールを確認すると日時と集合場所が書いてあった。

768名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/11(水) 18:42:43
なんかきた

769名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/11(水) 19:01:24
バイトの当日、住所を頼りに集合場所に行くと
マンションの部屋だった。
インターホンを押すと女の人が出てきた。
「すいません、アルバイトの佐々木です」
「佐々木絵里さんね。入って」
私は部屋に通された。
「バイトの内容を説明してなかったけど、着ぐるみを着る仕事なの」
「え」
「着ぐるみのキャラになりきって、お客さんの家で一泊泊まるの」
「着ぐるみ着たことないし、誰の家に泊まるんですか」
「大変だけどがんばって、あと女の子家に泊まるから安心して」
スタッフの人から着ぐるみとキャラクターの説明を受けた。
「すいません、Tシャツとか持ってないんですけど」
「こっちで用意してあるわよ」
私は借りたTシャツとスパッツに着替えた。

770名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/11(水) 20:52:23
これは初めてのシチュエーション?
楽しみ。

771名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/12(木) 14:45:43
ワクワク。

772名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/13(金) 16:25:39
「これが着ぐるみだから」
クマをモチーフにした着ぐるみだった。
手足が短く動きずらそう。
手伝ってもらい着ぐるみを着る。
暑いし、重い。
「じゃあ行くわよ」
車でお客さんの家まで送ってもらった。

773名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/13(金) 21:04:07
スタッフの人と玄関まで行ってインターホンを押してもらう。
「じゃあ帰るわね」
私はうなずいた。
私と同じぐらいの歳の女の子が出てきた。
「可愛い」
抱きついてきた。
「足元気をつけてね」
私の手を引き家の中に入れてくれた。
「座って」
リビングのソファーに座らせてくれた。
「女の子なの」
私は困ったジェスチャーをした。
「お願い教えて。内緒にするから」
「女の子なの?」
私はうなずいた。
「そうなんだ。暑いでしょう。頭を取って休憩しない」
「大丈夫、誰にも言わないから」
私は迷った。でも疲れてきたので休憩する事にした。
うなずくと女の子が着ぐるみの頭を取ってくれた。
「喉渇いたでしょう、何がいい」
「すいません。水ください」
水を持ってきてくれた。

774名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/13(金) 21:40:27
「飲ませてあげるね」
「ありがとうございます」
「敬語使わなくていいよ」
「え、でも」
「気にしないで」
水を飲ましてもらった。
「名前教えて」
「佐々木絵里」
「私は伊藤沙希よろしくね」
「絵里ちゃん汗拭いてあげる」
「ありがとう」
「絵里ちゃん可愛いね」
「そんなことないよ」
「沙希ちゃんのが可愛いよ」
「休憩させてくれてありがとう。着ぐるみの頭かぶるよ」
「じゃあいい。かぶせるよ」
「一緒に踊ろっか」
私はうなずく。
沙希ちゃんと音楽にあわせ踊った。
着ぐるみ着てるから酸欠になりそうだったけど。
「絵里ちゃん、ご飯にしない」
私はうなずいた。

775名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/13(金) 23:50:11
新感覚でいいですね

776名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 00:10:25
たしかに新感覚。不安と期待で胸いっぱい。

777名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 00:14:41
疑問文のあとには「?」を付けると読みやすくなります。
付いてないと意味不明な文章になります。

778名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 09:42:55
むしろ?無いほうがよくね???????

779名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 10:55:41
「絵里ちゃん、ご飯にしない」
自分のことを絵里ちゃんと呼ぶ少女がご飯は食べないと言っているの意。

「絵里ちゃん、ご飯にしない?」
自分以外の人が絵里にご飯を食べようと誘っているの意。


まったく意味が違うよ。

780名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 11:12:33
「そんなことないよ」
「沙希ちゃんのが可愛いよ」
「休憩させてくれてありがとう。着ぐるみの頭かぶるよ」

これ同一人物の台詞だよね。
だったら一つの「 」にまとめるべきだが、
「沙希ちゃんのが可愛いよ」

「休憩させてくれてありがとう。着ぐるみの頭かぶるよ」
間に沙希の反応がないのが不自然だ。

781名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 12:38:55
すでにわけわかめ。
以前にもこのスレで誰が喋っているか分からないという指摘があった。
そして書き方を変えて分かりやすくした文章になったことがあった。

A「おはよう」
B「おはよう」

↑台本みたいな書き方になったよね。今は誰もやってないけど。

782名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 16:31:38
>>779
普通の人は流れで理解できるのだが、779はできないのかな?

783名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 17:02:26
単に文章がわかりにくいということだろ?
>>779は皮肉を込めて書いてるんジャマイカ?

784名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 17:55:56
沙希ちゃんのが可愛いよ

沙希ちゃんのほうが可愛いよ

785名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 18:15:11
ま、とりあえずつけてもつけなくてもいいんで(後で論議すればいいだけで)
最後までお願いします。

786名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 18:35:53
>>785
何をつけるの?

787名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 18:48:14
着ぐるみを脱がしてもらい、タオルを借りて汗を拭く。
「絵里ちゃん、から揚げと焼き肉どっちがいい?」
「から揚げがいいな」
沙希ちゃんがお弁当とお茶を持ってくれた。
「絵里ちゃん、着ぐるみ着るの初めて?」
「初めてだよ。バイトに採用させてから着ぐるみ着るって知ったんだもん」
「着ぐるみ嫌なの?」
「嫌じゃなかったけど、心配だったんだ。やったことないし」
「沙希ちゃんはこの着ぐるみキャラ好きなの?
あ、好きじゃなきゃ着ぐるみと一泊しないよね?」
「そうだね」
「沙希ちゃん、ご馳走様」
「どういたしまして」
「着ぐるみ、着ていいかな?」
「いいけど、私の汗でびっしょりだよ」
「いいの、いいの」
沙希ちゃんはTシャツと短パンに着替えた。
「絵里ちゃん手伝って」
沙希ちゃんが着ぐるみを着るのを手伝う。
「それじゃあ頭被せるよ?」
「いいよ」

788名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 19:59:42
?がいぱいだと会話がよそよそすぃYO!

789名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 20:11:20
どっちがいいのかはっきり汁

790名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 21:00:57
バイトに採用させてから
 ↓
バイトに採用されてから

791名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 21:06:59
>>790
いいかげんにしろよ

792名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 22:24:19
本人ジャマイか?でもあんまり訂正やら?つけろつけないやら
言ったら作者が困るよ。とりあえず終わりまで待とうぜ。

793名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/14(土) 22:29:04
うん、楽しみにしてる。

794名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/15(日) 12:06:29
>>791
(゚Д゚)ハァ?

795名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/15(日) 15:29:59

ウザい

796名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/15(日) 15:45:22
沙希ちゃんは着ぐるみを着て喜んでいるみたいだった。
「ごめん沙希ちゃんトイレ貸してね」
沙希ちゃんはうなずいた。
「ふう」
私は便座に座る。
疲れていたか私は寝てしまった。
気付くと朝だった。
急いでリビングに戻ると沙希ちゃんはソファーに座っていた。
「沙希ちゃんホントごめん。トイレで寝ちゃった」
「絵里ちゃんひどいよ、早く頭とって」
着ぐるみの頭を取る。
沙希ちゃんは怒った顔をしてた。
「ホントにごめん、沙希ちゃん」
「最初は楽しかったけど、途中から苦しくなって
でも着ぐるみ1人で脱げないし」
「ホントごめん」
「じゃあガムテープで口をふさいで着ぐるみ着たら許してあげる」
「わかりました。本当にごめんなさい」
私は着ぐるみを脱がして、すぐ着せてもらう。
沙希ちゃんはシャワーを浴びて、着替えた。

797名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/15(日) 16:38:14
沙希ちゃんはガムテープを持ってきて、私の口をふさぐ。
そして私に着ぐるみの頭をかぶした。苦しい。
「苦しい?ごめんね。やりすぎちゃったかな?」
私はうなずいた。
着ぐるみの頭を取ってくれた。
「絵里ちゃんの鼻膨らんでる。可愛い。ちょっとイタズラしようかな」
沙希ちゃんは私の鼻に耳栓をつめている。
抵抗しようかなと思ったけど、迷惑をかけたのでやめた。
「絵里ちゃんおもしろい」
ちょっと限界になって来たのでやめて欲しいと目で合図を送る。
「ごめん、調子に乗りすぎた」
ガムーテープと耳栓をとってくれた。
「苦しかった」
「ごめん、絵里ちゃんが可愛くてイタズラしちゃった」
「気にしないでね」
沙希ちゃんは水を飲ましてくれた。
「じゃあ頭かぶせるよ?」
「うん」
沙希ちゃんと遊んでいるとインターホンがなった。

798名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/15(日) 17:36:23
「絵里ちゃん時間だよ」
私はうなずいた。
玄関まで手を引いてつれて行ってもらう。
「絵里ちゃん、いろいろあったけど楽しかったよ。バイバイ」
私も手を振る。
玄関のドアを開けてもらい外に出るととスタッフの人が立っていた。
「どうもありがとうございました」
スタッフの人は沙希ちゃんに言った。
私はスタッフの人と事務所に帰った。
事務所につくと着ぐるみを脱がしてもらった。
「佐々木さんご苦労様。シャワーどうぞ。
あ、Tシャツとスパッツはカゴに入れてくればいいから」
「すいません」
私は着替えを持ってお風呂に行く。
「さっぱりしました。ありがとうございます」
「次の仕事まで時間があるから休んでて」
私は次の仕事で着る着ぐるみが少し楽しみでした。

おわり

799名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/15(日) 20:44:37
どっちのせりふかちょっと判りにくい部分もあったけど、いろんなフェチ要素が詰まっててよかった。
おつかれさま。

800名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/16(月) 18:44:46
800さま。

801名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/18(水) 09:26:07
次いってみよぅ〜

802名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/23(月) 23:14:46
まだーーーーー

803名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/28(土) 15:48:00
なんとなく眠れなくて、ちょっと外を散歩することにした。今の季節じゃ夜はまだ寒いから、パジャマの上からコートを羽織ってすぐ近くの公園まで行くことにしよう。

いつも見慣れている公園も、深夜になるとやや不気味な雰囲気すら感じる。小学生が野球をできるぐらいのグラウンドと、ブランコや滑り台など、定番の遊具は揃っている公園。今はトイレの明かり以外、特に見えるものはない。

深夜のブランコに腰掛けて、こぐわけでもなく、何も考えないようにぼーっとしていた。誰もいない公園で、自分ひとりのためとしては広く感じるこの空間は、なんともいえない安堵感を与えてくれる。

ちょっとミスをしたくらいで、何で今日はこんなに落ち込んでいるんだろう。最近はただ毎日が繰り返しで、でも傷つくことも少なくて、そんな平凡な毎日のはずなのに。

疲れた果てていた僕は、ブランコに座ったまま眠り落ちそうになっていた。

804名無しさん@着ぐるみすと:2007/04/28(土) 19:28:25
なんかキタ━━━━━━Σ( ̄□ ̄;)━━━━━━━!!!!!

805名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/01(火) 19:46:24
続きコネ━━('A`)━━…

806名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/02(水) 16:20:20
○| ̄|_

807名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/04(金) 16:37:10
on_

808名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/05(土) 20:38:06
on

809名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/05(土) 22:23:04
ふと目を覚ました。なにか気配を感じる。嫌な感じはしない。たしかにあたたかくて、なんていうか、心地よい気持ちにしてくれるもの。

僕はうつむいたままで、視界にははっきりしない自分の足先だけ。なにかの影が見えるわけでもないし、音も聞こえない。でも確かに感じる。僕を包み込むようなこの感覚はなんなのだろう。

確かにここにある、僕をつつみこむこの両手。ハグしてくれるこのあたたかい手は・・・、確かにあの時の、忘れられない懐かしい思い出の中にあった。

810名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/06(日) 11:28:24
(゚Д゚)ポカーン

811540:2007/05/07(月) 09:47:41
すいません、このスレの諸兄orz
HDが逝ってしまいましたorz
当初の物より遥かに違ったものをアップするか、このまま消えるかと考えております。
申し訳ないですorz

812名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/07(月) 16:41:06
>>811
あやまることはない。
気が向いたらまた書けばいいんでない?
それだけのことだよ。

813名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/12(土) 12:13:10
「暑いよ、暑いよ」
私は遊園地で着ぐるみの仕事をしていた。
でもなぜかスタッフさんにいじめられて
着ぐるみを着たまま部屋に閉じ込められた。
本当に暑い。部屋の窓は締め切ってるし、エアコンもついてない。
蒸し風呂状態だった。
どうしよう、炎天下で着ぐるみを着ていたので限界に近いし。
このままだと本当に倒れちゃう。
しかも着ぐるみは自分で頭も取れないタイプだった。
「暑いよ。暑いよ。助けて」

814名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/12(土) 18:42:22
どのくらい経ったのだろうか。
私は着ぐるみを着たまま寝てしまった。
ふと気が付くとスタッフさんが目の前にいた。
そして、いつの間にか着ぐるみの頭が取られていた。
「今日の仕事はおしまいだよ」
スタッフさんの言葉に我に返った私だった。
何事もなく家路につきました。

                 おしまい。

815名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/12(土) 19:12:58
(゚Д゚)ポカーン

816名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/12(土) 20:34:48
なんてトートツな

817名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/12(土) 20:37:15
ttp://insidedoll.bne.jp/story_t021.html
ttp://insidedoll.bne.jp/story_t022.html
ttp://insidedoll.bne.jp/story_t023.html
何か面白いので貼りますね

818名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/12(土) 21:06:17
>>817
インサイドドールを貼るのはヤメレ!

819名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/12(土) 21:10:48
インサイドGJw

820名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/13(日) 00:20:38
あそこはそっとしといてやれ。可哀想だろ。

821名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/13(日) 07:31:29
>>817
このスレの存在を否定するまねはやめろと何回言えば(ry

822名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/13(日) 13:52:57
まあまあ、せちがらいじゃんるなんだしみんななかよくしる。

823名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 22:14:33
待合室。
体に密着した青い光沢のあるスーツを着込み、長澤奈央は一人部屋の真ん中で待ち時間が空けるのを待っていた。
深夜まで及んだ撮影に長い待ち時間が生ずるのは珍しい事ではなかったが、
一人で、それもこんな格好で長い時間を過ごすのは初めてだった。
この姿ではトイレにも容易にいけない。ご飯も食べられない。待つ他にする事はなかった。
部屋に備え付けられた鏡に遷った自分を見やる。
全身にフィットしたスーツが艶かしいボディラインを浮かび上がらせている。
恥ずかしさや、今後への不安や、日常のストレスがそうした隙を生んだのだろう。
…――――――だから、それは確かに魔が射しただけの事だったはずだった。
スカートを捲り上げるようにして青い布に包まれた自らの秘部に指を這わせていく。
「…はぁ、ふぅぅ――…」
最初は核心を外れた部分をゆっくりと。次第にその円を縮めていき、やがてその細い二本の中指で割れ目を上からなぞって行く。
「んっ! んっ!! んっっ!!!」
唇を強く噛んでもれる声を抑えようとする。
強く擦り付ける太股と太股の間で秘部がうっすらと湿っていくのが分かる。
なまじ、薄布を隔てている事が逆に奈央の高ぶりを招いた。焦らされている様な感覚に襲われる。
自然、指に力が入る。
もう、腰が砕けて力が入らない。空いている左手で畳を抑え、身体を支えた。
勢い、股が開かれる状態となる。忍者の鎖帷子を模した編みタイツに覆われた奈央のすらりと長い脚が露わとなる。
その奥で白いグローブに覆われた奈央の指が、まるで別の生き物の様に次第に速度を増しながら執拗に奈央の股間をしごいた。

824名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 22:15:37
たちまちの内に室内にグチュグチュと卑猥な水音が響き始めた。
(駄目――!!)
衣装を汚してしまう。頭では分かっていても鏡の中で両脚を大きく割いた状態で自慰に耽る自分に引きずられ、
悩ましいため息が白い吐息を伴って吐き出された。
「うぁっ! んぅっ!!!…はぅっ!」」
長澤の下半身が耐え切れず、くねり始める。勝手に身体が震えて自由にできない。
ぶるぶると、太腿が筋を立てて震え続ける。額にうっすらと汗が乗り、まだ少女の面影を残すその顔は赤く紅潮している。
空色のパンティはその中心を暗い紺色に染めていた。
「あ、あ、あ…あゥッ! うぅ…ッう!!」
奈央はもう自慰に夢中だった。股間に意識が集中し、その他のことなどどうでも良くなっていた。
奈央の腰が浮き、視界が白く覆われはじめる。

「っッッ!!!」
全身が弓のような美しい曲線を描いて反り返る。
一瞬の静寂。
その瞬間、七海の背筋がピンと伸びた。
「っっっっッッ―――…!!!!」
仰け反ったまま全身を強張らせ、きつく歯を食いしばる。
次の瞬間。
プシャッ!!! プシャァァァァァアアアアアァァァァ――――!!!!!!!!
最大級の波を向かえ、奈央の顔に悦楽の表情が表れる。
が、それだけでは終わらない。奈央の意思に反して律動が起こる。
「あんっ!…あんっ!!……あぁん!!」
びくッ…びくッ…びくくッッ!!
『あうッ! うンッ! あぁ・あ・あ・あぁ…』
どぷり、と
 新たな愛液が長澤の股間から湧き出て滴り落ちる。
しとどに濡れそぼったそれは藍色のパンティでは、もう抑えきれないほど溢れ出てしまっていた。
プシャッ! プシャッ! プシャッッ!!

「はぁ…はぁ、はぁ………はぁ――…」

絶頂を迎え、満足げな表情を浮かべる。
その一部始終を、黒いカメラに取り付けられたレンズが捕らえていた。

825名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 22:16:41
イベントは滞りなく進み、写真撮影会の前に奈央のシークレットフィルムが上映されることになった。
事前の打ち合わせでは、これは来月発売するイメージDVDの先行公開になる予定だった。
舞台後ろの巨大スクリーンの『長澤祭り』の文字が消えていき、やがて映像が表示されてゆくのを見るうちに、奈央の顔から血の気が引いていった。

『あ、あ、あ…あゥッ! うぅ…ッう!!』

巨大な画面いっぱいに両脚を広げ、股間をまさぐる自分の姿。
悦楽に酔いしれたその表情は淫女のそれだった。おまけに、着ているのはハリケンブルーのスーツだ。
会場全体が動揺にざわつき始める。誰もが、目の前で繰り広げられる現実を理解しきれないままスクリーンに釘付けになった。
画像は紛れもなく長澤本人であることに間違いはなかった。
憶えがなくとも他人には絶対に見られたくない羞恥行為を撮影され、大勢の人間の前でつまびらかにされている。
それも、ハリケンジャーの衣装を着た自分に欲情したというとんでもないシチュエーションで、だ。
ビデオの中ではハリケンブル―の格好をした長澤が懸命に股間を二本の指でまさぐっている。

『ん…はぁ、…ふぅ…はうっ!…あっ…あぁ――…』

「なに…これ……?」
突然の事態にまだ、思考が追いつかない。
奈央はスクリーン一杯に繰り広げられる自らの痴態をただ、呆然と見つめていた。
『はぁ…はぁ…はぁ……』
頬は紅く高潮し、背中からは湯気が上がっている。
スーツの密閉性の高さが熱を篭らせているのだ。
白く弾む息を吐き出しながら長澤は股間をなぞるのを止め、おもむろにその手を背中へ回し
――忍者刀ハヤテ丸のプロップに手を伸ばすと、その先端を股間へあてがい、執拗にこすり始めだした。
『あ…! あぁっ…っっつ…いっ―…いぃ…あ…あぁ…あああぁ…』
撮影用の小道具を張り型に見立てた自慰行為が流れると、会場に失笑の冷たい笑い声がそこかしこから上がり始めた。
まるで、憑かれた様に画面の長澤は懸命に股間に鞘を押し当てていく。
ずぶっ…じゅぶ…ぬぷっ……
眉間に皺を寄せ、歯を食いしばって玉のような汗をかきながら一心不乱に腰を扇動させていく。

826名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 22:17:42
「こんなの嘘…こんなの嘘だよっ!」
必死に場を取り繕おうとする長澤の叫びが虚しく開場に響き渡る。
もう、誰も長澤の言葉を信じる者はいなかった。
会場の混乱は頂点に達し、奈央の目の前の最前席からも説明を求め、ファンが仕切り線を越えて詰め寄ってきていた。

『発情期の猿みたぁ――――い!』

突然、場に似つかわしくない、どこか幼い印象を与える甲高い声が広い会場に轟いた。
『やっほー! 奈央、楽しんでる? 驚いたでしょ―? 実はこっそり隠し撮りしてたんだ、ごめんね―☆』
画面が切り替わり、一人の若いグラビアアイドルの顔が大写しになる。
「何で…あずちゃんが?」
そこに映って微笑んでいるのは、紛れもない奈央の友人山本梓だった。
笑って手を振っているいる。心底楽しそうに。いつも奈央と談笑している時と変わらない満面の笑みで。
『でも、いきなりこんなの見せられてもわけわかんないでしょ? だから説明してあげる!
えっと…長澤奈央は今日限りで芸能界を引退します!』
突然の発表に会場のファンが再びざわめきだした。
「そ・そんな……!」

『当然だよね―、戦隊もののスーツ着た自分にムラってオナってた所を大公開しちゃったんだもん。
もう、表を歩かんないよ。人生終わり――!! でも、安心して。奈央はわたしがきっちりプロデュースしてあげるから。
題して“海豚をプロデュース大作戦!!” はーーーい、ぱちぱちぱちぱちーーー!』

動悸が止まらない。
悪い夢を見ているようだった。
会場の空気が一変していくのが、今日の舞台の主役は長澤ではないことを如実に伝えていた。
いつしかイベント会場は奈央のためだけに用意された処刑場へと姿を変え、ファンは残酷な公開処刑を楽しむ聴衆へと変貌していった。
彼らが目を皿のようにして一挙一等速を凝視するのは長澤ではない。新鮮な刺激と驚きを与えてくれる画面越しの梓だ。
長澤はどうする事もできずにただ流されるままに梓の言葉を聞いていた。

827名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 22:18:42
『っていうか――、今日のイベント自体がお披露目会、みたいな?
感謝してよね―、東映の衣装汚してオナっちゃう様なド変態をもっかい売り出してやろうなんていう親切な人はいないよ?
でもマニアックだよねー、スーツ着た自分に欲情するなんてさー。わかんないとでも思ってたの?
股間に染みが出来て匂うっつーの! そんなにハリケンブルーのスーツを着るのが好きなら一生着てればいいよ
んで、その格好のまんまお詫び行脚で全国周るの。日本中のファンとちびっ子に謝ろう、オナニー大好きのド変態でごめんなさい、ってさ!
名前は何がいいかなー…うーん…そうだ! 名前はファンから募集しようか。 素敵でしょ? もう嬉しくて股間濡らしてるんじゃないの、奈央?』

部隊袖から特設ステージの中央に、衣装を乗せた台座が運ばれてくる。
四方から当てられる極彩色の照明が光沢のある青い表面に反射してきらきらと光り輝いて見える。
それは、本日の主役である奈央をひときわ輝かせる特殊な衣装であった。
あれを自分が着せられて二度と脱げないようにされてしまう。
ちらりと脳裏を掠めたほんの数分後の、惨めな未来の自分の姿に今から背筋が寒くなった。

828名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 22:19:45
某所に投稿したものです。
感想また、これからの展開等についてのご意見をお願いできますでしょうか?

829名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 22:58:52
頭に蛆が湧いてる?

830名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 23:06:33
つまりマルチポストか。

831名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/18(金) 23:13:49
これって
もし訴えられたらヤバくない?

832名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 02:10:37
本人が書いたものならいいんじゃね?
あと、訴えるって、こんなところ見てないってw
俺的には続編希望。

833名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 07:30:44
典型的な中学生の童貞向けなお話ですね。

834名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 09:10:46
感想は人それぞれだからね。

835名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 10:00:02
特撮系の話は新鮮だな。

836名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 11:58:17
何故長澤の名前をそのまま使う?

837名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 12:00:06
まずいの?

838名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 12:01:58
N澤N央くらいにしておかないと訴えられたら勝てない罠。

839名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 12:05:38
屁理屈かも知れんが、二次創作で既存のキャラや設定をそのまま使うのと現実の人間を
題材にするのとどっちが不味いとかあるんかね?
いや、どっちも同じくらい不味いのかも分からんが。
続編自体は読みたい感じがするけど…

840名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 12:11:05
とりあえずageるなってこった。

841名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 14:39:12
まあ、作者必死だなってことで終了。

842名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/19(土) 15:19:23
ー 糸冬 了 ー

843540:2007/05/20(日) 20:12:10
ttp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime14324.txt.html
pass:hajime
えっと、この前の作品は消えてしまったので、即興で書けるだけ書いてアップしますorz
きりの良い所まで書いたら、アップしますorz
文才ない奴が書いたものなんで、存分に叩いてくださいorz

844:2007/05/20(日) 21:37:09
何故ここに書かない?
ってゆーか見れないけど。
だからまったく意味なし。

845名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/20(日) 21:52:13
ん?みれましたよ?>>844

846名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/20(日) 21:54:27
>>843
良かったよ。続きを楽しみにしている

847名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/20(日) 22:08:04
見れないよ。

848名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/20(日) 22:24:26
見れる。ダウンロードのボタンがわからないんちゃう?
広告と見間違いそうなところだけど、まぁ探してみればすぐ分かるよ。

>>843
続き希望。なんか美少女ゲーム的展開でおもしろい!
ワクワクしてます。

849名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/21(月) 00:34:22
いいぞいいぞぉ
続きまってるぞぉ

850名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/21(月) 13:40:31
>>844
ようは、使い方が分からないから拗ねてるわけか。

>>843
続きを期待してるよ
エロゲのような展開、斬新で好きだw

851あぼーん:あぼーん
あぼーん

852名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/21(月) 16:20:49
>>848>>850
そうじゃないよ。
Macに対応していないらしい。_| ̄|○

853名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/21(月) 20:22:33
MacのピークはLC575

854名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/21(月) 20:33:04
(゚Д゚)しよ あ ?

855名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/22(火) 10:21:28
友達の沙希ちゃんから電話がかかってきた。
「真希ちゃん、明日予定ある?」
「ないけど」
「じゃあバイト代わってくれないかな?
急用が出来ていけなくなっちゃって」
「いいよ。どうすればいいの?」
「ありがとう。詳しい事はメールするね」
メールを確認すると集合時間と集合場所と持ち物が書いてあった。
「Tシャツとスパッツがいる?どうしてだろう?」
私は疑問に思ったが持って行く事にした。
次の日集合場所に集合時間に間に合うように行った。
すると女の人がいた。
「田中さんね。じゃあ行きましょう」
「はい」

「すいません。今日の仕事なんですか?」
私は質問した。
「聞いてないですか?今日着ぐるみ着てもらいますけど」
「え、そうなんですか?聞いてなかったので」
ちょっとびっくりしたけど、やってみたかったので少し楽しみだった。

856名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/22(火) 10:22:27
なんかキタ━━━(゚∀゚;)━━━!!!!!

857名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/23(水) 11:16:07
現場に着くとそこは大きい薬局だった。
「終わる頃に迎えに来ますからね」
「わかりました」
裏口に行くと女の人が待っていた。
「田中さんですね」
「はい。そうです」
通路を抜けて控え室に案内してくれた。
「着ぐるみはこれです」
「え、何ですか。これ?」
「水虫薬の会社の着ぐるみなので、人間の足の裏をモチーフにした
着ぐるみなんです」
「そうなんですか」
「今日は1回30分、5回店頭に出てください。着ぐるみ着たら
しゃべっちゃだめですよ。もうすぐ時間なので準備してください」
「はい。わかりました」
私は服を脱ぎTシャツとスパッツに着替えた。
着ぐるみは大きい足の裏の胴体とタイツと靴だった。
まずタイツを履いた。厚地の肌色のタイツだった。
胴体の部分の後ろにあるファスナーを開けて着る。
足の裏の着ぐるみなので手を出す部分なく手は使えない。
視界が悪いし暑い。
「じゃあ閉めますよ?」
「お願いします」
最後に靴を履き着替え完了

858名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/23(水) 13:10:41
(・∀・)なんだか臭そうな着ぐるみだ

859名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/23(水) 13:16:56
田中さんシリーズ来た!!

860名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/23(水) 19:37:30
「すいません、何て呼べばいいですか?」
「名前言ってなかったですね。私の名前は佐藤麻衣ですよ。
好きなように呼んでくれればいいですから」
「じゃあ田中さん行きますよ。
部屋から出たらしゃべっちゃだめですからね」
私はジャンプして合図した。
麻衣さんに誘導してもらい店頭に出た。
暑い。30分持つか心配だった。まだ早い時間のためか
お客さんは少なかった。
着ぐるみが変わっているのでびっくりする人が多かった。
一回目は何もトラブルなく終わった。
控え室に戻り麻衣さんに着ぐるみを脱がしてもらった。
「暑かったでしょう。どうぞ」
ペットボトルの水をもらった。
「ありがとうございます。すごい着ぐるみ暑いです」
水を一気に飲む。おいしい。

2回目3回目とも無事に終わり、休憩していた。
「田中さんそろそろ準備して」
「はい」
麻衣さんに手伝ってもらい着ぐるみを着る。
「じゃあ行きますよ?」
私はジャンプして合図した。

861名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/23(水) 22:34:37
店頭に出ると子供達に囲まれた。
足を蹴られ痛い。麻衣さんが止めてくれたが、麻衣さんがいなくなると
また蹴られ、
「痛い」
痛くて声出しちゃった。どうしよう。
「何か声が聞こえたぞ。もっと蹴れ」
痛い。麻衣さんは危険だと感じて控え室に誘導してくれた。
控え室に戻り着ぐるみを脱がしてもらう。
「大丈夫?」
「蹴られた所痛いんです」
タイツを脱いで見ると赤くて少し腫れていた。
「ごめんね。ずっと付いてあげれなかったから」
「気にしないでくださいよ。麻衣さん別の仕事も
しないといけないんですから」
「店の人に頼んでチラシ配り代わってもらうから
私が着ぐるみ着る。田中さんに怪我させちゃったし。
気にしないで。私着ぐるみ着てみたかったの」

862名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/24(木) 10:03:22
「そうですか。すいません」
私はタイツを脱ぎ着替えた。
麻衣さんに水をもらい休憩していた。
時間になったので麻衣さんは服を脱ぎタイツを履いた。
「汗くさいけど我慢してください」
着ぐるみ着るのを手伝い、
「閉めますよ?」
「お願い」
最後に靴を履かせた。
「行きますよ?」
麻衣さんはジャンプして合図した。
店頭に出るとまた子供に囲まれ麻衣さんは蹴られていた。
私が止めようとした時、麻衣さんは押されて転倒した。
近くの店員さんを呼んで麻衣さんを起こした。
「大丈夫ですか?」
小声で聞くと
「大丈夫」
と返事してくれた。
知らないうちに30分が経ち控え室に麻衣さんを誘導した。

863名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/25(金) 10:06:36
「麻衣さん大丈夫ですか?」
「大丈夫。楽しいからまだやりたい」
「え、暑くないですか?」
「暑いし、重いし、苦しいけど楽しいよ。私Mなのかな?」
「それはわかりません」
「1人で店頭に出たい」
「危険です」
「大丈夫。店の人もいるし」
「もう時間だから田中さん、お疲れ様」
「店頭まで送って行きますよ」
「ありがとう。お願い」
私は麻衣さんを店頭まで送った。

「田中さんお疲れ様。帰りましょう」
事務所の女の人が迎えに来てくれた。
「着ぐるみは大変でしたか?」
「大変でしたけど、いい経験になりました」

864名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/27(日) 22:47:06
えっと、終わりですか?


>>843さん続き希望です。

865名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/29(火) 21:10:53
863を書いたものです。
終わりましたので他の方どうぞ。

866名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/30(水) 00:30:51
なんかこういう、ヤマもオチもないのが流行ってんの?

867名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/30(水) 03:11:20
人はそれをやおいと呼ぶ

868名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/30(水) 07:16:56
やおい???

869名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/30(水) 08:32:59
UFO研究家か?

870名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/30(水) 09:49:53
きっとすべてプラズマで証明できるんだよ。

871名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/30(水) 11:38:22
大槻教授か!

872名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/31(木) 02:55:48
山なし 落ちなし 意味なし ⇒ や お い

873:2007/05/31(木) 09:42:21
???

874へなちょこ小説家:2007/05/31(木) 11:09:27
ありがちな落ちだけど、俺ならこう書くな

深夜、イベントで使った着ぐるみは倉庫に保管されて乾燥させている、昼間イベントを
側で見ていたアルバイトのN君、誰もいなくなったことを確認してこっそり倉庫に入る
と、内部から鍵を閉めた。
着ぐるみは、背中のファスナが開けられて扇風機で内部に風を通し乾燥させているよう
だイベントが終了して5時間ほど経過していたが、内部には彼女たちの汗しみがまだ残って
いた、警備員もいるので照明はつけることはできない、手持ちのライトで着ぐるみを
照らす。
最後にこれを着用していたのは、先輩の田中さんだとゆうことはわかっている、田中さん
の前は佐藤とゆう女性だとゆうこともわかった。
つまり、この着ぐるみはまぎれもなく過去2回までは女性が着用していたとゆうことになる
こんな想像をしているだけで彼の息子は激しく反応していた、しかし、彼は会社に黙って
残りこんなことをしているとゆう後ろめたさもある、見つかったらくびは必至だ。
暗く狭い倉庫、いつやってくるかもわからない警備員、そんな状況で彼は最後の仕事に取り掛かる
、彼の目的はただ一つ、この着ぐるみを自らの身に纏うことだ。
とりあえず、トランクス以外は衣服をすべて脱ぎ、干してあった、肌色タイツに足を通す、まだ若干湿りが
残っているので、なかなか足が通らない、やっとの思いで足を通し、足着ぐるみのファスナの開口部から
内部に侵入する、この中にはつい5時間前まで美人の田中先輩が入っていたのだ、じばしの時間その想像で
息子も元気になっていた。
しかし、最後に決定的なミスがあることに彼はようやく気がついた、そう、ファスナは一人では閉められない
とゆうことだ、ファスナを閉めないと完全にこの空間に入ったとはいえない、後悔の念にかられていると
部屋の外から靴音が聞こえる、警備員が部屋に近づいてきているのだ、N君は焦った、ファスナが開いている
以上着ぐるみのなりすますこともできない、とりあえず着ぐるみからでようとしたが、内部にタイツがひっかかり
出るに出れなくなっていた、もがいていると手が機材にあたり大きな音をたてて崩れ落ちた。
「誰かいるのか?」と警備員が部屋にはいると半身着ぐるみに入ったN君を発見した、翌日N君は店長と田中さん
に謝罪して、お店も辞めました。

誤字脱字は勘弁してけろ

875:2007/05/31(木) 12:13:06
×:〜とゆう
○:〜という

876名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/31(木) 18:48:23
深夜、お店も辞めました。

…だけ読んだ。

877名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/31(木) 20:30:11
>>843
続きщ(゚Д゚щ)カモォォォン。

878名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/31(木) 20:37:10
自力でファスナーが揚げられない香具師は着ぐるみ着ちゃダメですぅ。

879名無しさん@着ぐるみすと:2007/05/31(木) 23:23:35
足着ぐるみだからじゃない?>>878

880名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/01(金) 18:03:03
足着ぐるみ?

881名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/01(金) 18:13:22
>>878-880
 >>855-863の続編という形でお手本を示したのが>>874ってことだろ。
だからその足の着ぐるみでいいことしようとしたけど一人で着れずに捕まっちゃったってオチ。

882名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/02(土) 08:08:25
( ´_ゝ`)フーン

883名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/02(土) 14:17:56
で、お手本になったの?

884名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/02(土) 15:05:39
次回作が楽しみでつね

885名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/02(土) 16:54:23
そうでもない。

886名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/02(土) 17:12:34
私は派遣登録して着ぐるみの仕事がきた。
前からやってみたかったのでうれしかった。
現場は遊園地。遊園地のキャラクターをやって欲しいという事だった。
従業員口から入り用件を告げると25歳ぐらいの男の人が来た。
「派遣の人だね?」
「はい。佐々木亜季といいます。よろしくお願いします」
「控え室に案内するから」
控え室に案内してもらい待ってると女の子が1人入って来た。
挨拶し、さっき案内してくれたスタッフの人が来た。
「じゃあ皆さんそろいましたね」
スタッフの人が仕事の内容や注意事項を説明してくれた。
「じゃあよろしくお願いします」
「はい」
私は女の子に近づき
「佐々木亜季です」
「篠原愛です」
「愛ちゃんは何歳?」
「19歳」
「亜季ちゃんは?」
「19歳」
「同い年だね」
「そうだね」

887名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/02(土) 17:56:30
着ぐるみは王子様とお姫様をモチーフにしたものだった。
王子様の顔はカッコイイし、お姫様は可愛い。
私と愛ちゃんはTシャツ・スパッツ姿に着替えた。
相談し王子様とお姫様交互に着ることにした。
私が先にお姫様を着て愛ちゃんが王子様を着る。
「ドレス可愛いね」
「タキシードもカッコいいよ」
休憩するごとに違う着ぐるみを着た。
「愛ちゃんいいニオイがするね。ごめんね私汗かきで」
「気にしないで。亜季ちゃん」

だいぶ時間が経ちあとバイト1時間くらいの頃、
愛ちゃんがこんな質問をしてきた。
「私のこと好き?」
「どうしたの愛ちゃん」
「私、亜季ちゃんタイプなの」
「え?」
「びっくりさせてごめんね。私レズなの」
「そうなんだ。びっくりしちゃった」

888名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/02(土) 18:53:00
(σ´∀`)σ888ゲッツ!!

889名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/02(土) 18:56:28
(°_。) ?

890540:2007/06/03(日) 10:09:25
PCのバックアップデータの中にちょっと前に友人の冗談で某小説サイト風に書いた小説がありました。
でもこれが、ふたなり系なんす…orz
特殊なジャンルと言うことなんで、うpするかどうかは皆さんの意見を聞いてからにしようと思います。
俺の書いたつまらないものなんで過度の期待はなさらないでくださいorz

891名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/03(日) 12:56:08
「亜季ちゃん、抱きしめてくれない?」
「ごめんね。出来ない。」
「じゃあ、着ぐるみ着てならいい?」
「王子様とお姫様のキャラだからいいよ。でもエッチなことはしないでね」
「うん、分かった」
愛ちゃんがお姫様、私が王子様を着る事にした。
着ぐるみを着ると愛ちゃんがテンションが高かった。
スタッフの人に誘導してもらい出口でお客さんのお見送りをしていた。
お見送りをしている間でも愛ちゃんは私と手をつなぎ、
楽しそうにしていた。
最後のお客さんを見送り私たちは控え室に帰ると、
スタッフさんの携帯が鳴った。
「ごめん、急用が出来ちゃった。着替えて仕事終わり。お疲れ様」
「お疲れ様でした」
スタッフさんが出てくと愛ちゃんが私に抱きついてきた。
「亜季ちゃん、ぎゅっとして」
ぎゅっと抱きしめた
すると愛ちゃんは私のお尻を触り
「ごめんちょっと触らせて」

892名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/03(日) 15:37:50
「亜季ちゃん、胸も触らせて」
愛ちゃんが胸をもみ始めた。
最初は恥ずかしかったけど段々気持ちよくなってきた。
「頭外さない?」
「いいよ」
私と愛ちゃんは着ぐるみの頭を外した。
汗をかいた愛ちゃんの顔。
目をつぶりキスを待っているようだった。
私は初めて女の子とキスをした。
「ありがとう。亜季ちゃん」
「私も楽しかった」
着ぐるみを脱ぎ、着替えた。
「亜季ちゃん、私の携帯番号良かったら連絡して」
「うん」
「じゃあね」
「バイバイ」

おわり

893あぼーん:あぼーん
あぼーん

894名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/03(日) 19:33:36
(゚Д゚)ハァ?

895名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/04(月) 20:01:52
耳元でささやくような声で、「ガムシャラですよ」

896名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/05(火) 21:50:34
何が?

897名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/09(土) 10:23:18
さあ?

898あぼーん:あぼーん
あぼーん

899名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/09(土) 21:16:39
続かねーYO!どアホ!

900名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/09(土) 21:18:14
(σ´∀`)σ900ゲッツ!!

901名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/09(土) 21:21:05
ん?

902名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 10:30:54
来る?

903名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 16:01:03
何処に?

904名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 17:14:04
後楽園。

905名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 18:27:18
で。

906名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 19:55:08
ボクと。

907名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 20:11:28
あくび。

908名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 20:16:32
(´θ`)ふわ〜〜〜〜〜う

909名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 20:24:00
Σ(・ω・ノ)ノ 何だこのスレ?

910名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 20:32:45
着ぐるみの中で声を立てないようにしてあくびすることあるよ。
肩がどうしても上がるのでちょっと見には背伸びしてるように見えるかも。

911名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 23:22:29
↑そういうリアルな話が好き。

912名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/10(日) 23:28:56
リアルっぽい話がいい?
酸素が薄くなると深呼吸したくなるよね。

913名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/11(月) 07:39:12
このスレと関係ないやん!
コスプレスレにでも逝ってくれ。
仕事で着ぐるみ着てるのならバイトスレに逝ってくれ。

914あぼーん:あぼーん
あぼーん

915名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:22:37
「TENSI」

物語や伝説に詠われる天使が、人々の前に姿を見せなくなってから、どれほどの時が過ぎただろうか。

916名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:24:26
人類は荒野にまかれた種、
それはやがて育ち、都市を作り、都市と都市の間にハイウェイが走り・・・
ハイウェイというのは馬車道のことだったけど、今はガソリンで走る自動車の道だ。だから、
鉄道は、起源で言えば自動車より新しい。
電話の起源は・・・糸電話だろうか。機械式の電話交換機ってすごいよね。
機械といえば、計算機も最初は歯車で動いて、微分積分もこなしていた。
僕たちは、そういうことをインターネットで知ることが出来る。まるで全能を持つ者のように、だけど、
楽園を忘れることは出来なかった。

機械仕掛けの神、って知ってるかい?
彼女は小首を傾げる。なんだよ、顎に指なんか当てて。かわいいじゃないか。
・・・それは、機械で神を象った中世の劇場の舞台装置のことだ。

917名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:25:43
いきあたりばったりの物語が混迷を極めて、いよいよ救いが無くなる。審判の時が訪れる。
そこで轟音を奏でて、白煙を巻き上げ、観衆の度肝を抜く神様の降臨というわけだ。
きっとキュニョーも、ベルも、チューリングも、神様が欲しかったんだよ。

さぁ、おいで。
天使は人々の前に、姿を見せなくなった。僕には天使が見える。
膝の上の天使さんには・・・Photoshopで描かれた服飾のデザイン画が見えているはずだ。

画面を指す指は少し迷ってから、その中の一つをタッチする。
Poserというのは、好きなポーズをとらせることができるCGのフィギュアを提供するソフトウェアで、
そのまま素材として加工して使うことが出来るのだが、天使さんが指したのは、そのままのもの。
「それはダメ。裸が一番美しいなら、誰も服を着る必要がないだろ?」
悪い子をいましめるように、アクリルファイバーの髪を掻き回す手を逃れて、僕の膝を立つ。
僕の膝には、彼女のふともものマテリアルな感触が残る。

918名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:26:51
彼女は、指を横に振った。違うよというみたいに。
白いスーツのジャケットを脱いだ。白熱灯の輝く光の下で。
ネックレスの十字架が揺れる。あのスーツも、僕のデザインのもので、
この前アパレルメーカーの奴に「お水系だね」なんて評されたやつだ。
評価はともかく、言い得ている。対等の立場を裸の付き合いと言うように、
服装とは、階級やそのひとの立場を表すためのものだ。だから、
人間をその人以上にも、その人以下にもする。

ブラウスのボタンに彼女の指が掛かる。うまくはずせないかな?
その下には、9号のスーツにぴったりと合う、少し矯正されたプラスティックの肢体がある。

それなら、人間と天使はどっちが立場が上かって、
この天使さんの中のコと話したことがあったな。確かこんな感じだった。

919名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:27:53
「・・・王様は王権神授だから偉いわけだし、裁判は神の権威をもって裁かれる。
 人間どうしはお互いに相互不可侵の人権、っていうのがあるから。」
「人間と天使だったら、天使のほうがえらい?」
「はは、残念。言葉通り、御使いは神様の使用人。そして人間は、地上の支配者に任命されてる」

人権という考え方が有力だったころ、人間が権力を及ぼしていいのは人間以外のものだけ、
という考え方が主流だった。ルソーやヴォルテール、ジャコバンもそう思っていた筈だ。
だから、刑罰を受ける囚人たちは鞭で打たれたり車裂きにされたりする前に、
まず動物や悪魔のマスクを被せられ、それは自ら外せないように錠で固定された。
ファッショナブルじゃないか。

「そういうのはイヤだな。」
「他人事かよ。そのソニア・リキエルの服だって、どこかのデザイナーが君を定義してるってこと。」
「む〜・・・・。自前なんですよ?この服高かったのに。」
「罰金みたいなもんだ。でもファッショナブルじゃないか。よく見せて。」
高いだけあってマテリアル感はある。デザインはシンプル。着て似合うかは才能がいる。
本当に似合っていると思ったのに、彼女は身をすくめた。

「うれしくないです。どうせなら、天使がいい。」
「えっ?」
「みんな、そうなりたいんじゃないですか?」

920名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:29:11
それは啓示だった。何かが見えた気がした。
ジャコバンは悪魔に脅えていたのかもしれない。かの革命は人間を高めるあまり、
人間以外の者をおとしめてしまったのではなかったか。

神授の王権を持つ者をさえ人間以下と見なしたがゆえに、王政は潰えた。
後に残ったのは、仕える王のいない使用人の群れか、使用人のいない王の群れか。

だとしたら現代の文明は、機械仕掛けの神は、その過失を埋め合わせるために、
人間以外の存在を祝福し、高めるだろう。
例えばコンサート会場の真ん中で歌うポップミュージックのアイドルとか、
ステーションに教会のイコンのように掲げられたアニメ絵の少女も、人間以外のものだ。
滅びることの無い、数多くの。魂の無い肉体か、肉体の無い魂か。
人々はそれを愛している。

921名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:31:01
僕には天使が見える。
Poserから抜け出してきたような、ブラとパンツの天使。手を広げて・・・
やっぱり、裸が一番美しいんだよ、と言いたいんだろうか?
中のコはボディラインも肌もろくに自信が無いらしく、見せたがらないんだけど、
それはいいんだろう。天使だから。人間じゃないからな。

それとも、ただ暇を持て余していたのかもしれない。僕の気を引きたかったのかも。
人が天使を見なくなってから、何世紀もたつんだから・・・僕は立ち上がった。
右手で腰を抱き寄せ、顎を持ち上げて、冗談のようにキスする。
柔らかい感触。よく出来てる。
あのアパレル会社の資材部もやるもんだな。

彼女は、脱いだ時の感覚が気持ちいいと言った。
仕立ての良い服は、さながらにその人の肌のようなものだ。
そういう服を脱ぐと、剥き出しの肌は鋭敏になっているから、外界からの刺激が増大する。
知覚の増大は、快感だ。

922名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:32:10
お尻に手を這わせると、彼女はびくっと震えて、もじもじっと膝を合わせた。
そのまま、撫で回して唇をねぶり続ける。感じ方は人間と違うだろうな。うれしいんだろうか?
僕には他人の感触なんてわからない。心もだ。誰にだってそうだ。
テクノロジーは、知覚の拡大をもたらしてくれる。
地球の裏側のことも、遠くの星のことも、遺伝子の構造も脳波の乱れも、僕らは知ることができる。
今や、誰もが博士や予言者や哲学者であり、彼らと同じフィードバックの増大された視点を持つ。
そこでは人は分かり合えるという無知がもたらす幻想が消える。
人は人に対しては、コミュニケーションを期待しなくなる。

哲学者が大体ホモやレズなのは、異性の体を理解できない不安だっていうけど、
同性だからって同じように感じてるとも限らない。
神は死んだ、なんていわなきゃ良かったんだ。
ジーザスは最初から、見返りを求めない無償の愛を説いたのに。
語りえぬことについては沈黙しなければならない?体で語れることもあるだろう。

923名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:34:01
彼女の背中のジッパーに指が当たると、かすかに呼気を指に感じる。
脊柱のように、穴あきのチューブが背中に通っているのだ。
指でなぞると濡れているのがわかる。天使さんはそれが嫌なのか、僕の腕に触れる。
さて、どうしよう?僕にはわからない。本当に嫌なのか、愛撫を続けて欲しいのか。

彼女は抱きついて、柔らかい、ちょっと大きめの胸を密着させてくれている。
そのまま抱き合いながら、僕はブラのホックを外す・・・ベルトをまさぐられている。これは・・・
彼女は、どんな服も上手に着こなしてみせるけど、こんなことをしたのは最初だ。
説明は無いし、口も開かない。そういう風に作られている。いいのか?
天上なるものを所有するには、ペナルティがある。

天使と交わった人々は、裁きを受けた。洪水で跡形も無く地上から消された。
神授の王権を受けたものは、断頭台の露と消えた。
聖杯を所有したものは、世界を認識する能力を得る換わりに、
世界の痛みを知り、苦しみを分けあう定めを受けるという。
僕には他人の感触なんてわからない。

わかるはずのないことを知りたいと思うのは罪だろうか。
その時天使は地上を去るのだろうか。ノアを残して。

「・・・俺が好きなのか?」

924名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:35:14
思わずに出た、馬鹿な質問だ。誰が誰を?天使さんは頷いた。そうだよ、知らなかったの?
澄んだプラスチックの瞳が、斜めに見上げている、
僕は、耐え切れなくて目を逸らす。その視野にベットの白いシーツが見える。
いや、待ってくれ。そこから先は準備がいるだろ?
懺悔とか、礼拝とか、コンドームとかさ。
ベットにもつれ込んだ。
外に出すとして、ティッシュペーパーはあるよな?
この期に及んで、我ながら情けない。

いずれこういうことになると分かってた筈じゃないか、人類は、
そういう方向に向かっているんだから。

925名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:36:38
パンツを引きおろして、背中からぐるっと回っているはずのジッパーをたしかめる。
先端にジッパーの耳がついていた、と思う。これにも名前があるんだがそれはもうどうでもよくない?
それは柔らかいシリコンプラスチックの肌に埋もれて、染み出す液体に濡れていて、
つまもうとすると彼女は感じているのか、腰をきゅっと引いた。魚のように跳ねた。簡単にはいかない。

動くのを押さえつけようとして、脚を片方担ぐ形になっているのに気が付く。
シーツをぎゅっとつかんで、天使さんの胸が呼吸で上下している。
その中で、きっと赤い心臓が鳴っている。
皮膚の下では汗と液体でベタベタになっているかもしれない。彼女とするなら、
このまま全部脱がせるほうがいいんだろうか、と、ふと思うが、
過去の経験から言って、全部脱いでやったこともなかったなと思いながら、ジップのタンをつまみ上げた。
天使さんは優しげな笑顔のまま、一瞬手でかばうようなしぐさをして、
そして僕はマテリアルじゃない熱い感触に触れて、

火の雨が降り、バベルは崩れ去って、洪水の波頭がかすめた。

926名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:38:31
・・・一応ちゃんと外に出しはしたものの。
ことが終わったあとは、何もかもが整理の付かないことのように感じる。
彼女は、微熱を帯びたままのプラスティックの体を自分でさわりながら、快感の余韻を楽しんでいる。
下が開いたままでそんなことをしているのが、少しみっともなく見えたので、
僕はティッシュの束でそれを拭いて、天使さんのジップを閉めることにする。
スライダーの音。彼女は僕を見る。不満げにジップを引っかきながら。

「出してほしかった?」
・・・間があって、こくっと頷く。今脱ぐと気持ちがいいんだろうけど、自分で脱ぐ気もないらしい。
僕はあわせる顔が無いし、もう少しこのままが良かった。
彼女の髪を手ぐしで直して、キスをした。

僕には天使が見える。機械仕掛けの神に祝福され、
文明の果てのベットの片隅に腰かけた天使。
だけど、天使はもう、いないかも。

すべてが・・・
この世界には本当は人間しかいないのかもしれないけど。

ふと耳に、鳴り続けていたネットラジオの音楽が聞こえる。
エアコンの低いうなりに重なって。

927名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 20:45:08

                               <了>

パクリだ何だといわれるまえに、資料として以下を示します。

鷲田清一「モードの迷宮」「悲鳴を上げる身体」
バタイユ「呪われた部分」「エロティシズムの歴史」
ジョーゼフ・キャンベル「神話の力」
池澤夏樹「やがてヒトに与えられた時が満ちて」
勿論、「聖書」も。

宇多丸師匠のアイドル論とか宮台さんのオタク論も多少踏まえてるかもしれない。
もちろん、着ぐるみ関係のサイトも見ています。

928名無しさん@着ぐるみすと:2007/06/30(土) 22:41:35
>>927
力作ですね。
出典はどれも読んだことがないですけど、それ以外の本が思い起こされましたからパターンがあるのか何らかの形で影響されあっているのかもですね。
表現がちょっと難しいですね。最初は一気に読んでしまい着ぐるみの状況がイメージしにくかったです。
でも、読み返しているうちにだんだん状況を理解できましたから個性ある作品としてはこれでいいと思います。
材料をうまく盛り込んでまとめた作品だと思いました。
現実世界で起こる夢のような出来事、思い通りに進まない歯がゆさの描写がうまいです。
最後に現実世界に引き戻されるあたりもリアルでいいですね。

929名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 01:50:41
読みにくいものを読んでいただいてありがとう。
コミカルなものは、前に上手な人がいたもんで、
スタイリッシュで本気度の高いものをゴリゴリやってみようかと。

何か新しい視点や論点を提示できれば幸いです。
そっちがメインかもしれない。

930名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 07:58:13
なんかキテタ━━━━━━(゚∀゚;)━━━━━━━!!!!!

931名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 11:59:04
す、すげー。マジすごい。俺も時々うpしていたけど、
こういう観点から見た小説って今まであまりなかった。
実際に正直なことを言えば最初ぱっと見たとき「うぁ堅いなぁ」と思ったんですけども
読み進めてみると一気によんじゃって読み終わったあとには今までにない感覚に襲われました。

どうもありがとう<(_ _)>

932名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 14:33:00
なんとなくわかったが…
この着ぐるみの仕掛けについてちょいと解説してくれないか。
登場人物の設定とか、時代は…近未来かな?

933名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 15:07:34
>>932
>>927の最後の一行

934名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 15:14:21
ん?

935名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 17:08:33
(´-`).。oO(なるほど、チューブの背中にあたる部分に細かい穴を幾つか開けておけばいいのか…)

936名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 19:14:10
⊂( ・∀・)ワケ ( ・∀・)つワカ ⊂( ・∀・)つラン♪

937名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/01(日) 21:48:45
漏れには難しくて理解できん。

938名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/02(月) 13:00:04
意味不明だな。

939名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/02(月) 14:20:35
是非とも解る香具師に実践して欲しい。
そうすると理解できると思うんだ。

940名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/02(月) 14:36:12
無理。

941名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/02(月) 15:37:52
○| ̄|_

942名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/02(月) 22:06:13
意味不明な部分はばっさりカットして読めばいいんだよ。
たいして変わらないから。

943名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/02(月) 22:22:16
全部カットになっちゃったYO!

944名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/03(火) 12:34:53
もう黙ってて呉れないか

945名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/03(火) 15:39:25
断る。

946名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/03(火) 16:22:17
じゃ、萌える小説を書いてくれ>>945

947名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/03(火) 17:48:37
断る。

948名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/03(火) 18:47:29
(´-`).。oO(何だこのスレ…)

949名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/03(火) 18:49:14
着ぐるみ小説スレでつが何か?

950名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/03(火) 23:03:44
何でもありまてん。

951名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 01:33:43
書いた人です。色々レス付けてくれてありがとよ。
事態は難解どころかすごいシンプルで、人がきぐるみを被ってるだけで、
「なんで?」っていうところにエロティックな要素があると思うんよ。

すくなくともどう描くかというのは決してシンプルではないわけで。
画像・お絵かき板の989、よろしければご一瞥を賜りたく。

952名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 10:04:12
>>951
989の絵を描いた人でつか?

953名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 16:25:50
さあ?

954名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 19:24:49
>>952
そうでつ。下手なりに伝わるものもあるかと思って描いてます。

で、向こうのレスで指摘されたけど、俺のジャンルは
>厳密には、変身系の「皮モノ」
なんだそうだ。すいかは野菜ですと言われた時のような衝撃だ。

人間性の隠蔽(=顔や声の否定)って要素はこっち側にしか無い気がするんだけど。

955名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 19:51:36
>>951>>954
何でお絵かきBBSスレを使わずにこっちに書くんだ?

956名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 20:24:11
さあ?

957名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 21:09:16
小説の挿絵?だからだろ。
絵板の画像は小説のちょっと後で半脱ぎした彼女といったところか。

>>954
謙遜を。
艶かしく艶っぽい感じが表現されてて上手いと思う。

ちなみにどうでもいいけど、スイカは野菜で間違いないが果菜とも言われる。
ちなみにメロンも野菜(果菜)に分類されてる。

958名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 21:39:37
>>957
本文の後の情景。あー、何見てるんですかもう!的な絵。
描き分けに人種というコードを当てはめている。

>>955
水準が高そうだから。果菜という表現が許容される水準というか。
次の人が投下し始めたらいなくなる積もりです。

959名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 21:43:19
わけわかめ。

960名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/04(水) 21:44:00
>>958
いなくなるなんてそんな。
って、無理強いしませんけど、たまにでも書いて描いてくださいな。
楽しみにしてますよ。

961名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/05(木) 10:38:03
実は漏れも初めは少々取っ付きにくい文章かなと思ってたんだけど、
中の人の肝心な部分(w)に触れた時の感じ方というか、脳汁の出方が実に作者と全く同じだということに気が付いたw

このセンセーショナルな感覚にいつか、いつか実際に触れてみたいから、
一度でいいから着ぐるんだ女のコと致してみたい。

楽しかったよ。作者乙。

962名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/06(金) 17:07:13
もう、どーでもいーよ

963名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/12(木) 18:02:26
タイトル「ときめき」
幼稚園のトキ、やさしくて綺麗な保母さんが担任A先生だった。
ある日、全生徒が集められて交通安全教室が開かれた。
見渡すといつもクラスのそばにいてくれるA先生がいない?
「朝はいたのに?」
と思ってるうちに教室が始まった。
婦警さんと着ぐるみの犬のオマワリさん、ランドセル背負ったピンクのウサギ
が劇をして交通ルールを説明してくれる教室だった。
教室が終わり、隣の着ぐるみが入っていった部屋が気になった。
好奇心旺盛な頃、もちろん仲間と一緒に覗いてみた。
そしたら!!ピンクのウサギの中からA先生が出てきた。
すごい衝撃が走った。
今、思えば、着ぐるみ大好きになった始まりはこの時からだった。

964名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/12(木) 18:05:31
久しぶりにキター!!

965名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/12(木) 19:40:11
短くまとまってて分かりやすいね。
もしかしたら本当の体験談だったりして。

966名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/12(木) 20:52:33
実は実話です。

967名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/13(金) 12:54:23
俺も幼稚園の時に着ぐるみの童話ショーかなにかで赤ずきんを見たのだが、
こっそりショーの後に舞台裏に忍び込んで中の人を確認したことがある。
可愛いお姉さんを期待していたわけだが、パンツ一枚を身に付けた20代
後半くらいと思える男がオオカミの着ぐるみから出てくるシーンを目撃。
ショックでけえよ。

しかし、今にして思えば、幼稚園児の段階で着ぐるみを着た女にハァハァ
出来るってことだ。男のエロはかなり若いうちからあるってことだな。

968名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/13(金) 18:21:40
オオカミの中身を「可愛いお姉さん」だと期待していたのか
赤頭巾の中身じゃなくて

969名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/13(金) 18:41:29
オオカミの中から出てくる何かをどう妄想するかでその子のフェチ度が分かるな。

970名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/13(金) 23:41:45
赤ずきんの中身を期待して見に行った→ハズレ
orz

ってこと。

971名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 15:28:53
着ぐるみスター、着ぐるみセット「着ぐるめ Ver.15」を発表

着ぐるみスターは、着ぐるみセット「着ぐるめ Ver.15」を発表した。
発売は8月15日で、価格は通常版が179,800円、アップグレード・乗換版が129,800円。
どちらも実用面(FRP製)とコレクション用面(レジンキャスト製)を同梱している。

着ぐるめ Ver.15は、面の装着方法が前バージョンから改善され、被りやすい可変開口部を搭載し、
萌えオプションを容易に着脱可能なハードポイントを各所に配置するなど変更が加えられたほか、
同シリーズとしては初めて某有力工房を意識した造形を取り入れた意欲作。
そのほか操演面では、ハニカむ構造を採用し、お淑やかに動けるようになったという。
また、EMSと連動したポーズドライバ「決めるわよ!Ver1.0」を搭載し、撮影時には手早くキャラ特有の決めポーズを取ることも可能になった。
なお、ポーズドライバは通常版付属の肌タイのみ動作が保障されているので古い肌タイを流用する場合は注意が必要だ。

実際にコスプレイベントなどで着ぐるみが楽しめる丈夫なFRP製面と、精巧な創りで部屋に飾って楽しめるレジンキャスト面のセット。
ポーズ数はFRP版のみで一般3,400点、喜怒哀楽が2,230点、萌えが197,0点、
衣装は和服2点、制服2点、洋服3点、オリジナル衣装2点、チャイナ服2点、ドレス2点、スポーツ服2点と、バージョンにあやかり計15点を用意した。
アップグレード・乗換版は肌タイと従来バージョンや他社製品にありがちな一部の衣装やポーズ集を省いた廉価版となっている。

同社では新発売を記念して、日本古来の正しい体操服であるブルマーやスクール水着(旧Ver.)など計10点を追加した特別限定セットをネット先行予約発売する。

メーカが推奨する装着者対象は155cm〜175cm、3サイズは75〜100,55〜75,75〜100、体重は40kg〜65kg。

972名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 16:51:44
↑何これ?

973名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 16:53:31
少なくとも小説ではない罠。
妄想が膨らんだ文章だな。

974名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 19:46:26
まあそれでもスレタイ通り棚。

975名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 19:56:14
でも痛いな。

976名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 20:30:36
>>975
それを言ったらおしまいでつよ。

977名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 22:15:55
試しに釣られてみる。
155cmで65Kgは太りすぎだ罠。
175cmで40Kgは痩せすぎで可愛くない罠。

978名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 22:24:42
173cmで57kgですが何か?

979名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 22:34:31
現実と妄想の区別がつかない人がいますね。

980名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 22:46:59
うn

981名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 23:06:20
で、次スレどうする?
必要?不必要?

982名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/15(日) 23:25:03
このスレが無いと他のスレに妄想が充満するが
このスレがあっても似たようなものだが
それでもやはりこのスレはいるような希ガス…

983名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 08:32:14
本当にこのスレを必要としている人はどのくらいいるのか?ってことだな。

984名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 09:57:41
ほとんどいない。_| ̄|○

985名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 10:45:34
この手の自意識過剰の決め付け野郎って最低よね♥

986名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 11:07:36
>>985
kwsk!

987名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 14:01:10
>>986
意味なし。
単に捨てゼリフだから。

988名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 18:22:22
埋めるか?

989名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 19:13:35
梅。

990名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 19:17:15
(・∀・)ニヤニヤ

991名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 20:42:15
(・Д・)ソワソワ

992名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 20:50:08
('・ω・`)ニョローン

993名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 20:51:53
(-ω-.)ウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

994名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 21:07:58
(-ω-.)メーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

995名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 21:13:24
(-ω-.)ッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

996名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 21:14:25
(-ω-.)シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

997名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 21:15:32
(-ω-.)ューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

998名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 21:42:50
Σ( ̄□ ̄;)!!梅酒?

999名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 21:48:54
( ',_ゝ`) フッ、999ゲットですよ

1000名無しさん@着ぐるみすと:2007/07/16(月) 21:51:51
1000ゲット!!

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